10月からPayPayの加盟店向け手数料が発生しますが、それに伴って「PayPay使うなら手数料を取ります」というようなお店も出てくるかもしれません。
でもそれは加盟店規約違反ですよ。クレジットカードと同じです。
10月からPayPayの加盟店に対して決済
以前記事にしましたが、10月から今まで無料だったPayPayの加盟店手数料が有料化されました。
それに伴って9月末で取り扱いを終了するという店も多く出ていますが、手数料を客に転嫁しようという店も出てくるかもしれません。
クレジットカードではそういうのは加盟店規約違反なのは周知の事実ですが、PayPayの場合「現金とPayPay」という店も多いことから、あんまり知らずにやってしまう可能性があると思います。
でもそれは規約違反です。やってはいけません。
加盟店手数料を利用者に転嫁するのは加盟店規約違反になる
PayPay加盟店規約 | PayPayPayPayの加盟店規約の「第4条 加盟店の順守事項」の3において、以下のPayPayの利用に際する禁止事項が記載されています。
PayPayを利用するPayPayユーザーに対し、商品等代金以外の金銭の支払いを請求すること
要するに100円の商品なら100円以上請求してはいけないということです。手数料だとかいって102円の請求などをするのは禁止ということですね。
ついでに以下のような記載もあります。
PayPayの利用を希望するPayPayユーザーに対してPayPayを利用した取引を拒絶すること、異なる決済手段による支払いを要求することまたは異なる方法で商品等代金を決済すること
これは要するにPayPayで払おうとしたら、ランチはダメとかいくら以上じゃないとダメみたいなことは禁止ってことですね。
まあクレジットカードの規約と似たような感じでしょうか。なお以下が原文のキャプチャとなっています。
契約前に規約読めという話ではあるんですが、まあ規約を端から端まで見る人のが少ないでしょう。でも読んでなかったじゃ済まないのが規約ってもんです。
サポートセンターでも手数料の転嫁は加盟店規約違反と即答
加盟店規約だけではなく、念のためにサポートセンターにも加盟店手数料を客に転嫁するのは良いのかと聞いてみたところ、即答で加盟店規約違反だと言われました。確認すら必要ないレベルの項目のようです。
ということで、もし加盟店手数料が発生するからといって手数料を客に転嫁するってのは規約違反という話でした。
手数料が嫌なら加盟店をやめましょう。クレジットカードもそうですが、気持ち良く使えない店は元から非対応のほうが良いんです。あれこれ言われるなら最初から当店は現金のみのがよっぽど良いですよ。
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