JR東日本の株主優待と青函フェリーで巡る東北&函館巡りの旅:2日目

2021年の旅行記
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おはようございます。今日は日本海側を北上して秋田に向かっていきます。途中由利高原鉄道に寄る以外は特に目的も無く……。とはいえ青森まで行くと道中暗いので秋田までって感じですね。

青春18きっぷよろしく鈍行でも時間的に問題ないルートではありますが、せっかくの普通乗車券。特急いなほに乗って進んでいきたいと思います。

JR東日本の株主優待と青函フェリーで巡る東北&函館巡りの旅:1日目
JR東日本の株主優待券を使った一筆書ききっぷでの旅行です。今日は新潟まで向かう予定です。

東横イン新潟駅前の朝食

東横インでは無料の朝食サービスがあり、普段はバイキングですが今はお弁当方式。パンもあるので好きなものを取ってフロント前で食べるか、部屋に持ち帰って食べるか選べます。

私は混ぜご飯とパンを持ってきました。バイキング方式の時もショボい印象しかない東横インの朝食ですが、まあ弁当でも似た感じ。食べられれば良いってレベルの朝食かなと思います。

ちなみに1つまでとかは書いてないので、足りなきゃ2つ持ってくれば良いと思います。個人的には2つ食べたいとも思いませんでしたが。無料とはいえ包括されてるだけで実質払ってますからね。

日本海側を北上して由利高原鉄道へ

朝食を食べたら出発です。駅前なのですぐ駅に行けるってのは利点かもしれませんね。天気が良ければ良いですが、悪いと少しでも歩きたくなくなります。

新潟駅は現在工事中。定期的に来ると工事が進んでいるのがわかりますが、国鉄風とも言えた駅舎が無くなってしまったのは若干残念かも。

新潟から羽後本荘まで:白新線・羽越本線

新潟駅から白新線・羽越本線経由の特急いなほに乗車します。白新線や羽越本線は既に完乗はしていますが、いなほに乗車するのは初めて。新幹線はあんまり興味ないのですが、在来線特急は好きなんですよね。

特急いなほ1号秋田行きです。秋田到着は12時過ぎと、乗り通すと3時間半程度掛かる長距離特急列車です。とはいえ昔は青森まで特急走ってましたけどね……。

  • 1M
  • 新潟→新発田:白新線
  • 新発田→羽後本荘:羽越本線
  • 特急【いなほ1号】
  • 新潟→秋田
  • 新潟→羽後本荘
  • 8時22分→11時29分

今回の目的地の羽後本荘は秋田のひとつ手前ということで、乗車時間は3時間ほど。のんびり日本海を車窓に眺めながらの行程です。

列車はE653系で、常磐線からのお古車両です。大抵の場合常磐線とか中央線などの在来線特急王国のお古が他路線に回ってくる印象ですね。

やっぱり地方では「自由席」は現役。さっと買ってさっと乗る。それが自由席の便利さなのですけどね。首都圏では無くなってきてしまっているのが不便さを感じます。

自由席の車内は2列x2列の回転リクライニングシート。座り心地は良いですが、古めの車両なのでコンセントなどの設備はありません。

座席にはテーブルなどはもちろん完備。そして座面も動くので、心地よい角度に合わせて座ることが出来ます。

そしてこちらが今回購入した自由席特急券なのですが、燕三条→新潟の新幹線特急券も同時に購入しています。これ元値が1,980円なのですが、燕三条→新潟の特定特急券が880円なので乗継割引を組み合わせると合計1,870円で110円安くなるんですよね。

まあ強いて110円なので手間を考えるかって感じではありますが、少しでも安くしたいなら覚えておくと良い手段です。あと指定席だと割引額が多くなるので、自由席が混んでいるときには使っても良いかも。

ということでこの組み合わせで車掌に渡してっと。特に新幹線の特急券は使わなくても問題ありません。あ。羽後本荘までなのに秋田で発券しちゃった。まあ値段同じだし自由席だし良いや。

白新線内は田園風景を車窓に眺めつつ走ります。途中の新発田駅までが白新線、その先が羽越本線となっています。

羽越本線に入ると進行方向左側に日本海を一望できます。曇ってるのは残念。

羽後本荘から矢島まで:由利高原鉄道 鳥海山ろく線

羽後本荘駅に到着。羽後本荘駅からは第三セクターの由利高原鉄道に乗り換えになります。元々は国鉄矢島線だったものを、第三セクターとして運行している路線です。

ホームは4番線で、改札内で繋がっています。フリーきっぷを買おうとして窓口に行ったのですが、特急が数分遅延したこともあり、そのまま乗って!と言われたので乗ることに。まあフリーきっぷは矢島駅でも買えますし。

列車は地方ローカル線で良く見る形の気動車。1両編成の車両です。エボルタラッピングされていますが、以前沿線の学生が乾電池で列車を動かしてギネス記録に乗ったのだとか。

車内はオールロングシートですが、テーブルが備え付けられています。逆に言うとこれだけスペースを取っても、特に困らないんでしょうね。

こう撮ると旅っぽく見えますね。この濃いオレンジスカッシュ好きなんですよ。

鳥海山ろく線は少し羽越本線と並走していく形。時間が合えば並走も見られるのかもしれません。

天井のライトはレトロ風。蛍光灯むき出しよりはこっちのほうが雰囲気が出ていい感じ。

ロングシート、前に人が居ないなら景色を目の前に見ながら進んでいけるのでいい感じ。客が居ないのは良いことではないのでしょうけども。こういうの貸切で宴会列車とかしたら楽しそうですね。

海から離れて山の方に向かっていくということもあり、車窓は田園と山が永遠と。車窓的に面白い区間はあんまりないかな。逆に面白いのは前郷駅から矢島駅の区間の閉塞方式が懐かしのタブレット閉塞だってことかもしれません。

矢島駅にて1日フリーきっぷを購入。本来は1,200円位しますが、自治体からの補助金のおかげで830円と安価になっています。往復するなら買わないと損です。

矢島駅近くの「中華料理 九龍」で昼食

矢島駅への到着時間がちょうどお昼の時間帯。ということで近くの飲食店でランチをすることに。色々調べてみて、「九龍」という中華料理屋さんが美味しそうだなってことで行ってみました。

お店までは歩いて15分くらい。曇ってはいますが、遠くに雪山も見えるのんびりした空気を堪能しながら散歩。お散歩も楽しいですね。

こちらが今回のお店九龍さん。旗とかも無くて飲食店とは思えない感じではありますが、駐車場にはたくさん車が来ていて繁盛していそうです。

色々とメニューはありましたが、今回は昼セットの「ラーメン+餃子+半チャーハン」で900円のセットメニューを頼んでみました。色々食べたいからね。

店内は近くの電気工事の業者さんやら近くの人たちと思われる人たちで賑わっていました。こういうお店は美味しいんです。逆に観光客しか来てないような店は……。

頼んだメニューが配膳されてきました。これで900円ならコスパ良いと思います。味は薄味なので、濃い目の味付けが好きな人は物足りないかもしれませんが、個人的にはちょうど良い味付け。

餃子はあんまり「ニンニク!」感はないので、あとからでも匂いは気にならないかも。チャーハンはパラパラで軽めな塩味。お腹いっぱいごちそうさまでした。

駅に戻る道中に他に考えた店も見てきました。ここも地元客と思われる人がぞろぞろ出てきていて、また来たら今度はこちらに来たいですね。

秋田市内に向かって北上

矢島駅に戻ったらまた羽後本荘へ戻って秋田市に北上していきます。今日は秋田には16時頃到着予定。フリーきっぷなら男鹿線とか行っても良いのですが、そうではないので早めにホテルにチェックインかな。

矢島から羽後本荘まで:由利高原鉄道鳥海山ろく線

ご飯を食べて矢島駅に戻ってきました。発車の15分前ってことで、時間としてはちょうどいい感じです。

見た目は行きの列車と同じような感じですが、おばこ列車と呼ばれる特別車両です。早速中を見ていきましょう。

先ほどのロングシートと比べると木を中心としたおしゃれな内装。座席もボックスシートや、展望席などが配備されています。

そして木のおもちゃなどがあり、後から乗ってきた子供たちが楽しそうに遊んでいました。……っと大人は遊ぶなと注意書きが。

座席はボックスシートと大きなテーブルがあり、車窓を眺めながらお弁当などを食べることも出来ます。

行きは下のほうが見えなかったので気づかなかったのですが、車窓から子吉川を眺めることが出来ます。乗るなら羽後本荘行きなら右側の座席のが良さそうですね。

羽後本荘から秋田まで:羽越本線

羽後本荘駅に戻ってきました。この先はまた特急いなほに乗車して秋田を目指します。

元々は自由席か、もしくは鈍行かと迷っていたのですが、「いなほのグリーン車はスゴい」という話を耳にし、自由席に千円足したら乗れるし、中々来ないし値上げするし空いてるしってことでさっと確保しました。目の前に指定席券売機あるけど、えきねっとのがポイント還元があるのでえきねっとにて発券。

羽後本荘から秋田までは42kmで、特急券は50kmまでの運賃、グリーン券は100kmまでと若干損な感じも否めないですが、新潟から乗ったら+3,000円なことを考えると、お試し乗車には良い区間かもしれません。

特急秋田行き。今回は新潟から先はなるべく特急を利用して進んでいく予定です。いつもは鈍行なのに……。

  • 5M
  • 羽後本荘→秋田:羽越本線
  • 特急【いなほ5号】
  • 新潟→秋田
  • 羽後本荘→秋田
  • 15時31分→16時04分

乗車時間は約30分で普通列車と比べると15分くらいの差です。まあ区間も短いですしね。さてグリーン車はどんな感じなのでしょうか。

入って早々にあったのはグリーン車利用者専用のラウンジです。お酒などを飲みつつのんびり出来る場所になっています。