ここ最近は青春18きっぷでの旅行が多くなっていましたが、今回は久しぶりの飛行機での旅行に行ってきます。今回の行き先は九州の長崎。
列車では何度か行ったことがありましたが、レンタカーで巡るのは初めて。何を発見できるか今から楽しみです。美味しいお魚も食べられればいいな。
今回の行程(仮・未定)
まずは今回の行程をざっくりと紹介。とはいってもまだ計画してない状態というか、行く場所なんてほぼ決めてません。そんな感じのが時間に追われることも無くて良いと思ってます。
今日の宿泊先は雲仙普賢岳で有名な雲仙市。空港から向かって食事をとり、温泉に入れればいいなという計画です。そして明日は平戸(遠い……)に向かいつつ、事前に調べていたお店でお魚を食べようかなと思っているのですが、人気店らしいのでちょっと混雑が心配。
最終日は全く計画なし。飛行機の時間があるのでそれまでにレンタカーの返却を行う必要がありますが、それまでどこに行こうかというのはまだ決定してません。行きながら考えていきましょう。
ソラシドエアに乗るために羽田空港へ
今回の飛行機はLCCではなくソラシドエア。九州に行くならソラシドエアにお世話になるのが一番いいと思ってます。そういえばピーチの長崎便が運休しちゃうという発表がありましたね……。
押上から羽田空港まで:都営浅草線、京急本線、京急空港線
成田空港に行くなら押上、京成関屋、新鎌ヶ谷などと色々変えていますが、羽田空港の場合は押上経由がメイン。乗り換えも少ないし、運賃も安くて好きなルートです。
今日は金曜日で平日ということもあり、あまり遅くなってしまうと通勤ラッシュに巻き込まれる可能性があるな……。と始発とは言わないけども早い時間に出発。この時間ならさすがに混んでいないはず。
列車番号 | 622N |
種別 | エアポート急行 |
路線名称 | 押上→泉岳寺:都営浅草線 泉岳寺→京急蒲田:京急本線 京急蒲田→羽田空港:京急空港線 |
運行区間 | 印旛日本医大→羽田空港 |
乗車区間 | 押上→羽田空港 |
発着時刻 | 07時01分→07時53分 |
エアポート急行なので京急線内はそんなに早くありません。押上から空港まで1時間近く掛かってしまうので、距離の割に羽田空港は時間が掛かる印象がぬぐえません。
車両は北総の車両でした。これ同じ路線を走っているのに所属会社によって車内の広告量がかなり違うんですよね。北総のとか自社とACと歯科学会とかしかなかった。
そして通勤ラッシュを避けられるかと思ったら大間違い。めちゃくちゃ混んでました。途中駅からは座れたので良いのですが、やっぱり人流は復活してるなというのが受けた印象です。
羽田空港のパワーラウンジへ
羽田空港に到着。平日ではありますが、金曜日ということもあって結構混雑していました。2020年頃からずっと見ていると、結構戻ったなと思っていた時よりもさらに増えている印象です。
以前は「欠航」が並んで悲しくなっていた搭乗案内も全便運行に。航空輸送の復活を感じさせられますね。(私の持っている航空株も良い感じに上がってきている)
羽田空港には制限エリア内にカードラウンジがあるので、早々にラウンジへ。1時間程度あるのでゆったりしつつこの旅行記を書いています。
パワーラウンジには青汁や黒酢飲料など、健康志向なドリンクが用意されている一方、よく見るドリンクバーの機械は設置されていません。確かコーラとリアルゴールドなら言えば出てくるはずなので、飲みたい人はスタッフに聞いてみましょう。
今日は黒酢ドリンクを選んで飲んでみました。これ伊藤園の紙パックのやつなので飲みなれている味なのですが、無料で飲めるのは嬉しいですよね。パワーラウンジは数も多くてゆったりできて良いラウンジです。
羽田空港から長崎空港まで:SNA33便
そろそろ搭乗時間なので搭乗口へ。LCCとは違って10分前に行けばいいのは時間に余裕ができて良い所。しかし来てみたら出発が10分遅延しているようで、まだ搭乗開始していませんでした。これならもう少しのんびりしていれば良かったかも。
搭乗する機体がこちら。あれはB737-800でしょうか?よく見かける機体ですよね。
最近LCCばっかり乗っているので、座席間隔が広いなぁと思ってしまいました。ピーチだと空きが半分くらいしかありませんからね。
駐機場を眺めていると、ロコンジェットを発見。ピカチュウはよく見ますが、ロコンは初めて見ましたね。
それでは長崎空港に向けて出発。飛行時間は2時間程度です。
離陸すると都心部を上空から眺める光景が広がります。天気が良いこともあって遠くには富士山も……!
今回選んだ席のほうに富士山が見える飛行ルートだったので、雪をかぶったきれいな富士山を窓越しに眺めながらのフライト。一富士にはちょっと遅すぎますが、いいタイミングでした。
ソラシドエアはLCCではないので、機内で無料のドリンクが提供されています。お茶やコーヒー、リンゴジュースなどの一般的なものの他、ソラシドエア限定品としてアゴユズスープが用意されています。
さっぱりとしつつも良い香りのするスープで、搭乗するたびに飲みたくなる味です。
朝早かったのでうとうとしていたら、いつの間にか着陸。なんかどんよりしてるんですけど……。天気予報って晴れじゃなかったっけ?
島原半島を回って雲仙温泉へ
今日の宿は島原半島の長崎側にある「小浜温泉」という場所なのですが、裏手には雲仙岳があり、そこでも温泉を楽しめるということでぐるっと回っていってみることに。時間としてもちょうど良さそうです。
長崎空港のラウンジで小休憩
少し到着時間が遅くなってしまったので、空港のラウンジで休憩する時間が短くなってしまったのですが、カードラウンジに行って飲み物を飲んでくることに。
ここは1枚のカードで2時間滞在可能となっていて、複数枚あればさらに居られるらしいですけど、そんなに長い時間居ないって……。
ここのドリンクはコーヒーに炭酸などもあるドリンクバー、それに牛乳やトマトジュースなど色々な種類が揃っていて好き。
レモンスカッシュがドリンクバーにあるので毎回飲んでいます。好きなんですよね。
タイムズレンタカーでノートePowerを借りてきた
レンタカーの予約時間が近づいてきたので送迎を依頼。待合室で待つようにということだったので、少し歩いた先にある待合室にやってきました。
タイムズレンタカーは黄色の送迎車。わかりやすくて良いですね。
いつも最安値プランにしているので、車体はランダム。ガチャのような雰囲気で楽しみなイベントです。今回は新型のノートePowerということで、ガチャとしては結構当たりな車種だと思います。
でも燃費的には後ろにあったアクアのが良いんだけども……。多分これは20km/Lくらいの燃費でしょうか。
乗車して早々に???になったのがシフトレバー。下に動かすとD、上に動かすとN、横のボタンを押しながら上にあげるとR、Pはボタン操作なようです。
そして今回の指定スタンドは目の前のエネオス。178円/Lという超高値なので、数滴レベルしか入れないようにしましょう。セルフだから止まるまで入れればいいだろうし。
スーパーで軽く昼食を食べて出発
大村市内にあるイオンで昼食を食べてきました。長崎らしくアジのお寿司と、大村名物の大村寿司。どちらも美味しくて、スーパーの寿司も侮れませんね。
島原半島を島原鉄道に沿って巡る
雲仙以外には目的も無いけども、時間つぶしも兼ねて景色が良さそうな雲仙多良シーラインを通ってきました。左右に海が広がっているのですが、天気がもやってて残念。
来月の20日からは一定期間通行止めになるみたいです。1か月後だったら通れなかったのか。
島原半島に入ると、焼きかきの宣伝がたくさん出ていました。あんまり印象は無いのですが、この辺って牡蠣が有名なんでしょうか?カキフライ食べたい。
まだ天候は微妙ですが、少しずつ晴れ間も見えてきました。明日は天気が良さそうなので、海の景色も楽しめればいいなと思います。
そのまま島原鉄道の横を進んで市街地へ。時間があれば廃線跡巡りもしたかったのですが、今回はあんまり時間もないのでまた次回の機会に。
良い景色「らしい」展望台
フォトスポットとして紹介されていた「俵石展望所」という場所。雲仙温泉への道中にあるので、寄ってみました。
海まで見られるらしいのですが、木と雲しか見えません!残念でした!!
展望台には昭和35年に完成したこの道路の記録が残っていました。日本道路公団っていうのが懐かしい響きです。
湯の里温泉共同浴場で温泉に入って来た
雲仙温泉は硫黄泉ということで、日帰り温泉に行こうと思って調べてきたのがこちら。雲仙温泉で一番歴史のある共同浴場らしいです。駐車場が4台程度用意されているのですが、結構せまいので注意。
共同浴場ですが、内部は鍵付きの無料ロッカーもあって清潔感もありました。なお石鹸やタオルなどは別途購入する必要があるので、必要な場合は用意して来ましょう。(まあ安いから買っても良いかもしれないけど)
中は大きな浴槽が一つ。白濁しているので見づらいのですが、結構中心部は深めなので、子どもなどと来る場合には溺れたりしないように目を離さないでおきましょう。
温度はちょっと熱めですが、個人的にはちょうど良いと思える温度。お風呂を上がるとポッカポカになって良い温泉でした。温度調整のために加水されているようですが、塩素消毒がない温泉はやっぱり良いなと思います。
成分表は浴室内にありました。ph2.3と強酸性ということもあり、ロッカーのカギは真っ黒になってました……。
そしてここの入浴料はたったの200円!この設備と泉質で200円というのは驚きです。たまに温泉地で見かけるバグ価格温泉がここにもあったとは。
湯気の迫力が凄い「雲仙地獄」を散策してきた
温泉に入ったら、雲仙地獄という湯けむりが沸き上がっているスポットに行くことに。行くといってもすぐ真裏のような場所です。
地図を見ていると大きな湖があり、気になったので行ってきました。地図を見てみると「おしどりの池」という名前のようです。
ぶくぶく何か沸いているようなのも見られ、もしかしたら温泉が出ているのかもしれません。そして山側を見てみるとのどかな雰囲気。一周散策することもできるようなので、時間があるときなら巡ってみたいスポットです。
続いてやってきたのは、何もない原っぱ。ここは以前は湯けむりが上がっていたけども今ではでなくなってしまった結果、自然が戻ってきている場所です。この光景だけ見ると、以前はここから湯けむりが出ていたなんて想像できません。
そうしてぐるっと回ってきて駐車場へ……と思ったのですが、調べてみると17時以降なら料金所が閉まって無料開放されるとの情報が。時刻は16時50分という段階だったので、10分くらい待ってから止めてきました。
雲仙地獄の全貌はこんな感じ。地図で見ると結構広そうに見えますけども、実際に巡るとそんなに広くはないので気軽に散策できました。
ここは駐車場から近い50周年記念広場。ここは湯気が少ないのでお湯が水のように見えますが、絶対激熱なんだろうなぁ。
雲仙地獄のメインコースへと向かいます。ここは道路なのですが、ここも湯気がめちゃくちゃ舞っていて視界がなくなることも。車でもタイミングによっては目の前が全く見えないので、注意して進みましょう。
風向きが逆方向の時に写真を撮らないと、何も見えない真っ白写真に……。そしてこれって硫化水素がめちゃくちゃ出てそうだし、あまり立ち止まって長居は良くなさそう。
湯けむり橋となってるけど、雲の先に行く=地獄へ!?みたいな雰囲気の橋。わ、私は天国に行きたいです……。
橋を渡ったらそこはじ……天国でした。かわいいねこちゃんが5匹もお出迎えしててかわいすぎます!人慣れしているのか近寄っても逃げるそぶりはありませんでした。
先ほどの道路を反対側から見た写真です。こう見ると道路にはまるで見えないですね。
夕暮れ時で人も少ないというタイミングだったので、広角で写真を撮ってみました。こうやってみるとすぐ近くにホテルが建っているのがわかると思います。客室から眺められそうで良いですね。
大叫喚地獄という名前の場所。正直真っ白で何も見えないのですが、雲仙地獄で一番湯気が出ている場所がここらしいです。
続いて邪見地獄。悪い心を捨てるような意味合いの地獄のようなので、周囲に人が居ないことを良いことに捨てたいことを声に出してきました。すると湯気がめちゃくちゃ顔にやってきたので、捨てられたのかもしれません。
こんな感じに一直線に顔に向かって湯気が当たって来たんですよね。きっと誰かが聞いているのでしょう……。
最後にやってきたのは泥火山という場所。ここは毎日泥の形が変わっていて、同じ姿は二度と見られないというスポットです。火山という名前は見た目がそのように見えるから。
ぐるっと回っても30分かからない程度で巡れる雲仙地獄、階段が多いので足腰が弱い人にはちょっと辛いかもしれませんが、来ればきっと思い出に残るスポットになるでしょう。
歩いて足が疲れた!という人には足湯があります。歩くと手足が寒くなってしまうので、最後にここで暖めて帰ると凍えなくて済みそうです。
最後に雲仙地獄からちょっと離れた場所にある、「旧八万地獄」を見てくることに。ここは「旧」と呼ばれることもあって、今はあんまり湯気が出ていない場所です。
湯気は無くても地表の温度は高いのか、植物はあまりなくはげ山のようになっている旧八万地獄です。逆に湯気がない分、地形はじっくりと見ることができます。
雲仙岳のふもとにある「小浜温泉」に宿泊
今日の宿泊先は、雲仙岳のふもとにある「小浜温泉」という温泉街の宿です。山を挟んで島原と小浜に温泉があるんですよね。
山を下りると、高台から海が一望できました。今日はもう暗くなってきてしまっていますが、明日の朝とかなら良い景色が見られるかも。また来ようかな。
小浜温泉に着くと幹線道路沿いに湯気がもくもく。温泉地では時おり見られる光景ですが、これだけ交通量の多い道路で見るのは初めての経験です。
こちらのスーパーの目の前からも湯気がもくもくと漂っていました。出店で温泉まんじゅうが出来そうな雰囲気です。
そしてこのスーパーの向かいにあるのが、本日の宿「むつみの宿 旅館 和多屋」落ち着いた雰囲気のある温泉旅館です。
むつみの宿 旅館「和多屋」に宿泊
こちらがお宿。高級な温泉旅館というわけではありませんが、なんだか田舎の実家に帰ってきたような落ち着きがある雰囲気があります。
扉を開けると初めて来たのに「帰ってきた」という感情が出てきます。なんだかこういう旅館って、家に帰ってきたようなホッとする感じがあります。
こういう横開きのドアを見ると「ホテル」じゃなくて「旅館」という印象を受けます。
部屋は6畳の部屋。1人で泊まるには十分な広さです。部屋にある設備はテレビとポット、そして障子の裏に洗面台があります。
洗面台の横には広縁も。時間によっては車の往来が激しいので、静かに談笑という感じにはちょっとならないかもしれませんが……。
浴衣やタオル、歯ブラシなどは押し入れに用意されています。旅館のタオルは家にいっぱいあって見ると懐かしく感じる宿も多くなっています。
冷蔵庫とトイレは共用となっています。トイレは気にならないんですが、冷蔵庫は未開封じゃないと見えない場所に入れるの怖いんだよな……。ってことで使いませんでした。
1階には売店があります。地域クーポンが使えるので、貰ったクーポンをさっさとお土産で使ってしまうのも良いかもしれません。
魚介類がたくさんの美味しい夕食
この旅館では夕食付きプランが8,500円、9,500円、10,500円と3種類用意されており、今回は一番高い10,500円の「むつみプラン」を選びました。
食事場所に向かうと、既にズラッと用意されていました。海産物がメインとなった夕食で、刺身やてんぷらなど品数豊富なラインナップです。
お刺身は白身魚が2種類。
天ぷらとカマの煮付け。煮付けだけでも結構ボリュームがあり、ごはんが数杯食べられます。
焼いたホタテ。バター焼きでしょうか?ホタテ大好きなので出てきて嬉しい。
最後に寄せ鍋。薄目のだしでホッとする味です。野菜自体は味が薄めなので、濃くしたい人向けにポン酢がありました。
ごはんはおひつにたっぷり入っています。ご飯自体も美味しいので、そのままでも一杯食べられます。おかずが多いので食べきっちゃったんですが、お代わりももらえるようです。
たっぷりの海鮮おかずでお腹いっぱいです。ごちそうさまでした。
源泉かけ流しの塩化物泉
温泉は内湯のみ。泉質は塩化物泉で源泉温度は100℃くらいと熱湯というレベル。
時間が遅かったので貸切状態でした。塩化物泉なので温かい海というような雰囲気。硫黄泉のような香りはしませんが、ホッと疲れが抜けて行く温泉です。
そして温泉の出てくるところは塩っぽいものがたくさん付いていました。まあ海すぐ横だしね……。
温泉は良かったのですが、シャワーの水圧が低かったのが残念。寒くて浴槽からバシャバシャ掛け湯する形にしちゃいました。
明日は海を見ながら平戸まで
明日の宿は佐世保の先にある平戸という場所。朝から海沿いを通って巡っていきたいと思います。以前テレビに出ていたお店に行こうかなと思いますが、混んでなければ良いなぁ。
今日は雲仙でいっぱい「地獄」を味わったので、明日は逆にきれいな景色を見に行きたいです。
コメント