最近東武鉄道の日光エリアにばっかり行っている気がしますが、今日は最後の乗り納めを兼ねて東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道経由で会津若松まで向かいたいと思います。
せっかくなので面白い?きっぷを購入して行くことに。いつなくなるかわからないしなぁ。
浅草駅で「4社連絡片道乗車券」を購入
やってきたのは東武浅草駅。夜ですね。というのも、今回の旅行は前日の夜から実質的にスタートという形にしています。とはいえ「旅行」という区間でもないといえばそうなのですが……。
そうして購入したのはこの4社連絡片道乗車券という見たことない人も多そうな東武鉄道のきっぷです。このきっぷは東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道、JR東日本という4社の連絡した乗車券で、通常の連絡運輸では3社までしか出せないので企画乗車券扱いとなっています。
なお発売は東武側とJR側がありますが、東武側は現金のみ、JR側はクレジットなども対応しているのと、東武は特急券ないと乗車当日しか売ってくれない……。
割引などはない通算されただけの乗車券
この4社連絡片道乗車券ですが、運賃としては4,770円となり、単純に以下の運賃が合算されただけという割引もなにもないきっぷです。
鉄道会社 | 区間 | 運賃 |
東武鉄道 | 浅草→新藤原 | 1,580円 |
野岩鉄道 | 新藤原→会津高原尾瀬口 | 1,090円 |
会津鉄道 | 会津高原尾瀬口→西若松 | 1,910円 |
JR東日本 | 西若松→会津若松 | 190円 |
ということで普通に往復で乗るのであれば「ゆったり会津フリーパス」とかを買ったほうが間違いなく得であり、東武鉄道としても積極的に販売をしているわけでもないきっぷです。
とはいえ浅草の窓口で「会津若松まで」と言えばすんなり出てくるので、購入が面倒というわけではありません。
利点として「途中下車」が可能
ではこのきっぷを買う意味はなんなのかというと、東武鉄道では自社内での完結きっぷでは100kmを超えていても途中下車は認めていませんが、野岩鉄道・会津若松やJR東日本との連絡運輸のきっぷでは途中下車が可能となっています。
このきっぷも例外ではなく、券面に「下車前途無効」と記載がないこともあって途中下車が可能となっています。もちろん浅草から終点の会津若松までどの駅でも可能です。
ま、あとは「レアきっぷ」としての収集目的には良いかなと思います。
特に意味のない途中下車の旅 in 埼玉県まで
ということで、まず0日目は埼玉県まで途中下車の旅をしていきたいと思います。しかし定期区間内でも「途中下車」をする意味は……下車印もらえる以外、何も意味はありません(ただのきっぷ代お布施である)
浅草からとうきょうスカイツリーまで:東武伊勢崎線
では浅草駅の改札を通って列車に乗っていきます。まずは「隣」のとうきょうスカイツリー駅まで。一応意味があるのですが、特にスカイツリーには用事はありません。
乗車するのは区間準急の北越谷行きですが、正直どれでも止まるので好きな列車に乗っていきましょう。
- 3809
- 浅草→とうきょうスカイツリー
- 区間準急
- 浅草→北越谷
- 浅草→とうきょうスカイツリー
- 19時42分→19時44分
とうきょうスカイツリー駅までは2分ですが、いつも駅を出るのがのんびりなので大抵1分くらい遅れているような気がしないでもないような……。
列車は東武10050型更新車。個人的にデザインが好きな列車です。
押上から北千住まで:東武伊勢崎線
とうきょうスカイツリー駅に到着。ここで先程の乗車券を駅員に見せて下車印を押して……ああそれ違う無効印!!!という事件が発生。
ということで早速?再発行してもらって「とうきょうスカイツリー駅発行」になってしまいました。まあ逆にここなら良いでしょう……。
きっぷを片手に東京ソラマチを進みます。目的地は押上駅。とうきょうスカイツリー駅と押上駅は規約上「同一駅」扱いなので、途中下車も双方で可能なはずです。
そんなわけで、押上駅に到着して管轄である東京メトロ社員にきっぷを提示。「?????」という顔をされましたが、通してもらえました。
ホームに着いたら丁度電車が止まっていたので乗車。羽田空港から帰ってきたりするといつも乗っている列車ですね。
- 052182
- 押上→北千住:東武伊勢崎線
- 急行
- 中央林間→南栗橋
- 押上→北千住
- 20時05分→20時15分
北千住までは10分程度。席も空いてないのでたちっぱなしで向かいたいと思います。
北千住から竹ノ塚まで:東武伊勢崎線
北千住駅に到着して下車印を押してもらいました。今度は間違いなく下車印です。この先は間違えられるわけには行かないのです……。
そしてやってきたのはこの地下改札。東京メトロ管轄ですが、東武、東京メトロ、JRすべてのきっぷが使用可能で、全路線に途中改札なし向かうことができます。
駅員に見せてまた???とされながらも、東武に乗りますと行ったら通してもらえました。このきっぷ自体は知っているのでしょうかね?メトロ駅員が知らなくてもまあ良いのですが。
というわけでやってきたのは東武伊勢崎線の緩行線ホーム。地下鉄日比谷線からの直通列車のホームですね。
乗る列車は2番目の北春日部行き。途中の竹ノ塚駅まで向かいます。
竹ノ塚駅に向かう理由というのがこれ。竹ノ塚駅は3月20日から高架に切り替わり、今の地上ホームはもうすぐ見納めなんですよね。
- 1923T
- 北千住→竹ノ塚:東武伊勢崎線
- 普通
- 中目黒→北春日部
- 北千住→竹ノ塚
- 20時38分→20時49分
通常の列車での所要時間は11分ほどですが、高架切り替え時の代行バスは30分近くかかるとか……。
列車は東武70000型。地下鉄日比谷線直通用に東京メトロ13000系と色々と共通化した列車です。
高架直前の竹ノ塚駅
竹ノ塚駅駅に到着。ちょっと高架前に周囲を散策してみたいと思います。
以前は各駅のホームの外側に急行線がありましたが、今では急行線は高架になっていて線路はありません。その頃の写真残ってたかなぁ……。
ホームの先端から撮影。この地上ホームが見られるのもあと16日しかありません。見納めはお早めに。
改札口。元々は別の場所にあり、現在の改札は仮設改札となっていたはずです。
外から全景の撮影。左側が旧駅舎、右奥が新駅舎で、電気が付いている所が仮設の駅入り口となっています。
高架工事のきっかけにもなった踏切にやってきました。ここは元々は急行線・緩行線と多くの列車が行き来してたため、「開かずの踏切」となっていたものの、現在は緩行線のみのためそこそこ開く踏切になりました。
そしてこの踏切は常時警備員2名体制で監視しているという珍しい踏切。もう緩行線だけだしいらない気もしますが、事故が起きてしまったこともあって最終日まで居るのでしょうね。
反対側から撮影。上の高架が急行線で、下が緩行線の踏切です。この踏切音もまもなく聞けなくなります。
ぐるっと回って反対側へ。こちらは東口と違って人気が少ない口になっています。
こちらの踏切は、以前は車も通れましたが現在は歩行者・自転車のみ。先程の踏切と同様に警備員が常時監視しています。
そしてご親切に踏切からは「お待たせいたしました」などと案内放送まで流れる特別だらけの踏切です。
この警告表示もあとわずか。竹ノ塚駅の高架まであと17日です。
竹ノ塚から新越谷まで:東武伊勢崎線
さて、一通り回ってきたので先に進みたいと思います。次は緩行線に乗って新越谷駅へと向かいます。
「竹ノ塚止まり」が多いこともあって、タイミングを逃すと結構待たされることも。北越谷行きで新越谷駅へと向かいましょう。
- 2007T
- 竹ノ塚→新越谷:東武伊勢崎線
- 普通
- 中目黒→北越谷
- 竹ノ塚→新越谷
- 21時35分→21時49分
「各駅停車」ではあるものの、複々線で待ち合わせがないこともあって結構早い普通列車。正直ずっと座って乗り通すのもありと言えばありです。
列車は先程と同じく70000型。乗り心地は悪くないので好きです。
新越谷から春日部まで:東武伊勢崎線
新越谷駅に到着。とりあえず一旦途中下車してみましょう。
この駅は武蔵野線(南越谷)との乗換駅なのですが、東武が5階で武蔵野線が3階、そして連絡通路はないので1階まで降りてまた上るという不便な構造になっています。なぜ3階で連絡しなかったのか、すごい謎。
そして南越谷駅前のタバコの吸殻が無数に落ちている広場ですが、ここって某ビデオとかに良く出てくるんですよね(?)
変わって西口は閑散としている雰囲気ですが、ガールズバーの客引きがいつもいる印象です。
それでは北に向かいましょう。区間急行の館林行きに乗車です。
- 2553
- 新越谷→春日部:東武伊勢崎線
- 区間急行
- 浅草→館林
- 新越谷→春日部
- 22時08分→22時23分
乗車時間は約15分。大体北千住〜春日部の中間地点にあるのが新越谷駅ですね。昔は各駅停車しか止まらなかったというのが驚き。
列車は東武10000型の更新車。いうてもこれもう30年以上経過しているような……。
会津を目指して北へ北へと
おはようございます。ここからが本来の「1日目」ですが、既に結構な長さになってしまいましたね。今日は会津若松まで向かいます。以前は日帰りで回ったような……。
春日部から南栗橋まで:東武伊勢崎線、日光線
10年後くらいに高架される予定の春日部駅。東武スカイツリーラインエリアの急行停車駅では一番古めかしいような気もしますね。
東武本線の中では野田線との乗換駅である他、りょうもう以外の全列車が停車する駅ともなっています。
乗車するのは準急の南栗橋行き。準急は朝夕のみしか来ない列車なので、日中しか使わないとあんまり見ないかもしれませんね。
- 051052
- 春日部→東武動物公園:東武伊勢崎線
- 東武動物公園→南栗橋:東武日光線
- 準急
- 中央林間→南栗橋
- 春日部→南栗橋
- 07時51分→08時10分
南栗橋駅まではずっと各駅停車で19分。こう見ると南栗橋って結構埼玉の果てのように感じてしまいますが、案外近いものですよね。
列車はこれは東京メトロ08系ですね。微妙な時期に微妙な本数作られている印象で、あんまり見かけないような気もします。
南栗橋から新高徳まで:東武日光線、鬼怒川線
南栗橋駅に到着。次の列車まで少し時間があるので、一旦途中下車していきましょう。
南栗橋駅は宇都宮・日光方面と都心方面の鈍行列車乗換駅。北は新藤原、南は中央林間までの列車が走っています。
改札口は1つだけ。東西は自由通路で繋がっています。
地下鉄から会津方面へのきっぷまで買えるのですが、普通のきっぷサイズで会津まで行くのはなんか怖い(無くしそう)しかしあまね駅までは買えないのは何故??
東口に降りてみました。駅名は見るけども行ったことのない駅としては結構上位に上がるんじゃないのでしょうか。私も用事がないのでめったには来ません。
というわけで、そろそろ列車の乗車時間なのでホームに戻ってきました。今回乗車するのは8時24分発の新藤原行き各駅停車ですが、これに乗ろうとしたのには大きな理由があります。
- 101
- 南栗橋→下今市:東武日光線
- 下今市→新高徳:東武鬼怒川線
- 普通
- 南栗橋→新藤原
- 南栗橋→新高徳
- 8時24分→10時15分
乗車時間は1時間50分ほどと結構長時間。ずっと各駅停車ということもありますが、東武の北端近くまで行きますからね。
そしてこの時間の列車に乗る目的がこれ。そう6050型です。南栗橋から乗れる最後の6050型となってしまいました。最後に6000型リバイバル塗装の6050型に乗れたのは嬉しい。
「普通 | 新藤原」という表示ですが、正直これは野岩鉄道に残る6050型でこれからも見られるので、レアかというと微妙かも。
2ドアの乗車案内や車内からのこの景色。東武線内からは見られなくなると思うと残念ですね。
新高徳から龍王峡まで:東武鬼怒川線、野岩鉄道会津鬼怒川線
鬼怒川を超えると新高徳駅に到着。ここではちょっと降りて散策してみたいと思います。
東武線内での6050型の乗車はこれで最後。お見送りです。後ほど野岩鉄道内で乗りますが、野岩鉄道ではこの先も継続して運行されますからね。
後方車両は6000型リバイバルカラーとなっていますが、車両番号のフォントも変わっています。逆にこれが野岩鉄道に行けばいいのにと若干思いつつ、これは東武鉄道所有なので廃車の運命なのでしょう。
リバイバルカラーの列車は中のシートの色も違っていました。普通は赤ベースなはずです。
新高徳駅はレトロ駅舎にリニューアルされており、駅構内も懐かしい雰囲気が感じられる看板などが設置されています。さて、ちょっと歩いて目的地に向かいましょう。
目的地というのがここ。いつも列車から見えていた「これより鬼怒川川治温泉郷」という看板のある橋です。この橋は撮影スポットになっていて、よくカメラを構えた人を見かけます。
近くには道路開通記念の石碑や、大正天皇の松の植樹記念?の石碑がひっそりと置いてあります。石に刻めば長い期間持つんですよね。
時刻表を見ると東武日光行の列車が来るようなので、カメラを構えて待機。20070型だとガッカリですが、6050型が来たので撮り納めとしても満足です。
続いて高徳中岩河川公園へ。適当にGoogleマップで見てみたら、橋が綺麗に見えるスポットが有るようです。
道の横に川の近くに行けるスポットが有り、そこから入っていって岩場から見るとこんな感じ。遠くに鬼怒川線の線路が見えます。
とはいえ20mmのレンズではこれが精一杯。綺麗に撮るならもっと望遠のレンズが必要そうですね。
新高徳駅に戻ってきました。ここからは東武を超えて野岩鉄道の龍王峡駅まで行きたいと思います。
- 1111
- 新高徳→新藤原:東武鬼怒川線
- 新藤原→龍王峡:野岩鉄道会津鬼怒川線
- 特急 リバティ会津111号
- 浅草→会津田島
- 新高徳→龍王峡
- 11時01分→11時26分
龍王峡までは25分。ほとんど新藤原までの所要時間ですね。
乗車するのは特急リバティ会津111号。これで新藤原まで乗車することになり、浅草〜新藤原・東武日光までのリバティけごん・会津の東武区間は全線乗れたことに。
龍王峡で1時間ほどの散策
新藤原駅で最初に乗車した新藤原行きが待っていました。今度こそ最後の東武鉄道の6050型見納め。お疲れさまでした。
龍王峡駅に到着しました。新藤原を発車したらすぐに到着します。そういえばこの駅って有人駅なんですよね。有人駅にする理由があるのでしょうか。
そして龍王峡へ散策に向かいます。といっても次の列車までの1時間のみなので、虹見橋まで行って帰るくらいかなと思います。でもそこだけでも「龍王峡」を味わうには十分だと思いますけどね。
ちなみに軽い気持ちで散策してますが、行き帰りには長い階段を登る羽目に。
龍王峡に入ってすぐに見られるのが虹見の滝。ちょっとどこから見るのが良いのかわかりにくいのがネックですが、閑散期だからか空いててのんびり見られました。
そういえばこれ下から見ている人がいるのですが、どうやって行くんだろうと毎回思ってます……どこに道があるの???
そして先に向かうとあるのが虹見橋。ここからの景色だけでも龍王峡楽しんだ!!!という感じに思えます。
虹見橋からの風景です。ちょっと雪が少なくなっているのが残念ですが、良い天気で絶景を楽しめました。龍王峡自体はハイキングがメインなので、景色としてはここだけでも十分楽しめると思います。
下に降りて鬼怒川から虹見橋を眺めてみました。ここからの景色もまた良いですね。しかしホントに滝の麓ってどう行くんだろう……。
そして帰りにネコちゃんを発見。かわいいねぇ……。
龍王峡から湯西川温泉まで:野岩鉄道会津鬼怒川線
龍王峡駅に戻ってきました。次に湯西川温泉に行って駅にある温泉施設に行ってみたいと思います。
野岩鉄道の駅にはこの謎のキャラクターが楽しんでいる絵が駅ごとに設置されていたりします。川治温泉では温泉に裸で入ってたり。
いつまで営業していたのか謎な龍王峡の売店。そもそも川治温泉自体がもう人気が少ないしなぁ。
- 855
- 龍王峡→湯西川温泉:野岩鉄道会津鬼怒川線
- 普通
- 新藤原→会津田島
- 龍王峡→湯西川温泉
- 12時27分→12時39分
野岩鉄道は距離の割に線形が良いので、なんかすぐ着いてしまう印象です。湯西川温泉といえば以前温泉に泊まりに行きましたね。
その時にも湯西川温泉駅の温泉は知っていたのですが、どうせ温泉宿に泊まるでしょと行かなかったんですよね。
列車は6050型。野岩鉄道では今後も使用される予定ですが、逆にホントにダメになったらどうするんでしょうか。
湯西川温泉駅の道の駅で温泉を堪能
湯西川温泉駅に到着。湯西川温泉駅はトンネルの中にある駅で、改札口はエレベーターか階段を登った先にある洞窟駅のようになっています。ちょっとしたダンジョンですね。
駅の上には道の駅「湯西川観光センター」があり、レストランや売店、天然温泉が楽しめます。
温泉地らしく足湯も。でも今回は温泉に入るので足湯はパス。
そしてこの湯西川温泉駅前からは、湯西川湖を渡る鉄橋を見られるのですが、湖が凍った上に雪が積もって幻想的な景色に。いつでも見られるわけでもないのでタイミングが良かったですね。
売店を見ると面白い光景が。「PayPayは使えるけどもソフトバンクは使えません」ってなんだこれは……。確かに電波悪いんですよね。
それでは日帰りで温泉に入ってくることにしたのですが、昨年の4月から値上がりしていて、日光市外の人は700円と結構な金額に。気軽にはいれるのが良かったんですが、これだと湯巡りは厳しいなぁ……。
温泉自体はアルカリ性だけども若干硫黄臭がする温泉で、温度は少し高めなので結構好みな温泉です。鬼怒川〜湯西川の中だと、湯西川が一番好きかな。
湯西川温泉から会津田島まで:野岩鉄道会津鬼怒川線、会津鉄道会津線
温泉を出て時間を見ると結構ギリギリな時間。急いで改札を入ってホームに向かいます。ここからどこに行こうかなと思っていたのですが、会津地方の飲食店の多くが冬季休業になっていて、じゃあ会津田島まで行ってしまおうということで会津田島へ向かうことに。
- 1117
- 湯西川温泉→会津高原尾瀬口:野岩鉄道会津鬼怒川線
- 会津高原尾瀬口→会津田島:会津鉄道会津線
- 特急 リバティ会津117号
- 浅草→会津田島
- 湯西川温泉→会津田島
- 13時31分→14時08分
「会津田島」と聞くと結構遠い印象があるのですが、湯西川温泉からも37分で到着ということで結構近いんですよね。
先程の湯西川湖を鉄橋に渡りながら撮影してみました。やっぱりここから撮ると奥まで真っ白で圧巻の光景ですね。
どんどん会津を北上していくと周囲の景色が雪、雪、雪という感じ。リバティが時々真っ白になっているのも納得できる光景です。
民家が少ないエリアを走ると、これは北海道ですか?というような光景に。北海道行ってきたんだ!と言ってもワンチャン騙せそうな気配もあります←
そして途中の会津高原尾瀬口からは会津線に入るのですが、野岩鉄道エリアの鉄建公団建設の高規格路線から打って変わってカープ多めの揺れる線路に早変わりしてしまって、会津高原尾瀬口から会津田島までは乗り心地悪いなぁと思ってしまったり。
会津田島駅でランチ&散策
リバティに乗り続けて会津田島駅に到着。当たり前ですが、6050型で以前乗り通したときよりは余程快適に移動できました。ちなみに会津田島までなのは、電化されているのが会津田島以南だからと言う理由です。
会津田島以南は電化、以北は非電化ということで、雰囲気的には会津田島で会津鉄道と野岩鉄道が分かれているような感じに思えてしまいます。
そもそもは会津田島までが戦前に建設され、会津田島から会津高原尾瀬口までが戦後に、そしてそれより先は昭和末期になってから野岩鉄道として開業した歴史があります。
会津鉄道に乗り入れる列車が6050型を除いてズラッと並んでいましたが、リバティだけ目新しさが強い。しかしここから都心部まで一本というのは、会津田島に住んでいる人には便利なのでしょうね。
ちなみに右奥のはリバティからのリレー号となっていて、会津若松まで運行される列車です。
すぐにリレー号で会津若松方面に向かっても良かったのですが、せっかくなので途中下車してお昼ごはんと散策をしてみたいと思います。天気もいいしね。
お昼ごはんには会津田島駅2階にあるヴォーノというお店に行ってみることに。じゅうねん入りの担々麺?気になりますね。(じゅうねんというのはえごまのこと)
出てきたのはこちら。香りなどは担々麺なのですが、味は思ったよりサッパリしていてサラサラっと食べられる感じでした。こういう担々麺も案外美味しいですが、個人的には辛さ+++くらいが欲しい。ごちそうさまでした。
スーパーなどが駅の反対側にあるようなので向かっていると、丁度会津田島行きの列車がやってきました。本数が少ないので狙わないで踏切で撮れるのはラッキー。
年々乗客も減るローカル線のひとつな会津線。いつかこの線も無くなる時が来てしまうのでしょうか……(そもそも儲からないからと第三セクターになったしな)
踏切を越えると神社の大きな鳥居が。せっかくなので行ってみましょう。
田出宇賀神社という神社。お参りを済ませてきました。お祭りとかでメイン会場になる神社みたいですね。
その後近くのスーパーに寄ってきましたが、めぼしい物も無かったので退散。今買ってもなというのも有るしな。
会津田島から塔のへつりまで:会津鉄道会津線
それでは会津田島から先に進んでいきます。何か良いところがないかなと思って観光案内所で聞いたら塔のへつりを勧められたので行ってみることに。
下今市行きもまもなく見納め。今度は新藤原行きがメインとなります。
会津田島からの下今市行き。「見納め」と何回言っているかわかりませんが今日の当たり前がみんな見納めというのが事実でも有るので……。
何か駅のホームの先に止まっていたのですが、これは何でしょうか……?なにかの観光列車みたいな雰囲気ですが。
- 2318D
- 会津田島→塔のへつり:会津鉄道会津線
- 普通
- 会津田島→会津若松
- 会津田島→塔のへつり
- 15時42分→16時05分
乗車時間は23分ほど。会津田島から会津若松までって1時間程度らしく、結構近いんだなぁというのが思った印象。
ちなみにこの会津田島以北はJR東日本の週末パスが利用可能です。なぜ会津高原尾瀬口までじゃないのかは謎ですが、運行形態の問題でしょうか。
乗車するのはよく見るローカル線のディーゼル列車。クロスシートでもなくボックスシートなので普通の列車ですね。
ふと車内を見回すと東北地方の地方私鉄が乗り放題という台湾限定のきっぷを見つけました。これ欲しいんですが←
会津田島を超えてからも車窓は雪景色で楽しめます。この車窓を楽しむ観光列車みたいなので、もっと利用客も増えれば良いのですが。
誰もいない塔のへつりを散策
塔のへつり駅に到着。何もない無人駅です。ワンマンなので運転手に途中下車で!と言って降りてきました。
列車間隔は今は1時間程度なので、散策するには丁度いい時間間隔です。
駅は無人駅ですが、立派な?待合室が完備されています。悪天候なときは来る人は居ないでしょうけど、そういう時でも安心できます。
そして徒歩数分の場所にある塔のへつりに来てみましたが、人の気配がありません。売店らしき場所もみんな閉まっている……。
散策路も有ったのですが、冬季通行止めってそりゃ誰も居ませんって。でも上からなら見られるようなので見てみましょう。
上の展望台からの景色はこのような感じ。うーん。龍王峡見た後だとあんまり感動はありませんね。
ちょっとトイレに行っておこうと寄ると、なんと暖房中との表示が。入ってみると確かに暖かいのですが、誰も居ないから無駄といえば無駄なような気がしてしまいます。
強いて見るところが無かった塔のへつりですが、時間も有るので周囲を散策してみることに。近くに橋があるようなので行ってみましょう。
歩いて10分程度で橋に到着。なんかいい景色が見られそうな期待ができる雰囲気ですね。
まずは先程の展望台方面。こっちはまあ普通の川かなぁという感じ。
そうして反対側がこちら。会津鉄道の鉄橋と川、そして雪と山のコラボレーションがとても綺麗で思わず声を上げてしまいました。
メインの散策路はまともに見られなかったけども、この景色を見られただけで来た甲斐は有ったなと思います。
時間もちょうど良くなってきたので、雪原を横目に駅に戻っていきます。太陽の光が当たってキラキラしている雪原って宝石みたいで綺麗ですよね。
駅に戻ってきました。駅への道は足跡が有るのでわかりやすいですが、雪道なので足元気をつけて進みましょう。
塔のへつりから会津若松まで:会津鉄道会津線、只見線
塔のへつり駅に帰還。この先寄ろうかなと思ったのですが、もう日暮れだし会津若松まで向かうことにしまいした。
- 2320D
- 塔のへつり→西若松:会津鉄道会津線
- 西若松→会津若松:只見線
- 普通
- 会津田島→会津若松
- 塔のへつり→会津若松
- 17時00分→17時55分
塔のへつりから会津若松までは55分。日暮れの時間までには会津若松に到着できそうですね。真っ暗な中行ってもなぁと思っていたので、良い時間に到着できそうです。
列車は先程会津田島に止まっていた列車ですが、クロスシートでもなくボックスシートなのは変わらず。快適なAIZUマウントエクスプレスで乗り通したい感じも有ったりしますね。
先程の会津鉄道の鉄橋が見えた所から写真撮ってみましたが、「鉄橋とセット」というのが重要なポイントだなと思ったり。
そういう意味では先に見えた道路の橋との風景。もう少し早くシャッター切れれば良かったんですが、間に合いませんでした……。
芦ノ牧温泉近くだったかな?の景色なのですが、これをみると「石北本線」とか「宗谷本線」と言っても納得してしまいそうな景色。夕暮れの雪景色もこれはこれで味がありますね。
会津若松ワシントンホテルに宿泊
会津若松駅に予定通り到着しました。今日はここまででホテルに向かいます。
会津若松駅。なんだかんだで色々な方向からやってきて乗り換えをしているので、よく見たことある光景です。
今回の宿泊先は駅からほど近い会津若松ワシントンホテル。普通のビジネスホテルですね。
ベッドはセミダブルサイズ。加湿器が有るのがポイント高いです。
テーブルやユニットバスに関しては、可もなく不可もなく「普通」といった感じ。チェックアウトが12時らしいけど、明日は5時台には出る気がするんだよなぁ……。
そうして夕食がこちら。会津のメーカーの納豆と無料のおにぎりと安くなってたパン。食べてから明日の朝で良かったのではと若干後悔してももう遅い。
4社連絡片道乗車券を満喫できた
そして昨日、今日と使った浅草からの4社連絡片道乗車券です。下車印たくさん集められたし楽しかった。戻ることはできないけども、案外進むだけなら東武線も途中下車可能だし、フリーきっぷよりも便利かもしれない。
なお明日から青春18きっぷ予定なのですが、ちょっと悩んでます。いや小さな旅ホリデーきっぷで山形新幹線で峠超えも良いな……という思いが。
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