以前はサンライズといえば、みどりの窓口などに行かないと予約が出来ずに敷居が高い印象でしたが、今ではインターネット経由で予約することが可能となりました。
色々と手間がかかるのは事実なのですが、いつでも空き状況が見られるのは嬉しいですね。
「えきねっと」ではなく「e5489」で予約を行う必要がある
サンライズが通る経路でのインターネットでの列車予約サービスと言えば、JR東日本の「えきねっと」とJR西日本の「e5489」があります。その中でサンライズの予約が可能なのは「e5489」のみとなっています。
正確に言うとえきねっとでも予約は出来るのですが、個室の予約が出来ないんですよね。
予約は日付を間違えないように
e5489での予約をしていきます。新幹線は分かりやすく書いてあるのですが、サンライズはトップメニューからは「その他の特急・新幹線予約」から行います。
一応専用のページも有るのですが、トップページからやっていきたいと思います(ここから検索したことないんだよなぁ)
予約ページで発着駅の設定を行います。乗車駅と下車駅を選ぶのですが、高松の場合は香川県以外にも同一駅があるので、注意して入力しましょう。そして新幹線が出てきちゃうので乗り換え指定を「一度も乗り換えしない」と設定します。
また、一番注意しないとならないのが日時。サンライズは日付を跨ぐので、同じ列車でも乗車駅によって日付が異なります。例として1月19日に東京駅を出発するサンライズ号の場合、沼津駅までは19日、静岡駅からは20日となります。
何日の特急券を買えばいいのかという話ですが、乗車駅の発車時刻を基準とします。つまり東京駅から乗る場合は「19日の特急券」で、静岡駅から乗る場合は「20日の特急券」を購入する必要があります。
そうして検索すると、普通(ノビノビ座席)とB寝台、A寝台が表示されますが、個室は全部「×」となっています。ああ残念……と思うのはちょっと早いです。
実はここで出ているのはB寝台が「シングルツイン」でA寝台が「シングルデラックス」となっていて、数が多い「シングル」や「ソロ」と「サンライズツイン」は表示されていません。
なおもしノビノビ座席で良い場合や、運よくシングルデラックスが空いてる!ようなときは選んで予約しても良いのですが、他の座席を見たい場合は「この列車を変更」を選びます。
開くとこんな画面が表示されます。「後の列車」という表記が気になりますが、同じ列車の別の個室が表示されるので安心してください。
後の列車を開くと、ソロやシングルなどを選ぶことができます。希望の席があったら選んで予約していきましょう。
乗りたい個室があったら、予約を進めていきます。クレジットカードが必要なので、あらかじめ用意しておきましょう。
次にきっぷの種類を選びます。サンライズの場合は通常のきっぷ以外選べないので、そのまま選択します。
乗車券を選ぶ画面となります。一緒に乗車券を購入する場合は「片道乗車券」か「往復乗車券」を選びます。乗車券はえきねっとのが良い!というビューカード持ちの人も多いと思うので、別途手配する場合は「乗車券無し」を選びましょう。
続けて注意事項。このきっぷはJR東日本の駅では受け取れません。それじゃあ乗れないじゃないのと思いますが、東京駅では受け取れるので後述。なお東日本の停車駅の中で、横浜駅では受け取れないので注意しましょう。
日付や寝台などの確認を行って、問題が無ければ決済を行います。ここで最後にチェックしたいのは以下の項目です。
- 乗車日が間違いないか
- 個室の選択は間違いないか
- 購入するクレジットカードは手元にあるか(カードレスでは受け取れません)
なお個室の変更に関しては、e5489上でも可能なのですが、「ノビノビ座席」「シングルツイン」「シングルデラックス」にしか変更ができず、シングルとソロ間の変更などはできません。
東京駅できっぷを受け取ってきた
e5489できっぷを予約したら、駅で受け取る必要があります。始発駅の東京で購入可能なため当日でも良いのですが、時間があるなら先に受け取っておくと安心です。
JR東日本では受け取り出来ない
東京駅にいくと大きな駅ということも有り、みどりの窓口や指定席券売機も多く設置されています。しかし、この辺の機械では発券できません。
e5489の受け取り自体は可能なのですが、JR東海エリアを含む予約は受け取り出来ず、エラーとなってしまいます。しかし親切じゃないエラーだなぁと思ってしまうもの。
JR東海の東京駅に行って発券を行う
東京駅でe5489で予約したサンライズの発券を行う場合には、東京駅案内図の中の東海エリア、青い部分に向かう必要があります。八重洲側に固まっているので、丸の内側からは一旦通路を通って反対側へ向かいましょう。
丸の内側から八重洲側へは自由通路があるので、通路を渡って反対側へと向かうことができます。
八重洲側に来ると、JR東海のきっぷうりばがあります。ここで発券を行います。
きっぷうりばの横には、自動発券機がずらっと。
きっぷの種類を選ぶ場所では、左下にある「5489サービスきっぷ受取」を選びます。
選ぶと注意事項として、JR東海区間を含む予約しか受け取れないと出ますが、問題ないので次へと進みます。
続いて予約時に使用したクレジットカードを挿入します。ここで忘れると発行できないので注意しましょう。
次にe5489に登録されている電話番号の下4桁を入力します。
認証が完了すると、予約している一覧が表示されます。内容が間違いなければ発券へと進みます。
そして寝台券が発行されます。ここまで出来たら無事に終了です、お疲れ様でした。
ちなみに、東京駅では改札内でも改札外でも発券可能なので、都区内発の乗車券で来ていて途中下車ができないような場合には、改札内で発券しましょう。その場合は東海道新幹線の乗り換え口にて行うことができます。
個室の変更は窓口で可能
一旦シングルで予約したものの、やっぱりソロに変更したいなどの事情があることも有ると思います。e5489ではシングルとソロの変更は出来ませんが、発券であれば窓口で変更可能です。
私もシングルからソロへと変更をしてきました。なお変更はe5489、発券後の窓口どちらか1回までなので注意しましょう。
インターネット予約が可能となって敷居が低くなって気軽に乗れるようになったサンライズ号、「いつか」ではなく「今のうちに」乗っておきましょう。