公式の充電器は5Vもしくは15Vのみ対応となっているNintendo Switch。多くのサイトでも15V対応のものをと書いてあります。
でも実際の所5Vと15Vしか対応してないのかと思って確認してみることにしました。
各電圧に対応した充電器で試してみた
今回は5V、9V、12V、15Vの4つの電圧での充電を試すために、それぞれ対応している充電器を用意しました。
対応出力 | 対応電圧 |
---|---|
1)15W対応の充電器 | 5V |
2)18W対応の充電器① | 9V |
3)18W対応の充電器② | 9V、12V |
4)30W対応の充電器 | 9V、12V、15V、20V |
30Wの充電器なら9Vも12Vも15Vも対応しているからこれ1つで十分か……と思いたいのですが、15Vも対応している機器であると自動的に15Vでの充電しかされないので判断できないので色々用意してみました。
なお今回電圧の確認に使用するのは以下のTC66というテスターです。
まずはごく一般的な5Vの充電器で充電。問題なく5Vでの給電がされているようです。
次に9Vまで対応の充電器です。スマホ用の18Wの充電器などではよく見かけるのではないでしょうか。
こちらで充電したところ、9Vに昇圧されて充電されることが確認できました。
次に18Wまでの対応なものの、9Vの他に12Vの充電にも対応している充電器にて充電してみました。
結果としては9Vではなく12Vで給電されており、12Vにも対応していることが確認できます。
最後に20Vまで対応している充電器で充電したところ、15Vでの充電となりました。これは公式の充電器でも15Vなので逆に充電できないと困るパターンですね。
検証の結果、5Vと15Vだけではなく9Vや12VのPowerDeliveryにも対応しているようでした。スマホ用などで18Wの充電器を持っている人は多いと思うので、実はPowerDeliveryで充電されていたってことも多いのかもしれません。
電力はどの充電器でも強いて大差がない
先の写真の際はほぼ満充電だったために殆ど電気が流れていない状況でしたが、ある程度使用して再度測定してみた結果が以下。
電圧 | 電流 | 電力 |
---|---|---|
5V | 1.8A | 9W |
9V | 1.2A | 10W |
12V | 0.8A | 9.6W |
15V | 0.7A | 10.6W |
Nintendo Switch側で制御をしているようで、どの充電器を使用しても流れる電力は10W前後となっていました。なので正直な所PowerDelivery対応だからと大きく充電速度が変わるということは無いようです。
Switchでも同じような傾向なのかは不明
自分が持っているのがSwitch Liteなので、今回はSwitch Liteのみでの検証となってしまいましたが、予測的にはSwitchも同様に対応し、電力も同じように抑制されていうのではと想定しています。
しかし、実際に試せていないので何とも言えないのが残念な所。いつか試せたら試してみたいですね。
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