運航休止となるピーチの女満別便に乗って女満別空港へ、レンタカーで巡る冬の道東旅:2日目

2023年の旅行記
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おはようございます。今日は2日目で、屈斜路湖から野付半島に行って最終目的地は紋別という遠い場所。早朝から動いてなるべく時間の余裕を取った行程にしていければと思います。

しかし野付半島の道は結構凍結しているようなので、道中気を付けていかないとな……。

運航休止となるピーチの女満別便に乗って女満別空港へ、レンタカーで巡る冬の道東旅:1日目
屈斜路湖はいつ来ても最高だと思う。

屈斜路湖荘の朝食

朝食はいつも7時半とかにお願いするのですが、今日は7時半には出たいので7時に。朝らしい落ち着いたメニューが並び、栄養バランスも良さそうです。ごちそうさまでした。

それではチェックアウト。お世話になりました。

野付半島に向かって車を走らせる

今日の第一目的地は野付半島。そこまでの道中に何個か巡っていくという行程です。あんまり調べてないけど、気になるところがあったら寄っていくような自由スタイルで行きましょう。

車のドアを開けるとなんか凍っているような音。以前雪国ではサイドブレーキを掛けないというのを聞いていたので掛けなかったのですが、掛けてたら凍ってたかもしれません。そうそう、昨晩川湯温泉の共同浴場に行こうと思ったのですが、改築中でゴールデンウイーク明けくらいまでは入れないらしい。残念。

早朝で-13度の中、池の湯温泉に入浴

昨日軽く掃除をした池の湯温泉に再訪。今日も天気が良いので、青空と屈斜路湖の景色を見ながらのんびりと温泉に入れそうです。

昨日ゴシゴシしたのは温泉の中にある岩。でも暗くて上手くできなかったようで、結局滑ってしまった……。温泉の温度はちょうどぬるめという感じで、ゆったりと長湯が出来ました。藻がたくさんなのを抜けば良い温泉です。

コタン温泉と同じように温泉が流れていく場所だけは凍ってない屈斜路湖。でも白鳥はいませんでした。

晴れ晴れとした青空と、凍った屈斜路湖。誰もいないのでこの絶景を独り占めです。

湖畔には木も生えているのですが、水分が凍っていて真っ白となっています。幻想的ですね。

ちなみに早朝ということで、気温はマイナス13度。温泉は温かくても外は極寒です。

そんなわけで濡れタオルをぐるぐる回すとこの通り。カチカチに凍ってしまいました。こんな状態なので湯上りはさっさと服を着ないと凍っちゃいそうです。

目の前で蒸気が吹き出す光景が見られる、迫力満点の硫黄山

続けてやってきたのは硫黄山。川湯温泉の源泉地で、勢いよく蒸気が噴き出ています。こういう光景って箱根の大涌谷が有名ですが、ここは噴き出す場所まで行くことができます。

途中から雪がなくなっているのは地熱の関係でしょうか。若干硫化水素で息苦しさを感じるので、早めに散策していきましょう。

雪がない部分まで来ると、地面に硫黄がちらほら。もう少し先まで行ってみましょう。

近づくと湯気がいっぱいで迫力満点。風向きによっては湯気が襲い掛かってくるので、風上にいるようにすることを意識しましょう。

奥の柵より先は立ち入り禁止なのですが、手前の噴き出している場所までは行くことができます。「ヤケド注意」と書いてあるくらいで、特に囲いはありません。

ブオオと勢いよく噴き出す蒸気。これ地面の下では温泉が大量に湧き出ているのでしょうか。気になるけど上から覗いたら絶対にやけどします。

ここまで近く来ると硫化水素での息苦しさが増してきます。個人的にはヤケドよりも硫化水素の方がキケンな気がします。

逆側ではグツグツ音がしていました。もしかしたら温泉が出ているのかも?と思って行ってみることに。

グツグツ温泉が沸き立っています。どれくらいの温度なのかなと触ってみるとかなりの熱さ。火傷しそうなのでチョンッって触るくらいにしておきましょう。

写真よりも動画の方がわかりやすいと思うので、動画も載せておきます。正直ここに来ると箱根の大涌谷が物足りなく感じてしまいます。

野付半島から国後島を眺める

硫黄山を後にして、野付半島へと向かいます。路面は除雪されていて快適だったのですが、時々こうやって鹿が飛び出してくる。大抵群れで生活しているので、1頭出てきたらまだ居ると想定しておくと、2頭目と激突するような事故は減らせます。(これも2頭目)

野付半島

そうしてようやく標津に到着して野付半島の入口に到着。硫黄山から大体1時間45分ほどで到着し、スケジュール的には大体時間通りです。

野付半島は野付湾とオホーツク海の間にある半島。普段なら左右に海が見えるのですが、冬の時期だけ見られるのがこの白と青の景色。

白い方は野付湾で、屈斜路湖のように凍結した上に雪が乗っているので、白く見えます。なんか色々あるのは何でしょうか……?見に行ってみましょう。

テントがたくさん!

どうやらテントを立てて雪上キャンプを楽しんでいるみたいです。普段は海の上な場所なのに、キャンプのテントがたくさんある光景ってのもなんか不思議です。

そして反対側はオホーツク海。奥に見える陸地は知床半島と国後島です。

はっきり見える

以前来た時は天気が良くなかったのでうっすらとしか見られませんでしたが、今日は天候も良いのではっきりと国後島の姿を見ることができました。こうも近くに見えるのに、気軽にはいけないっていうのがもどかしい。日本が主権を持っていたら、国後空港とかあったのかもしれません。

いつまであるかわからないトドワラを探索してきた

今回野付半島に来た目的は、「トドワラ」という景勝地を見に来ること。ここは潮で立ち枯れしたトドマツ林がある場所なのですが、そもそも枯れていることから風化が激しくてもうほとんど残ってません。いつまで見られるかわからないので、無くなる前にと来てみました。

トドワラの入口は野付半島ネイチャーセンターの脇。ネイチャーセンターにはトイレなどもあるので、事前に済ませておくと安心です。そしてここの後ろからも国後島がはっきりと。こう見ると船で気軽に行けそうに見えてしまいます。

ネイチャーセンターの横には野付半島の大きな石碑。今からこの裏手にあるトドワラへと向かっていきます。

遊歩道???

トドワラまでは約1.4kmの遊歩道が用意されています。でも雪でどこが遊歩道なのかさっぱりわかりません。足跡だけを頼りに進んで行きます。

遊歩道はどこ……。

先に進むとさらに遊歩道がどこだかわからなくなります。とりあえず前に進んで行けばいいんですが、たまに実は遊歩道じゃなくて雪が深くなっていたりする場所もあるので注意。

しばらく進むとトドワラの枯木群と書かれた看板が埋まっていて、この辺りからがトドワラです。

まっしろ

入口には看板があり、奥には遊歩道が続いているので進んで行きましょう。

本当は結構段差があるはずなのに

遊歩道の左右には大量の雪が積もっていて、遊歩道じゃない場所でも普通に歩いて行けます。でもたまに深い場所とかもあるので、遊歩道を歩いて行くのが無難です。

これだけ

遊歩道を進んで行くと、奥に立ち枯れした木が何本か生えている場所があります。正直これっぽっち?って思ってしまいますが、これがトドワラです。

普段は沼地になっているので行けないのですが、冬の時期だと雪があるので近くまで歩いて行けます。雪原にポツンと枯れた木がある光景を見ると、なんだか美瑛にあるマイルドセブンの丘を思い出します。

なお氷があるとはいえ、航空写真を見てわかる通りここは海です。万が一氷が薄い場所を踏み抜いて落ちたら生きて帰れる保証はないので細心の注意を。(遊歩道からも怪しい場所は見えたし……)

しかし結構有名な観光地である割には風化が激しいのが現状です。今でも残っているのはわずか数本で、もし嵐などが来たら何もなくなっちゃうかもしれません。

氷平線

そしてトドワラではこの枯木の他に有名なのがもう一つ。それが冬の季節だけ見られる水平線ならぬ「氷平線」です。どこまでも氷が続いている光景はなかなか見られるものではありません。

ソリツアーもある

今回私は遊歩道を歩いてきましたが、ネイチャーセンターからソリでくるツアーもあります。金額が4,000円と結構するのですが、これもこれで楽しそうです。

ネイチャーセンターで「ジャンボホタテバーガー」を食べてきた

トドワラから帰ってきたらちょうどお昼時。この先は紋別までひたすら車を走らせる予定なので、ここで昼食を食べていくことに。食べるのは気になった「ジャンボホタテバーガー」です。セットにすると牛乳とかが付いてくるらしいのでセットで注文。

おおきい

やってきたのがこちらのセット。単品だと既に作られたものが来るのですが、セットで頼むと自分で作るというイベント(?)付きになります。

バーガーのメインとなるのがこの春巻き。ホタテの春巻きって初めて聞きました。上に乗っているのはモッツァレラチーズ。

セットに付く牛乳はデフォルトで300mlですが、同価格で500mlに増やすことができます。でもそんなに飲むとお腹壊しそうなので300mlで抑えておきました。そして後からやってきたフライドポテト。

ソースの量とかお好みで作れる

それではメインディッシュとなるホタテバーガーを作っていきます。作り方はポップに記載があるので、記載に沿って作っていきましょう。

できた!

ソースを塗って具材を載せて、ソースをかけてというのを繰り返してホタテバーガーが完成。結構なボリュームのあるハンバーガーです。

ホタテいっぱい

メインとなる春巻きをかじると、ホタテの香りがふわっと広がります。具材にはホタテがゴロゴロ入っていて、ホタテ好きな私にとっては至高のバーガーです。てかこの春巻きだけ何本か食べたい。

野付半島から紋別まで4時間の移動

野付半島から今晩の宿がある紋別までは車で4時間。目的が野付半島と紋別とはいえ、ちょっと距離を考えた行程を考えるべきではないのかと考えた自分でも思います。でもTwitter見てたら同じようなことをしている人が居たので、よくある行程なんでしょうね(絶対に違う)

トドワラよりも枯木が見られるナラワラ

トドワラに比べて知名度が低いのですが、野付半島にはトドワラと同じように立ち枯れした木を見られる「ナラワラ」という場所があります。場所としてはネイチャーセンターに行く途中の小さな駐車場。

歩いて行けなくは無さそうだけど……。

トドワラと異なり遊歩道などは無く、駐車場から眺めるにとどまります。今の時期なら歩いて行けなくはないのでしょうけど、地面が結構見えているので危なさそうです。知名度は低いけども枯木の数はこちらの方が多いので、枯木を見たいならトドワラよりもこちらがおすすめ。

突如現れる廃線跡の橋梁

なんだこれ!?!?

標津から斜里に向かって根北峠を通っていると、途中に大きな橋梁の跡が突如出現。これは見てみないとということで、車を止めてみてみることに。

降りて間近に見ると大きさがわかります。きっと鉄道の廃線跡?と思いつつも眺めてみると、看板があったので写真を撮って内容を確認。どうやら昭和45年に廃線となった知床斜里から越川までを結んでいた「根北線」という路線の「越川橋梁」という橋のようです。

なおこの橋梁は越川より先、根室標津への未成線区間にあった橋梁なので、実際に列車が走ったことはありません。

ちなみに橋梁が作られたのは戦時中。鉄が不足していた時期なので、鉄筋コンクリートではなくただのコンクリートで出来ています。

オホーツク海に一番近い「北浜駅」で流氷を見てきた

斜里から車をさらに走らせて、途中北浜駅にやってきました。ここはオホーツク海から一番近い駅として有名で、観光列車「流氷物語号」では長時間停車して流氷を眺めることもできるようになっています。

北浜駅には流氷を眺めることができる展望台があります。さて流氷はどれくらいあるでしょうか。

流氷は無くはないですが、まばらにしか残っていませんでした。これじゃ流氷の船も期待できそうにないですね。今回は船はあきらめることにしましょう……。

この北浜駅は流氷の他にも話題になる場所があり、それが駅舎の中。以前から来た記念に名刺を貼っていくのが恒例となっているようで、一面に張り巡らされています。でも天井近くってどうやって貼ったんでしょうね。

道の駅「流氷街道網走」でお菓子をもらってきた

続けてきたのは、流氷の船の就航場所及び道の駅となっている「流氷街道網走」です。ここには船に乗れればと思ったのですが、流氷が無いなら乗る意味もありません。

中で流氷の状況が流れているのですが、氷なしという悲しい内容。これでは乗る意味もありません。

なんだこの人

そんな中ですが、道の駅の中はすごい人。満員電車のような状況で、出口に抜けるだけでも一苦労です。ソフトクリーム食べたかったけどこれじゃ無理そうですね。

ちなみにここに来た一番の目的がコレ。ピーチの航空券に持ってくると記念品がもらえるって書いてあったのでもらいに来たんです。もらえたのはお菓子だけだったけどね。

湧網線の廃線跡と能取湖

網走からは廃線となった湧網線と名寄本線を巡りながら進んで行きますが、まずは能取湖畔を進んで行きます。途中湖を眺める駐車場があったので寄ってみましたが、ここも見事に凍っていて真っ白です。

この場所から横を見ると、今は雪で通れませんがサイクリングロードが広がっています。ここが湧網線の廃線跡で、もう少し先まで行くと能取駅跡が残っています。

今は寂しいラインナップのところ道の市

この辺りに来ると毎回寄っているところ道の市。ここでは近くで捕れた魚介類を販売しているのですが、今の時期は捕るに捕れないらしくて寂しいラインナップでした。4月以降になるといろいろと捕れるらしく、6月に来れば時知らずなどもあるとのこと。6月に来るか……。

なお捕れない理由がこちら。サロマ湖も凍って真っ白です。

その後は夕暮れの湧別を通過しつつ紋別に到着したのは18時過ぎ。元々の予定で18時位に到着したいと思っていたので、計画としては予定通りに遂行できました。

途中で夕日で目がっ!と思ったらシカが飛び出してきて衝突!?というヒヤリハットもあったけども無事に止まってセーフ。制限速度は守るもんですね。そういえば制限速度といえば、ところ道の市の先くらいで覆面パトカーが全速力で車を追っていたのはなんだったんでしょう……?

西武グループではない紋別プリンスホテルに宿泊

本日の宿は紋別市内にある「紋別プリンスホテル」というホテルです。プリンスと言っても西武グループのプリンスホテルとは別物。

このホテルの目と鼻の先には、紋別セントラルホテルがあります。今回宿泊した理由は以前宿泊したセントラルホテルと比較したいというのが一番の理由です。てかそのために紋別に来ました。

朝食はホタテが食べ放題!「紋別セントラルホテル」に宿泊してきた
ホタテが存分に食べられるホテルです!ホタテ好きにおすすめ!

フロントは比較的広々としており、ゆったり待つにも苦になりません。さらにはお土産コーナーもあるので、空港とかで時間が無いなら先に見てしまうのもありかも。

アメニティはエレベーター前に置いてあります。コーヒーが好きな本数持って行けたので、個人的にはこういう仕組みのがありがたいですね。不要なものは持っていかなくても良いですし。

部屋はツインルーム

今回部屋はツインルームを選びました。1人でもツインにすれば、ベッドの上に荷物などが置けてテーブルなどが広々使えるので好きなんですよね。

テーブルは広々サイズ。コンセントもあるので、作業などはしやすいと思います。

なおコンセントはベッドの真ん中にも設置。ここにあると寝るときに充電しやすいので便利です。

冷蔵庫はからっぽ。小型サイズです。

バス・トイレ。浴槽はそんなに大きくないけど、ここには天然温泉の大浴場があるのでここの広さはあんまり気になりません。

部屋の隅には加湿器が用意されていました。今の時期だとエアコンで乾燥してしまうので、加湿器があるのは嬉しいです。

クローゼットの中にはスリッパや金庫が。使い捨てのスリッパが用意されているので、共用スリッパが気になる人でも安心です。

チョコレート

そして先程のテーブルの上にはチョコレートが3つ。こういうサービスって嬉しいですよね。

地域クーポンを消化するために買い出しへ

昨日と今日の宿泊は全国旅行支援を使用しているので、地域クーポンがもらえます。でも早々に消化しないと最後にバタバタしてしまうので、早めに使うために紋別市内で消化します。

地域クーポンの使い道として便利なのがガソリン。北海道の地域クーポンではガソリンスタンドが利用可能なので、給油してしまうのが一番無駄がありません。でもオカモトセルフで入れると支払いのレシートを出して地域クーポンと現金が引き換えとなるので、錬金術かと思ってしまいます。

ちなみに北海道だとオカモトセルフとモダ石油が格安スタンドとして有名ですが、表示価格よりもため得カードで割引が多いモダ石油の方が安くなる印象です。

買い出しを終えて戻ってきました。この十勝納豆の山は毎度恒例の北海道からのお土産。来るたびに買い込んでいて、今回は8パック!家に帰ったら冷凍庫で保管してゆっくり食べます。

夕食はイオンにて購入。時間が遅かったので寿司と刺身が少しだけしか残っていませんでした。まあウニやいくらもある寿司が半額だったので良しとしましょう。そして一緒に買ったのがフグの刺身。淡白で美味しいですね。

明日は流氷が無いので計画を変更して女満別空港に

紋別では流氷のガリンコ号に乗ろうかなと思っていたのですが、見事に流氷がゼロという予報。流氷も無いので4,000円もする船に乗るのもなぁと思うので、予定を変えて女満別空港に行きつつ観光していきたいと思います。

しかしどこに行きましょうね。紋別でアザラシがみられるらしいということで、そこをまずは見に行こうかな。

運航休止となるピーチの女満別便に乗って女満別空港へ、レンタカーで巡る冬の道東旅:3日目
ホタテは美味しかったけど、流氷は沖に流れてしまいました……。

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