楽天モバイルは固定回線としての利用を目的とした新サービス「Rakuten Turbo」を2023年1月26日よりサービス開始すると発表しました。
専用のホームルーターも同時にリリースされており、セットでの専用契約となっています。
専用プランで月額3,685円~

楽天モバイルが発表したのは、既に大手3キャリアが導入しているホームルーターという機器です。これは5G/4G回線を利用して固定インターネットを提供するもので、各社「無制限」を売りにしているのが特徴です。
既存の携帯向けのプラン「UN-LIMIT VII」の契約とは異なり、専用のプランとして提供されます。
金額は月額4,840円となりますが、端末とセットで契約した場合に限り、3年間はキャンペーンとして1,155円の値引きが実施され、実質価格は3,685円で利用可能です。
また、別途契約時に事務手数料として3,300円が発生しますが、1回線目は無料となるキャンペーンも併せて実施します。

Rakuten Turbo 5G | 製品 | ホームルーターRakuten Turbo(ラクテン ターボ)
Rakuten Turboのサービス開始に合わせて、専用のホームルーター「Rakuten Turbo 5G」が提供されます。
端末代は回線料金とは別で41,580円で、一括、24回払い、48回払い(楽天カードのみ)で支払うことが可能となります。
製品名 | Rakuten Turbo 5G |
対応SIM | nanoSIM |
対応周波数 | 5G:Band n77 (3.8GHz) ※ミリ波非対応 4G:Band 3 (1.8GHz) |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax ※最高速度:1201Mbps(ax/80MHz) |
有線LAN | 1Gbps |
サイズ | 約148×約110×約110 (mm) |
重さ | 約774g |
代表的なスペックは上記の表の通りで、5Gはsub6のみの対応となりミリ波には非対応ですが、Wi-Fi部分はWi-Fi 6にも対応して高速通信が期待できます。
なお対応バンドは楽天モバイルで使用している周波数のみとなるので、他社回線で使うのは厳しいでしょう。
オンラインと実店舗にて受付を行い、オンラインでは2023年1月26日から、実店舗では準備ができ次第受付が開始されます。
制限があるのにUN-LIMIT VIIよりも高いという謎
このホームルーターは通信量が無制限となっていますが、代わりに制限として指定された住所(自宅など)のみでしか使用が許されず、勝手に移動させることは規約違反となります。
他社の場合は、スマートフォン向けの無制限プランと比べると制限がある代わりに月額費用が安価な設定になっている印象です。
しかし今回のRakuten Turboに関してはスマートフォン向けの無制限プラン「UN-LIMIT VII」よりも高いという謎設定になっています。
Rakuten UN-LIMIT IV | 3,278円 |
Rakuten Turbo | 3,685円(4年目以降:4,840円) |
この状態であれば、5G対応のモバイルルーターなどを自宅に設置した方が安価となるうえ、移動も自由と利便性も高いということとなり、Turboを契約するメリットは??といういう形に。

将来的にUN-LIMIT VIIの金額をこれ以上に値上げするのか、セット割引で〇回線以上あれば実質無料という施策を打ち出すのかは不明ですが、現状契約するメリットが見いだせない製品に思えてなりません。

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