自社Wi-Fiを他キャリアにも無料開放したau Wi-Fiアクセスを試してみました。
格安SIMなどで通信量にシビアな人に取っては嬉しいサービスとなりそうです。
au Wi-Fiが他社ユーザーでも使える「au Wi-Fiアクセス」
今までauユーザーにのみ開放されていたau Wi-Fiが、au Pay利用者に限り他社ユーザーにも無料開放されました。
今まで実質的にauユーザー限定だったWi2premiumも含めて全開放されたことで、使えるスポット数はかなり多くなっています。
使い方はアプリをインストールしてログインするだけ
使い方自体は簡単で、AppStoreもしくはPlayStoreで「au Wi-Fiアクセス」(au Wi-Fi接続ツールとは別)をダウンロードしてauIDでログインするだけ。
その状態でWi2eapという高セキュリティのSSIDに接続する設定となります。
接続先のWi-Fiは基本的には「高セキュリティのみ」がオススメ
デフォルトの状態ではWi2eapという比較的少ないSSIDにしか繋がりませんが、設定により多くのSSIDに繋ぐように変更が可能です。
トップのメニューから「Wi-Fiエリアオプション」を開きます。
開いた後の設定画面で、「高セキュリティエリアを全て利用」を選びます。するとWi2eapに加えてau_Wi-Fi2というSSIDも利用できるようになります。
全てのスポットを利用にするとWi-Fi設定が凄いことに
全てのスポットを利用するにすると、au関連のSSIDの他にも、自治体などが提供するフリーWi-Fiまで全て登録されます。
要らないものを消してもまた勝手に復活してしまう上、この中には接続しても微妙なSSID(Wi2無印とか……)も含まれてるのであんまりオススメしません。
ですが、比較的スポットの多いWi2premium_clubに繋ぐためには全てにしないとならないのは悩ましい所ですね。
パスワードが公開されてるSSIDは暗号化無しとほぼ同じ
公衆Wi-Fi利用時にVPNを使用する人であれば良いのですが、そうでない人は高セキュリティ以外のものに繋ぐと情報漏えいなどの危険があります。
良く家庭のWi-Fiなどでパスワードを設定すると思いますが、そもそもそれは「勝手に繋げられないようにすること」が目的です。
公衆Wi-Fiではパスワードが公開されているため、パスワード掛かってようと掛かって無かろうと同じようなものなので、公衆Wi-Fiでのパスワードはセキュリティ的にはあんまり意味をなしてません。
実は偽Wi-Fiに繋がることも
また、そのようなスポットは端末はSSIDとパスワードでしか判別ができないため、悪意のある人が同じ名前でスポットを立てた場合は端末は繋いでしまいます。
そういうことからもスマートパスプレミアムで使えるVPNや、自前のVPN環境が無い場合は「全てのスポットを利用」にするのは控えておくのがオススメです。
通信量に怯える人には救世主かもなサービス
大手キャリアでは大容量プランや無制限プランが出てきていますが、やはり毎月の通信量が気になる人も多いと思います。
そんな中かなりのスポット数を誇るau Wi-Fiが無料開放されたのは嬉しいニュースに思えます。通信量が気になる人は入れてみてはどうでしょうか。
ギガぞうのサービスも若干変化
このWi-Fiサービスを提供しているのはワイヤ・アンド・ワイヤレスなのですが、ギガぞうという月額のWi-Fiサービスを提供しています。
今回のau Wi-FiアクセスはギガぞうからVPNサービスを無くしたような形に。そしてギガぞう側は今まで非対応だったWi2premiumも対応となった形です。
また、完全にau Wi-Fiアクセスの下位互換になったWi2 300を契約してる人は解約した方が良さそうですね。
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