1台でUSB充電器とモバイルバッテリーの機能を持ち、1台2役のRAVPowerの「RP-PB125」を使ってみました。
今回の商品はRAVPower様よりレビュー用として提供していただいた品となります。この場を借りてお礼申し上げます。
内容品確認
まずは内容品を確認してみたいと思います。
エメラルドグリーンの箱に入って届きました。
箱の中身は本体と説明書の冊子、USBケーブルと専用ポーチです。
自分はモバイルバッテリーとかもみんなポーチなどに入れて持ち運んでいるため、専用のポーチが付いているのは嬉しいですね。
また、触ってみた感触はサラサラしてる感じで指紋などの痕が付きにくい非光沢仕上げになっていました。
本体をスマホ(AQUOS R2)と比べるとこんなサイズ感です。持ち運びには苦にならないサイズだと思います。
重さは仕様より2g軽い193gです。同容量のモバイルバッテリーとしては重めではありますが、USB充電器機能も付いていることを考えると許容範囲です。
バッテリーを付属のケースに入れるとこんな感じです。綺麗に収まって持ち運びに便利ですね。
側面にはUSBポートが2つと、このバッテリーを充電するためのMicroUSBポートが付いています。また、上のボタンを押すとバッテリーの残量の確認が可能です。
75%以上:4つ点灯
50%以上:3つ点灯
25%以上:2つ点灯
25%未満:1つ点灯
USBポートの反対側にACプラグが付いています。USB充電器として使用する場合や、コンセントからバッテリーの充電を行いたい場合に使います。
このACプラグですが、中に入っているために取り出しにくいのが若干気になりました。
しかし、出っ張っていて一緒にバッグに入れておいて他の機器に傷をつける可能性を考えると、一長一短といったところです。
底面には仕様と併せて重要なPSEマークが記載されています。RP-PB125はコンセントに接続するタイプのため、ひし形のPSEマークも記載されています。
製品仕様を確認
商品名 | RP-PB125 |
バッテリー容量 | 6700mAh |
充電時間(AC/USB) | 3.5時間 / 4.5時間 |
USB出力 | 2ポート 5V 2.4A(合計3A) |
重さ | 195g |
寸法 | 約81×75×27mm |
Quick Charge | 非対応 |
Power Delivery | 非対応 |
次に製品仕様を確認してみました。USB充電器としては一般的な仕様となっており、1ポートで最大2.4Aの急速充電は可能なものの、Quick ChargeやPower Deliveryなどの急速充電規格には対応していませんので注意が必要です。
Quick ChargeやPower Deliveryが必要な人は、上記のRAVPowerの別モデルにて対応しています。
バッテリーへの充電はUSBよりもAC接続のほうが1時間早く充電可能です。また、USB充電器として使用しながら本体のバッテリーへの充電も可能です。
実際に使ってみた
実際にUSB充電器としてと、モバイルバッテリーとして使ってみました。
普段使用しているスマホに接続したところ、5V 1.4A程度で充電されており、急速充電がされているようです。電圧や電流も揺れが無く安定して出ていました。
コンセントの場所は結構取ってしまうのが難点
モバイルバッテリーが付いているため仕方がないといえばそうなのですが、コンセントに差し込むと結構幅を取ってしまうのは難点かもしれません。
気になる人は、あらかじめ短いコンセントの延長ケーブルを用意しておくと、コンセントの占有問題が発生せずに良いと思います。
「Bluetoothイヤホン入力モード」とは?
商品説明を見ている時に、「Bluetoothイヤホン入力モード」というのがあり、これが何なのか気になっていました。
Bluetoothイヤホン入力モードに入るには、電源ボタンを4秒程度長押し(LEDランプが点灯するまで)をすることでBluetoothイヤホン入力モードに入れます。(終了するには同様に4秒程度長押し)
この Bluetoothイヤホン入力モードですが、この状態でスマホなどを接続しても普通に充電できてしまうため、何が違うのかが中々わかりませんでした。
しかし、実際にBluetoothイヤホンを充電してみて、この機能を知ることができました。
今回は見やすいようにMi band3を使用していますが、USBテスターの画面を見てみてください。5V 0.07Aで出力が行われています。
Bluetoothイヤホンなどでは、スマホのように1A越えなどの電力は要求せず、微弱な電力で充電を行います。
しかし、このような微弱な電流では、スマホなどが充電完了したと判断し、出力を停止してしまうモバイルバッテリーが多く存在します。
このRP-PB125も同様に「通常モード」では、数十秒で出力が自動で停止し、充電が行われなくなってしまいましたが、「Bluetoothイヤホン入力モード」では、このような微弱な電力でも止まることなく充電が継続されます。
逆にスマホなどをこのモードで充電してしまうと、充電が完了しても自動で出力を停止しなくなってしまうと思われるため、微弱電流機器のみの使用とするほうが好ましいと思います。
USB充電器状態とモバイルバッテリー状態での挙動の違い
色々検証していく中で、1つ気になる点がありました。それがUSB充電器状態とモバイルバッテリー状態での挙動の違いです。
上の動画を見ていただきたいのですが、これはコンセントを抜き差しし、モバイルバッテリー→USB充電器→ モバイルバッテリーと切り替えを行っています。 (大元のコンセントを抜き差ししています。)
同じ機器を充電しているにも関わらず、モバイルバッテリー状態では5V 1.3A程度、USB充電器状態では5V 1.1A程度と出力が異なっています。
USB充電器状態では本体のバッテリーの充電をするからか、若干出力が落ちているようでした。少しでも早く充電したい場合はモバイルバッテリー状態の時に充電したほうが良いのかもしれません。
まとめ:荷物が1つ減らせる便利なモバイルバッテリー
出掛けるときにモバイルバッテリーにUSBケーブルにUSB充電器と、スマホの充電のための機器を持ち運んでいる人も多いと思います。
しかし持ち運ぶものが増えて荷物が増えることを好ましくないと思う人も多いと思います。そんなときに便利な充電器一体型モバイルバッテリーとなっています。
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