OCNモバイルONEの新プランで新たに追加された速度制限「超低速通信」はどのくらい遅いのかを確認してみた。

MNO/MVNO
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音声付きで月額1180円からのOCNモバイルONEの新プラン。発表の中で説明があった、低速通信の速度制限(超低速通信と書いていきます)がどの程度の速度なのか気になったので確認してみました。

音声+データ1GBで1180円~の新プラン

先日発表されたOCNモバイルONEの新プラン。今まで月額プランでは他社より割高感があったOCNモバイルONEが他社より値下げという形になりました。

代わりに日額プランが廃止とのことで、OCNの特色が薄れてしまったような気がします。

固定セットの値段を広告に使うMNO的な悪い風潮

今回のOCNモバイルONEの料金プランですが、広告に使用されているのは月額980円という価格です。これはOCN光とのセット価格となっており、単体ではこの価格では利用することは出来ません。

基本料金はいくらで光セットの場合は〇〇円引きという形式ではなく、初っ端から光セットの価格を出してくるMNO的な悪い風潮がMVNOにも使われてくるのはなんだかなぁという気分ではあります。

ですが全体的に安価になっているので他社から乗り換えするのも良いかもしれません。でもこれ、1GBとか殆ど音声の原価なのでは・・・

200Kbpsの低速通信の強化版の超低速通信が追加された

従来のコースでも月ごとの基本通信容量を超えた場合、低速通信へ移行し、通信速度が送受信時最大200kbpsになります。新コースでは、当月に低速通信状態(「節約モード」ONの場合を含む)での累計の低速通信容量が基本通信容量の半分を超えた場合、当月末まで速度がさらに制限される場合があります。

「OCN モバイル ONE」”電話”と”ネット”が月額980円から利用できる新コースを開始

勝手に超低速通信と言っていますが、今までは高速通信可能な容量を使い果たした後は200Kbpsで通信が可能でした。

しかし、新プランでは高速通信可能な容量の半分の通信を低速通信で行った場合、200Kbpsの低速通信よりもさらに低速になる超低速通信になる可能性があるとのことです。IIJのお仕置きモードのような感じでしょうか。

高速通信
(契約しているプランのGB数)
高速
低速通信
(切り替え及びプランの容量使用後)
200Kbps
超低速通信
(低速通信でプランのGB数の半分を使用した場合)
200Kbps以下

要するに3GBプランの場合、3GBまでは高速、3GB超過後に1.5GBを低速通信で通信した場合は超低速通信に移行するということのようです。

また、高速通信で意図して低速通信に切り替えを行った場合でも、低速通信にてプランのGB数の半分を使用した場合は超低速通信に切り替わります。

旧プランと新プランでAPNが異なる

今回の新プランでは、旧プランとAPNが異なっています。楽天モバイルの時も結構新旧で速度が異なるということもことも有ったため、旧プランの速度測定が今後の参考にならないかもしれません。

IPは旧プラン同様にグローバルアドレス

OCNモバイルONEの利点として、割り当てられるIPアドレスがグローバルということがありました。

新プランでも確認したところ、同様にグローバルアドレスが割り振られるようです。

超低速通信はまともに使えるのか

実際に超低速通信になった回線でどれだけ使えるのか確認してみました。正直常用はしたくないというのが感想です。

超低速通信になるとアプリで通知及び表示がされます。でもされるなら後何MBで制限が掛かるという表示もあれば良かったなと思います。

実際どれくらいの速度なのか

200Kbpsより遅い超低速通信と言われても、実際どの程度の速度なのかというのが気になると思います。なので実際に測定してみました。

下り速度8時12時18時22時
高速通信0.75M33.9M28.2M26.3M
低速通信0.2M0.2M0.27M0.30M
超低速通信0.05M0.06M0.02M0.05M
上り速度8時12時18時22時
高速通信9.73M24.8M22.8M8.41M
低速通信0.07M0.23M0.15M0.19M
超低速通信0.09M0.03M0.02M0.07M

全て平日に測定しています。計測機種は同じですが超低速通信に関してはデータ使用後に測定しているため、別日になっています。

低速通信は200Kbps制限ですが、超低速通信は50Kbps制限と見るのが良さそうです。0.05M程度で制御が入っているような挙動も確認できました。

高速通信に関しては、帯域が以前のものと別になっているせいか、平日お昼時間でも速度の落ち込みが見られないようです。でも段々遅くなるのではとは思います。

バースト転送は超低速通信でも有効

OCNモバイルONEでは、低速通信時に最初だけ1-2Mbps程度での通信を行うバースト転送がありますが、超低速通信でも有効でした。

容量的に150KB程度まではバーストの範囲内で通信できるようです。

Web閲覧はバーストで収まらないとかなり厳しい

公式の発表でもWebは厳しいとの話がありましたが、バースト通信の範囲内で収まらないページでは中々読み込まれない状況でした。

逆に言えば、バーストで収まるレベルであれば見ることは可能で、テキストベースの掲示板などでは問題ないように思えました。

Twitterは意外と問題なし?

次にTwitterですが、予めデータセーバーをオンにした上で、メディアのプレビューをオフにし、初回のTL取得が終わった後と条件が色々ありますが、その後のは比較的「読める」という印象です。

画像に関しても150KB以下であればバーストのみで取得可能なので見ることも可能です。

まとめ:なんとか通信ができるという速度

実際に超低速通信を試してみましたが、200Kbpsの時とは違って、なんとか通信ができるというレベルの速度となっているようでした。

普段から高速通信のデータのみで賄えているという人は良いですが、低速通信をかなり使っているという人は新プランでは使用に耐えない物となってしまう可能性があります。

値段が安くなるからと変える前に、毎月の低速通信の使用量を良く確認しておくことをオススメします。

OCNモバイルONEの申し込みは以下からどうぞ

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