Kyashの余計な資金移動業登録によりクレジットカードでの送金が出来なくなって大変不便になったKyashですが、唯一の改善点である不正利用の補償に関しての詳細が出ていました。
内容的には他の補償があるプリペイドカードに比べて、嫌々やってるのではと思えてしまうような内容でした。

なお資金移動業への登録に際してのサービス変更に関しては上記記事を参照してください。
今までまともな不正利用の補償が無かったKyash
最近はブランドプリペイドカードでも不正利用の補償をするところが増えてきており、その点明記が無いKyashは見劣りしている状況でした。
しかし、資金移動業への登録に伴い、不正利用の補償が開始されたとのことで、さっそく内容を確認してみました。
本人確認しているアカウントのみが補償の対象
今回Kyashで不正利用の補償対象となるのは、有料のKyash Cardを発行しているユーザーもしくは、銀行口座を連携して本人確認が完了しているユーザーが対象となっています。
本人確認が未確認のユーザー(銀行口座連携せずに、青いカードしか持ってない・Virtualカードのみの場合)は不正利用が発生しても補償対象外となります。
補償対象外になるケースが気になる

Kyashの不正利用の補償の補償対象外となるケースが上記に纏められています(記事投稿時にキャプチャ)中でも気になったところを書いていきます。
10日前までの不正利用しか保証しない
「アプリで通知出るから利用されたかはわかるでしょ」という理由なのか、基本的にクレジットカードやデビットカードなどで補償対象とされる「60日前」ではなく「10日前」という短い期間しか補償されません。
なので、通知を見逃して後から見返していたら身に覚えのない引き落とし……と気づいても手遅れになる可能性があります。
補償されるのは1年に1回のみ
「前回の補償から1年以内の補償申請である場合」は補償対象外ということで、補償対象となるのは1年に1回のみということに。極端な話1000円不正利用されて1年未満に10万円不正利用されても後者は補償対象外となるということに。
「戦争、災害、疫病、地震等、社会的混乱の際に生じた不正利用」って今は補償対象外ですか……?
今は新型コロナウイルスの社会的混乱が起きているといえばそうだと思うのですが、この表記を見るとそれを理由に今不正利用されても補償対象外になるのではと思ってしまいます。
正直災害やら地震って年がら年中どこかで起きているような気もするんですけど、被災地でスマホ壊れてロックできてなくて不正利用されたら補償対象外なんですかね。
不正利用補償はあてにせず基本的にロックしましょう
元々プリペイドカードなんて補償なんて有ってないようなものと思って基本的に使用時のみオンにしていますが、Kyashに関しても支払い前にレジ前や決済ボタンを押す直前に解除して終わったら即ロックという運用がやっぱり安全かなと思います。
オーソリだけ落として後から(いつだかよくわからないタイミング)引き落とすようなサイトやサービスで使用すると、ロックしてないで不正利用の可能性が出てくるのでそういうサイトでは使わないほうが賢明です。
しかし、資金移動業登録で唯一のメリットと思えた不正利用の補償がこれでは、やっぱり全くメリットないサービス改定でしたね。
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