自家用車で房総半島へ、海や海産物を楽しむお気軽旅行:2日目

2023年の旅行記
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おはようございます。今日は房総半島から戻りつつも道中に寄り道していこうかなと思ってます。

ある程度の候補は決めてあるんですが、全部回れるかは時間との戦いかな……。

自家用車で房総半島へ、海や海産物を楽しむお気軽旅行:1日目
自家用車で来ると自宅から荷物詰めるので楽ですね……。

昨晩の房総えびが味噌汁になった朝食

朝食は7時半。ごはんに焼き魚、目玉焼きにのりというシンプルなメニューです。でも右上の味噌汁にエビが入ってますね。

このエビは昨晩食べた房総えびの殻の部分。残った部分も有効活躍されています。だしが効いて美味しい。

食事を食べてのんびり過ごしたらチェックアウト。お世話になりました。

要塞跡もある大房岬へ

朝の天気は今日も微妙な感じ。ということで館山の岬まで行くのはやめて、近くにある大房岬へと行ってみることに。個人的には景色よりも旧日本軍の要塞跡が気になる場所です。

原岡桟橋は……

道中、原岡桟橋に再訪してみましたが微妙。特にまた渡ることもないなということで早々に退散しましょう。

遊歩道から

大房岬は高台にある岬で、車で坂道を上った先にある駐車場に止めて歩いて巡ります。公園内は階段や坂が多いので、歩きやすい靴で来ると安心です。

階段を登ると景色が楽しめる

公園の中心部に大きく佇む塔。これは展望塔で、自由に登って景色を見ることができます。無料だけど階段しかありません。

晴れてきた

展望台からは対岸にある神奈川県の三浦半島が眺められます。こう見ると近く見えますね。三浦半島も三崎口に行っただけで巡ったことないんだよなぁ……。

こちらは東京方面を眺めてみた写真。右手に見えるのは房総半島ですが、この方面だと木々が多くてあんまり展望としては良くない。

旧日本軍の弾薬庫跡

展望塔のすぐ近くにあるこれは砲台の跡地。結局使われなかったそうですが、台座だけはそのまま残されています。そしてこの裏手には……。

謎の通路

木の下のスペースに人工的に作られたコンクリートの構造物があります。中に入ってみましょう。

ライトつけないと見えない

中には奥行きのある部屋が2つ。ここは昔は弾薬庫だった場所。当時の面影は残っていませんが、なんだか異質な雰囲気を感じます。

他にも残る要塞跡

先程の弾薬庫から少し離れた場所に、要塞が何個も残っている場所が。ここは長い間放置されていたけども、2001年に文化財に登録となって自治体で管理されている場所です。

山肌にぽっかり空いた縦穴。ここから要塞に突入していきます。

もぬけの殻

通路を通った先にはコンクリート造りの建物があり、内部に入ることができます。とはいえ何か文字などの痕跡が残っていることもありません。

表から見るとこんな形。なんか神社の鳥居のようにも見えるような気がする。

洞窟みたいになってる

先程の建物の先にも要塞が続いており、こちらは先が見えません。ちょっと怖い雰囲気。

暗くて冷たい空気が通る

入ってみると奥に光が。完全に奥が行き止まりだと真っ暗で何も見えないのですが、前後から光が差し込んでいるのでライトがなくても進んでいけそうです。

一つ気になったのが、壁に埋まっている木材。一定の間隔で埋められて線のようなものが書かれているのですが、一体何のためにこんなものがあるんでしょうか?

池のようになってる

奥まで進むと吹き抜けとなった部分と、先にある謎のスペース。吹き抜け部分には雨水が溜まって池のようになっているので、先には進めそうにありません。

吹き抜けの上の部分に行こうと思ったのですが、山側は立入禁止になってて入れませんでした。上がどうなってるのか気になるところだったので残念。

この要塞跡は公園のあちこちに散らばっているのですが、場所によっては発電所として利用されているところも。要塞発電所なんてここくらいにしかないのでは?

清々しい空気の公園を散策

森の中の池

要塞を一通り見たら、ぐるっと回って駐車場に戻るのですが、道中にもいろいろ見るスポットがあるので軽く紹介。

この池はモリアオガエルの産卵場所になっているようで、時期になると真ん中の倒木あたりに産卵をしている姿を見ることができるようです。

私が見たときには時期が違うのでカエルは居ませんでしたが、代わりにギンヤンマがたくさん飛び交ってました。ギンヤンマとか久しぶりに見かけたかも。

続けて不動滝と書かれていた場所。滝と名付けられてはいるものの、実物を見ると水が染み出しているといったほうが正しいのでは?と思える水量。滝と思って見に来るとガッカリしそうです。

この滝のある場所は大きな広場になっていて、先からは海を眺めることもできるようになっています。

雲が多いのが残念……!という雰囲気ですが、ここからは小島と館山を眺められます。

岸の方を見ると海と崖のコラボレーション。比較的近くでこういう光景が見られるのも良いかも。さすがに以前長崎とかで見た光景に比べると見劣りしちゃいますけどね。

館山には鉱泉がいくつかあるけど入れなかった

千葉県にはあんまり温泉は多くないのですが、鉱泉を沸かしたお風呂が何個かあります。入れるかな……?と見に行ってみることに。

最初にやってきたのは正木鉱泉。正木という場所にあるからそういう名前で営業していました。そう、「営業していた」わけで、今では廃業してしまって入れなくなってしまっています。

続いてはその先にある神河鉱泉という場所。おばあちゃんが1人で営業しているようですが、こちらも現在は入浴は休業中で持ち帰りだけの対応となっているようです。ということでお風呂にはありつけませんでした……。

道の駅「ローズマリー公園」でくじら丼を食べてきた

洋風庭園という感じ

お昼ご飯を食べにやってきたのは、ローズマリー公園という道の駅。ここは建物が洋風になっている他、花が植えられた庭園などもある道の駅です。お土産の他、飲食店も併設されています。

なんだかどこかの撮影スタジオにもなりそうな雰囲気。コスプレイベントとかできれば良いとは思いますが、こんな場所まで人はそんなに来ないか……。個人的にはロリィタのポートレートとか撮りたくなる風景です。

併設の「おさかな丼屋 とと丸」で昼食

昼食を食べに来たのは、ローズマリー公園の中にある「おさかな丼屋 とと丸」というお店。いろいろな海鮮丼がラインナップされていますが、その中でも目的だったくじらめしを注文。お値段は1,375円ですが、宿泊時にもらった地域クーポン1,000円分を使用したので実質375円でした。

お盆が大きいから小さく見える

これがくじらめし。赤身と漬けが合い盛りになっているどんぶりです。付け合わせにガリが付いてきました。

上から見るとあんまり量が無いようにも見えますが、下の器にはご飯がたっぷり入っているので、結構ボリュームがあるどんぶりです。

店員によると、くじらにはにんにくしょう油が合うというので試してみました。さっぱりした赤身にパンチの有るにんにくが合って美味しい。

マグロなどの魚に比べると硬めの肉質ですが、食べ応えがあって個人的には好きな味。なかなか食べられないのがネックなんですけどね。

そしてここのおすすめはお茶漬けに使える魚介スープ。これを掛けて海鮮お茶漬けを作ることができます。

だし茶漬けというよりも海鮮スープリゾットという感じで、めちゃくちゃ濃厚で美味しい。このスープでラーメンとか食べたいと思うほどのおいしさで、何杯も飲んじゃいました。

食後にお土産コーナーで三浦商店という館山の企業が販売している納豆を購入。見たことない納豆を見るとついつい買いたくなってしまいます。

その後近くの地場スーパーでも同じメーカーの納豆を購入。そろそろ食べた納豆をまとめるサイトでも作ろうかな……(私自身が記録しておきたい感じがある)

ハートに見えると話題になった亀岩の洞窟

鴨川から内陸部を走ってたどり着いたのが亀岩の洞窟という場所。ここはタイミングが合うと洞窟がハート型に見えると話題になっている場所です。

ゴーン

滝への道には幸運の鐘がありました。好きに鳴らせるようなので鳴らしてみると思ったより大きな音でびっくり。

ここだけ見てもよくわからない

洞窟のところは川になっており、川の隅から洞窟を眺めるようなスタイルです。足元があんまり良くないですが行ってみましょう。

鳥さんがゲスト
言われてみれば半分のハートにも見える

今の時間だと後ろから日が入ってることもあり、で、何がいいのという光景が広がります。朝日が綺麗に入ると、奥の洞窟を通ってハート型に見えるらしい。

元々は川だった緑地

元はここに川が流れていたものを、人工的に短絡してできたのが先程のトンネル。以前は遊歩道の場所に田んぼを作って稲作をしていたようですが、今ではきれいな散歩道になっています。

時期によってはホタルが見られるようで、ホタルの写真なども飾ってありました。ホタルなんてもう何年も見てないから見てみたいなぁ。

季節のソフトクリーム

散策したら甘いものが食べたくなったので、少し先にあったミニストップで優待券を使ってプレミアム白桃ソフトクリームを食べてきました。優待券ならプレミアムも食べられるからおいしい。

久留里線の終点「上総亀山」近くの亀山湖

いい感じの橋がたくさん

房総半島を北上しながら、久留里線の終点駅「上総亀山」近くにある亀山湖にやってきました。この辺りでは湖に多くの橋が架かり、山と川を一望できるスポットになっています。

ボート楽しそう
橋から見える橋って好き

先の写真が川俣大橋で、次の写真が坂畑橋から岩の上橋を眺めた光景です。もう少し天気が良ければ絶景にもなったかなと思うと、天気が微妙なのが残念。

サル!

写真も撮って出発したところ、先の橋でお猿さんを発見。こっち向いてもバナナはないよ。

千葉県に無数にある素掘りトンネル群を見てきた

以前から千葉県には無数の素掘りトンネルがあると聞いていたのですが、帰り道に寄れそうな場所がいくつかあったので見に行くことに。

目的のトンネルではないのですが、清澄養老ラインの途中に謎のトンネルを発見。覗いてみるとただの材木置き場でした。さすがに車が通るほどの幅もないので、旧道ってわけでもなさそうです。

有名な二層式トンネル「向山・共栄トンネル」

観光地化したトンネル

最初にやってきたのは、養老渓谷近くにある二層式のトンネルとして有名となった「向山・共栄トンネル」です。入り口から見ると普通のトンネルですが、中にはいると意味がわかります。

なんだこれ

奥から入ってきたのですが、途中から高さの高いトンネルになっています。トンネルの出口に別のトンネルが繋がっていることで二層式のトンネルになっているというわけです。

比較的車の往来も多いので怖さは感じませんが、高い方のトンネルを暗めに撮るとなかなかのインパクト。知らずに夜に通りたくはない道ですね。

このトンネルの手前は渓谷が広がっていて、川のほとりには旅館もあります。こんな場所で泊まるってのも風情があって気持ち良い朝を迎えられそうです。

通り抜けは諦めた、酷道にある手掘りトンネル

続けてやってきたのは、観光感は皆無な素掘りトンネルの一つ「杉畑第一隧道」です。ここまでの道も狭くて離合は厳しいのですが、舗装されているからまだ安心できます。

この先に行くなら「覚悟」を決めていきましょう。

先程の杉畑第一隧道を通ると舗装された道は終わり、未舗装の道路が続きます。しばらく走ると見るからに素掘りのトンネルがお出迎え。

補修の跡が多く残るトンネルですが、圧迫感もあって結構怖い。中は鍾乳石が少しずつツララのようになっている場所もありました。

この先も恐る恐る向かったのですが、通ったら千と千尋の神隠しのように別世界に行ってしまいそうな「この先私有地」と書かれたトンネルと、行けるかわからない泥道に分岐してしまったので断念。

というか現在地もよくわからなくなっちゃったんですよね。全キャリア圏外だし、スマホのGPSも全然違う場所に飛んでるしとなんか怖くなっちゃいました。

一応道としては繋がっているので、徒歩やオフロードバイクなら通り抜けていくこともできるのではないでしょうか。私は帰れなくなりそうだったのでやめておくことに。

この道は上総大久保駅側に抜けているのですが、反対側からもどうなっているのか見に来てみました。細くなった道にあるのは芋原第一トンネル。

天井には「ウキウキ」と書かれていることから、通称「ウキウキトンネル」なんて呼ばれているらしいこのトンネル群。ウキウキじゃないよヒヤヒヤトンネルだよ……。

時が止まった廃校「白鳥小学校」

先程のトンネルに行く道の途中にある白鳥小学校。10年前の2013年に閉校となり、今でも校舎などはそのまま残されています。

広々とした芝生の校庭の奥には遊具などがあり、今でも使われてそうな感じです。近くに公園もなさそうなので、公園代わりに使われてるのかもしれませんね。

こちらが校舎。真ん中の時計が3時半くらいで止まってしまっています。なんか小学校の下校時間のようで、最後に下校した時間で時が止まったような雰囲気です。

先程から少し奥に入ったところ。雰囲気的にはこっちが児童の入り口だったのでしょうか。奥にはプールもあるようですが、閉まっているので行けなさそうでした。

校庭にあった国旗掲揚台には、新し目な金属バットが残ってました。近くの人が野球でもしに来たのかもしれません。窓を割らないようにね……。

日本の少子化に伴い、今後もどんどんと増えていくであろう同様の廃校。あなたの近くの小学校も10年、20年後にはなくなってるかもしれませんよ。

……とはいえ結婚もしてなくて子供もいない私が偉そうに言える立場じゃないんですけどね。

明治から130年残る「永昌寺トンネル」

今回の旅の最後にやってきたのが、月崎駅の近くにある永昌寺トンネル。ここはなんと明治31年、1898年に作られた当時のままの姿を残す歴史遺産とも言えるトンネルです。

まるで将棋の駒のような五角形をしているのが特徴で、こんなトンネルは初めてみました。

先は通り抜けができるのですが、悪路が待ち構えています。(ストリートビューで見られます)私も出てみてからバックで戻ったのですが、狭いトンネルを長々と戻るのは結構怖かった……。まあぶつけなかったのでセーフですけどね。

近いけど新たな発見が多かった房総半島

房総半島といえば列車の大回りで巡ったり、海を見たりということしかしたことがなかったのですが、今回車で走ってみて色々と新たな発見ができたのは楽しかったです。

そしてやはり海の幸は豊富だし、捕鯨をしているのでおいしいくじら肉も楽しめます。都内から日帰りでも問題なく行ける距離なので、GWなどにちょっとお出かけするのもいいかもしれません。なお私は房総半島に長々と居すぎて、家に帰ったのは22時近くでした(ずっと下道だったのもある)

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