楽天カードは、これまで招待制としていた「楽天ブラックカード」を条件を満たすことで誰でも発行できるように変更すると発表しました。一般的に「ブラックカード」というと、カードの中でも高いステータスがある印象がありますが、楽天ブラックカードはプラチナみたいなカードです。
招待無しで「ブラックカード」を発行することが可能に
楽天カードは「普通カード」「ゴールドカード」「プレミアムカード」が一般に知られていますが、招待制の「ブラックカード」が存在していました。今までは条件が未公開となっていましたが、今回招待の条件が明確に記載されたことにより、条件を満たせば発行できるカードに。
- 「楽天プレミアムカード」を12か月以上、継続利用していること
- 年間の決済額が500万円以上なこと
発行可能となる条件は上記2点。年間の利用額が500万円を超えていることというのがハードルが高いかもしれないけど、楽天市場などでぐるぐる回している人ならば達成している人も居るかもしれません。
年会費はプレミアムカードの3倍。それほどの価値はあるのか
楽天ブラックカードの年会費は33,000円となっていて、年会費だけを見ると「プラチナカード同等」と見るのが正しいような雰囲気です。利用可能額の上限は最高1,000万円、海外旅行の損害保険が最高1億円というのも、セゾンカードなどで見たことのあるような金額。名ばかりブラック感が否めません。
楽天ブラックカード | セゾン・アメックス・プラチナ | |
年会費 | 33,000円 | 22,000円 |
通常還元率 | 1% | 0.75% |
利用可能枠 | 最高1,000万円 | 非公開 |
海外旅行保険 | 最高1億円 | 最高1億円 |
国内旅行保険 | 最高5,000万円 | 最高5,000万円 |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB | アメックス |
コンシェルジェサービス | あり | あり |
プライオリティパス | 同伴2名まで無料 | 本人のみ無料 |
グルメ特典 | なし | あり |
リーズナブルなプラチナカードとして知られる「セゾン・アメックス・プラチナ」と比較してみた表がこちら。大きな違いとしてはプライオリティパスの同伴者の可否で、楽天ブラックカードは同伴者2名までが無料というのは大きなアドバンテージだと思います。しかし年に何度も行かないのならば、年会費の差とトントンかもしれないけど。
一方で、2名で1名分の食事代が無料となるようなグルメ特典は提供されていないようです。
また、国際ブランドとして複数選べるのも利点の一つで、ここ最近の米国発の国際ブランドによる表現規制にも対応できる(?)JCBが選べるのも良い点に思えます。
しかし全体的に「ブラックカード」というよりかは「プラチナカード」な雰囲気のするカード。年会費を3万円とるために、無理やりブラックと言ってるだけにも感じますね。
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