楽天モバイルといえば月額3,000円程度で無制限の回線が使える「Rakuten最強プラン」というものを先日発表していましたが、正直そんなに要りません。そんな中、「楽天モバイルのプリペイドSIM」というものを見つけたので試してみました。
とても怪しいSIMではあるのですが、実際に使えるのでしょうか……?
月額500円で3GB使えるプリペイドSIM
今回購入したのは毎月3GB使えるプリペイドSIM。有効期限は180日で3,500円となっており、1か月あたり583円で利用できます。他にも様々なプランが用意されており、容量と有効期間に合わせてプランを選ぶような形になります。
月間容量 | 有効期間180日(月額) | 有効期間365日(月額) |
3GB | 3,500円(583円) | 5,980円(498円) |
7GB | 4,500円(750円) | 8,000円(667円) |
30GB | 12,000円(2,000円) | 21,000円(1,750円) |
100GB | 22,000円(3,666円) | 設定なし |
このプリペイドSIMで有用なのはやはり低容量でしょうか。元々のプランが無制限で3,278円なので、100GBプランは逆に割高になってしまっています。30GBプランの有効期限365日プランだと、1か月あたり1,750円で1年で使えるというのは魅力的な値段です。
とはいえ私はソフトバンクの再販SIMもあるしahamoもあるので、データ容量には全然困ってないということもあって一番低容量の3GBプランを購入してみました。なお専用の延長プランもあるので、再購入しなくても延長という選択肢もあります。
- 3GB契約時:パートナー回線データ容量1GB
- 5GB契約時:パートナー回線データ容量2GB
- 30GB契約時:パートナー回線データ容量5GB
- 無制限契約時:パートナー回線データ容量無制限
なおこのSIMは楽天モバイルの法人向け回線を切り売りしているもののようで、パートナー回線に制限が掛かっています。楽天モバイルの法人向けサイトを見ると、楽天モバイル回線は3GBでもパートナー回線(auと国際ローミング)の場合は1GBに制限されるようです。
購入したらすぐに届いて使いだせる
購入したらすぐに到着。パッケージにはマルチサイズSIMが入っており、標準SIMからmicroSIM、nanoSIMまで好きなサイズの端末で使用可能です。
パッケージ内には利用についての案内状。APN設定の記載もあり、自動設定されない端末では手動でAPN設定を行う必要があります。
iPhoneは差し込むだけで利用可能
APN設定が書いてあることから、iPhoneの場合はどうなるのかなと思っていたら差し込むだけで使えるようです。これは楽天モバイルがMNOとしてiPhoneを販売しているからかもしれませんね。
フィールドテストで確認すると、問題なく楽天モバイルの回線に接続されていました。
スピードテストを実施してみたところ、50Mbps程度の速度が出ていました。この速度は混雑状況などにより上下するとは思いますが、何回か通信する限りめちゃくちゃ遅くなるようなことはありませんでした。
なお通話は記載通り不可となっていますが、SMS送信は問題なく可能です。ソフトバンクのプリペイドSIMでは「SMS厳禁」と記載のあるものもありますが、このSIMはSMSの利用自体は容認されています。とはいえ送信する用事なんてあんまりないんですけどね。
利用制限が掛かると200Kbpsに低速化
このSIMの利用可能な容量は3GBで、利用制限が掛かると200Kbpsに低速化します。なお通信制限は月を跨ぐと制限が解除されます。
ちょっと怪しいけども問題なく使えるプリペイドSIM
正直アングラ感が否めないプリペイドSIMですが、使っている限りは問題なく利用ができるSIMとなっています。月間容量は少ないものの、サブ回線として使うには安くて良いSIMなのかなと思います。
個人的にはデータ通信専用で楽天がこの値段で出してくれれば結構契約者増えるのでは……?と思ったりしますが、客単価減るようなことはきっとしないんでしょうね。