楽天カードは海外で利用した際の手数料を、2024年4月から1.6%から2.2%へと値上げすると発表しました。比較的安価だった利率が高めの利率になる印象です。
全ブランドで海外手数料が値上げに
クレジットカードの海外事務手数料というのは、海外(正確には外貨建て)で決済した時に、国際ブランドが設定した為替レートに上乗せされる手数料。クレジットカード会社によって利率は異なっており、楽天カードは最低1.60%と比較的割安な設定となっていました。
その利率が2024年4月から改定され、全ブランドが一律2.20%となります。簡単に言えば今まで1万円の買い物をしたときの手数料が160円だったのが220円となるような形に。
なお4月というのは確定日基準のため、3月下旬に支払いをしたとしても、4月の利率で計算される可能性があります。
楽天モバイルによって利益が削がれている印象の楽天グループですが、今後もこういう地味なところから改悪されていくのでしょうか。
海外の利用は還元率もいいけど手数料を確認したい
国内の利用であれば手数料は基本的に発生しないため、同じ金額なら還元率が高いクレジットカードを使いたくなるもの。しかし海外の場合は海外事務手数料が発生するため、還元率ばかり見ていると実は損しているということも。
マイルなど特定のポイントを貯めているという場合は別として、海外に行くときは手数料もチェックしておきたい項目です。
なお個人的におすすめなのはソニー銀行のデビットカード。外貨預金を開設していれば100ドルあたり15円の手数料(0.15%)で利用できる他、あらかじめ旅行先の通貨の外貨に変えておけば手数料無料で外貨取引が可能です。
デビットカードなので普段は銀行口座としても使えるため、プリペイドカードのような出金の手間もありません。国内の還元率は0.5%と低いものの、海外に行くときには威力を発揮するので、海外に行く予定がある人は持っていて損のないカードです。
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