日帰りで美味しいまぐろを味わう! 京急のみさきまぐろきっぷで三浦・三崎を楽しんできた

2023年の旅行記
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遠くの旅行はすぐに行くのに、近場の旅行って逆になかなか行かなかったりしますよね。そんな感じで使うのを後回しにしていた「みさきまぐろきっぷ」。今回はようやく使って旅行に行くことに。

目的地である三崎港ははマグロが有名な場所なので、美味しいマグロを楽しめれば良いなと思ってます。

みさきまぐろきっぷって?

画像:京急の公式サイトより

まずはみさきまぐろきっぷの紹介から。みさきまぐろきっぷは京急が販売する「電車&バス乗車券」+「まぐろまんぷく券」+「三浦・三崎おもひで券」がセットになった企画乗車券。年々値上げを繰り返しており、2023年10月からは磁気乗車券はついに4000円を超えてしまいます。

画像:京急の公式サイトより

発売は京急各駅の窓口の他、品川・横浜発は「KKday」という旅行サイトから購入できます。さらに三浦COCOONというMaaSサイトからはデジタル版を購入でき、100円割引&泉岳寺から購入可能という特典があります。

まぐろまんぷく券は三浦半島のまぐろを提供するお店のなかで、好きなお店を選んで食べられる券。さまざまなお店があるので悩んでしまいがち。どれもまんぷく券を出せば食べられるというのが嬉しい。

もう一つのおもひで券は、三浦半島でのアクティビティだったりお土産の他、カフェなどでも使える引換券。温泉とかにも入れるらしい。

三崎口駅までの往復運賃が約2,000円、ご飯が1,500円〜2,000円、おもひで券が1,000円ほど、バスフリーパスが500円くらいと想定しても計算が合わない。ほとんど京急の取り分がないのでは?と感じてしまうきっぷです。

きっぷを買うために品川駅へ

先述の通りきっぷタイプとデジタルタイプがあるのですが、悩んだ結果「きっぷ残したい」という思いが勝って品川駅で発券することに。とはいえクレジットカードで買えるという利点があるのでKKdayで購入し、受け取りだけを行う形です。

押上から品川まで:都営浅草線、京急本線

羽田空港に行く時にはよく使う品川駅ですが、今日は三浦半島へと向かいます。しかし押上駅に来ると羽田空港から空を飛びたいという欲がぷんぷん。

種別特急
路線名称押上→泉岳寺:都営浅草線
泉岳寺→品川:京急本線
運行区間印旛日本医大→羽田空港
乗車区間押上→品川
発着時刻9時26分→9時53分
列車運行情報

押上から品川って、雰囲気的には上野から品川と同じくらいに感じるんですけど、各駅停車なこともあって所要時間が遅い遅い。副都心線のように速達列車が多く設定されていれば良いのですが、都営浅草線は追い越しもできないしエアポート快特もあんまり多くないのがネックに感じてます。

やってきたのは通称C-Flyerという住宅・都市整備公団9100形という列車。「住宅・都市整備公団」ってなんだよと思う人が多いと思いますが、これは北総線の小室駅から印旛日本医大駅間を建設した事業者の名前。今は都市再生機構(UR)という名前になっています。

この列車の特徴として、一部にクロスシートが設定されていること。地下鉄線内でクロスシートが味わえる数少ない車両です。

品川駅でみさきまぐろきっぷを受け取り

品川駅で一度精算の上、みさきまぐろきっぷを引き換えてきました。往復乗車券・京急バスフリー乗車券と、まんぷく券、おもひで券の3枚セットで渡されます。

乗る電車まではしばらくあるのでホームで待機。電車止まってるのにこんな近くまでやってくるの、京急らしいなぁと感じます。

京急と京急バスに乗って三崎港へ

今日の流れとしては三崎港に向かって昼食のまぐろを食べて城ヶ島で軽く観光、その後はおもひで券を使って帰るという計画。同行者も居るのでゆったり楽しめればなと思います。

品川から三崎口まで:京急本線、京急久里浜線

何本か列車を見送って、乗りたい列車がやってくるまでの待機時間。次々に列車がやってきては発車していく光景を見ていると退屈はしませんね。

種別快特
路線名称品川→堀ノ内:京急本線
堀ノ内→三崎口:京急久里浜線
運行区間泉岳寺→三崎口
乗車区間品川→三崎口
発着時刻10時20分→11時32分
列車運行情報

品川から三崎口までは快特で1時間12分で到着。京急のほぼ端から端までの乗車になりますが、想像よりは時間がかからない印象です。距離としては65.7kmの通常運賃は943円で、JRに比べると安いけども東武に慣れてると高く感じる。

車両は2ドアクロスシートの2100形車両。三崎口まで行く旅行と考えると、ロングシートじゃなくてクロスシートの車両に乗っていきたくなります。泉岳寺始発なのでそこまで大混雑はしてなかったのですが、横浜までは座れないなんてこともあるかも。

そうして無事に三崎口駅に到着。気温はそこまで死ぬほどの暑さではないけども、湿度が高くて蒸し暑く、昨日の雨模様を引きずっているような感じです。そして車内はほとんど人が居なくなっているような様子で、みんな三崎口駅に行くわけじゃなかったんだね……(なお品川駅で羽田空港行きは大混雑してた)。

三崎口駅を出ると、駅の看板が三崎(マグ)口駅に。最近京急ってこういう遊び心のある看板を作ったりしてますよね。駅名の横にはマグロの絵も描かれていました。

三崎口駅から日の出まで:京急バス

三崎口駅からはバスで移動。ここからのバスはみさきまぐろきっぷのフリーエリアになっているので乗り降り自由です。三崎港までのバスとその先まで行くバスがあるので、行き先が三崎港の先か手前かは確認して乗車しましょう。

「柳」さんにてまぐろまんぷく券を使ってまぐろ定食を堪能

昼食は三崎港から程近くにある「柳」というお店。もともとは違う店を考えていたのですが、めちゃくちゃ混んでたこともあって良さそうなこちらにやってきました。雰囲気は良さそうなお店です。

料理を食べるためにはみさきまぐろきっぷに付いている「まぐろまんぷく券」を渡すだけ。ちなみに紙のきっぷの場合は渡すだけでいいのですが、デジタル版の場合はお店を選択して店の人に提示してパスワードを入力してもらうという手間がかかります。正直デジタル券は使いにくそうな印象だけど、安さを取るか手間を取るか……。

やってきたまぐろ定食はこちら。刺身のほかにもカマの煮つけなどのほか、ナスの煮つけやキウイフルーツなどが揃ったおいしそうなラインナップ。メニューを選ぶことはできないのですが、逆に悩む必要がないのは楽だったり。

まぐろのカマ肉に頭の部分の白身?のような部分に片栗粉をまぶして揚げたものでおいしい。

まぐろの赤身とかきたまスープ。味付けも好みでおいしい定食でごちそうさまでした。

城ヶ島で軽く観光してきた

食後は城ヶ島というバスで行ける島に行って軽く観光をしてくることに。城ヶ島には景観の良い磯が多くあり、天気が良ければ富士山をバックにした景色がみられるということでも有名です。

日の出から城ヶ島まで:京急バス

日の出バス停から城ヶ島へ。バスの系統が3つほどあるのですが、Googleマップで見ていると1つの系統しか出てこないことも多いので、あらかじめ時刻表を写真に撮っておいたりするといいと思います。

バスは結構混んでいたけど無事に着席成功。電車に比べて揺れが大きいので、席が確保できるかできないかは結構大きな違いです。このバスももちろんみさきまぐろきっぷのフリーエリアです。

城ヶ島に向かうバスの車内では、房総半島方面を眺めることができました。でも柵が多くてきれいにみられる部分は一部だけ……。

やってきたのは長津呂の磯という場所。静かな磯場となっているので、釣りの人だったり海水浴を楽しむ人もいました。波も穏やかなので子連れなどでも楽しめそうな場所です。

裏手には城ヶ島灯台があります。以前は隣に城ヶ島京急ホテルがあったのですが、今は廃業して解体されています。とはいえよくある廃業してそのままということではなく、新たな宿泊&日帰り施設を開業予定ということで、太平洋を見ながら宿泊できるという絶景ホテルができそうです。

長津呂の磯からは富士山を眺めることができる……ようなのですが、今日は雲が多いので富士山は眺められずに残念。

三崎口駅前にある「mito cafe」でスフレパンケーキ

城ヶ島で観光をしてからどうしようかなと思いつつおもひで券を眺めていると、三崎口駅前にある「mito cafe」というお店が気になったので行ってみることに。混んでなきゃいいなぁ……。

城ヶ島から三崎口駅まで:京急バス

城ヶ島のバス停は終点なので好きな席に座れました。本数も比較的多いので、座りたいなら1本待つという選択も。方向が2つあるので行先は確認しておきましょう。

自動車屋さんの一角に入っている喫茶店。場所柄みさきまぐろきっぷのお客さんが多く来ているようで、三崎口駅の目の前という立地でゆったり休めるお店は助かります。

ここではみさきまぐろきっぷ専用のメニューが用意されており、スフレパンケーキかサンデー、三崎ロールから選ぶことができます。一押しはスフレパンケーキということですが、注文してから焼くようで20分~の時間がかかります。

また、セットでドリンクを選ぶことができるみたいなので、ロングブラック(コーヒー)を頼むことに。

まずはアイスコーヒー。酸味の強いコーヒーですが、あまり苦味は強くないので飲みやすいコーヒー。甘いスイーツにぴったりです。

これがスフレパンケーキ。米粉でできたふわふわのパンケーキで、セットで関口牧場のソフトクリームがセット。ほんのり甘いパンケーキにシロップをかけて食べていただきます。

ふわっふわのパンケーキを食べながらゆったり過ごせるカフェでした。駅までも数分で行けるので利便性もばっちりです。ごちそうさまでした。

みさきまぐろきっぷを使って途中下車の旅

みさきまぐろきっぷは往復乗車券がセットになっているのですが、この乗車券は途中下車が可能。ということで、何駅か途中下車して巡ることに。

三崎口から横浜まで:京急久里浜線、京急本線

京急久里浜線の三崎口駅。駅前の規模とかを考えるとどう考えても都営地下鉄から長い編成を走らせる必要性はなさそうですが、宣伝のために走らせてるとか。

種別快特
路線名称三崎口→堀ノ内:京急久里浜線
堀ノ内→横浜:京急本線
運行区間三崎口→泉岳寺
乗車区間三崎口→横浜
発着時刻16時10分→17時03分
列車運行情報

三崎口から横浜までは53分で、案外通勤とかでも行けそうな距離感です。始発駅だし乗換なしなので、案外通勤に使う人もいるのかもしれない。

側面の行き先案内には「品川方面泉岳寺」という記載。泉岳寺という名前よりも品川のが知名度が高いこともあって、こういう表記にしてるんでしょうね。

車両は行きと同じくクロスシートの2100形。三崎口からは余裕で座席が確保できるほどの乗車率なので、わざわざウイングシートに課金する必要はなさそうです。

これは三崎口駅で売っていたパン。ホーム上にパンの自動販売機があり、セット品やら単品が比較的リーズナブルな値段で買うことができます。

一番前のかぶりつき席とも呼ばれる前面展望が楽しめる席が空いていたので確保。クロスシートで前面展望を楽しみながら帰るというのは旅の風情を感じますね。

横浜駅で北海道物産展に行ってきた

横浜駅で下車印をもらって途中下車。手慣れているので窓口で提示すればすんなり下車できます。さて横浜で何をしよう。

ぶらぶらしているとそごう横浜店で北海道物産展を実施しているということで巡ってみました。そんなに求めるものはなかったのですが、たまに物産展で見かける「えだ豆納豆」を見つけたので購入。216円は高いけども美味しいかな。

横浜から京急鶴見まで:京急本線

横浜駅からは次の目的地へ。前から行きたいなと考えていた鶴見にあるお寺「總持寺」へと向かいます。

種別エアポート急行
路線名称横浜→京急鶴見:京急本線
運行区間逗子・葉山→羽田空港
乗車区間横浜→京急鶴見
発着時刻18時19分→18時26分
列車運行情報

横浜からエアポート急行で京急鶴見へ。あんまり京急の停車駅は詳しくないのですが、京急鶴見はエアポート急行以下の種別が停車するみたいです。そこそこ人が多い場所に思えるのですが、どうも冷遇されてるような……。

車両は京急1000形。何次車かはわかりませんが、そこそこ新しい車両だったはず。小刻みでも良いから形式を変えてくれると覚えやすいのだけどなぁ。

鶴見にある曹洞宗大本山「總持寺」へ

京急鶴見駅に到着。目的地はJR鶴見駅の先にあるので、目の前のビルを越えていきます。微妙だったり結構離れてたりするんですよね。

やってきたのは總持寺というお寺。ここは福井県の永平寺と並ぶ曹洞宗の大本山で、家系が曹洞宗に縁があることが多いので来てみたかったんですよね。

完全に真っ暗だけど……先に行けるようなので進んでみます。

この大きな建物は三松閣という建物。近くから見ると大きさに圧倒されます。

続いては香積台と呼ばれる建物。総受付となっているようで、あれこれやるときにはここに来るようです。そしてこの先にも色々あるみたいですが、17時で閉館みたいで残念。再訪リベンジかな。

京急鶴見から京急川崎まで:京急本線

京急鶴見に戻って北上。次なる目的地は京急川崎駅です。京急川崎って横浜に行く時に通ることは多いのですが、あんまり降りたことはないんですよね。

種別エアポート急行
路線名称京急鶴見→京急川崎:京急本線
運行区間逗子・葉山→羽田空港
乗車区間京急鶴見→京急川崎
発着時刻19時32分→19時35分
列車運行情報

乗車時間はわずか3分。出発したと思ったらすぐに到着という感じです。このわずかな間に2駅通過していることを考えると、各駅の間隔ってめちゃくちゃ狭いな……京急。

車両は京急1000形。これを見ただけで何次車ってわかる人がいるんでしょうか。私はさっぱりわかりません。

京急系列の駅そば「えきめんや」で夕食

京急川崎駅にやってきた理由がこちら。このえきめんやというのは京急系列の駅そば屋さん。今回は京急の企画乗車券を使った旅行ということで、最後も京急グループで締めようと思って食べに来ました。

いろいろとメニューがあったけども、気になったひやしかけそばを注文。おろしが入ってさっぱり食べられましたが、思ったよりもつゆが少なかったかも(香川県のひやかけうどんの感覚だった)。

京急川崎から品川まで:京急本線

そばを食べ終えたので京急川崎から品川へと出発します。こうして途中下車(京急川崎は改札内で食べられるけど)をしながら京急沿線を楽しむのもみさきまぐろきっぷの一つの楽しみ方ですね。

種別特急
路線名称京急川崎→品川:京急本線
運行区間三崎口→泉岳寺
乗車区間京急川崎→品川
発着時刻20時08分→20時21分
列車運行情報

京急川崎から品川までの乗車時間は13分ほど。快特じゃないので途中に平和島・青物横丁という停車駅がありますが、思ったよりは所要時間は変わらない印象です。しかし横浜~品川って距離のわりに早くていいなぁって身にしみて感じる東武民(遅い)。

やってきた車両は泉岳寺止まりの2100形。ということは2ドア車!最後は狙ったわけではなかったのですが、クロスシートの車両に座れてラッキーです。

そうして無事に品川駅に到着し、みさきまぐろきっぷを使った三浦半島&京急沿線を満喫。一緒に行った人が居たからということもありますが、楽しい日帰り旅行になりました。

気軽に当日出発もできる、みさきまぐろきっぷの旅

身近な観光きっぷだった「みさきまぐろきっぷ」を初めて使ってみたのですが、現地の食事とおもひで券、バスのフリーパスだけでも十分元が取れて交通費とは?という感じに思えるお得なきっぷでした。

メインとしては三崎をめぐって食事とおもひで(カフェ、アクティビティ、お土産)がメインとなるきっぷではありますが、往復の途中下車が可能なので久里浜や横須賀、横浜などに寄り道することも可能。想像以上に使い勝手は良いきっぷに感じます。 

気軽な鉄道旅行と合わせて美味しいまぐろが食べられるみさきまぐろきっぷでの旅行、一人でも友達と一緒にでも楽しめると思うので、お休みの日などに行ってみてはどうでしょうか。

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