楽天モバイルの規約が10月1日から変更となり「利用の意思の無い契約には損害賠償を請求する」という物騒な一文が追加されています。
おそらく契約して即時MNPするような使い方をけん制する意図ではあるかなと思うのですが、こう書かれてしまうと寝かしてたら損害賠償が請求されるかも、と契約を踏みとどまってしまいます。
10月から規約に「利用の意思のない契約には損害賠償の可能性」と記載が追加
楽天モバイルでは2023年10月から規約が更新され、以下の文面が第15条(当社が行う契約の解除等)に追記されています。
契約者が、本サービス利用の意志が無いにも関わらず本契約を締結したことにより、当社に損害が生じた場合、当社は、契約者に対して、別途当社が損害相当額として定める金額の支払いを請求することができます。また、本項に該当すると当社が合理的に判断した場合、当社は原則として本サービスの支払い手段として契約者が登録している支払い手段により当該損害金の徴収を行うものとします。
【約款変更のお知らせ】楽天モバイル約款変更のお知らせ
長く書いてありますが、要するに利用の意図が無いのに契約した結果により楽天モバイル側に損害が発生した場合には損害賠償を請求する可能性があるということです。なんとまあ物騒な。
4G契約だけではなく5G契約にも同様に記載があります。おそらくは他社を安く使用するためにMNP弾として楽天モバイル回線を使う人が多く、そういう「利用を目的としない契約」に対しては場合により損害賠償も辞さないという強気な態度を取ってきた形になります。
しかしこの「本サービス利用の意志が無い」という曖昧な表現のため、契約したけども使うこともなくて寝かせてるだけ、みたいなのも楽天モバイルのさじ加減一つで適用されるのでは?と考えてしまうと、契約には慎重にならざるを得ないなと感じる一件でした。
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