ライカ監修の1インチカメラ搭載のスマートフォン「AQUOS R6」ファーストインプレッション:エッジも気になるけどチューニング不足のカメラが気になる

スマートフォンAQUOS,AQUOS R6,Leitz Phone 1,ライカ

先日25日に発売されたAQUOS R6を購入しました。購入して1週間ほど経ったので、とりあえず初回レビューを書いていきたいと思います。

開封の儀

申込後の支払いが遅れてしまったので発売翌日着となってしまいました。そうして手に取れたのは日曜日の夜と出遅れですが、さっそく開封です。

SIMフリーモデルのスマートフォンではカラフルなデザインもありますが、本機のパッケージはシンプルです。

パッケージを開けると中からさらに箱が出てきました。こっちの箱はライカカメラを強調しているデザインです。

内容物を取り出してみました。かなり前からパッケージに充電器は同梱されなくなり、本体と簡易説明書、SIMピンとデータコピー用のアダプターが付属しています。

こちらが本体。画面はエッジディスプレイとなっており、正直この機種の大きな不満の一つです。あとこの謎の四角の生物は即時に消去しました。邪魔。

背面には大きな1インチカメラと、フラッシュ及びToFセンサーです。このToFセンサーによって暗い場所などでもAFが合うようになります。

底面。マイクやスピーカー、USB端子および3.5mmイヤホンジャックなどの端子系が全てまとまっています。個人的には3.5mmイヤホンジャックは使わないのですが、有ると嬉しい人も多いのではないでしょうか。

左側面。特にボタンなどはありません。

上部にはSIM及びmicroSDスロットが付いています。なお案の定SIMを抜くと再起動してしまいます。

右側面には電源及び音量キー、そしてアシスタントキーが付いています。カメラ推しのスマホなのにカメラボタンが付いていないのはがっかりな所です。

安価なTPUケースを取り付けてみた

落としたら怖いので、Amazonで安価なケースを頼んでみました。頼んでいたケースは何故かページが消えてしまっていたのですが、見た感じこのケースと同じでしょうか。

ケース自体は取り付けやすく、四隅もちゃんと保護できていて安心感が有ります。しかしサイズが結構大きくなってしまうので、元から大きいって人にとっては厳しいかもしませんね。

カメラ部分のでっぱりに関しては、それ以上にケースの高さが有るのでテーブルなどに置いても傷が付かないようにカバーできます。

ボタン部分もちゃんとカバーされています。若干固い気もしますが、気になるほどでもありません。

上部や下部も端子に合わせて穴が開いています。USBなどを挿した際に干渉することにはありませんでした。

スペック

購入前にスペックは確認していましたが、再度スペックを確認していきたいと思います。

製品名AQUOS R6
OSAndroid 11
CPUQualcomm® Snapdragon™ 888
ストレージ128GB
RAM12GB
外部メモリmicroSDXC(最大1TB)
ディスプレイ約6.6インチWUXGA+(1,260×2,730)
Pro IGZO OLED
アウトカメラセンサーサイズ 1インチ
有効画素数 約2,020万画素
F値1.9レンズ
インカメラ有効画素数 約1,260万画素
F値2.3レンズ
Wi-FiIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
バッテリー容量5,000mAh
防水IPX5・IPX8/IP6X
生体認証指紋・顔
サイズ約74 × 162 × 9.5mm
重量約207g

フラッグシップとしてSnapdragon 888は順当として、やはりメインは1インチのカメラと「Pro IGZO OLED」の搭載でしょうか。スペックから見て特色となるのはこの2点だと思います。

なおバッテリー容量もモバイルバッテリー並みの5,000mAhを搭載しており、電池持ちも個人的には結構良いと思ってます。

エッジディスプレイはクソ

まずはこれを言わせてください。今回買う前から散々文句を言っていたのですが、なんでエッジディスプレイとかいうディスプレイを採用したのかが心底疑問です。インタビュー記事では「デザイン性のため」とか答えていたようですが、デザイン性よりも機能性やらディスプレイの画質を考えてほしかった。

この画像を見てもらいたいのですが、側面の部分が暗く見えると思います。エッジディスプレイの為にディスプレイの色味が変わってしまうんですよね。せっかく綺麗なディスプレイが台無しな感じです。

またこのディスプレイ、何だか明るさを一定光度よりも下げると全体的に青っぽく色味が変化します。これは調整ミスなのではと思ったり。

  • 液晶保護フィルムが淵の有るガラスかTPUじゃないと貼り付けできない
  • 側面の操作ミスが起きる
  • 全画面動画などで違和感が多い
  • せっかくの写真もエッジ部分のせいで綺麗に見えない

などと、正直「デザイン性」とか言う自己満足(?)のために多くの犠牲が産まれているような気がします。もしR7でも同様のエッジを使ったら、その時は5連続使ってきたシャープを見切るときでしょう。

てかサムスンとかがとっくにやめてるのを今更使ってるの、あれアローズにアクオスですか。だから古いって言われるんだよ。……とエッジディスプレイの愚痴はこの位にしておきましょう。

指紋認証は反応は良いが、場所がわかりにくい

今回のAQUOS R6では画面内指紋認証となり、物理ボタンは無くなりました。それに伴い前面がフラットになったのは良いのですが、スリープ時にどこが指紋認証なのか若干分かりにくいことも多いのが現状です。

以前はR3を使っていたので、指紋認証の場所を間違えることも無かったのですが、R6になってから場所を間違えて一度画面を付けてからじゃないと指紋認証が上手くできないってことも有りました。

しかしこれは慣れの問題かと思うので、じきにミスも無くなっていくのかなと個人的には思っています。

充電に関してはインテリジェントチャージなどは良いが……。

今回のAQUOS R6ではカメラの他にもインテリジェントチャージというバッテリーの持ちを保つような機能も個人的には目玉の一つかなと思っています。

これは充電をずっとしながらスマホを使用していても、90%を超えたら自動的に充電をストップの上、それ以降はダイレクトに給電してバッテリーの負担を抑える機能です。これによってずっと充電器に挿しっぱなしでも、バッテリーの劣化を抑えることができます。

で、この充電機能自体は良いのですが、問題は充電中にずっと出ている「充電中」の文字。同じ場所にずっと出ていて、数十秒後に消えるなどではないので画面の焼き付きがどうしても気になってしまいます。

現状はスクリーンセーバーに真っ黒の画像(有機ELでは黒は消灯)を指定することで回避していますが、充電中表示のオフにする設定変更は早急に対応してもらいたいですね。

一番の特徴的な機能である1インチカメラで写真を撮ってみた

さて、色々置いておいても一番の特徴はスマートフォン最大のセンサーサイズを誇る1インチカメラです。今回はそれを結構気になって購入したのも有ります。シャープのカメラなんて期待する方が云々ってのもあるので、正直そこまで大きく期待はしていなかったのも事実ですが。

秋葉原の万世橋から撮影してみました。今回は特にリサイズなどはしないで掲載しています。表現力は良い気がするんですが、若干暗いのかなと思うんですよね。

個人的に嬉しいのは多くのデジカメと同じく3:2のアスペクト比で撮影できること。これでブログで使うときにもトリミングしなくて済むんですよね。

また飛行機の窓からマニュアル撮影をしてみました。マニュアル撮影したのには理由が有るのですが、それは後述。

次に食べ物。このカメラの大きな欠点として、接写には全く向きません。15cm程度は離さないとピントが合わないため、食べ物を大きく写してメシテロ的な感じの写真だとトリミングが必須になるかなと思います。

また、1インチセンサーのF1.9という絞り値固定なため、正直ボケ過ぎる感じがします。良くあるスマホカメラであれば、センサーが小さいのであまりボケないので良かったことが、センサーサイズが大きくなったことで逆に気になるようになっています。

ちょっとカメラのことを知っている人であればスペックを見ただけでわかる気がしますが、色々とクセがあるカメラなので、単純に大きなセンサーで高画質ってだけで購入するのは一旦待ったほうが良さそうではあります。

動画撮影時にフリッカーが気になる

FHD設定でH.265で手ぶれ補正オンにて撮影してみました。動画の1分10秒以降を見てもらえるとわかると思いますが、かなりフリッカーが気になります。フリッカーの回避には50Hzであれば50の倍数のシャッタースピード、60Hzであれば60の倍数で設定すると良いのですが、どうも50Hzではちゃんと見ていないような気がします。

この点はソフトウェア的な修正が可能かと思うので、修正されることを願いたいです。

電子手ぶれ補正によってかなり画角が狭くなる

また、手ぶれ補正はまあ良い感じなのですが、光学手ぶれ補正ではなく電子手ぶれ補正なので、大きく画角が狭くなってしまいます。その為30mm程度の画角となってしまうのがかなりのネックです。

比較するとこんな感じです。上が写真の広角19mm換算で16:9にトリミングした画像なのですが、下が手ぶれ補正オンの動画での画角です。見比べるとかなり大きく小さくなることがわかると思います。

こういう所はスペックだけでは見られないので、ちょっと期待はずれだったなというのが大きいですね。

ガラスやアクリル板越しでのオートフォーカスが役に立たない

動画を見てもらうと一番分かりやすいと思いますが、車窓を撮影しようとしていても窓の外の光景ではなく窓側にピントを合わせようとしていて、動画としてはボケボケになってしまっています。

正直これは全くの想定外で、いくらセンサーサイズが大きくてもピントが合わなくては意味がないんですよね……。ToFはガラスなどに向いてないようですが、これくらいチェックしなかったのでしょうか。

写真であればマニュアル撮影でMFが可能なのですが、動画ではマニュアル撮影でもAFのみで、手動で調整することも出来ません。これならAQUOS R3のが百倍以上マシです。

Leitz Phone 1の発売後のアップデートに期待?特色のカメラのチューニング不足が目立つスマートフォン

発売前の媒体レビューを見ていると、今よりもチューニング不足で発売後はマシになっているという表記も見られます。その為、今後もアップデートによって上に載せた気になる点が改善される可能性が十分あります。

しかし、今現状では1インチのカメラを搭載してもソフトウェアの作り込みが甘くて生かし切れていないちょっと残念なスマートフォンかなというのが第一印象です。ですが、ライカ監修ということでアップデートに期待していきたいと思います。