ほぼ鹿児島観光になった1日 – ソラシドエアで行く宮崎ドライブ旅行:2日目

2024年の旅行記
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おはようございます。宮崎ドライブ旅行と言っている割には行くのは鹿児島県ばっかりになりそうな2日目です。宮崎空港から行くなら宮崎の右側を巡れば良かったのでは?と今になって思うんだけど、良い旅館が見つからなかったんだよな(というか温泉があんまりないからかもしれない)。

宮崎県の右端から左端まで移動して - ソラシドエアで行く宮崎ドライブ旅行:1日目
宮崎空港からえびの高原になぜ泊まりに行くのか理解に苦しんでいます。

さて、今日は旅館からほど近い「えびな高原」を抜けて霧島へ向かい、時間が許せば桜島へ、許さないなら宮崎空港へと舞い戻る予定。移動時間がかなりを占めてしまっていて、旅行計画失敗だなと感じている(でもドライブ楽しいから良いか)。

加久藤温泉の朝食は和食中心の定食

朝起きたらなんだか寒い。部屋の暖房が寒すぎてあんまり効いてないみたいで、ご飯食べるところも肌寒い。旅館の人が石油ストーブを持ってきてくれたので、ようやくぬくぬくして朝食です。やっぱり石油ストーブがこういう時に一番役に立つ。

朝食は焼き魚や煮物、具沢山のお味噌汁などの和食メニューが中心。朝からしっかりお腹を満たせるラインナップです。

生ハムに巻かれたレタスや、じゃこなどの入ったカルシウム豊富なサラダ。健康に気遣ってくれるのは嬉しい。

ハート形のさつま揚げ。「鯉」と「恋」を掛けているんだとか。でも中央から切ったら……。

日本の朝食という感じのラインナップが並ぶ朝食は、私自身も自らの朝食として毎日食べたいと思える内容。一人暮らしをしたらこういう朝食を毎日食べたいなと思うけど、どうせならだれか一緒に食べてくれる人が居てくれたらな。

食後はムースのデザートとコーヒー。ムースの上に乗っているゆずがアクセントになっていて美味しいムースです。コーヒーは地下水で作ったものらしく、苦みも程よくスッと飲むことができます。どんなものでも一番基本になる「水」が良いことは全てを美味しくしてくれるんだと思う。ごちそうさまでした。

食事を食べる部屋からは大きな池のある中庭を眺めることができます。湯気が立っているけども温泉が流れているわけではなく、地下水と気温の温度差で湯気が立ち上ってるんだとか。寒い日に息をはくと白くなるのと同じ現象かな。

部屋に戻る途中の通路からは、夜は暗くて見えなかったんだけどたくさんの鯉が泳いでいます。その中になんかデカいのが3匹泳いでるんですが、これはキャビアで有名なチョウザメです。

「サメ」といっても似てるからそんな名前になっているだけで、実はサメではないチョウザメ。なので鯉と一緒に泳がせていても食べられてしまう心配はありません。なんと50年も生きているんだとか。

登山客でにぎわう「えびの高原」へ行ってみた

加久藤温泉から南に向かうと、山の山頂に「えびの高原」と呼ばれる高原が広がっています。どうせ行く方向なんだし、景色も良いとのことで向かってみることに。

チェックアウトして入口を出ると、右手の滝のようになっている場所から大量の湯気が。温度差でなっているんだけども、こう見ると温かそうに感じてしまいます。触れたら冷たいんだろうけど。

それでは出発。お世話になりました。

車に向かうと朝の寒さで一面真っ白に。北海道のようにドアが凍って開かない!なんてことはないですが、ウォッシャー液も凍ってしまっていてフロントガラスを溶かすのに少し時間が掛かりました。でも昼間は18℃とかになるので、温度差が大きすぎる。

えびの高原に向かう途中にある白鳥展望台

えびの市からえびの高原に向かう峠道の途中にある白鳥展望台。ここからはえびの市を一望することができます。ひっそりあるので気づかず通り過ぎちゃうかも。

展望台からの眺めはこんな感じ。少しの平地の部分にお家が建ってるのがよくわかります。でもなんか「えびの市」って「えびな市」と間違えそう。

駐車場から歩いて数分の「えびの高原展望台」へ

えびの高原の駐車場は1回500円の有料。なおトイレに行くだけとかなら足湯施設に無料で停めて中のトイレを使うことはできます。

展望台方面に足を進めると、硫黄を含む水が流れる川が。近くの硫黄山からここまで流れてきているようです。

えびの高原の「池めぐり自然探勝路」の案内図。奥まで行くなら一日がかりの長丁場だけど、近くの展望台までなら軽く行って帰れる距離。

えびの高原展望台まではアスファルト舗装されているので、気軽に上っていけます。階段の高さがあんまり高くないので逆に歩きにくいけど。

階段をしばらく上ると木でできた展望台が現れます。ここがえびの高原展望台。

えびの高原展望台からは硫黄山や韓国山を眺めることができます。もともとはここだけ来て帰ろうと思ってたんだけど、駐車場の人に「二湖展望台のほうがきれいだよ」と言われたので行ってみることに。

結構登山になる二湖展望台

40分……

アスファルト舗装で歩きやすかったえびの高原展望台とは異なり、二湖展望台への道は急に砂利に。距離も1キロほどと長く、所要時間も掛かりそう。あんまり余裕時間はないけど、行けるところまで行ってみよう。

一応整備はされた登山道となっていて、道なき道を進むような過酷なことはなさそう。それでも石がゴロゴロ転がっていて足場が不安定な場所も多く、歩きやすい靴で来ないと危険です。

なにしてんだよという眼差し

しばらく進むと、先を進んでいた人から「横に鹿居ますよ〜」と言われて見ると居た。北海道で見かけるエゾシカに比べると小柄でかわいい。そう、道路に飛び出してこなければ鹿はかわいい動物なんですよ。

途中の分岐を超えて一気に上ると展望台に到着。白紫池と六観音御池が見下ろせることから「二湖パノラマ展望台」と名付けられているようです。

ちょっと高さが足りないので白紫池の方がよく見えないけど、左側が白紫池で右側が六観音御池です。すぐ横にあるように見えるけども、色味がぜんぜん違うのが不思議。

六観音御池の右手には噴煙をあげる硫黄山を見ることができます。ここまで来るのはそこそこ大変だけど、来た甲斐があったと思える景色がここにありました。ちなみに私は20分くらいで到着できたので、帰りは早いと想定して往復35分ほどあれば行けると思います。

廃墟がちらほらある霧島温泉

えびの高原から霧島方面に降りていくと、カーナビに「◯◯◯◯◯温泉跡」(記載は忘れた)という場所が。その場所で横を見ると解体されたホテルらしき跡がありました。ほかにもちらほら廃ホテルらしき建物が道中にちらほら。

お店だったのでしょうか、二階建ての建物が半壊状態で残っていたり。こういうのって強めの地震とか来たら全部崩れそうで怖い。とはいえ鬼怒川温泉を見てしまっているとたいしたことないようにも見えるんだけど。

温泉の噴煙が見られる硫黄谷噴気地帯

掘った温泉ではなくそこら辺から湧き出ている温泉地の霧島。雲仙のように蒸気が湧き上がっている場所をいくつか見ることができますが、車を停められるスポットがあったので立ち寄り。

迫力ある噴煙を間近に見ることができますが、湯気の中には有毒な硫化水素が含まれています。なので風向きによっては危険な場所。息苦しくなったら早々に離脱しましょう。

霧島を降りて宮崎空港へと向かう

霧島を降りてきた段階で時間を確認すると、もう桜島に行くのは厳しい時間に。まともに観光できないくらいなら行っても仕方がないので、もう宮崎空港へと向かうほうが得策と判断しました。

昨日も今日も霧島〜宮崎空港という宮崎横断の旅になってしまっているし、ほぼ鹿児島観光になってるような……。

ローカルスーパー「タイヨー」でお昼を購入

宮崎や鹿児島に来ると見かけるのが「タイヨー」というスーパーマーケット。この辺りに展開している地場チェーンのお店です。なお茨城にあるタイヨーとは無関係。

店内BGMの「タイヨータイヨー、サンサンサン」というのが耳に残るんですが、今日は別のBGMでした。

購入したのは鶏のたたき。鹿児島や宮崎では一般的に流通しており、独自の衛生基準を定めています。南九州に来ると食べたくなるんだけど、お肉の味をしっかり堪能できて美味しい。

もう一つはウエハースサンド。西日本には流通しているけども関東では見かけない品で、スポンジ生地をウエハースでサンドしたパン。思ったよりはウエハース部分がしっとりしてて食べやすかった。

旧国鉄大隅線の廃線跡にある小廻中央公園から桜島を眺める

桜島に行くのは無理と判断したけど、眺めるくらいはしたいと思ってきたのが「鉄道記念公園(小廻中央公園)」です。この公園からは遠目に桜島を眺めることができる他、名産品の黒酢を作っている壺が並ぶ光景を見ることができます。

この公園は「鉄道記念公園」という名前ですが、由来はここが昔は駅だったから。昭和62年に廃止された志布志から国分までを結んでいた鉄道路線「国鉄大隅線」の大隅福山駅があった場所に作られた公園です。

そんなわけで線路と車輪がおいてあったりするんですが、個人的には駅名標のレプリカとかがあったほうが雰囲気出て好き。そして大隅線の廃線跡巡りもいつかしたいと思いつつ、全国の廃線多すぎ問題に頭を悩ませます。

坂元のくろず「壺畑」情報館に行ってきた

先程の公園に行く途中、黒酢のレストランがあるという看板がちらほら。そういえば鹿児島って黒酢も有名だったよなと思い、食事があるなら軽食もあるだろうと来てみました。

杏仁豆腐や黒ごまプリンといったスイーツもあるらしい。でも黒酢と繋がらないんだけど……?

売店とレストランに分かれている建物の売店側では、黒酢ドリンクやソフトクリームが販売中。黒酢ソフトクリームってどんな味がするんだろうと気になったので食べてみることに。

これが黒酢ソフトクリーム。さっきもパンとか食べたので220円のミニを頼んだのだけど、そんなにミニを感じないサイズ感。味は軽く酸味を感じる程度で、雰囲気としては牛乳に柑橘系のジュースを入れて固まった部分を食べてる感じでした。

ソフトクリームは室内だけじゃなくて桜島や壺が並ぶ光景が見られるテラスのような場所でも食べられます。いい景色(?)を見ながら食べるソフトクリームは何倍にも美味しく感じるよね。

売店の裏手には黒酢発祥の紹介がされており、戦時中は米が使えずに芋で代用した話など、壺を使ったお酢づくりの歴史などを知ることができます。そもそも今となってはメジャーとなった「くろず(黒酢)」という名前は、ここ坂元醸造が名付けたんだとか。

黒酢を作るために使われる壺。ここで1年以上熟成されて黒酢ができあがります。熟成の年数によって色がどんどん濃くなっていき、まろやかさやコクが増えていきます。そしてお値段もその分高く……。

とりあえずお試しということで、150mlで540円の1年物の黒酢を購入。お正月に買ったはちみつと共に黒酢ドリンクでも作って飲んでみよう。

エネオスだけが「888」な宮崎

霧島から車を走らせて都城までやってきました。都城といえばふるさと納税で納税額がめちゃくちゃ多いことでも有名な市。私も以前お肉をもらったことがあります。

見えない気がする

そんな都城で気になったのはエネオスのスタンド。九州や沖縄では、金額を「888」と表示して隠す利用者としては不便極まりない文化(?)があるエリアがあるんですが、宮崎ではエネオスだけが「888」と表示して金額がわからない状態。他社は普通に表示している中でエネオスだけやる意味はどこに。

宮崎から関東に飛んで帰路へ

空港近くのガソリンスタンドで給油をしてレンタカーを返却。さすが国内トップクラスを誇る燃費のヤリスハイブリッドということもあり、294km走行して9L位しか入りませんでした。単純計算で32km/Lとなり、ガソリン代が安く済んで助かった。

宮崎空港のラウンジで休憩

飛行機の時間は17時で空港に着いたのは15時半。保安検査を受けるまでの空き時間をラウンジで過ごします。羽田や伊丹の飛行機が飛ぶ前ということもあって、比較的混雑してました。

コカ・コーラとカフェモカを飲んでパソコンに向かっていると、旅行してるのに出張に来た人みたいに思われてそう。旅行して旅行記書いてるのか、旅行記のために旅行してるのかどっちなんだろう。

制限エリア内で食べるガンジスカレー

宮崎空港名物のひき肉がたっぷり入ったガンジスカレー。以前来た時には食べられなかったので、今回満を持していただきます。サイズは小中大の3種類で、お値段もリーズナブル。

こちらがガンジスカレー。大きな具材はないものの、どこを食べてもひき肉か入ってて食べごたえがあって美味しいカレーに仕上がっています。辛さは中からということだけど、個人的にはピリ辛程度にしか感じなかったな……。ごちそうさまでした。

宮崎空港から羽田空港まで – ソラシドエア/SNA62便

カレーを食べてたらどんどん順に呼ばれていき、食べ終わった頃には全員呼ばれている状況。なんか保安検査も急かせていたし、なんか急がせたい理由でもあったのかな。とはいえ時間内なので問題なく搭乗です。

横を見るとJL3634便の搭乗案内がされていました。JGC修行で遅延によって乗継ができなくなり、振替でラスト1席を確保して往復したときのことが懐かしく感じます。あの時は出航10分前に「発券手続き」を終わらせて保安検査を秒で通過して飛び乗ったっけ。

あの頃の混雑は何だったのかと思うほどにそんなに混んでない福岡便。そもそもこの路線はビジネス路線な気がするので、逆に土休日は空いてるのかもしれない。

ソラシドエアに続いてJALの飛行機が飛んでいきます。夕暮れでモヤがかかり、神秘的な光景にも見える……なんてちょっと言いすぎかな。

幾度となく見てきた宮崎空港からの景色も一旦見納め。また宮崎に来たいとは思ってるんだけど、おそらく鹿児島空港や熊本空港のが目的地が近いんだよね。

機内ではホットコーヒーを飲んで休憩。ゆったりウトウトしながらのフライトです。

夕暮れで遠目に夕焼けを見ながら、丸い大地を見下ろします。飛行機で高度が高い場所から見ると「地球は丸かった」というのを実感できます。

そして羽田空港に着いたんだけど、到着ロビーまで510mって遠すぎる。とはいえ文句いうような金額で乗ってないので黙って歩きます。

パワーラウンジで休憩

休憩というかブログをかくというか、羽田空港に比較的早く着いたらラウンジに行くのが定番コース。少し遠いセントラルが制限エリア外なので、ANA系列で来るとここが定番。

オレンジジュースでゆったり。ある程度書き進めたんだけど、疲れて早く帰りたくなって退出。残りは電車で書き進めることに。

羽田空港から品川まで – 京急空港線・本線

  • 羽田空港→京急蒲田:京急空港線
  • 京急蒲田→品川:京急本線
  • 特急
  • 羽田空港→印旛日本医大
  • 羽田空港→品川
  • 19時56分→20時16分

羽田空港から品川まで京急線で帰ります。調べたけどもこのルートが一番早いらしいし、品川から始発に乗り換えられれば座って北千住まで行けるのも嬉しい。

車両は京急1000系。何次車かはわかりませんが、ボックスシートがないのであんまり好きじゃないやつ。座席はふかふかでよいのだけどね。

品川から北千住まで – 東海道本線・東北本線・常磐線

品川からは常磐線直通の土浦行き。羽田空港56分発の列車に乗るといい具合に接続してくれます。品川始発なので確実に座れるのも嬉しい。

  • 1243M
  • 品川→東京:東海道本線
  • 東京→日暮里:東北本線
  • 日暮里→北千住:常磐線
  • 普通
  • 品川→土浦
  • 品川→北千住
  • 20時24分→20時52分

常磐線直通の列車、実は北千住までに2路線を経由していたりするのだけど、普通の人にはどうでもいい話。でも正式名称で書きたいからという理由で私は別立てで記載していますが……。

車両はE531系。進行方向が手前側かと思ったら奥側で逆側に座ってしまったのを動き出してから気づいた。品川駅とかでくるくるしてると方向感覚よくわからなくなりがち。

宮崎の旅行なのか鹿児島の旅行なのかよくわからないことに

宮崎の東側にあんまり良さそうな宿を見つけられなかったのでえびの市という遠い場所にした今回の旅行。実際に巡ってみたら思った以上に遠くて、移動に大半を費やしてしまったのは少し反省点かも。

でも2日間とも天気もよく、海や山の景色をたっぷり楽しめたのは幸運だったなと感じてます。でも高千穂とか佐多岬はリベンジが必要に。とはいえ行く理由ができたと思えば良しとしましょう。

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