無事1日目を特に問題なく終え、2日目です。今日も朝から晩までほぼ乗りっぱなし。今日は肥薩線やくま川鉄道、鹿児島本線の一部や三角線とオレンジ鉄道をめぐります。
超閑散区間の肥薩線へ
今回乗る目的の路線のひとつが肥薩線。端と端はそこそこ本数がありますが、途中に悲しいくらい本数が少ないところがあります。そこを目指して。
仕入れていた朝御飯を食べる
昨晩にホテルの近くのイオンで仕入れていた半額弁当などで朝御飯。宮崎らしく鶏の炭火焼きを食べてみました。
この鶏の炭火焼き、お土産用は高いけどもスーパーならそんなに高くないんですね。(1パック元々120円程度)
都城から隼人まで:日豊本線
都城からは日豊本線で隼人に向かいます。正直吉都線のが早いんですが、先日の大雨で運転を見合わせているので日豊本線経由で行くことに。
遠くに見える白い車体…まさかね。
また!!!キハ40ではないけど、415系ももう良いですって…。
しかもオールロングシートだし…新しい車両に乗りたい。
西都城に残る志布志線の記憶
西都城駅の先に是非見てほしいものがあります。
西都城の少し先から高架橋が分岐して、片方は少し先で途切れて居ます。実はこれは志布志線の廃線跡。
西都城駅の高架工事の時にはまだ志布志線はあったのですが、高架が出来てすぐに廃線になってしまいました。
隼人から吉松まで:肥薩線
鹿児島側の徐行の影響か、朝から少し遅れていた日豊本線。隼人にも4分ほど遅れて到着。
待っていたのは…?まあきっとキハ40だとは思ってましたがやはりキハ47?これどこまでキハ40とかで進むんでしょうか…。
なお、時刻表的には本来都城行きなのですが、先日の大雨の影響で吉都線が運休しているので吉松行きとなっています。
明治の駅舎が残る嘉例川駅と大隅横川駅
肥薩線に乗ったら見ておいて欲しいのがこの2つの駅。どちらも明治時代の駅舎がそのまま現役で残っている貴重な駅。
駅について駅舎を見ると、昔にタイムスリップしたような気分が味わえます。
嘉例川駅は撮るのを忘れ、大隅横川駅は撮影できましたが、停車時間がわずかなので、今度レンタカーとかで来てみたいなーと思ってます。
なお、大隅横川駅には第二次世界大戦の機銃の痕が残っています。いつまでも残っていてほしいですね。
吉松から人吉まで:肥薩線
吉松から先は同じ肥薩線ですが、乗り換えが必要になります。
これが時刻表。真ん中が吉松→人吉の時間です。1日たったの3本しかありません…。そのうちの2本は観光列車なので、正真正銘の普通列車は1本だけ。
日豊本線の佐伯⇔延岡も本数が少ないですが、あそこは特急なら多く走っています。しかしここは全部合わせて3本だけ。
でもそれでも乗っていたのは自分だけという悲しさ。
吉松駅前の鉄道遺産たち
吉松駅前には肥薩線関連の色んな遺産があり、乗り継ぎ待ちの時間で見て回ることにしました。
SLが展示されている
まずはSLです。昔この肥薩線を走っていたものでしょうか。
このSLは運転席が解放されており、登ってみることができます。計器とかをみると昭和40年代が多く、歴史を感じます。
また、石炭を保管していた倉庫?も残されています。
肥薩線開業と、100周年の碑
吉松駅の向かって左側に石碑が並んでいる場所があります。
左から肥薩線開通記念、車輪、吉都線開通100周年記念、肥薩線開通100周年記念の碑です。
まずは肥薩線開通の碑。これって鉄道省のマークでしたっけ?
開通の碑の横にあるのが大きな車輪。横の柱には鉄道省と書いてあります。
その写真の裏に国鉄創業100周年の記念の碑が。なんでこんな所に埋もれてるんでしょうか?
もし吉松駅で時間があったら、是非見て来ることをおすすめしますよ✨
スイッチバックと幸福の鐘の真幸駅
吉松の次の駅の真幸駅。ここはスイッチバックの駅になっていて、2回のスイッチバックで登っていきます。
ホームには昔、列車や乗客の安全と幸福を願った鐘が幸福の鐘として残されています。
2分ほどの停車時間があったのでせっかくなので鳴らしてみました。
1回でちょっと、2回でもっと、3回でいっぱいの幸せらしいですが、欲を出さずに2回だけにしておきました。何か幸せは訪れるのでしょうか。
スイッチバックはまずホームに入線し、逆方向に進んだあと、また向きを変えて進みます。運転手さんが行ったり来たり大変そうでした。
真幸駅⇔矢岳駅の日本一の車窓風景
真幸駅から矢岳駅の間には、日本一の車窓風景と呼ばれるスポットがあります。
若干奥の方がもやっていたのが残念でしたが、天気も良かったこともあり絶景を楽しめました。
また、この区間は普通列車でありながら、低速で走っていたため、景色が長く楽しめて良かったです✨
ちょっとくま川鉄道へ寄り道して湯前へ
人吉からは、くま川鉄道という路線が分岐していて湯前まで通じています。
ここは昔は国鉄湯前線→JR湯前線となり、第三セクターのくま川鉄道に移管された路線です。
ホームからは大村横穴群というのが見え、列車を待つ間に眺めていても良いかもしれません。
車両の内装が豪華なくま川鉄道
くま川鉄道の車両は、外見は良くありそうな地方ローカル鉄道のディーゼル車両ですが、内装が凄く豪華。
あのななつ星のデザイナーが監修したようで、全体的に木が基調になっています。4人掛けのボックス席にはテーブルが設置されていたり…
景色が良く見えるように窓に向かって座れる席や、ソファ席など普通列車とは思えない装備が揃っています。
人吉温泉から湯前まで:くま川鉄道 湯前線
くま川鉄道は肥薩線とは違って、田園風景の中をのんびり進みます。
田んぼが車窓に多く見えるので、田植えの時期や稲刈り前の時期とかにいくと良いかもしれません。
逆に田んぼに何もないときにいくとただの茶色の車窓になってしまうかも…。
湯前から人吉温泉まで:くま川鉄道 湯前線
湯前駅からは、バスなどに乗ると湯前温泉に行けるようですが、そんな時間もないので折り返しを待って戻ることに。
この湯前駅はくま川鉄道の中では一番古い駅舎だそうです。なんとなーく国鉄感(?)を感じるような駅ですね。
駅前はこんな感じで、何かあるかと言われると…という感じ。一応駅のとなりに地元の食材などを販売する店があります。
改札口にあったキップ入れ。年期入ってそうですが、国鉄時代から有ったものなのでしょうかね?
戻りの列車は行きと同じ列車。この路線、もしJRのままなら絶対キハ40が行ったり来たりしてそうな気もします…。
さすがに長すぎますね。一旦ここで切りたいと思います。