読む側のスキルが求められる時代になるかもしれない、タイトルだけでブログが書ける「Notion AI」のレビュー

テクニカル
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最近は絵を描くAIだったり、チャットAIだったりと、いろいろ革新的なAI(人工知能)が出てきています。

そんな中、文章を作ってくれるという「Notion AI」というものを試してみました。ちょっと文字を書く側からすると怖さも感じられるAIですが、本当に注意しないとならないのは読者側かもしれません。

ブログやSNS、エッセイの書ける「Notion AI」

Notion (ノーション) AI

利用するのは公式サイトから。登録は簡単なので順を追って説明していきます。有料プランもありますが、無料でも20回くらいは使えたはず。

公式サイト「始める」からスタート。

Googleアカウントだとらくらく

メールアドレスでの登録も可能ですが、Googleアカウントがあれば連携してしまうと簡単に登録可能です。

トップページからページを追加

登録完了するとトップページが表示されるので、左側のメニューから「ページを追加」を選びます。

AIを使用して文章を作成

元々手書きでノートを作れるサイトのようですが、新たにAIを使用した文章の作成機能が追加されています。早速例題を元に書いてもらいましょう。

いろいろ作れる

AIはブログ投稿のほか、SNSの投稿や創作物語など、さまざまな文章を作ることができます。

それっぽい文章が一瞬でできる

秋葉原にあるおすすめの牛丼屋

それでは早速ブログ記事を書いてもらうことに。例題は「秋葉原にあるおすすめの牛丼屋」です。個人的には秋葉原の牛丼といえばサンボが出てきます。

まるかんって何

そして出力されたのが上。よくある「○○のおすすめ○選」という雰囲気の記事が10秒くらいで出来上がりました。こわい。

しかし見ていると違和感が多いことに気づくでしょうか。まずなか卯には天丼なんてないことと、赤線で引いた部分。秋葉原にまるかんなんて店ありましたっけ……?

調べても全然ヒットせず、存在しない架空のお店をAIが作り上げている形に。秋葉原で大盛り無料などんぶり屋というと、昭和食堂でも持ってきたのかなという感じです。

都内のおすすめのラーメン店

都内のおすすめのラーメン店

続いては「都内のおすすめのラーメン店」という例題で出力。これもよく○○のおすすめラーメン店という記事をよく見るジャンルです。

ラーメンには詳しくない私は見てふーんと思った

出力結果は上の通り。一蘭に麺屋武蔵は私も名前を知ってる店で、とんこつラーメンに魚介系ラーメンというのは正しい内容です。

そして最後の青葉という店は知らないのですが、「AIは間違いがある」という前提で調べると……。

画像:青葉公式サイトから

実はこの青葉というラーメン屋さん、渋谷には出店してないんです。それなのに東京・渋谷にあるラーメン店として紹介されています。

調べてみると渋谷には青葉をインスパイアした別のラーメン店があるようで、その情報を元に「渋谷+青葉」という結果を出力しているようです。

青春18きっぷのおすすめルート

青春18きっぷのおすすめルート

最後に出力してみたのは、もうそろそろ時期となって調べる人も多いであろう「青春18きっぷのおすすめルート」という例題。さてどんな結果が出るでしょうか。

文頭から間違ってる……。

文頭から全然違う結果に。まず年齢制限は無いし特急は(一部特例を除き)利用できません。しかしそれ以降はあんまり参考にはならないもののそれっぽい文章が出来上がっているように思えます。

まとめに関してもいい感じにまとまってるなぁと個人的には思いました。

SNS向けの文章はPR向けかも

青春18きっぷを題材にして

このNotion AIはブログ記事だけではなく、SNSの投稿も作ることができます。試しに青春18きっぷについての投稿を出力してみました。

なかなかいい感じ……。

するとキラキラしたSNS感がある結果が出力されました。これに数枚風景写真などを合わせて投稿すれば、それらしいSNSの投稿が一つ出来上がってしまいます。

特徴のあるキャッチコピーなどを作る人を学習させて、それっぽいキャッチコピーが一瞬でできるようなAIもできそうな気配です。

書く側よりも読む側が「AI」に気をつけないとならないかもしれない

今回ブログを書いてる執筆者としての目線でNotion AIを使ってみましたが、ワンクリックでここまでの形ができてしまうのかという驚きが第一印象でした。

しかし内容を見ていくと、完全に間違っている内容が普通に出てきている状況があるのも現状です。でもこれは「AIが作成した記事で、誤りがあるかも」という前提で調べた結果、わかったことでもあります。

でもこういうの調べるのって知らないから調べるんだと思います。知らないなら誤りということもわからないはず。

さて検索結果としてトップで出てきたサイトは、人の書いた記事ですか?AIの書いた記事ですか?内容は正しいですか?それを判断するスキルが読者に求められる、そんな時代になっていきそうです。

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