預金金利といえば、少し前までは雀の涙のような状態で有って無いような物でしたが、最近は政策金利上昇によって「金利がある時代」になってきたような感じがします。そんな中でも「高金利」を謳っている銀行として「島根銀行(しまホ!)」「あおぞら銀行(BANK支店)」「山陰合同銀行(DanDanBANK)」を比較してみました。
自分自身が全ての口座を所持しているので、使ってみての実体験なども併せて解説できればなと思っています。
最大で「1.3%」まで上がった預金金利
大手銀行でも10月からは「0.5%」まで上昇する予定の預金金利。そんな中でも高金利を謳う銀行では大台の「1%」を越え、最大で1.2%~1.3%までの預金金利を実現する銀行も出てきました。

画像:山陰合同銀行

画像:あおぞら銀行
まだ10月以降の動向を発表していない銀行もあるものの、今回比較対象とした銀行では以下のような金利に。以前は高金利と話題になっていた島根銀行は、ちょっと金利合戦に置いていかれているような感じが否めません。
現行で最大金利を出しているあおぞら銀行の「BANK支店」では、預金の中で100万円までの部分に対して1.2%の金利となるものの、100万円越えは0.75%に。一方で山陰合同銀行の「DanDanBANK」では、1,000万円以上の預金がある場合に最大金利の1.3%が適用されます。
島根銀行の「しまホ!」は条件なしで0.8%となっているものの、300万円以上の預金がある場合は山陰合同銀行の方が金利は高い状況。新規で開設をするのであれば、わざわざ選ぶ理由は無さそうに感じます。
| 最大金利 | |
| 島根銀行(しまホ!) | 0.8%(条件なし) |
| あおぞら銀行(BANK支店) | 1.2%(100万円まで) 0.75%(100万円を超える分) |
| 山陰合同銀行(DanDanBANK) | 1.3%(預金額1,000万円以上) 1.2%(500万円以上) 1.1%(300万円以上) 1.0%(300万円未満) |
預金の入出金の使いやすさは?
金利の次は預金の入出金の利便性。いくら金利が良くてもお金の出し入れが面倒だと、日常使いはあんまりしたくないなって思うのも事実だと思います。そのため、今回は「ATM」「振込」の使いやすさを比較してみました。
ATMの入出金の使いやすさ
最初にATMの対応状況。まず前提として島根銀行と山陰合同銀行はキャッシュカードの発行がされず、スマホATMが利用可能なコンビニATMでしか利用が出来ません。さらに山陰合同銀行はセブン銀行のみの対応となっているため、エリアによってはATMが無いってこともありそうです。
一方であおぞら銀行ではキャッシュカードが発行されるほか、全国各地に展開している「ゆうちょ銀行」のATMが利用可能。郊外でもATMがある可能性が高い一方で、都心部では郵便局よりもコンビニの方が多いため、ATM探しに一苦労してしまう可能性がありそうです。
| 利用可能な場所 | 手数料 | |
| 島根銀行(しまホ!) | セブン銀行 ローソン銀行 | 無制限で無料 |
| あおぞら銀行(BANK支店) | ゆうちょ銀行 | 無制限で無料 |
| 山陰合同銀行(DanDanBANK) | セブン銀行 | 無料回数分、無料 |
なおこれは銀行よりもATMの仕様なのだけど、最大の出金可能額が結構異なります。ゆうちょ銀行は最大で200万円の引き出しが可能な一方、セブン銀行は50万円、ローソン銀行に至っては20万円しか1回で引き出せません。
振込の使いやすさ
続いては大きな金額を動かすのに使う振込の使いやすさ。普段は金利が高い銀行に置いておき、必要な時に振り込んで資金を移すって使い方が多いと思うので、結構重要なポイントです。
まずは振込の無料回数は、あおぞら銀行が無制限で9回とかなりの好条件。山陰合同銀行も無条件で1回、10万円以上の口座残高で3回と比較的簡単な条件となっています。一方で島根銀行は最低でも150万円以上の残高が無いと無料回数が無いので、結構ハードルが高いなって印象です。
続いては1日の上限。これは島根銀行が最大で2,000万円となっている一方で、山陰合同銀行は500万円と低い上限。1,000万円以上の口座残高に対しての特典を出している割に、出金の制限が厳しいなって印象です。せめてあおぞら銀行のような1,000万円の上限にしてほしい所。
| 無料回数 | 1日の上限 | |
| 島根銀行(しまホ!) | 前月残高 1回(150万円以上) 3回(300万円以上) 5回(500万円以上) | アプリでは500万円 (最大2,000万円) |
| あおぞら銀行(BANK支店) | 9回(条件なし) | 最大1,000万円 |
| 山陰合同銀行(DanDanBANK) | 前々月残高 15回(1,000万円以上) 10回(500万円以上) 5回(100万円以上) 3回(10万円以上) 1回(条件なし) | 最大500万円 |
ここまでは回数や上限の話でしたが、一方で使いやすさでは山陰合同銀行が一番使いやすい印象でした。あおぞら銀行は振込はアプリでは不可で、インターネットバンキングかつ毎回認証アプリが必須と手間が多い。
ちなみに1回10万円、1日50万円までを無料で送金できる「ことら送金」に対応しているのは山陰合同銀行のみ。でも受け取りは直接口座で出来るものの、出金は一度「J-Coin Pay」に移動させないとならないので面倒でしかない。それでも対応しているだけ良いかな。
| ことら送金 | |
| 島根銀行(しまホ!) | 不可 |
| あおぞら銀行(BANK支店) | 不可 |
| 山陰合同銀行(DanDanBANK) | 可(J-Coin Pay経由) |
そうそう、大切なことを忘れていました。あおぞら銀行は「モアタイム」に非対応なので、平日の銀行営業時間にしか振込での入出金ができません。これは大きなデメリットだと思う。
その他、各銀行のポイントなど
最終的にどこの銀行が良いかって話で、私は手間とかを考えて山陰合同銀行に集約してしまっています。100万円部分だけをあおぞら銀行に入れても良いけど、毎回金利を計算するのも手間だしね。そして山陰合同銀行は「毎月利息」が付与されるのもポイント。毎月のお小遣いのように利息が付与されるので、金利ってものを毎月実感できています。
貯金に回せるお金が100万円前後ならばあおぞら銀行、それよりも多いなら山陰合同銀行が良いのかなって感じ。島根銀行は……金利が他社に負けている段階では残高ゼロのままです。


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