三井住友カードではタッチ決済をした場合の還元率を一部の加盟店で5%とするキャンペーンを継続的に実施していますが、2023年7月から還元率が改定されます。
たいていこういうニュースは悪くなる話なのですが、今回は珍しく還元率アップに。でも注意点もあるので、確認しておきましょう。
スマートフォンを利用したタッチ決済の還元率が6.5%へ
三井住友カードでは、通常の還元率0.5%に加えて、特定の加盟店でタッチ決済を行うことにより4.5%上乗せされて5%になるキャンペーンを実施しています。このキャンペーンの還元率が2023年7月から変更となります。
6月30日まで | 7月1日以降 | |
Apple/Google Payを利用したタッチ決済 | 5% | 7% |
物理カードでのタッチ決済 | 5% | 5% |
物理カードでの磁気、IC取引 | 2.5% | 0.5% |
Apple/Google Payを利用したiD決済 | 2.5% | 0.5% |
(通常付与率0.5%を加算)
6月30日まで | 7月1日以降 | |
Apple/Google Payを利用したタッチ決済 | 5% | 7% |
物理カードでのタッチ決済 | 5% | 5% |
物理カードでの磁気、IC取引 | 5% | 1% |
Apple/Google Payを利用したiD決済 | 5% | 1% |
(通常還元率1%を加算)
変更内容を通常還元率と共に表にまとめてみました。物理カードでのタッチ決済は5%で変更はありませんが、Apple PayやGoogle Payを利用したタッチ決済に関しては還元率が2%!も上昇し、7%の還元率に。
その代わり、タッチ決済以外のIC取引やiD取引を行った場合は、追加ポイントが無くなり通常還元率0.5%のみに変更されます。
iD決済が対象外になることで、ローソンのApple Payでの週末5%還元と二重取りが出来なくなるのは改悪点と言えるかもしれません。(特にプラチナプリファード)
また、Mastercardブランドで持っている人は、Androidの場合iDでしか登録できないので、iPhoneに切り替えるか、Visaブランドのカードを追加発行するのが良さそうです。
特定加盟店としてリストにあるのは、コンビニ各社の他、マクドナルド、すかいらーくグループ、ゼンショーグループ、ドトールグループにサイゼリヤなど、日本全国多岐にわたります。端数の会計でも加盟店全体の合算なので取りはぐれが少ないのも魅力的です。
Oliveの特典を合わせれば、さらに還元率アップも
三井住友カードでは、総合金融サービス「Olive」を申し込みの上で条件を満たすと、先程の特定加盟店の還元率が最大でプラス10%となる特典が提供されています。
それが変更されないという前提で考えると、スマートフォンのタッチ決済するだけで最大17%還元という非常に大きな還元となります。とはいえ上限は厳しいことを考えると、気軽にできるのは9%還元くらいかなとは思いますが……。
なおOliveでは紹介キャンペーンを実施しており、紹介コード「SF00149-0000037」を入れた上で条件を満たすと1,000ポイントもらえます。まだ作ってない人は7月の還元率アップまでに作っておくのも良いかもしれません。
しかし何もしないでタッチ決済するだけで7%……恐ろしい三井住友カード。
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