登別温泉の先にある静かな温泉地「カルルス温泉」にある「鈴木旅館」宿泊記

宿泊記
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北海道の中でも有名な温泉地の登別温泉。その周囲で温泉宿を探していたら、少し先にある「カルルス温泉」という場所を発見。お値段もリーズナブルだったし、周囲の環境も静かで過ごしやすそう!と思って泊まってみました。ネコちゃんがたくさんお出迎えしてくれるので、ネコ好きな人にもおすすめな旅館です。

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登別温泉の先にある「カルルス温泉」にある「鈴木旅館」に宿泊

しかのこのこのここしたんたん!?

今日の宿泊地は、登別温泉……の少し先にある「カルルス温泉」という場所。登別温泉からは車で10分もしない距離にあるけども、賑やかな登別温泉に比べて静かな雰囲気が漂います。

「ようこそカルルス温泉」という文字と共に、案内看板が設置されています。なんか昔ながらの北海道の光景って感じ(昔に生まれてないだろ)。

案内看板から少し下ったところに、本日宿泊する「鈴木旅館」があります。手前に駐車場も多くあるので、車で来ても安心。宿泊の他、日帰り入浴も行っているようです。

入口にはたくさんのネコが居て、宿泊客をお出迎え。

ネコとたわむれているとなかなか宿に入れません。走ってみたりゴロンとしてみたりと、自由気ままに過ごしているみたい。

フロントです。スリッパがずらりと並んでいる光景は、旅館に来たという感じがして好き。

飾られている傘は、昔使用していたものだそうです。カステラじゃないけど「電話二番」というのに歴史を感じます。

奥にはお土産コーナーがあり、お菓子やオリジナルの南蛮みそなどが販売。お風呂上がりに嬉しいアイスクリームやフルーツ牛乳もありました。

売店の横には、昭和レトロな品々が展示されています。こういう古いの好きなんだよなぁ。

横にはレトロな雰囲気漂う公衆電話があり、実際に使えるようです。いわゆる「クラシックピンクTEL」と呼ばれるものでしょうか。

フロントの奥には自動販売機がありました。近くに買い物できる場所が無いので助かります。

そしてひょっこり居るのは看板猫の「うめ」くん。自由気ままに宿泊客と遊んだりしていました。

どこにいくのかな。追いかけたら何か良いものがあるのかもしれない。

「本館」「東館」「別館」の3つで構成される旅館

ここ鈴木旅館は、本館と東館・別館で構成されています。各館によって部屋の雰囲気も違うので、泊まりたい部屋があるならばしっかりと確認しておきましょう。私は特に何も考えずに予約したけど……。

こちらが本館の廊下。白を基調にした壁面で、結構新し目な雰囲気です。

一方で東館は、ちょっとレトロな雰囲気が漂います。

ところで、この「鈴木旅館」は明治時代に創業した「寿館」を前身としていて、かなりの長い歴史を持つ老舗旅館。大浴場の手前に、明治から昭和初期の写真が展示されていたので見てみました。

第二期「寿館」です。入口の特徴的なアーチは、この頃からの物なのでしょうか。

大正6年、本館の205号室~208号室のあたりが増築されたころの写真。現在のフロント辺りは、当時は馬小屋だったようです。

大正後期~昭和初期、旅館名に現在の「鈴木」が入ったころの写真。現在の210号室当たりの部分が増築されていた模様です。

当時の客室の写真もありました。純和風という感じで、時代劇なんかに出てきそうな雰囲気です。

別館の渡り廊下の写真で、現在は卓球台やビリヤードが置いてある場所……ってことで見てきました。

ここ!?

当時の写真では壁が無かったように見えるけど、今では壁や窓が設置されているため、言われないと写真の場所だとはわかりませんでした。時代と共に変わるような写真があったりしないかな。見てみたい。

昭和9年、現在の別館が建設されたころの写真。当時は川向に共同の露天風呂があったようで、今でもあったなら入りたかったな。

共同浴場の脱衣所と、現在の別館の写真です。今は川の流れが工事で変わってしまっているので、共同浴場があった当時の面影は残っていないようです。

「有生温泉」と名付けられた大浴場

ここ鈴木旅館では「有生温泉」と呼ばれる天然温泉に入ることができます。天井から吊るされた看板が良い味を出している。

この大浴場は昭和55年に作られたようで、入口には由縁や効能が書かれた木がありました。

この地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです。

昭和55年って1980年なんですけど、確かに1970年代の航空写真と比べると大浴場の部分が増築されているのがわかります。こうして昔の写真と比べるのって移り変わりがわかって好き。

壁に飾られているのは、明治33年当時の温泉について書かれた書物。なんとなく意味は分かるけど、達筆でよく見えない部分も結構ある。温泉の効能とか成分などが記載されているようです。温泉自体はpH7.5の中性の単純温泉で、刺激も少なくて入りやすいお湯でした。

画像:鈴木旅館の公式サイト

温泉は源泉100%の熱いお湯から、夏でも冷たい湧き水を加えて温度を調整した3つの浴槽があり、好みに合わせて好きな温度の温泉に入ることができます。私は源泉の熱いお湯に入ったけど、川湯温泉や草津温泉のように酸性ではないため、熱くても刺激は少なくポッカポカになれました。

部屋は和室で冷蔵庫やテレビの設備あり

お部屋です。今回は本館の部屋が割り当てられました。先述した通り館によって部屋が異なるので、あくまで一例といった感じです。布団は事前に敷かれているスタイルでした。なお部屋には暖房は設置されているものの、冷房は無し。窓を開けて扇風機を回して涼むしかありません。

でも夜は気温も下がってきたので、エアコンなしでも快適に過ごせそうでした。

一方で冷蔵庫の設備はありました。近くにはコンビニなどは無いので、必要ならば登別温泉の中心部か、幹線道路沿いで購入して持参しましょう。

トイレは部屋にないので、共同の洗面台・トイレを使用します。ちなみに蛇口から出てくる水は水道水ではなく湧き水で、夏の暑い時期でもひんやりした冷水が出てきて気持ちいい。

テーブルのリモコンは照明とテレビのもの。あとはお茶請けが用意されていました。

タオルや浴衣・歯ブラシはクローゼットの中に用意されていました。

夕食はシンプルな会席料理

夕食はフロント奥の食堂でいただきます。時間を指定してから行けば、用意されているのですぐに食べられました。

内容はこちら。焼き鮭や鳥の唐揚げ、お刺身に茶わん蒸しなど。特別豪華ではないものの、旅館の食事らしいラインナップです。ごはんは「おひつ」に入っているので、3杯分くらいはありました。どれも味付けは濃すぎずちょうどいい塩梅。ごちそうさまでした。

鈴木旅館の朝食はシンプルな定食スタイル

朝食は焼きホッケや厚焼き卵、納豆などの定食スタイル。バランスも取れて量もちょうどいい感じでした。ごちそうさまでした。

食後はセイコーマートで買って来た「飲むチョコミント」を飲んでみました。冷やして飲むとアイスのチョコミントのようで美味しい。でもやっぱりアイスの方が美味しいかな……。

そういえば入口にあるこの看板、最後が「館」の崩し文字なんでしょうか。なんか「飯」のようにも見える。

ネコとたわむれながらゆったりと過ごせる温泉宿

1泊2食付きで8,000円程度と、リ