楽天グループは2023年12月権利分の株主優待を、保有期間や株数によって利用期間が異なるデータSIMから、一律1年間使える音声SIMへと変更すると発表しました。これにより対象ユーザーは1年間無料で楽天モバイルを使えることになります。
株主優待が1年間使える音声SIMへと変更に

楽天グループでは、昨年末に株主優待を楽天キャッシュから楽天モバイルのプリペイドSIMへと変更すると告知していました。その際の発表では、保有株数や保有年数により期間が異なる「データSIM」の提供となっており、1単元をその時買った場合では3か月使えるデータSIMが提供される予定でした。

それが今回変更となり、保有株数(1単元以上)や保有年数に関わらず「一律で30GB/月を使える音声SIMを1年間提供」となります。楽天グループの株価が1単元で7万円以下と考えると、かなり年利の良い優待に。なお代わりに配当金はゼロとなるようです。

当初はeSIMのみの提供となっていましたが、音声SIMへと変更となることで物理SIMの提供も実施されます。なお物理SIMが欲しい場合と先行してeSIMが欲しい場合は先行申し込み期間に申し込みが必要です。
特に物理SIMが良い場合は「先行申し込み+電話申し込み」が必要なようなので書類が届いたら忘れずに行うようにしましょう。
なお音声SIMとなることにより「Rakuten Link Office」アプリを使うことでナビダイヤルなど一部を除く国内通話が無料になります。完全にタダ回線ですね。
2023年12月権利分なので今から買っても遅い
このニュースを聞いて「楽天グループの株を買おう」と思った人も少なくないと思いますが、今回の優待の変更は「2023年12月権利分」の優待です。簡単に言えば2023年12月27日に楽天グループの株を100株以上持っていることが条件。そのため、今から買っても優待はもらえません。
優待目的で買ったとしても次の権利は2024年12月。今から買ったとしても1年近く保有し続けることになる上、同様の優待が今後も実施されるとは限らないことには注意しておきましょう。
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