セゾンカードがゴールドカードやプラチナカードで提供している「プライオリティ・パス」の特典内容を変更すると発表しました。ゴールドカードでは「スタンダード」の提供となり、頻繁に利用する人からしたら事実上の提供終了と言えそうです。
プライオリティ・パスがデジタル会員証に変更へ
今回発表されたのは、プライオリティ・パスの発行方式と提供プラン。これまでプライオリティ・パスはクレジットカードのようなカードタイプでの提供が行われていましたが、2025年11月4日から「デジタル会員証」へと変更となります。
これにより物理的なカードを持ち運ぶ必要がなくなるので、財布の中のカード枚数を減らせるのは利点ではないでしょうか。

画像:セゾンカード
プラチナカードは同伴者料金がドル建てに変更に
デジタル会員証への変更に伴ってサービス提供内容が一部変更に。まずプラチナカードに関しては、これまで3年間の有効期限だったものが5年に変更されます。また同伴者料金が4,400円と日本円だったものが、35ドル(5,170円)とドル建てに。円安の現状を考えると単純な値上げですね。
提供プランに関してはこれまでと同じく「プレステージ」で、都度の利用料金の負担は無し。年間の利用制限や国内レストラン・リラクゼーションでも利用可能です。

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なおプラチナカードの中で「セゾンプラチナ・ビジネス プロ・アメリカン・エキスプレス・カード」に関しては提供が終了となります。でも多くの人が使っていそうな「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は継続されるので、あまり大きな話題にはなっていない印象でした。

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ゴールドカードはプランが「スタンダード」に改悪
一方でゴールドカード(ローズゴールド含む)では提供プランが「プレステージ」から「スタンダード」へという大きな変更……というか改悪が実施されます。
スタンダードというのはラウンジに入る権利はあるものの、入るたびに利用料として35ドル(5,170円)を払う必要があるというプラン。そのため、年に何回も利用するような人にとっては事実上のサービス終了ともいえる内容です。
その代わり年会費はこれまでの11,000円から無料となるため、海外旅行に年に1、2回程度行くような人であれば「使いもしなかったのに年会費を払った」ってことにならずに使い勝手が良くなる場合もあると思います。
なお現行のプライオリティ・パスは2025年11月30日まで利用可能となるため、それまではプレステージとして利用可能です。国内ラウンジの制限も考量すると、国内旅行に年1・2回、海外旅行に年1回程度行くような人がターゲットなのかもしれませんね。

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参考リンク
「プライオリティ・パス」会員証発行形式およびサービス内容変更について(セゾンカード)
「プライオリティ・パス」サービス内容変更について【プラチナカード】(セゾンカード)
「プライオリティ・パス」サービス内容変更について【ゴールドカード】(セゾンカード)
「プライオリティ・パス」ご提供終了のお知らせ【セゾンプラチナ・ビジネス プロ・アメリカン・エキスプレス®・カード】(セゾンカード)


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