ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 4実機レビュー、普段使いには十分だと感じるパソコン

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自宅で使用しているパソコンは数年前に買った8世代のCore i5-8400というマシン。特に動作に文句はないものの、そろそろ8世代とか古くない?と思うこともあり買い換えるために色々調べていた時に見つけたのが「ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 4」というパソコン。

週末セール&リーベイツのキャンペーンを合わされば5万円を切る価格で購入できるということもあり、数年ぶりにメインマシンの買い替えを実施しました。

コンパクトにまとまった超小型パソコン「ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 4」

パソコンを選ぶ基準としては「大きさ」「外部端子の多さ」「信頼性」という3点を中心に選定。現在使用しているパソコンはタワー型のデスクトップパソコンなのですが、そんなにゲームをするわけでもないのでグラフィックボードは無くても良い、ここ最近はなんでもかんでもUSB-C接続が多いので、USB-Cが搭載されているというと嬉しいという条件で見つけたのが小型パソコン。

最終的に選んだ「ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 4」
画像:レノボの商品ページより

ここ最近は中華メーカーを中心に数多くの商品が展開されており、グラフィックボードなどの拡張性はないものの、メモリやSSDの変更は可能でコンパクトサイズかつ比較的安価というのが売りの商品が多い印象です。

しかしあまりメジャーではないメーカーの場合、信頼性だったりOSライセンスが怪しい、ファンがうるさいなどのガチャ要素が多いのがネックと感じ、以前から「m75q tiny」などの実績があるレノボの超小型パソコンを選択しました。

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 4 | レノボ・ ジャパン

レノボではRyzenを搭載したモデルとIntelを搭載したモデルを販売していますが、今回選んだのはIntel CPUを搭載した「ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 4」という商品。デフォルトで16GBのメモリを搭載していてお値段も59,950円と比較的リーズナブルなのも決め手の一つとなりました。

製品名ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 4
CPUCore i5-13420H
OSWindows 11 Home
メモリ16GB DDR4 (SODIMM)
ストレージ256GB SSD (NVMe)
電源65W
外部端子USB-A(2.0) *2
USB-A(USB3.2 Gen2) *3
USB-C(USB3.2 Gen2) *1
RJ45 *1
HDMI *1
DisplayPort *1
イヤホンジャック *1
無線Wi-Fi 6 AX201 2×2 & Bluetooth
保証1年
スペック詳細

スペックとしては上記のような内容です。搭載される「Core i5-13420H」はハイスペックなノートパソコンに搭載されるCPUで、ゲーミングパソコンなどに搭載されることが多い印象です。PassMarkの値を見る限りは「Ryzen 5 PRO 5650GE」と同等のスペックを持つCPUですが、グラフィック部分が若干弱いように感じます。

メモリは16GBのシングルチャネル。8GBの2枚構成の方が速度的には向上するものの、32GBまで拡張するということを考えると16GBが1本という構成も悪くはないと思います。ストレージはNVMeの256GBということで、全体的なスペックを見る限りは最低限の人権(?)を得られるマシンです(OSがHomeは人権が無いとか言われそうだけど)。

楽天リーベイツで20%還元のポイントバック

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ただでさえ安いパソコンですが、少し買うのを待っていました。というのもレノボではリーベイツというサイト経由で購入すると20%還元というキャンペーンを定期的に行っているからで、急いでほしい!というわけではないなら、キャンペーンを待った方が得策です。

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実質「47,960円」で購入できた

週末になってレノボでの割引が実施されてリーベイツでも還元が開始。59,950円から20%還元の47,960円という最大限の割引が適用できるタイミングになったということもあってポチっと購入。カスタマイズの納期が掛かるモデルではなく、即納モデルなのですぐに届くようです。

ちょっと後ろがぼけすぎ

届いていたけども箱のまま数日放置してようやく開封。想定通りのコンパクトな大きさで、これでデスクトップパソコン!?と驚くサイズ感です。横長で薄いデザインなこともあるので、積み重ねても場所を取らなさそう。

背面には端子がぎっしり。左から充電端子、DisplayPort、USB、HDMI、USB*3、RJ45(LAN)となっており、一番右の端子はWi-Fiを使用する際のアンテナ用の端子です。

付属のアンテナを付けた様子

真ん中にはツールレスで開くはずのネジが付いているのですが、固すぎて開かない……。ドライバーで開けようとしても開かないどころかねじ山がぶっ壊れる始末。結局ネジの横を工具で掴んで回すことで開けることができました。

メーカーに替えのネジが欲しいと言ったのですが、ねじ山が壊れたなら破損扱いで有償になる、ネジ単体を買うのも高いから規格合うネジを別に買ってはどうかということを言われてしまいました。どうやら正解は手で開かない時点で不良品としてメーカーに送り付けることらしい。次回からはネジが開かない時点で修理送りにしたいと思います。バカらしいけど。

気を取り直して底面。滑り止めのゴムの他、シリアル番号などの仕様が記載されています。なお技適マークの記載がありませんが、内部のチップに書いてあるんじゃないかと思います。

付属品のACアダプター。昔の小型パソコンは本体に比べてアダプターがめちゃくちゃ大きいようなこともありましたが、近ごろはアダプターもコンパクトになりました。

ACアダプターの出力は65W。プラグはUSB-Cではないのですが、65Wということもあって変換アダプターなどを使用すればUSB-Cの充電器からの給電も可能ではないかと思います。でもノートパソコンじゃないから安定性としては純正品を使いたいかも。

付属品には立てられるような器具もあるので、横置きだけではなく縦置きも可能です。でも「neo」が逆向きになっちゃうのが気になる(逆向きだとWi-Fiのアンテナが干渉しちゃうし)。

本体重量は1,068グラム。レイアウト変更だったりしたい時でも気軽に動かせる重さです。

ねじ山は犠牲になったのだ

ねじ山を犠牲にして開けた内部。ぎっしりと詰め込まれていますが、M.2 SSDの換装やメモリの増量や換装も可能と拡張性は優れています。さらには2.5インチのSATAディスクの装着も可能なので、メインのSSDに加えてのディスク拡張にも対応。

「Team GX2 T253X2002T0C101」レビュー データ保存用には良さそう
ここまで安くなるとHDDを買う必要性を感じなくなってくる。

私は特価販売されていたTeam製の2TB SSDを装着して問題なく動作しています。これで既存のパソコンの内蔵HDDを置き換えました。

動作音も静かで動きも快適なパソコン

OSはWindows 11 Homeがプリインストールされていますが、メーカープリセットはあんまり好きじゃないのでクリーンインストール。Wi-Fiドライバを外部から持ってこないと通信できなかったのですが、それ以外は特に問題なくインストールが完了しました

中華ミニPCではファンの音が気になるというレビューを多く見ることがありますが、本機は高負荷な時は確かにファンの音が聞こえるものの、既存のデスクトップパソコンに比べると静か。電源付いてるの?と感じるほどの静けさです。

一応ノートパソコン向けのSoC
GPUはIntel Iris Xeじゃないので控えめ
CPU
(PassMark)
Intel Core i5 13420H18849
AMD Ryzen 5 PRO 5650GE18473
PassMarkのベンチマーク

搭載されているSoCは「Intel Core i5 13420H」というモデルで、デスクトップ向けというよりハイスペックなノートパソコン向けのモデルです。CPU自体の性能としてはm75q Tinyに搭載されている「AMD Ryzen 5 PRO 5650GE」とほぼ同等なものの、GPU性能はUHDで控えめです。

性能を単純に比較することはできませんが、ベンチマークとしては10世代のデスクトップ向けi7とほぼ同等の結果に。以前使用していたCore i5 8400と比べると倍近い数値になっています。

搭載されているメモリはサムスン製のDDR4-3200。2スロットで1枚差しなので、別途1枚用意して32GBにしても良いと思います。

MZVL4256HBJD-00B07(256GB) | SSD | サムスン半導体日本

搭載されているSSDはサムスン製の「MZVL4256HBJD-00BL7」という256GBモデル。同じような型番のスペックを見ると、シーケンシャルリードが3,300MB/sでライトが1,250MB/sらしい。

実際にCrystalDiskMarkで速度測定をしてみると大体スペック通りの速度に。これだけ早いと起動速度も早くて快適です。しかしちょっと容量が心もとないかな?という感じはするかも。

不要なパソコンをラクウルに売りに出すと5,000円アップ

PC買い替え応援特典 | レノボ・ ジャパン

レノボのパソコンを買ったら忘れたくないのが買い替えキャンペーン。納品日から14日以内にソフマップが運営する買い取りサービス「ラクウル」に、納品書のコピーとともに売ると査定金額が5,000円アップします。

梱包の箱も無料で集荷に来てくれるので、面倒な梱包作業もほとんど不要。査定金額が0円となるような古いパソコンであっても最低額として5,000円が保証されるので、いらないパソコンを処分するにはぴったりのキャンペーンです。

なお導入OSがWin7以降が必要などの条件があるので、事前に注意事項は確認しておきましょう。

普段使いには文句ないパソコン

グラフィック性能が弱いので、ゲームを良くやるとか動画編集がメインといった用途には不向きなパソコンですが、普段使いとしてウェブを見たり動画を見たりするには文句ない動きをしてくれるパソコンに感じました。

実際のところデスクトップパソコンを買っても拡張もしないで使うという人も多いと思うので、それであれば小型のミニパソコンで済ませてしまうのも十分あり。Ryzenはちょっとな……という人にもおすすめできるパソコンだと思います。

ThinkCentre neo 50q Tiny Gen 4 (第13世代Intel® Core™) | パワフルでコンパクトな超小型デスクトップPC | レノボ・ ジャパン

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