結局プリペイドカードはこういう金貸しサービスへと走っていくのが流れなのでしょうか。Kyashが実質的にただのキャッシングでは?と思える「イマすぐ入金」というサービスを開始します。
しかしこれ、どう見ても情弱騙しというか、計算が出来ない人から金を絞り取ろうという感じがプンプンするのは私だけでしょうか……。
今回のサービスは、良くある後払いサービスのような「使った金額を後から精算する」のではなく、「予め使う金額を決めて借りる」ようなサービスです。なのでクレジットカードの1回払いというよりかは、キャッシングサービスという印象です。
Kyashアプリ上から簡単にチャージが出来るようなのですが、チャージ可能金額は審査によって変わるようです。とはいえ最大でも5万円と低額なため、審査は比較的緩いのではという想定です。
なお、この残高は決済のみに利用できるってことは、決済した場合のポイントは0.2%になるようですね。
「手数料」と称して実質的な高額な利息が発生する
「イマすぐ入金」の申し込み可能額や手数料についてこういう金貸しサービスでは、年利の上限が法律によってきめられており、クレジットカードのリボ払いやキャッシングなどではその制限に従って行われています。
しかし、最近のプリペイドサービスでは「利息」ではなく「手数料」だと言い張って実質的に高い利息が発生する仕組みとなっています。
申込金額 | 手数料 | 実質月利 |
---|---|---|
3,000円 ~ 10,000円 | 500円 | 5% ~ 16.6% |
11,000円 ~ 20,000円 | 800円 | 4% ~ 7.27% |
21,000円 ~ 30,000円 | 1,150円 | 3.8% ~ 7.14% |
31,000円 ~ 40,000円 | 1,500円 | 3.75% ~ 4.8% |
41,000円 ~ 50,000円 | 1,800円 | 3.6% ~ 4.39% |
うん。高いですね。月利で大体3~5%程度が大きな層でしょうか。なお最低額の3,000円では目も当てられない金額となります。
申込金額 | 利息 |
---|---|
10,000円 | 147円 |
20,000円 | 295円 |
30,000円 | 443円 |
40,000円 | 591円 |
50,000円 | 739円 |
金額だけ見てもわかりにくいので、通常の年利18%であるクレジットカードの金利と見比べてみると一目瞭然だと思います。「利息」ではない「手数料」と言って利息制限法の制限を回避して高額な実質的な金利を取るようなサービスとなっています。
正直何故か「キャッシング」という名前だと抵抗あっても、名前を変えれば気が楽って言うよくわからない人も居るのですが、正直こんなサービス使うならまともにクレジットや銀行からキャッシングしたほうがよっぽどマシです。
しかし「利息ではない!手数料だ!」と言い張る商法、そろそろ規制されてくれませんかね。とはいえ、クレジットカードという便利なものを使えないという信用のない人には仕方ない気もしないでもないですけどね。
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