四国乗りつぶし旅行も最終日になりました。今日は天気にも恵まれて良い乗り鉄日和。高知から予土線経由で松山に向かいます。
予土線はかなり前に雨の中乗った記憶程度なので、久しぶりの予土線楽しみです。
オリエントホテル高知の朝食
今回宿泊したオリエントホテル高知は朝食が美味しいと人気のホテルです……が、コロナのせいというか宿泊客が少なすぎるからかバイキングではなくセット+ミニバイキングというスタイルに。
月曜日とはいえ、朝の7時の時点で朝食会場がこの有り様では致し方ないのかもしれません。
とはいえ、高知ならではのかつおのタタキや、土佐ジローの卵とごはんやパン、プリンなどのデザート等一部のメニューはバイキング形式で取ることが出来ました。
こちらがバイキングで取ってきた品々。かつおのタタキと納豆や卵、あとはサラダ等々。自家製のプリンも取ってきました。
こちらが固定のメインディッシュ。和食か洋食か選べたのですが、和食を選びました。これだけでも和膳って感じの品数でテーブルが食べ物で一杯に。
フルバイキングじゃなくて残念と思ってましたが、お腹いっぱい食べられたので充分満足できました。でもまたフルバイキングの時に来てみたいですね。
高知から予土線経由で松山へ
高知から松山に向かう場合は、予土線経由で向かうルートと多度津経由で土讃線・予讃線経由で行くルートがあります。
今回は特急宇和海に乗りたいというのと、予土線に乗りたいってことで予土線ルートを選択。
高知から窪川まで:土讃線
高知から窪川までは高松から来ている特急しまんとに乗車します。土佐くろしお鉄道の中村駅まで直通している列車です。
●路線名:土讃線
●種別:特急【しまんと1号】
●運行区間:高松→中村
●乗車区間:高知→窪川
●発着時刻:8時20分→9時26分
運用車両は2700系。あしずりだったら2000系かな?と思ったらしまんとだったので2700系運用になっていました。
窪川から宇和島まで:土佐くろしお鉄道中村線・予土線・予讃線
窪川駅で予土線方面に乗り換えです。というのも窪川駅自体は土讃線と土佐くろしお鉄道の中村線の駅となっていて、予土線との分岐点は若井駅の先の川奥信号所。
元々土讃線の延長扱いだった中村線ですが、別線としてしまったために第三セクター化されてこんな中途半端なことになってしまいました。(若井までJRにしとけば良いのに……)
●路線名:
窪川→若井【土佐くろしお鉄道 中村線】
若井→北宇和島【予土線】
北宇和島→宇和島【予讃線】
●種別:普通
●運行区間:窪川→宇和島
●乗車区間:窪川→宇和島
●発着時刻:9時40分→12時23分
列車は……シンカンセン!じゃなくてキハ32系です。鉄道ホビートレインとして新幹線0系をモチーフにした列車です。
車内には記念ポスト(ちゃんと届く)があったり、鉄道模型の展示があったりします。
江川崎駅で30分近くの長時間停車
予土線の車両にはトイレが付いていないのですが、その代わりというか途中の江川崎駅で30分程度の長時間停車を行います。
駅前には小さな売店があるくらいで目ぼしいものも無いので、本当にトイレ休憩位しか出来なさそうって感じです。
この駅で登り列車との行き違いも行います。やってきたのはしまんトロッコという車両。この車両もいつか乗ってみたいものです。
しまんトロッコを江川崎駅から。トリミング耐性あるカメラってやっぱり便利ですね。
まだ時間があったのでホームを散策してみたのですが、気の柱に古い「えかわさき」と書かれた駅名標が残っていました。もしかして開業当時のだったりするのでしょうか。
江川崎を境に様変わりする予土線
予土線は元々宇和島側から軽便鉄道とし江川崎まで開業し、昭和時代に鉄建公団によって窪川まで延びた経緯があり、そのため線形が江川崎を境に変わります。
江川崎まであれだけ飛ばしていたのに江川崎からはのんびり走行に変わり、最後の務田から北宇和島間はカーブの連鎖でノロノロ運転に。
おかげで所要時間も段違いで、窪川から江川崎までの47kmを52分で走るのに対して、江川崎から北宇和島までの33.6kmに1時間8分も掛かっています。
宇和島から松山まで:予讃線
予土線に揺られて宇和島に到着。少し時間があったので以前行ったときに改装中だったフジ宇和島店に行ってみたらめっちゃ綺麗になっていて驚き。
●路線名:
宇和島→伊予大洲【予讃線】
伊予大洲→向井原【内子線】
向井原→松山【予讃線】
●種別:特急【宇和海16号】
●運行区間:宇和島→松山
●乗車区間:宇和島→松山
●発着時刻:12時55分→14時16分
列車はもう何度見たかわからないアンパンマン列車。型式は2000系で、宇和海は全てこの列車運用となっています。
松山→予土線&土佐くろしお鉄道+バス→高知の企画きっぷがある
四万十・宇和海フリーきっぷ(片道タイプ) | JR四国今回巡ったルートに関しては、片道タイプの企画乗車券が発売されています。松山から特急で宇和島まで、そこから予土線もしくは宇和島自動車・土佐くろしお鉄道を使用して窪川まで、そこから高知まで特急で向かうという経路で5,040円という運賃です。(逆も可)
しかし松山から高知は高速バスで4,000円以下で行けてしまうのでわざわざ使うのは物好きくらいでしょうけどもね。
道後温泉「椿の湯」に入って松山空港へ
松山に戻ってきたら当初の計画通り道後温泉に向かうことに。ホントに天気が今日は晴れてて良かった。
JR松山駅前から道後温泉まで:伊予鉄市内線 大手町線・城南線
JRの松山駅から道路を挟んで向かいにある伊予鉄市内線のJR松山駅前。道後温泉まで路面電車に乗っていきます。
現状はJR松山駅から離れている伊予鉄市内線ですが、将来的に松山駅が高架になった際に松山駅下に移設されるようです(でも少なくとも10年とか後の話だけども。)
●路線名:
JR松山駅前→西堀端【伊予鉄市内線 大手町線】
西堀端→道後温泉【伊予鉄市内線 城南線】
●種別:普通
●運行区間:JR松山駅前→道後温泉
●乗車区間:JR松山駅前→道後温泉
●発着時刻:14時29分→14時54分
伊予鉄市内線は(っていうかバスもだけど)とても古い車両&とても新しい車両が走ってますが、今回のはそこそこ新しい車両。吊り掛け駆動ではない車両です。
運賃は均一で170円で、道後温泉までその金額で連れていってくれるのは安くて助かります。
道後温泉駅前のからくり時計
道後温泉の入り口にはからくり時計が置いてあり、毎時0分及び土日・特定期間は30分間隔でからくりが動きます。
音楽が流れながらからくり人形が動きます。まあこれだけ?といえばこれだけなのですが、時間が合うのならば見ていく価値はあるんじゃないかな(?)
すぐ横に足湯もあるので、のんびり浸かりながら待つのも良いかもしれませんね。
道後温泉の椿の湯……と閑散とした商店街
道後温泉にはいくつか日帰り入浴が出来る施設がありますが、以前奥の飛鳥乃湯には行ったことあったので今回は椿の湯に行くことに。
入る時に後ろにいたおじさんから「観光?なら奥の飛鳥乃湯行かないの?」と聞かれましたが前行ったことある!と言ったら納得してくれたようで。
飛鳥乃湯の方が建物も綺麗なので確かに観光客向けではあるんですよね。椿の湯は「街の銭湯」という感じなのは否めないので。(その分値段200円位高いけど飛鳥乃湯……。)
実際に中に入っても居るのは地域のおじさんらしき人ばっかり。観光客どころか若い人もあんまり見ない状況でした。
閑散としている道後温泉商店街
今回道後温泉に行って思ったのは「人すくなっ!?」ってこと。商店街に人が全然歩いておらず、土産物店も軒並みシャッターが下りた状態。
何件かは昨年中に閉店しましたと張り紙があり、そのまま次のテナントも無いのか数ヶ月貼りっぱなしの店舗も多く見られました。
道後温泉本館の方にも人気はなく、人力車のお兄さん方がひまそーにしているような状況。過去に2回来てますがこんなの初めて。
このテラスは近くの飲食店で買ったものを食べる人たちで以前は賑わっていたのですが、人の影すら見当たらず、店を見ても店員も暇をもて余しているような状況。
うーん。これは大丈夫な状況ではないですね。「また行ける時になったら」とか言ってますが、行ける頃には店が無くなってるかもしれません。
極めつけはこちらのローソン。コンビニのローソンすら休業になっていました。初めて見たよこんなの。
次に来るときには活気が戻っていればと願うばかりです。
道後温泉から上一万まで:伊予鉄市内線 城南線
行きと帰りが同じルートではつまらない(?)ので城北線方面から帰ることに。途中の上一万で乗り換えることで逆方向から巡れます。
●路線名:伊予鉄市内線 城南線
●種別:普通
●運行区間:道後温泉→松山市駅
●乗車区間:道後温泉→上一万
●発着時刻:16時17分→16時22分
ややこしいのですが、「松山市駅行き」と「JR松山駅行き」があり、何度も注意放送が行われていました。
上一万からJR松山駅前まで:伊予鉄市内線 城南線・城北線・大手町線
途中駅の上一万で乗り換えて城北線方面に。来る列車によって道後温泉方面の場合もあるので乗り間違いには気を付けないと……。
先ほども話しましたが、伊予鉄市内線は古い車両も現役で、床が木だったりするような70年くらい前の車両も走ってます。路面電車って比較的長く使われる感じですが、ここのはかなり……。
●路線名:
上一万→平和通一丁目【城南線】
平和通一丁目→古町【城北線】
古町→JR松山駅前【大手町線】
●種別:普通
●運行区間:松山市駅→松山市駅
●乗車区間:上一万→JR松山駅前
●発着時刻:16時31分→16時50分
そして目的の城北線経由の松山市駅行きが到着。この車両は伊予鉄市内線の最新車両で、良くLRT的な路面電車で見る低床式車両の5000系です。
ちなみに伊予鉄市内線の城北線は全線が専用軌道になっており、法律上は軌道線ではなく鉄道線となっています。
松山駅前から松山空港まで:伊予鉄バス空港線【52】
松山駅前からは高いぼったくりリムジンではなく通常の路線バスで空港まで向かいます。スゴい古いバスだったらなぁと思ったのですがそうではなく残念。
ちなみにスゴい古いバスはこちら。いつまで走ってるのでしょうか……?
松山空港のサクララウンジへ
松山空港には通常のカードラウンジの他に、サクララウンジも併設されています。こっちのほうが搭乗口の目の前だしと今回はこちらに行ってみました。
カードラウンジとは異なりソフトドリンクだけではなくビールも飲み放題なのが特徴なのですが、飲めないので全く恩恵はありません←
他にはオリジナルのおかきが置いてありました。コロナの影響でしょうか、食べたかった美味しい山田屋まんじゅうは置いてありませんでしたガックシ。
ということでポンジュースとおかきを食べながら休憩。早めに着いて空港でのんびりってのが最近のスタイルです。
飛行機で羽田に向かって帰還
搭乗時刻も迫ってきたので搭乗口へ。サクララウンジの目の前なので楽々です。
松山空港から羽田空港まで:JAL440便
今回搭乗した飛行機はJAL440便で、機材は737-800と良くある機材。A350にまた乗りたいんですが中々巡り合えませんね。
機内Wi-Fiもあるので機内で暇になることもなくあっという間に羽田空港に到着です。
羽田空港から押上まで:京急空港線・本線・都営浅草線
京急の羽田空港駅に到着すると、ちょうど良くエアポート快特が次の電車でした。都営浅草線内も通過運転なので押上まで最速で帰れます。
●路線名:
羽田空港→京急蒲田【京急空港線】
京急蒲田→泉岳寺【京急本線】
泉岳寺→押上【都営浅草線】
●種別:エアポート快特
●運行区間:羽田空港→芝山千代田
●乗車区間:羽田空港→押上
●発着時刻:20時52分→21時36分
しかし来た車両がちょっとガッカリだったのはここだけの話。クロスシートとかある車両なら良かったのに()
3日目総括
3日間のうち唯一ちゃんと晴れた日でした。輸送障害もなく予土線にのんびり乗られたことと道後温泉に入れたのでやりたいことはできたかなぁって感じです。
しかし道後温泉が心配なところ。このままシャッター通りにならなければ良いのですが……。次の旅行はとりあえず少しお休みしてからかなぁと思います(疲れた←)