東武鉄道が普通、時差、土休日回数券を廃止に。運賃が最大34%の大幅値上げとなる場合も

2021年7月14日トラベルニューストブポマイル,回数券,改悪,東武鉄道

PASMOを使った乗車ポイントサービスが開始されますが、それに伴って普通回数券、時差回数券、土休日回数券が廃止となります。東武鉄道は「トブポマイルを代替サービス」としていますが、場合によっては34%もの大幅な運賃値上げとなるようです。

「トブポマイル」という劣化サービスで回数券の販売が2021年9月末で廃止に

回数券の発売終了・利用終了のお知らせ | 東武鉄道

JR東日本は乗車ポイントサービスを開始しても回数券を同時に廃止することもなかったのですが、乗車回数ポイントの劣化コピーに合わせて、回数券も廃止という悪い所取りということに。

しかし普通回数券しかないJRとは異なり、土休日回数券も有る東武鉄道にとっては実質的に運賃が大幅値上げとなる場合もあるようです。

1か月に8回以上利用しない場合は最大34%の運賃値上げに

新たに開始されるトブポマイルですが、今まで「3か月間使えた」回数券から「1か月の回数」と大きく劣化している上、通常の回数券の枚数程度の乗車では回数券よりも金額が高くなっています。

実際に定価が530円(ICの場合524円)の区間として、回数券とトブポマイルの比較をしてみたいと思います。モバイルPASMOの「おでかけマイル」も適用された想定です。

月に8回乗車しない場合(リピートマイル対象にならない場合)

回数券実質額トブポマイル実質額実質値上げ率
普通回数券482円508円5.4%
時差回数券442円508円15%
土休日回数券379円508円34.1%

月に8回以上、15回以下の乗車の場合(リピートマイル4%還元)

回数券実質額トブポマイル実質額実質値上げ率
普通回数券482円487円1.1%
時差回数券442円487円10.2%
土休日回数券379円487円28.5%

月に16回以上、23回以下の乗車の場合(リピートマイル8%還元)

回数券実質額トブポマイル実質額実質値上げ率
普通回数券482円466円-3.1%
時差回数券442円466円5.5%
土休日回数券379円466円23%

月に24回以上の乗車の場合(リピートマイル12%還元)

回数券実質額トブポマイル実質額実質値上げ率
普通回数券482円445円-7.5%
時差回数券442円445円0.7%
土休日回数券379円445円17.5%

結果として、月に16回乗車してようやく普通回数券よりもお得になり、24回の最大還元であっても時差回数券よりも高い状態という状況。

そして赤字で書いていますが、土休日回数券をメインに使っていた人に至っては最大で34%の値上げで、土休日を毎日使った(9日往復で18回)としても23%の値上げとなり、土休日の乗車に関しては完全に値上げとしかならないようです。

土休日に使う人や回数券を3か月で使っていた人には大きな痛手となる制度の変更へ。

私も中高生時代には土休日回数券で秋葉原に行っていましたが、同じように使っているような人も居るとは思います。そのような人のことを考えない一方的なサービスの改悪となる回数券の廃止。

JR東日本のサービスの劣化コピーな上、JR西日本の回数券廃止の悪い所だけを取ったような今回の制度変更。コロナの影響で運賃収入が減っているのはわかりますが、乗客の利便性を奪っているようにしか思えませんね。

9月末で午後割・夜割も廃止となります。サービス改悪が著しい。