9月も継続した県民割。今回は鬼怒川温泉より少し先の川治温泉と湯西川温泉をハシゴする形で巡っていきたいと思います。
宿泊先は「リブマックスリゾート川治」と伊東園ホテルズの「ホテル湯西川」に泊まりに行きます。双方とも泊まったことがないので楽しみです。
まるごと鬼怒川フリーパスのデジタル版「デジタル湯西川温泉フリーパス」
以前の湯西川温泉への訪問時は「まるごと鬼怒川フリーパス」を使ったのですが、今回はそのデジタル版の「デジタル湯西川温泉フリーパス」を使うことに。
内訳としては東武線(東上線除く)の各駅から下今市までの往復割引乗車券と、下今市~東武日光・湯西川温泉までの鉄道、鬼怒川温泉~日光江戸村・湯西川温泉までの日光交通バスが乗り放題となる企画乗車券です。
以前は下今市~東武日光はフリーエリア外だったようですが、いつのまにかエリアになったようですね。
有効期間 | 4日間 |
フリーエリア | 下今市~東武日光・新藤原(東武鉄道) 新藤原~湯西川温泉(野岩鉄道) 湯西川温泉~鬼怒川温泉~日光江戸村(日光交通バス) |
金額 | 発着駅により異なる(以下例) 北千住から:4,380円 大宮から:4,270円 |
支払い方法 | クレジットカード ※プリペイドカード使用不可(使用した限り) |
簡単な内容としては上記の通り。紙のまるごと鬼怒川フリーパスと異なる点は、スマートフォンから購入可能なのでどこでも買えること、そして若干(100円くらい)安価な設定となっていることです。
北千住~新藤原 | 1,383円 |
新藤原~湯西川温泉 | 500円 |
湯西川温泉駅~湯西川温泉 | 930円 |
合計 | 片道:2,813円 往復:5,626円 ※フリーパスとの差額は1,246円 |
金額は北千住からだと4,380円。高いと思うかもしれませんが、新藤原~湯西川温泉の往復で2,860円掛かる(野岩鉄道1,000円、バス1,860円)ため、実質的に下今市(新藤原)までの往復が1,520円となり、片道定価1,383円が760円になると考えるとかなり割引率が高いきっぷだと思います。
逆に言うと、湯西川温泉まで行かないならあまり元は取れないかも。湯西川温泉までのバス代が高いからこそ元が取れるというきっぷです。
なお上記の点はメリットになるのですが、デメリットとしてはスマートフォンの画面を提示して改札を通る必要があるため、自動改札機を使用することができないことですね。あとは充電切れなどのリスクはあります。
あとこれはソフトバンク(Y!mobile、LINEMO含む)ユーザー限定なのですが、湯西川温泉エリアでは非常につながりにくいです。画面を表示できないというトラブル防止のため、ソフトバンクユーザーは紙の「まるごと鬼怒川フリーパス」を購入することを推奨します。
東武鉄道と野岩鉄道に乗って川治温泉へ
今日はまず川治温泉へ行くことに。前回はコミケのチケットの関係で直行できませんでしたが、今回は新藤原まで直行していくことに。15時過ぎに到着できる行程です。
野岩鉄道の本数が減ってしまった関係もあって、毎度同じ列車に乗って向かうことになります。
南栗橋から新藤原まで:東武日光線、鬼怒川線
ここ最近何度も乗っているこの時間の南栗橋発の列車。今日も天気は良いようで助かりました。
各駅停車の新藤原行き。これは無くなってほしくない温泉行きに便利な列車です。途中の長時間停車もないので比較的早く行くことができます。
列車番号 | 105N |
路線名称 | 南栗橋→下今市:東武日光線 下今市→新藤原:東武鬼怒川線 |
運行区間 | 南栗橋→新藤原 |
乗車区間 | 南栗橋→新藤原 |
発着時刻 | 13時02分→15時03分 |
乗車時間は2時間。この位ならトイレ行かなくてもなんとかなるかもしれませんが、新藤原以北に行く場合はこの列車の次がかなり先となるので、怪しいなら先にトイレを済ませておくのが良いと思います。
列車は20400型。半自動ドアで冷房の涼しさが停車中に出て行かないのは、長時間停車が多い区間では嬉しい車両です。
新藤原から川治湯元まで:野岩鉄道会津鬼怒川線
新藤原駅に到着し、ここからは野岩鉄道に入っていきます。
列車番号 | 319 |
路線名称 | 新藤原→川治湯元:野岩鉄道 会津鬼怒川線 |
運行区間 | 新藤原→会津高原尾瀬口 |
乗車区間 | 新藤原→川治湯元 |
発着時刻 | 15時10分→15時18分 |
川治湯元までは8分。新藤原を超えると車掌によるきっぷのチェックが始まりますが、大体は清算が必要なので結構時間が掛かります。結局来る前に川治湯元に到着しそうですね。
改札には交通系ICの清算を行う人たちが大勢。改札に並んでいるようですが、野岩鉄道のきっぷは後から買えばいいので簡易改札にさっさとタッチしたほうが後の手間がなくなります。
列車は唯一残った6050型。ボックスシートで旅の風情を味わえる車両となっています。なお10月7日まで観光列車として生まれ変わらせるためのクラウドファンディングを実施しています。
川治湯元駅に着くと改札に人がたくさん。ほとんどの人は星野リゾートの送迎バスに吸い込まれていきました。星野リゾート人気ですねぇ。
川治温泉のリブマックスリゾート川治に宿泊
今回宿泊するのは川治湯元駅から歩いて10分程度の場所にあるリブマックスリゾート川治という温泉宿。いつも歩いていくうちに看板が見えていて、いつか泊まってみたいなぁと思っていたホテルです。
リブマックスリゾート川治に到着。川治温泉はやっぱり温泉が推しなので、どれだけいい感じか楽しみですね。
入口の反対側には足湯があったのですが、お湯が入っていませんでした。昔は使われていたのでしょうか。
リブマックスリゾート川治から見える高い宿は以前宿泊した伊東園ホテルズの一柳閣本館。立地的に完全に見下ろされる立ち位置です。
一柳閣本館の宿泊レポは上記から。良かったら見てみてくださいね。
伊東園ホテルズなどは大して時期による金額の差は無いのですが、ここはビジネスホテルのように時期による価格差が結構大きいんですよね。今回は元値1万2千円でお盆休みの一柳閣本館に比べても高いけど価格に見合うのでしょうか。
フロントは比較的広々。チェックインの待ちは少しありましたが、大行列って程でもないですね。
フロントの窓からは登隆館と一柳閣本館が見えます。登隆館は落ち着いた宿のようで、ここも泊まってみたい感じもありますね。
フロントの脇にはこじんまりとした売店も。今回の地域クーポンの消化はどうしましょうかね。明日下今市のイオンまで戻っていくのが無難かもしれないけど遠いなぁ。
館内にはカラオケとか貸切風呂などの設備がありますが、伊東園ホテルズとは異なり有料。あとウェルカムドリンクとかも無いのはちょっと残念ですね。
フロントの下の階には卓球場とゲームセンターがありました。誰もいませんでしたが、後から賑やかになるんでしょうか。
大浴場の手前にはコミックと休憩所がありました。大浴場は食後に行ってみましょうかね。
客室は10畳の和室、川治ののどかな自然が眺められる部屋
今回の宿泊部屋は5階の別館。廊下はあんまり明るい感じではないのがちょっと心配な雰囲気です。
部屋に入るとまずは洗面台などがありました。和室の部屋だとしても入口にこうやって洗面所があるのはよくあるスタイルですね。
洗面所は一般的な広さ。トイレはウォシュレット付きと文句ない設備です。冷蔵庫は普通の冷蔵庫でした。
部屋は10畳の和室。1人で泊まるには広すぎる感じですが、まあこういう贅沢も良いでしょう。奥には広縁もあり、一般的な和室の旅館という部屋です。
よくあるお茶請けは無いのがちょっと残念。あれ結構楽しみにしてるんですけどね。そして布団は自分で敷いてほしいとのこと。
部屋には個別のエアコンが備え付けられており、空気清浄機もありました。一括空調でないのは好きな温度に設定できるので良いと思います。
しかし問題が……。コンセントが全然なくて、テレビの裏にあったタップから他のを引っこ抜いて使うことに。これは元が悪いんでしょうけども、延長ケーブルとかが用意されていると親切だなとは思います。
部屋からは川治温泉郷が一望できます。前回の一柳閣本館は眺望ゼロの部屋でしたが、今回は良い景色が楽しめそうです。
品数少な目、味は良好、品出しが遅い夕食バイキング
夕食は17時半から20時半までのフリー入場。居ようと思えば3時間ずっと食べてても良いらしいです。そんなに食べ続けられませんけどね。今日は昼ご飯を食べてなかったので早々に行くことにしました。