運航休止となるピーチの女満別便に乗って女満別空港へ、レンタカーで巡る冬の道東旅:1日目

2023年の旅行記
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約1か月ぶりの飛行機旅行は道東です。私の大好きな屈斜路湖から網走周辺への旅行ですが、この時期に行くのは初めてなので楽しみ。しかしピーチの女満別空港、釧路空港へのフライトは悲しいことに休止となるようです。

今日の行程は女満別空港に到着後、おなじみルートの美幌峠から屈斜路湖に向かう計画です。川湯温泉にも寄ってきたいですが、時間が間に合うかな……。

成田空港から女満別空港へフライト

最近はソラシドエアを使うことが多かったのですが今回はピーチ。そのため、成田空港からのフライトです。

少し前から「成田空港!」と考えておいて、間違えて羽田に行くという事を避けて向かいます。

柏から船橋から:東武野田線

東武野田線の柏駅。ここからは我孫子経由、新鎌ヶ谷経由、船橋経由と3ルートで成田空港に行くことができますが、今回は京成本線経由で向かいます。

柏駅に到着したのは9時41分で、柏から急行の船橋行きが出るのも9時41分。もう少しタイミングが合えば急行に乗り継げるのに……。と思いつつ、次の普通船橋行きに乗車します。

列車番号169A
種別普通
路線名称柏→船橋:東武野田線
運行区間柏→船橋
乗車区間柏→船橋
発着時刻9時45分→10時17分
列車運行情報

柏駅から船橋までは32分も掛かり、急行との所要時間の差が結構気になります。大宮までずっと急行で行ける直通列車ならもっと楽なのになぁ。

60000系

車両は60000系。野田線専用で運行されている車両で、50000型に比べると車内もきれい。てか50000型系列のボロさ加減は一体何なんでしょうか。

京成船橋から成田空港まで:京成本線

船橋駅に到着。ここからは京成線に乗り換えます。東武船橋駅と京成船橋駅は少し離れているので、5分とかの乗り換えだと厳しい印象。

今回は7分だったので走らなくても間に合いますが、のんびりトイレとか行っていると乗り遅れます。一応屋根のある通路はあるけど、下りたり上ったりと便利な乗り換えとはいえません。

車両は京成の古いやつ。京成本線経由の特急に乗ると、あんまりいい車両が来た記憶がありません。

ついに検温も無くなったIASSラウンジ

第一ターミナル駅に到着後、5階まで上ってラウンジに到着。ここはLCCに搭乗する場合でも使えるので、早めに来てのんびりするというのが毎回のパターンです。

以前は入るときに検温や消毒、室内でのマスク着用などが言われました。でもマスクは何も言われず、ついに検温の機械まで無くなっちゃいましたね。

ソフトドリンクは豊富

ここでは1杯の缶ビールの他、ソフトドリンクバーが提供されています。私はアルコール飲めないのでいつもソフトドリンクだけですが、無料で缶ビール飲めるのは嬉しいと思う人も多いと思います。

ジンジャーエールと柿の種

また、おつまみとして柿の種が1人2個までもらうことができるので、ジンジャーエールを飲みながら1時間くらい過ごすのが定番です。コンセントもあるのでパソコン作業などでも重宝します。

思った以上に混んでない搭乗

出発時間の1時間前になったので、搭乗手続きをするために国内線搭乗口へ。今ではスマホでのオンラインチェックインも可能になりましたが、搭乗券を残したいという理由で紙での発行を行っています。

関所

搭乗券を受け取ったら関所……じゃなくて荷物の重量検査に向かいます。ここで7kgを超えていると手荷物預かりに案内されるのですが、ここの係員は正直ガチャです。1gたりとも許さないような人も居れば、超適当な人も居る。

元々5.8kgくらいなので余裕で通過して保安検査場へ。以前めちゃくちゃ混んでいたのに今日はガラガラです。この空き状況を事前にしれればラウンジから出る時間も調整できるのになぁ。

微妙な人数

待合所では微妙な人数が搭乗を待っていました。横の新千歳便の客もいると見られ、女満別空港行きは土曜日というのにそんなに多くはありません。

これがなくなる原因なのかなと思いつつ、私にとっては貴重な足がなくなってしまいます。

女満別空港行き

それでは女満別空港までフライト。搭乗時間は約2時間なので、適当にAmazonPrimeの動画を見て過ごしたいと思います。

座席はもともと軽くリクライニングしています。後ろの人を気にしなくていいのは良いかもしれません。

そして機内では見てたのはポケモンのアニメ。現在放映しているのは過去のサトシとピカチュウの歴史を振り返るような総集編となっていて、前から見てた人はうるうるしても子供とかはなんのことかさっぱり分からなさそう。

女満別空港から車で屈斜路湖へ

今日の目的地は屈斜路湖近くにある宿。女満別空港から美幌峠を通って屈斜路湖に行くという恒例ルートですが、ピーチがなくなったらこのルートもできなくなっちゃいますね。まあ他の航空会社で行けばいいと言えばいいんですが。

ニッポンレンタカーでMAZDA2を借りてきた

女満別空港ではレンタカーを借りていきます。タイムズとか日産とかいろいろ借りているのですが、今回は少し離れたニッポンレンタカーにすることに。NOC付きで一番安かったからという単純な理由ですけどね。

車はデミオから名前が変わった「MAZDA2」というコンパクトカー。レンタカーとしても多く使用されている車両で、比較的乗りやすいし燃費も良い車です。ナビが純正だったので、いろいろ設備が良かったけど、鍵のボタン押さないと鍵が開かないのだけが不便でした。(ドアのボタンで開閉できると楽)

レンタカーを借りたら美幌にあるスーパーへ。今日のこの先から明日まで、あまり買い出しができないので今のうちに大きな飲み物を確保しておきます。

そしてついでに買い出し。昼食を食べていないので、軽食としておにぎりとべこ餅を買ってみました。べこ餅はほんのり甘くておいしかったけど、山わさびおにぎりは辛さが物足りないかな。

凍った屈斜路湖を一望できる美幌峠へ

買い出しを済ませたら屈斜路湖へ行く道中にある美幌峠へ。峠の頂上にある展望台からの屈斜路湖を見たいのですが、日暮れが迫るので急いで向かいます。でも飛ばし過ぎて捕まらない程度に。

道路看板を見ると美幌峠の凍結注意が。道中が凍ってたらどうしようと心配していたのですが、綺麗に除雪されていて快走路。さすがトラックも多く通るメイン道路だけありますね。

レストハウス

日の高さを見ながら日暮れ前に美幌峠レストハウスに到着。ここは道の駅となっていて、屈斜路湖を一望できる展望台があります。でも風が強くて寒い……。

ここが美幌峠の展望台で、奥に見えるのが屈斜路湖です。もう少し近くで見てみましょう。

凍ってる

展望台からは屈斜路湖が一望……って真っ白。実はこれ、屈斜路湖が凍ってしまって上に雪が積もって白く見えるんです。

6月頃に来るとこんな景色

雪の季節じゃないとこのような景色が見られますが、逆に凍った屈斜路湖が見られるのは冬の時期だけ。是非とも2つの顔を見に来てほしいスポットです。

屈斜路湖の反対側には美幌峠という美空ひばりの歌の歌詞が掘られた石碑と、どこまでも続く雪原を見ることができます。歩いて行きたくなりますが、見た目以上に雪が深いところも多くて危ない。むやみやたらに突き進まないように気を付けましょう。

白鳥と凍る屈斜路湖を眺めながら入れるコタン温泉

5回くらい来てる気がする

美幌峠から屈斜路湖を眺めた後は、屈斜路湖畔まで降りてコタン温泉へ。屈斜路湖を眺めながら石油の香りがする天然温泉に浸かることができ、24時間入れて入浴料は無料という最高の場所です。

一応右が男湯で左が女湯ってことになってる

ここは屈斜路湖畔にある無料温泉の中でも管理がされているのできれいな場所。人が多いタイミングもありますが、夕暮れに来たので誰もいない状態で独占できました。

凍る屈斜路湖を眺めながら、耳には白鳥の鳴き声以外は何も聞こえない。毎回来るたびに幸せだなぁと思える場所です。

温泉のある手前だけ溶けている

屈斜路湖が凍る中、温泉が湧き出るこの辺りだけは水が凍らず残っています。そんな暖かい場所に来るのは人間だけではなく白鳥もたくさん。

温泉が湖に流れ出ている場所では、大勢の白鳥が身を寄せ合って暖を取っています。寒くて動きたくないのか、ちょっと寄ったくらいでは飛んでいきません。

逆に温泉が出ていない場所では湖の上を歩くという経験ができます。しかし上からでは下の氷状況はわからないので、足跡がある場所を慎重に進むくらいにとどめておきましょう。落ちたら死にますよこれ。

入浴の準備をしに池の湯温泉へ

コタン温泉を後にして、続けてやってきたのは池の湯温泉。ここはコタン温泉以上に自然感漂う温泉ですが、今日入るわけではありません。準備をしに来たんです。

いい雰囲気

準備って何をするのかというと、ここの温泉って中が藻だらけで滑りまくるんですよね。なので事前にデッキブラシで岩などの藻を掃除しておくという作業が必要です。

でも掃除直後は藻だらけなので、先に掃除して明日の朝になれば藻が流れていて入りやすくなるという魂胆です。というかこんな暗い時にここに入ったら、滑って転んで頭を打つのが目に見えてますから……。

屈斜路湖畔にある源泉かけ流しの旅館「屈斜路荘」に宿泊

北海道の宿という感じで好き

今日の宿泊先は屈斜路湖畔にある温泉旅館「屈斜路荘」です。屈斜路湖畔には色々温泉がありますが、ここは「にぶし温泉」といい、近くの川湯温泉とは異なり硫黄泉ではありません。

こういう雰囲気、嫌いじゃありません。

ドアを開けると昭和を感じる雰囲気(生まれてないけど)奥にはゼンマイ式の掛け時計もあり、眺めているとなんだか気分も落ち着きます。

こういう宿だと現金のみしか使えないような印象がありますが、受付にはQRコードがたくさん。今どきのキャッシュレスにも対応しています。

館内の雰囲気はこんな感じ。文字のフォントに懐かしさを感じます。そしてトイレは共同となっているので、部屋にトイレがないとという人には向きません。

そして廊下にはフロントに石油ストーブが置いてあるくらいなので、結構どころかかなり寒い。

2階へ行く階段には北海道の宿でよく見る広告が。最近のものといつからあるのだろうというのが一緒に展示されているのもこういう旅館の見所ですよね。

部屋は和室だけどベッドがあった

ツインベッド

部屋に入るとデーンとベッドが置いてありました。和室だけどベッドがあるというのはたまに見ますよね。個人的には床よりも寒くなくて良さそうだなと思います。

部屋の隅には金庫がある他、浴衣やタオルはクローゼットに用意されていました。袋とかに入っていないので、ここのタオルは持って帰れないタイプっぽいですね。

部屋の暖房はガスストーブ。加湿効果もあるのでエアコンみたいにカラッカラにならないのが嬉しい。やっぱり冬の北海道と言ったらガスストーブですよね。

そして気になったのが冷蔵庫。東芝の旧ロゴが書いてあるのですが、一体いつのなのでしょう。型番を見るとGR-752って書いてあるけど、調べても情報が出てこないので有識者を期待するしかありません。

部屋の入り口には館内図がありますが、今は奥の方の部屋は使って無さそうでした。昔は大勢の人でにぎわったのでしょうね。

夕食は北海道の食材を使った品数豊富なラインナップ

食堂で食べます

ここでは素泊まりや朝食のみのプランもありますが、今回は2食付きのプランで予約しています。ここの宿泊費は2食付きで8,000円とリーズナブルなのですが、どんな夕食なのか楽しみです。

いっぱい!!

こちらが夕食。お盆の上に小鉢がたくさん置かれており、鍋まであってボリューム満点。魚介類が中心の北海道の食材をいろいろ使った和食膳です。

ごはんはおひつで用意。お茶碗で2杯くらいの量だったので、ちょうど良いのかなと思います。

野菜と魚の鍋とこまいという魚の煮魚。どちらも味付けは濃すぎずちょうどいい味付けです。煮魚はショウガのアクセントも効いててさっぱりと食べられます。

刺身はサーモンにタコ、おひょうという大きなカレイの3点盛と、2種類のフライ。カキフライがあったのが嬉しかったです。小食な人にはちょっと多いかもと思うかもしれませんが、普通に食べる人ならちょうどいいくらいの量だと思います。ごちそうさまでした。

コタン?

テレビを見るとコタンが紹介されていました。でもよく見たらコタンはコタンでも然別湖で、コタン違い(?)ですね。

星空も眺められる露天風呂もある、弱アルカリ性の単純温泉

マッサージチェアは故障中

食後ゆったりしてから温泉へ。24時間入れるので、好きな時間に入浴することができます。入口には懐かしのマッサージチェアが置いてありますが、故障してて使えないみたいです。

古い成分表

脱衣所には温泉の成分表が貼ってありました。こちらは古いバージョンで、昭和46年というと今から51年前。この旅館ができたころに設置されたのでしょうか。

こちらが最近のやつ

下には比較的最近の成分表が貼ってありました。泉質は単純弱アルカリ泉で、有名な温泉地でいうと鬼怒川温泉と似た泉質です。とはいえ濃度は段違いでしょうけどね。なお源泉かけ流しです。

内湯は広々としており、10人くらい入っても十分な広さです。温泉は若干トロトロした感じがしていて、肌がすべすべになりそうです。しかしこんな泉質の温泉が鬼怒川温泉でも楽しめれば良いんですけどね。

露天風呂は極寒

露天風呂も用意されています。内湯よりも少し温度が低いので、長湯しやすいと思います。でも気温は濡れタオルを振り回すとカチコチに凍るような状況なので、濡れた髪をそのままにして長湯していると髪の毛が凍ります。

風呂上がりにヘアミルクを付けてドライヤーで乾かそうとしたら、目詰まりしててそよ風しか出てこない。これは掃除機とかでホコリを取っておいてほしいものです。

明日は野付半島と流氷を見ながら紋別へ

明日は朝から野付半島へと向かいます。この時期しか見られない氷に覆われたトドワラを見に行くのが目的です。その後は網走経由で紋別まで行く予定ですが、かなりの移動距離。

出来る限り早く行動して遅くならないようにする予定ですが、紋別のホテルに着くのは何時になるのでしょうか……。

運航休止となるピーチの女満別便に乗って女満別空港へ、レンタカーで巡る冬の道東旅:2日目
冬にしか見られない野付半島の絶景を楽しんできました。

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