ドコモが携帯電話の契約時に確認する「本人確認書類」から健康保険証を2023年5月中旬頃をめどに除外すると発表しました。
これにより運転免許証を持ってない人は実質的にマイナンバーカードを持たないと携帯電話の契約ができなくなりそうです。
2023年5月以降は本人確認書類として利用不可へ

NTTドコモでは、今まで本人確認書類として運転免許証やマイナンバーカードなどの他、健康保険証も本人確認書類として利用可能でしたが、2023年5月以降は利用ができなくなります。
対象となるのはよく見る健康保険証の他、医療関係の証明書が多いようです。
今後も本人確認書類として利用できるのは運転免許証、マイナンバーカード、障がい者手帳、療育手帳、住民基本台帳カード、在留カード+外国籍パスポートとなり、運転免許証を持ってない人は実質的にマイナンバーカードが必須となります。
背景には不正利用の多さとマイナンバーカードの普及か
今回NTTドコモでは、廃止する理由を『ご契約者本人の意図せぬ「不正な契約締結や不正利用等」が増加している』からとしており、やはり顔写真がないので偽造しなくても同じくらいの年齢と性別の人を連れてくれば利用できてしまうという脆弱性が大きな理由のようです。
また、代替手段となる「マイナンバーカード」の普及率が7割を超えたことも廃止の理由の一つになっていると思われます。
NTTドコモが本人確認書類から除外したことで、他社にも広まっていく可能性もあります。そのため、運転免許証がない場合はマイナンバーカードがないと携帯の契約ができなくなるようになるかもしれません。
参考リンク
ドコモからのお知らせ : 「健康保険証(健康保険被保険者証)等※」の本人確認書類としてのお取り扱い終了について | お知らせ | NTTドコモ
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