ようやく乗れる……!悲願の復旧を遂げた只見線に乗りに行く18きっぷ旅行:1日目

2022年の旅行記
本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。なお本記載は景品表示法改正に伴うASPからの要請に基づく表記であり、依頼された記事などは別途記載を実施しています。

2022年10月に災害から何とか復旧した福島県と新潟県を結ぶ「只見線」、今回は青春18きっぷを使って乗りに行きたいと思います。

完全に冬となった現地では雪景色が楽しめそうですが、ちょっと天候が心配な2日間です。今日は只見線の始発に乗るために会津若松まで向かっていきたいと思います。近いから気楽ですね。

2011年の豪雨により被災した只見線

只見線は福島県の会津若松駅から、新潟駅の小出駅を結ぶローカル線。会津若松周辺を除けば、山間部を通る路線です。

以前から風光明媚な路線としては有名でしたが、平成23年7月新潟・福島豪雨により大きな被害を受け、会津川口から只見の区間は鉄道復旧を断念してバス転換へという方向性を示されたこともありました。

しかし自治体側の鉄路での復旧を求める声、そして上下分離方式への移行という経緯を経て、ついに2022年10月に全線復旧した路線です。要は自治体がお金を出したから復旧したという感じ。

被災区間のみ乗れていなかった

青春18きっぷで新潟、宮城、山形と温泉巡りの旅:1日目
青春18きっぷで温泉巡り!今日は越後湯沢から只見線経由で郡山に向かいます!

只見線に初めて乗車したのは2021年3月のこと。当時は会津川口~只見はバス代行だったので、当該区間は乗れてないことに。個人的には「復旧予定のバス代行は未乗扱い」としているのでリベンジにやってきたという流れです。

なお前回は小出から会津若松へ、今回は会津若松から小出というルートで巡ります。

水戸を経由して郡山へ

今日は会津若松という比較的近い場所がゴール地点なので、朝ものんびり出発。東北方面に行くときには普段は東北本線に乗って行きますが、時間もあるので別ルートで向かいます。

その別ルートは水戸からの水郡線ルート。山間部を通っていく路線なので本数も無いのですが、乗り換え回数だけなら一番少ないルートだったり。

柏から土浦まで:常磐線

柏駅にやってきました。今回は青春18きっぷなので始発の品川まで行っても良いかなと思ったのですが、朝のんびりしすぎて時間が無くなったので柏スタートです。朝ゆっくりできると思うと逆にギリギリになっちゃうこと、多いんですよね。

列車は土浦行き。2022年3月のダイヤ改正で日中時間帯の土浦以北まで行く列車がなくなってしまい、土浦駅での乗り換えが必要となりました。ちょっと不便ですよね。

列車番号1151M
種別普通
路線名称柏→土浦:常磐線
運行区間品川→土浦
乗車区間柏→土浦
発着時刻10時40分→11時21分
列車運行情報

乗車時間は40分程度です。ときわなら15分くらいだった気がするので、常磐線は在来線特急の速さを感じる路線です。

車両はE531系。E231系よりは椅子が固くない印象なのですが、実際のところどうなのでしょう?そして水戸までならまだしも、土浦まででグリーン車とか使いたくないのでボックスシートで向かいます。

土浦から水戸まで:常磐線

土浦駅に到着。ここでは水戸行きに乗り換えますが、待ち時間が30分ほどあるので一旦改札を出て散策してみることに。と言っても駅前にあるスーパーくらいしか行く場所は無いんですけどね。

改札を出て歩いていると、さつまいもがどっさり。200円で詰め放題というイベントが開催されており、結構盛況な様子。さつまいもは煮ても揚げても味噌汁にしてもカレーに入れても美味しいので、めちゃくちゃ欲しい!と悩んだんですが、これからの行程ずっと持ち運ぶの……?と思って断念。

さつまいも大好きなので、土浦駅から帰るときなら絶対買って帰ったんですけどね。12月17日と18日に実施しているようなので、近くの人は是非に。

土浦駅からの列車は5両編成と短くなります。ロングシートとボックスシートの混合編成なので、ボックスシート側に行くことに。混んでるかな?と思ったけどもそんなに混んでなくて良かった。

列車番号559M
種別普通
路線名称土浦→水戸:常磐線
運行区間土浦→水戸
乗車区間土浦→水戸
発着時刻11時48分→12時35分
列車運行情報

土浦から水戸までも大体40分と、ほぼ所要時間は同じ。合わせて1時間20分くらいならグリーン車に乗っても良いかなぁとは思うんだけどなぁ。

車両は先ほどと同じE531系ですが、こちらにはグリーン車にはついていません。この区間では都心からの有り列車と区間運転の無し列車が混在しているので駅案内では注意がされています。

水戸から郡山まで:水郡線、東北本線

水戸駅に到着。ここから先は常磐線を離れて、郡山へと向かう路線「水郡線」に乗車します。常磐線と東北本線を結ぶ路線としてはこの水郡線と磐越東線がありますが、どっちも本数が少ない……。

水郡線のホームは一番端っこ。常磐線とは違うホームなので乗り換えに来たのですが、想像以上にホームが大混雑。あれ、水郡線ってこんなに混む路線だったっけ……?

途中駅止まりの列車は比較的多い水郡線ですが、水戸と郡山を結ぶ列車は少なく1日4、5本のみの運行となっています。その中でも13時15分発は時間的に乗りやすい列車です。

列車番号333D
種別普通
路線名称水戸→安積永盛:水郡線
安積永盛→郡山:東北本線
運行区間水戸→郡山
乗車区間水戸→郡山
発着時刻13時15分→16時26分
列車運行情報

乗車時間は驚きの3時間以上。東北本線などはちまちま乗り換えが必要になりますが、水郡線では一気に進むのと山間部を通るためにめちゃくちゃ時間が掛かります。でもこのルート、普通列車のみで品川から1回の乗り換えで郡山へ行けるルートではあるんですよね。

車両はキハE130系で、久留里線や八戸線とかで運用されている列車ですが、編成数なら水郡線が一番多いんじゃないでしょうか。今回は途中の常陸太子駅までは4両での運行でした。

そう、この列車は全てが郡山に行くというわけではなく、郡山に行くのは1両目のみ。最初から確保しておけばいいですが、そうじゃないと途中駅から座れなくなるという苦行が発生するので乗車車両には気を付けましょう。

今日はあいにくの天気でしたが、水郡線沿線ではのどかな山や川、清流などを車窓に楽しみながら列車の旅ができます。時期によってはトロッコ列車も運行しており、観光路線としての側面も。

乗りつつ降りて見たいなとは思うのですが、本数が少ないと次の列車がないという問題があるのでなかなか降りられない。景色が良い路線なのに列車で来にくいのはちょっと不便だなとは思います

水戸駅では満員御礼状態だった車内も、どんどん人が降りて行ってのんびりした空間に。ということで水戸駅で購入していた酪王のハイカフェオレを飲んでみることに。

通常のものに比べると甘味が少ないのが特徴で、甘すぎるという人にはちょうど良い加減に仕上がっています。

会津若松の宿に向けて西へ進む

今日の旅行記は内容が薄すぎる気がするのですが、今日は会津若松に行って泊まるだけだし仕方がない。郡山からは会津若松へ向けて磐越西線を進んで行きます。

郡山駅での水郡線ホームは東北本線ホームの先端。階段も近くにはないので少し不便な場所です。もうすっかり夕暮れで日が早くなりましたね。そして何やら歓迎の掛け声が聞こえます。

頭上を見上げるとカラスがたくさん。ムクドリとかなら見かけますが、これだけカラスがたくさん止まっているとちょっと怖い感じもします……。

郡山から会津若松まで:磐越西線

郡山駅では40分程度の待ち時間があるので、お手洗いなどを済ませてくることに。この駅自体は何度も乗り換えで訪問しているので、トイレの場所も何となく覚えています。

磐越西線の会津若松行きは1番線ホームからの発車。なんだか結構混む印象があるので、少し早めに乗っておくと良いと思います。今回も15分前くらいなのにボックスシートが相席しか残ってませんでした。

列車番号1233M
種別普通
路線名称郡山→会津若松:磐越西線
運行区間郡山→会津若松
乗車区間郡山→会津若松
発着時刻17時15分→18時30分
列車運行情報

乗車時間は先ほどに比べれば短いですが、それでも1時間15分と比較的長い乗車です。この路線は昼間で天気が良ければ、思わずカメラをもって窓から写真を撮りたくなるような景色が見られます。でも夜じゃ何も見えません。

夜の列車って都心部なら夜景が楽しめるかもしれませんが、郊外路線では真っ暗で何も見えない車窓が延々と続くし、トンネルがよくわからないしでなにも良いことがない……。

会津若松駅では只見線の運転再開をお祝い中

会津若松駅に到着しました。今日の行程はここで終了です。

乗ってきた列車は折り返し郡山行きとして発車していくようです。こういう列車で比較的折り返しが早いと、寝過ごしどころか戻ってしまう大事件が勃発します。

そして会津若松駅といえば只見線です。2022年10月に運転再開されたことの記念ポスターが2か月たった今でも掲示されていました。

ちょっとしたフォトスポットも。明日撮れたら撮ってみようかな。

そして大雪の影響による運行状況が乗っていました。只見線も運休のようですが、対象は午後の列車から。明日は始発列車なので影響は受けずに行けそうです。

でも心配なのが小出から先の上越線なんですよね。小出まで着いて身動きできないというのが一番困るパターンなので、上越線の運行状況も注視したいです。

会津若松駅前の「駅前フジグランドホテル」に宿泊

駅に着いたら早々にホテルへ。今回の宿は駅から一番近いと豪語している「駅前フジグランドホテル」というホテルです。信号のタイミングを合わせれば駅の敷地から10秒くらいで行けちゃうかもしれない距離感。

駅を出たら右手にすぐ見える近さ。2階には中華料理店が入っているみたいで、結構評判も良いようです。

フロントはちょうど人が多かったのか混雑。でもずっとという感じでもないのですんなりチェックインできました。

部屋はダブルベッドがある一般的な洋室です。ベッドの寝心地は良さそうな柔らかさ。

ベッドの近くには、後付け感が半端ないコンセントが。でもこういう所にコンセントがあると助かりますよね(でも寝床でずっとスマホいじってしまう問題が……。)

テーブルにはLANケーブルとコンセントが一つ。やっぱりコンセントのタップとかも持っておくと良いのかなぁ。

お茶も用意されていたのですが、こういうホテルにしては珍しくお菓子も準備。別の建物に温泉があるから温泉旅館チックってことなんですかね?美味しい。

冷蔵庫も用意されています。一般的なサイズなので大きなペットボトルなども問題なく入ると思います。

バス・トイレ。浴槽は深めだけども幅は狭いように見えますね。でもここは近くの温泉施設に行けるので使わないから良いかな。トイレはウォシュレット対応の一般的なものが設置されています。

フロントでは地域クーポン(休日なので1,000円分)と、近くにある温泉施設「富士の湯」に無料で入浴できるチケットがもらえます。部屋からあれこれ持っていかなくても現地で貸してくれるのは嬉しいですね。

天然温泉が楽しめる「富士の湯」に行ってきた

このホテルに泊まった楽しみがこの天然温泉。レビューを見ても結構評判が良いので、早速行ってみることに。通常の入浴料金は450円なので、日帰りで行ってもリーズナブルな価格設定です。

富士の湯(ふじのゆ) | 日帰り 温泉 会津 若松駅より徒歩1分

ここは温泉だけではなくレストランやマッサージ、カラオケとかもあります。意外とカラオケが安くて1時間200円というのは穴場かもしれない。

画像:富士の湯公式サイトより
画像:富士の湯公式サイトより

大浴場は「木の湯」「石の湯」と分かれており、日替わりで男女が変わるようです。今日は男湯が木の湯の日でした。

営業時間は0時まで(最終入場は23時)と遅くまで営業しているので、遅い列車でやってきても間に合います。少しは歩くので、天気が悪いと行くのが面倒と思ってしまうかも。

入ると休憩所があります。湯上りにちょっと休憩していくにはちょうどいい場所ですね。

温泉は加水なし、源泉かけ流し、塩素消毒ありという内容でした。どうしても塩素消毒があると塩素の匂いが気になってしまうのが少し残念ではありますが、入るとポカポカしてホテルに戻っても湯冷めせずに温かいままで過ごせました。

ちなみに天然温泉じゃない炭酸泉のジャグジーも有ったけども、そっちは塩素臭がきつくて早々に出てきてしまった……。どうも気になっちゃうので、やっぱり塩素消毒の無い温泉に入りたい。

明日は只見線に乗って上越線に乗る予定だけど……?

明日の予定は始発で只見線に乗って、小出から長岡へと行って帰還するルート。でも上越線の動向が怪しいので、場合によっては長岡行きをキャンセルするかもしれません。(まあカーシェアだからキャンセル料は掛からないし)

でもせっかくなら長岡で車にも乗りたいし、予定通りのルートで行ければいいなと思います。でも長岡で何するか決めてないんだけどね(?)

ようやく乗れる……!悲願の復旧を遂げた只見線に乗りに行く18きっぷ旅行:2日目
雪から逃れて無事に帰還できるのでしょうか……?

コメント

タイトルとURLをコピーしました