楽天の株主優待で「タダモバイル」を手に入れたけど、都心部では実用に耐えなかった話

MNO/MVNO
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楽天グループが2023年12月権利分として提供している「30GB/月」使える音声SIM。容量も多いのでソフトバンクの再販SIMの代わりになるかなと少し使ってみましたが、ちょっと実用に耐えない状態に。都心部で楽天モバイルをメインとして使うのは厳しいかもしれません。

毎月30GB使える音声SIMが、1年間無料で使える株主優待

楽天グループの株主優待が変更、1年使える30GB/月の音声SIMへ
今から買っても対象外なことには注意が必要。

当初はデータSIMだけだったので、あんまり目立っていなかった株主優待。それが2月頃に「1年間使える30GB/月の音声SIM」に変更となると聞いて、権利を取っていなかった人が後悔しているのも見受けられました。私は当初のでも「ネタになりそう」と確保していたので、棚からぼたもちのような状態に。

株主優待のSIMはめちゃくちゃシンプルに届く

そして5月になり、申し込みをしていた物理SIMが到着。受取こそ本人限定郵便ではありましたが、中は開通済みのSIMと簡単な紙が一枚。スタートガイドはスマートフォンで見るようにという、なんともシンプルな構成でした。

画像:Y!mobile

Pocket WiFi® 5G A102ZT|モバイルデータ通信端末|製品(Y!mobile)

利用する端末は、Y!mobileから販売されている5G対応のモバイルルーター「A102ZT」です。パートナーエリアのBand18には対応していませんが、楽天モバイルの5G/4Gに関しては問題なく繋がるため、都心部の利用であれば支障はないかなと選択。

パートナーエリアも繋がるようにとすると、auから販売されているモバイルルーターを買うのが無難。でもメインのX11やX12は、なんとも評判の悪い機種なのがネックです。

都心部の通勤時間では、速度が遅くて使い物にならなかった

もともと使っていたソフトバンクの再販SIMを抜いて楽天モバイルに付け替え。自宅では100Mbpsほどの結果を叩き出し、これだけ使えればメイン回線になるかな?と期待。

ダウンロードが遅い……

さっそく通勤時間に使ってみたところ、Twitter(X)のタイムラインが読み込まなかったり、ウェブブラウジングにも苦痛を感じるほどの体感。

どのくらいの速度なのかと測定してみると、ドコモのようにスピードテストが失敗するほどではないけど、混雑しているMVNOのような下りだけ遅いという状況に。

通信制限かな

場合によっては1Mbpsを切ることも多くあり、耐えきれなくなりWi-Fiを切断してドコモ回線に切り替えるようなことも多くありました(でもドコモが使えるわけではない)。

SoftBankを使っていても遅いことはあったけども、ここまで苦痛を覚えるほどに遅かったことはない印象なので、1週間ほどで使うのをやめちゃいました。これじゃメイン回線なんて到底無理に感じます。

空いてるときは快適

一方、夜間など人の少ないときはとても快適。ドコモのような謎の通信速度の低下ではなく、単純に基地局が混みすぎてて速度が出ていないっぽいんですよね。なので「エリア」という面では都心部のが良いかもしれないけど、メインで使うというなら郊外のほうが安定して使えるんじゃないかと思います。

でも私の移動範囲の場合、無料で使えても他社回線を用意したくなるし、お金を払うなんてとんでもない!なんて思うほどに品質が悪い状況。やっぱりSoftBankが無難なのかな……と再確認できた一件でした。

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