スマホ決済の不正利用時の補償に関して調べてみた:PayPayとd払いの補償対応追記

スマホ決済の不正利用時の補償に関して調べてみた:PayPayとd払いの補償対応追記

大きな話題になった7payの不正利用事件もあり、スマホ決済での不正利用というのが大きく話題になりました。

そこで、各種スマホ決済の不正利用時の補償に関して調べてみました。内容に間違いなどある場合、コメントにてご指摘いただけると嬉しいです。

不正利用時の補償有りを明記しているスマホ決済

様々なスマホ決済の利用規約を見てみましたが、正直クレジットカードのような不正利用の補償があると明確に記載があるのは極わずかでした。

…が、この記事公開後あたりからちらほら不正利用の補償を行うというスマホ決済が出てきています。随時更新していきます。

LINE Pay(基本的に10万円まで)

1事故(一事由または同一原因による一連の事由により発生した損害をいいます。)あたりの補償限度額は、原則、10万円とします。ただし、前二号で定める補償対象となる損害の額が10万円を超過する場合は、利用者のご利用状況や警察当局による捜査結果等を踏まえ、補償限度額の引き上げを個別に検討するものとします。

LINE Moneyアカウント利用規約

利用規約の第32条の4番3に上記の記載があります。

LINE Payに関しては、CashアカウントとMoneyアカウントで若干異なりますが、基本的には10万円まで、それ以上は個別判断とのことです。

J-coin Pay

当行は、ユーザーの請求が前項に定める内容であることを確認のうえ、当該取引にかかる損害を限度として補てんするものとします。

J-Coin Payユーザー利用規約

利用規約の第20条の2番に上記記載があります。要するに不正利用された額を限度として補償するということのようです。

メルペイ

前項に基づく補償請求があった場合において、弊社が、ユーザーの補償申請が真正かつ正確なものであることを確認のうえ、前各項の内容を踏まえて弊社が適当と判断したときは、当該不正利用にかかる損害を限度としてユーザーに補償するものとします。

メルペイ利用規約

利用規約の第17条4番に記載があります。メルペイも不正利用された額を限度として補償するとの内容です。

PayPay

当社は、本件不正利用の内容に応じてPayPay残高または現金で利用者が本件不正利用によって直接被った損害を補償するものとします。また、補償を行う際に発生する手数料は、当社負担とします。

PayPay補償制度に関する規約

最初に記事を掲載した8月22日のときは、PayPay側に重過失がない限りは責任を負わないとありましたが、8月28日より、利用者に重過失がない場合は補償するという方針に変わっています。

補償に関する規約の4条の1に記載があります。利用者にとっては安心できる規約の変更ですね。

d払い

d アカウント利用規約第7条 第1項 及び本規約第3条第2項又は前条第5項の定めにかかわらず、お客様が本サービスを利用されている端末(以下「利用端末」という)の紛失・盗難等又はd アカウントの ID/パスワードに関する情報の盗取又は詐取その他の事由が発生し、これにより、本サービスにおいて、お客さまの利用端末又はパスワード等が第三者により不正に利用されたと当社が判断した場合であって、お客さまが以下の各号に定める全ての手続を行ったときは、当社は、当該不正利用よりお客さまに生じた損害の額に相当する金額を補てんします。ただし、次項に定める各事由に該当する場合を除きます。

d払いご利用規約

利用規約の第9条の1に記載があります。以前は「いかなる場合でもお支払いしていただきます」という強気な表現でしたが、8月28日より不正利用された際には所定の手続きを行えば全額補償するという内容に変更されました。

でも正直d払い、 不正利用対策でしょうけどドコモ契約紐付け回線だと当該回線からじゃないとログインできないような仕様は勘弁してほしい所。

「当社に重大な過失がある場合」と記載があるスマホ決済

多くのスマホ決済はこのような記載がされている物が多かったです。重大な過失ってなんだろうって気もしますけどね。

Origami Pay

当社の故意又は重過失による場合を除き、ユーザのアカウントが盗難等にて不正利用されたことにより生じた損害につき、当社は一切責任を負わないものとします。

Origamiユーザ規約

規約の第6条の3に記載があります。盗まれても自己責任ですよという内容です。

楽天ペイ

当社が入力された楽天ID及びパスワードが登録されたものと一致することを所定の方法により確認した場合、当該楽天IDに係る楽天会員による利用があったものとみなし、それらが盗用、不正使用その他の事情により当該楽天会員以外の者が利用している場合であっても、当社の故意又は重過失による場合を除き、それにより生じた損害について当社は責任を負わないものとします。

利用規約 – 楽天ペイ

規約の第7条の3に記載があります。「正しくログインした=本人の利用」なので補償はしませんという内容です。

補償をしないと記載があるスマホ決済

規約を見る限り重過失があった場合はなどの表記もないスマホ決済です。

7pay

盗難、紛失その他の事由により第三者に利用端末を使用されたことによってユーザーの7payマネーが第三者に使用された場合であっても、当社は一切責任を負わないものとします。

7payユーザー規約

規約の第6条の3に記載があります。大騒ぎになった7payですが、規約上では補償は一切しないと記載がありました。

しかし、完全な7pay側の重過失だったあの件では、最終的には全額補償という話になっています。

QUOカードPay

利用者のスマートフォンもしくはアカウントが不正利用された場合、またはスマートフォンを紛失したであっても、利用者の保有するQUOカードPayの残高の返金、補償は致しません。また、不正利用されたことにより生じた損害につき、当社は責任を負わないものとします。

QUOカードPay利用約款

利用約款の第14条の2に記載があります。不正利用されても補償はしないとの内容です。

Pixiv Pay

登録メールアドレス、パスワード及びIDが第三者に利用されたことによって生じた損害等につきましては、当社はいかなる責任も負いません。登録メールアドレス、パスワード及びIDを利用して行われたあらゆる行為は、第三者が会員本人の同意なく行った場合や不正に使用した場合であっても、登録メールアドレス、パスワード及びIDを保有している会員自身による行為とみなし、その責任を負うことに同意するものとします。また、その行為によって生じた一切の損害について、当社は会員の故意や過失の有無を問わず一切の責任を負いません。

利用規約

利用規約の第11条の3に記載があります。正しいIDとパスワードでログインされている環境での利用は本人利用と認識されて、不正利用されても補償はないとの記載です。

Sma-sh pay

当社は、Sma-sh payや媒体の盗難、不正利用、紛失等に関しては、一切責任を負いません。

利用規約 | Sma-sh pay

利用規約の第10条の2に記載があります。紛失や不正利用での補償は一切ないとの記載です。

ゆうちょPay

第4条第1項に基づき取引暗証番号の入力、又はQRコード等の読み取りが行われた場合には、当行は当該ゆうちょPay取引が利用者自身により行われたものと判断することができ、当該ゆうちょPay取引が、利用者端末又は暗号等の盗難又は不正使用その他理由の如何を問わず利用者以外の第三者により行われたことによって利用者が損害を被った場合であっても、当行は一切の責任を負わないものとします。

ゆうちょPay利用規約

利用規約の第21条の4に記載があります。同じく銀行系のJ-Coin Payとは異なり暗証番号を入力された場合は本人の利用と判断されて補償はしないとのことです。

まとめ:補償があるほうが珍しいスマホ決済

色々有名どころを中心に確認してみましたが、多くのスマホ決済がパスワードの流出などでの不正利用などでは補償はしないという状況でした。

クレジットカードであれば基本的に紛失などでも補償があるのが普通です。しかし、スマホ決済では「IDとパスワードでログインされている場合」は補償はしないという所が殆どです。

クレジットカードを登録して使用できるスマホ決済も多く、大金を不正利用されてしまう危険性がある割には補償は薄いので、パスワードなどの使いまわしなどは絶対にやめるようにしましょう。

徐々に不正利用補償がされているのは◎

この記事掲載後辺りから、PayPayやd払いなどの大手が不正利用の補償を発表し、徐々に不正利用の補償されるスマホ決済が多くなってきました。

スマホ決済といえば還元ばかりに目が行きがちですが、こういう所もきちんと確認していきたいですね。

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