JCBは、オリジナルカードを中心に展開しているポイントサービス「Oki Dokiポイント」を2026年にリニューアルすると発表しました。付与単位が1,000円だったり、交換先によって価値が変わる面倒なポイントという印象のポイントだけど、どうなるのか楽しみです。
「わかりにくい」「使いにくい」印象のOki Dokiポイント
JCBが発行するクレジットカード(一部提携ポイント付与カードを除く)を使うと貯まるOki Dokiポイント。1,000円利用するごとに1ポイント(JCBの言い方だと、これが「1倍」となる)が貯まり、最大で1ポイント=5円の交換先に交換できることから、実質な還元率は「0.5%」となっています。
還元率として最大となるのは、JCBのプリペイドカード「JCBプレモ」にチャージした際。でもこの場合は最低でも200ポイント貯めないとならないため、一般カードでは40万円を使わないと交換できないことになります。一応Amazonなど、1ポイントから使える交換先もあるものの、その場合の還元率は0.35%に。
1%の高還元率を売りにして、なんか知らないけども勧める人が多い「JCBカード W」も同じで、結局還元率1%を獲得するには20万円を利用して200ポイントを貯めないとなりません。「1ポイント=1円として使える」のが一般的になっているこの頃では、正直使いにくいポイントではないでしょうか。
2026年に「使いやすく」「貯めやすい」サービスへ
そんな使いにくい印象の「Oki Dokiポイント」でしたが、2026年にリニューアルすると発表されました。リリースを見たときには「2026年って遅くない?2024年度中にリニューアルしてくれ」と思ったのが第一印象だったけど、使いにくいのはJCBも自覚していたようです。
今時点ではリニューアルするという情報しかなく、詳細な仕様は発表されていません。しかし三井住友カードのワールドプレゼントの前例を見ると、以下のように変更されるのかな?と想定しています。
現行 | リニューアル後 | |
通常還元率 | 0.5% | 0.5% |
付与単位 | 1,000円 | 200円 |
ポイントの価値 | 1ポイント=5円 | 1ポイント=1円 |
交換単位 | 200ポイント ※1,000円相当から | 1ポイント |
名称 | Oki Dokiポイント | Jポイント |
名称に関しては「Vポイント」がVisaから取ったのなら、JCBなら「Jポイント」じゃないかという単純な考え。あとは、オリジナルシリーズの特典もエントリーが面倒なので、自動的に特約店としてポイントアップしてくれればいいな。
ここ最近はVisaやMastercardなど、米国資本のクレジットカードの表現規制によって注目を集めているJCBカード。無難にメインとして勧められるカードとして進化してくれることを期待したいです。
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