三菱UFJニコスは、2024年8月請求分より海外で利用した際の手数料を3.85%へと値上げすると発表しました。もともと高かった印象ですが、これでは海外で使うなと言ってるようにも感じます。
海外事務手数料が2.2%から3.85%へ
三菱UFJニコスは「MUFJカード」「DCカード」「ニコスカード」などのブランドでクレジットカードを発行する会社。リクルートカードやJALカードの発行元にもなっており、実は発行元が三菱UFJニコスだというカードも多いです。
そんな三菱UFJニコスは以前から海外事務手数料が高い印象が強かったのですが、ここ最近楽天カードの海外事務手数料値上げなどで他社と並んだような雰囲気でした。しかしここに来て大幅値上げに踏み切ることに。
楽天カードの海外手数料が2024年4月から値上げへ
楽天カードって海外事務手数料が割安だったんですよね。
対象となるのは「MUFJカード」「ニコスカード」「JAカード」のVisa/Mastercardブランドで、DCカードやJCB/AMEXは対象に含まれないようです。
現行の海外事務手数料は2.2%ですが、改定後の手数料は倍近くにもなる3.85%。1万円の買い物をしたとすると165円も高くなる計算です。なお外貨建て取引が対象となるため、海外通販などでの利用時も同率の手数料が発生します。
なお改定は2024年8月請求分からとなることから、2024年7月ごろからは海外利用は避けたほうが良さそうです。
同じ名前のカードでもブランドにより大きく変わることに
発行元 | 海外事務手数料 | |
リクルートカード Visa/Mastercard | 三菱UFJニコス | 2.20%→3.85% |
リクルートカード JCB | JCB | 1.60% |
今回の改定に伴い同じ名前のクレジットカードで大きく海外事務手数料が変わるようなことが発生します。例えばMUFJカードとJCBカードが発行しているリクルートカードでは、海外事務手数料の差は2.25%に。
よく海外旅行に行くけども三菱UFJニコスのクレジットカードしか持ってないという人は、海外事務手数料の安いクレジットカードをもう一枚持っておくことも検討したほうが良さそうです。
コメント