ホタテを食べて興部南線の跡を巡る – オホーツク紋別空港に飛んで廃線跡を巡る1泊2日旅行:2日目

2024年の旅行記
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おはようございます。今日は興部南線の廃線跡を巡るため、朝から雄武まで行って戻る行程。飛行機の時間が昼過ぎとめちゃくちゃ早いので、早めにホテルを出て行動していかないと後で焦りそう。いつもレンタカー返す前にバタバタしがちなんですよね。

朝起きると天気は快晴。北海道旅行としてはこれ以上ない良い天気です。

宿題となっていた名寄本線の廃線跡を巡ってきた - オホーツク紋別空港に飛んで廃線跡を巡る1泊2日旅行:1日目
前の宿題となっていた名寄本線の廃線跡を巡ってきました。

ホタテを好きなだけ食べられる朝食

紋別セントラルホテルの朝食は、ホタテをメインとして北海道グルメがたっぷり楽しめるバイキング方式。いくら載せ放題みたいなのはないけど、北海道の朝食バイキングではかなり好きなホテルです。

まずは卵コーナー。ここの朝食ってやけに卵メニューが豊富で、まずは温泉たまごに厚焼玉子、さらにスクランブルエッグが並びます。

きんぴらごぼうに味玉。

メインのホタテコーナー。薬味と共に食べるタタキと、タコと共にお刺身が用意されています。ホタテ丼にしても良いし、カレーに入れてホタテカレーにしても良しと食べ方も自由自在。好きなだけ食べちゃいましょう。

天ぷらかまぼこに納豆、そして生たまごとまた卵メニュー。横には湯豆腐がありました。

反対側に回って、焼き鮭と焼にしん。サバじゃなくて北海道らしい魚が提供されているのに好感を受けます。その横には塩辛やしらすなど、ご飯のお供になりそうなものが並んでいます。

マカロニにポテトサラダ、ハムのマリネの他、ブロッコリーやトマトなどの生野菜があります。

デザートは「おこっぺヨーグルト」とフルーツ。興部は紋別の隣の町で、そこで作られているヨーグルトのようです。

ご飯にみそ汁、カレーとおかゆに加えて何故かそうめん。

個包装されたパン。ジャムやバター、チーズなどを合わせて食べられます。

ここの朝食でもう一つ好きなのが、このジンギスカン。お肉が柔らかくていくらでも食べられちゃいます。

ジンギスカンの隣には、よくホテルの朝食で見かけるベーコンにウィンナー。

そしてチキンナゲットと帆立フライがありました。以前はミートボールや鶏の唐揚げだったので、定期的に変更されているようです。帆立フライの時は当たりなのかもしれない。

ズラッと並ぶ目玉焼き。さて、ここまでの卵料理をまとめてみましょう。

  • 温泉たまご
  • 厚焼玉子
  • スクランブルエッグ
  • 味玉
  • 生卵
  • 目玉焼き

うん。たまごめちゃくちゃ多いね。ここまで卵が揃っているのも早々見かけない気がする。

最後にドリンクコーナーです。まずは持ち帰りもできるコーヒー。

そして「おこっぺ牛乳」と「よつ葉牛乳」という美味しい牛乳が並んでいます。どっちも美味しいんだけど、どうせなら興部町のおこっぺ牛乳を飲んでほしい。濃厚でコクがあり、普通のとは一味違う牛乳です。

バイキングで持ってきた料理がこちら。ホタテのタタキにフライ、ジンギスカンなど、北海道らしいグルメをまとめて持ってきました。昨日からホタテ食べ続けているけども、やっぱりホタテは美味しい。

ホタテたっぷりの丼ぶり。ドーミーインとかでもホタテ食べ放題はあるけど、ここのサイズ感の方が食べ応えもあって「ホタテを食べてる!」と感じられて好き。しかし毎回、ここの朝食って慈善事業なのでは?儲かってるの?と心配になってしまう。ごちそうさまでした。

興部南線の廃線跡を巡って、雄武までの往復へ

今日の目的は興部から雄武までを結んでいた鉄道路線「興部南線」の廃線跡を巡ること。全長は14キロ程度と短いのですが、雄武まで行くのが結構遠い。移動だけで往復2時間掛かるので、あんまりゆっくりは見てられないかもしれない。

紋別セントラルホテルの展望デッキで海を一望できる

紋別セントラルホテルに泊まったのは3回目なのに、今回初めて知った展望デッキ。ロビー近くのエレベーターから9階に行くと外に出ることができ、そこから港を一望できます。今の時期だと朝が早いので、朝日を見るにはめちゃくちゃ早起きが必要だけど、10月とか11月なら6時位に日の出を眺められそう。

角度を変えてもう一枚。流氷シーズンに来て眺めたらきれいなんだろうなぁ。前回は流氷が無くてガッカリだったので、来年、流氷チャレンジしにまた来たい。

それではチェックアウト。まだ7時半だけど、後で焦るなら早く出た方が安心です。

雄武方面へと向かう途中、渚滑駅跡で見つけた信号機。前回は気づかなかったのだけど、ここの信号機の名前は今でも「渚滑駅前」なんですね。

道の駅となった「雄武駅」には未成線の跡も残る

紋別から車を走らせること約1時間。目的地となる「雄武駅」跡にやってきました。ここは道の駅となっているので、目的地の設定としてはやりやすい駅跡です。

雄武駅跡には「道の駅おうむ」が新たに建てられ、当時の駅舎は残されていません。上が展望台となっているので、後程上ってみましょう。

1985年7月14日、興部南線の最終運行日に設置された記念碑です。駐車場の隅にひっそりと残されています。

本来は雄武駅は中間駅となり、浜頓別までを結ぶ路線が建設される予定でした。しかし途中で計画が中断となったため、興部から雄武の区間は「興部南線」として運命を終えることに。隣駅として「栄丘」が書かれていますが、実際には仮停留所がもう一カ所ありました。

道の駅おうむの展望台へ。ここの展望台は無料で利用できますが、入口で記帳する必要があります。

本来伸びる予定だった、浜頓別方面を眺めます。もし当初の予定通りに浜頓別まで伸びていたならば、稚内から下るルートが「宗谷本線」で旭川と「天北線+興浜線+名寄本線+湧網線」で網走へ、駅が被らない2つの経路ができていたことになったんですよね。まあ今となっては後者の鉄路は全廃してしまったわけなのですが。

そして中央の赤い屋根の家の上あたり、トンネルが見えるのがわかりますか?あれが未成区間として残った雄武トンネルです。近くに行けるようなので行ってみましょう。

これが雄武トンネルの跡で、反対側は封鎖されています。当時の写真が無いので何とも言えませんが、今見るとなぜここにトンネルを掘ったのかとしか思えない。

原野が広がる「雄武共栄仮乗降場」

雄武駅の隣にあった「雄武共栄仮乗降場」跡。興部南線は国鉄時代に廃止されたので、仮停留所の駅昇格は行われませんでした。そのため「駅跡」ではなく「仮停留所跡」となっています。

おそらく中央の部分が線路跡で、その近くにホームがあったものと思われます。しかし痕跡が何もないのではっきりした場所は分かりません。

栄える丘にはならなかった「栄丘駅」

続けては「駅跡」である「栄丘駅」跡です。ここは開設当時は仮停留所でしたが、昭和23年に駅として昇格しました。でも何か周りにあるかと言われると……?

ここがその駅跡。道路になっている部分が線路跡で、大きな看板の手前に駅施設があったみたいです。しかし今となっては痕跡をうかがい知ることはできません。なおこの駅名「栄丘」は繁栄の「栄」を当てたとのことだけど、今となってはこんな有様です。

川に痕跡が残ってる?「元沢木仮乗降場」

次は「元沢木仮停留所」跡。ここも駅ではなく仮停留所でした。しかし栄丘よりも民家があるような気がするのに仮停留所なのはなんでなのだろう。

跡は大体この辺り。今となっては痕跡は全くわかりません。

ところで、駅の少し前にある川になにかがあったような跡が残ってました。昔の航空写真と比較するとちょうど線路があったようだし、廃線跡なのかもしれない。

駅名標が残ってたらしい「沢木駅」

元沢木の隣にあった「沢木駅」跡へ。ここはちゃんとした駅として設置されていました。

駅跡は今では公園として整備されており、当時の痕跡を思い知ることはできません。以前は駅名標と名所案内が残っていたようですが、今は撤去されてしまって無くなっています。

興部南線で唯一遺構が大きく残る「御西川橋梁」

興部南線は次が終点の興部駅。ここまで遺構らしき遺構も見当たらなかったんですが、沢木駅と興部駅の間にある「御西川橋梁」という橋だけは、しっかりと路線の遺構を残しています。地図で見ると道から外れてて行けるの?と思うけど、現地は原っぱが広がっているだけなので簡単に行けます。

こちらがその御西川橋梁です。橋脚だけではなく端の部分もしっかり残っていて、見ごたえ十分。

上にも行けるかなと思って近づいてみたんですが、オニシ湖に架かっているので反対側には行けそうにありませんでした。遠くから歩いてくれば行けそうではあるけども、今はそんな時間はないし断念。

名寄本線と合流していた「興部駅」

以前も行っているので良いかな?と思ったけども、さっそくなので興部駅跡にある「道の駅おこっぺ」にもやってきました。ここは交通公園ともなっていて、車両の展示などが行われています。

でも、今の時期はブルーシートで全部おおわれているので何も見えません。来るなら夏や秋にすることをおすすめします。

紋別に戻って昼過ぎの飛行機で羽田空港へ

今日の飛行機は13時発。普段に比べればめちゃくちゃ早い時間だけども、そもそもこれしか運行されていないんだから仕方ない。レンタカーの返却時間である12時に間に合うように空港へと向かいます。

「おこっぺアイス直売店」でソフトクリームを食べてきた

以前から存在は知っていたけども、来たことはなかったこのお店。地元の牛乳を使用したソフトクリームが販売されているお店で、美味しいと評判なので寄り道。

元々は「こんな寒いときにソフトクリームなんて」と思っていたんですが、本日の気温は20℃近くのポカポカ。むしろアイス日和で美味しくいただけました。7月並の気温らしく、なんでこんなに暑くなったのかは謎。

アイスを食べて紋別へと戻る途中、このアイス屋さんの看板の近くに名寄本線の廃線跡が遺されていました。枕木もきれいに残されています。

イオン紋別店で買い出し

興部から車を走らせてイオン紋別店へ。時間もちょうどいい感じで、ゆっくり買い出しの時間も確保できそうです。しかしいい天気。

いろいろ見てきて買ったのは、紋別産のにしんの刺身。地場産と見るとついつい買いたくなってしまいます。あとは納豆をちらほら買って出発。

オホーツク紋別空港でホタテカレー

めちゃくちゃ来てる人もいる……

レンタカーの返却時刻ぴったりにオホーツク紋別空港に到着。少し時間もあるので空港内を散策してみると、紋別タッチの回数を記録したボードが置かれていました。めちゃくちゃ回数が多い人もいて驚き。

外に停まっていたバス。このバスは空港利用者向けの市内行き無料送迎バスです。これ、紋別市内だけじゃなくて遠軽まで無料送迎してるのは強い。

なお紋別市内は予約不要だけど、遠軽行きは予約が必要。乗りたいなら事前に連絡しておきましょう。

お昼ご飯に頼んだのはホタテカレー。紋別タッチする人が急いで食べに行くと話題になってた一品です。ホタテの身は1つだけと少し物足りないけど、ホタテエキスがカレーにしっかり入っていて美味しいカレーなので、フライト前にぜひ。

オホーツク紋別空港から羽田空港まで – ANA/NH376便

ホタテカレーも食べて、保安検査を受けて搭乗を待ちます。この空港の出発便は「NH376便のみ」なので、2行の案内板も持て余すほど。新千歳便も有っても良いのではと感じるけど、あんまり需要もないのかなぁ。

昨日と同じように歩いて搭乗。雲一つない晴天に恵まれているのは良いんですが、気温が高すぎて汗ばむほど。ジャンパーなんて要らなかったんや。

遠くに見えるのはサロマ湖。一部凍っている部分もまだありますが、大体は溶けてきているみたい。そろそろ漁も始まる頃合いでしょうか。

いつのまにか千葉県からアクアライン上空へ。アクアラインってめちゃくちゃ上空からは見ているけども、現地に行ったのは何年前だろう。もう幼少期の思い出のように感じる。

羽田空港のパワーラウンジで休憩

まだ15時頃なのでゆったり休憩タイム。機内でブログ書いたけど、終わってないので続きを書きに来ました。

ドリンクはトニックウォーター。ほろ苦い味が好きな炭酸飲料です。ジュースとかと合わせてモクテル(ノンアルコールビールカクテル)を作るのも楽しい。

飲み物を飲みながらのんびりしてたんですが、ふとTwitter(X)を見ていたら、私の好きな服を着て花見してるというポストを発見。思わずこのあと空いてますか!?と連絡して、空いてます!ってことなので急遽ポートレートしに行くことに。

羽田空港から品川まで – 京急/空港線・本線

京急の回数券を帰りも使って空港から離脱。夜に比べると人も少なく、座席の空きも確保できそうでした。

  • 羽田空港→京急蒲田:京急空港線
  • 京急蒲田→品川:京急本線
  • 快特
  • 羽田空港→青砥
  • 羽田空港→品川
  • 16時43分→16時58分

羽田空港からこんなに早く出たのも久しぶり。いつもは4時間後とか5時間後とかだったりするので、なんだか新鮮です。

車両は京成3000系。京成の車両って「快特」じゃなくて「快速特急」って出すんですよね。でも快特って略称じゃなかったような気がするけど。

柄がかわいすぎる最高

さて、羽田空港から移動して撮影してきました。BABYのシュガブシリーズだったのですが、とにかく柄が大好き。めちゃくちゃかわいいんですこれ。ちょっと旅行中にトラブル(?)もあって気分が落ち込み気味だったんですが、一気に気分が良くなった!!!

ホタテ尽くしの紋別滞在旅行

今回は「オホーツク紋別空港」に行くのが目的で、他の予定は当初考えていませんでした。でも廃線跡めぐりすればよさそうと思い立って、今回の行程を計画。

行きたかった名寄本線に興部南線の廃線跡を巡れたので満足。そして紋別といえばやはり「ホタテ」が有名。滞在期間の食事をすべてホタテ関連で済ませてしまうほどのホタテ尽くしな2日間、気が済むまで食べられて幸せでした。

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