今月は宿泊を伴う旅行は1回だけだった(ちょっとスマホ予算もあって……)だったのですが、近場で観光列車が運行されるというので日帰りで行ってみることに。
今回乗るのは水郡線の奥久慈清流風っこ号というトロッコ列車。なおクソ暑い気がしてなりません……。
ときわ路パスを買って水戸駅へ
ときわ路パス | JR東日本今回はJR水戸支社の企画乗車券である「ときわ路パス」を使って向かうことに。このときわ路パスは夏、秋、冬の土休日に使えるフリーきっぷで、JR線だけではなく関東鉄道や真岡鉄道などの私鉄も利用可能になっています。
金額は2,180円で、単純に取手⇔水戸の往復だけでも元が取れる計算です。なお別途特急券を買えば特急にも乗れるので、使い勝手が良いきっぷとなっています。
以前にこれを使って関東鉄道、真岡鉄道、ひたちなか海浜鉄道、鹿島臨海鉄道の乗りつぶしを一日中した記憶があります。
柏から取手まで:常磐線
まずは水戸に行く前に取手駅に一旦いきます。先に紹介したときわ路パスの難点として、フリーエリア(東京・千葉方面からは取手駅)まで行かないと買えないこと。
とはいえ取手駅までは本数も多いので、ひとつ前の列車で買いに行くというので良いとは思いますが……。
- 325M
- 柏→取手:常磐線
- 快速
- 上野→水戸
- 柏→取手
- 6時32分→6時43分
ということでまずは柏駅から取手駅まで乗車。6時41分発でも良かったのですが、7分しかないと少し心配だったので早めにいくことに。
乗車はE531系。ボックスシートがあるのでボックスシートの座席にすわっていきましょうかね。
取手から水戸まで:常磐線
取手駅に到着。この取手駅は電車線(緑の列車)の終点となっていて、平日には東京メトロ千代田線直通列車も運行されるなど、都心方面への通勤には便利な駅となっています。
そういえば先程の柏駅の発車標で、同じ快速なのに緑と青に色分けされているのに気づいたでしょうか?
違いは何かというのは、まあ一般的には「取手までのやつが緑」で「取手より先に行くのが青」位で良いのですが、正確には青の快速は快速ではなく普通列車なのですよね。
そして青快速は「列車」で緑快速は「電車」となり、各駅停車は各駅停車です。
案内 | 種別 | 列車・電車 | |
各駅停車(緑) | 各駅停車 | 普通 | 電車 |
快速(緑) | 快速 | 快速 | 電車 |
普通(青) | 快速 | 普通 | 列車 |
快速(青) | 特別快速 | 快速 | 列車 |
まとめるとこんな感じ。同じ路線にまとまっているのでややこしいのですが、緑が京浜東北線で青が東海道本線みたいなもので、京浜東北線の快速よりも東海道本線の普通のが早いのと同じですね。
さて無駄話はこれくらいにして、ときわ路パスを購入してきました。帰りに清算するのも面倒なので取手から柏までの帰りのきっぷも合わせて購入です。
そういえばときわ路パスを見せると鉄カードが貰えるらしいのですが、9時から18時らしい。なぜそこに制限を設けるのか謎。
- 327M
- 常磐線
- 普通
- 上野→勝田
- 取手→水戸
- 7時10分→8時30分
取手からは勝田行きに乗車して水戸まで乗っていきます。所要時間は1時間20分とそんなに遠くはないなって印象です。距離としては77.9kmとなっています。
想定と逆方向から来て急いで撮った写真。若干ブレてるような気がするのは気のせいでしょう(?)
水郡線の奥久慈清流風っこ号に乗車
水戸駅に到着。ここからは水郡線の臨時快速列車に乗っていきます。
キハ40系の2両編成で運行される風っこ号ですが、通常の列車と異なり窓が取り外されて風を感じながら景色を楽しむことができる列車となっています。今のご時世には換気抜群で良さそうですね(?)
色々とこういう観光列車には乗っていますが、キハ40系のトロッコ列車に乗るのは初めてかも。なお普通車指定席のため、青春18きっぷなどの乗車券でも利用可能です。
- 9825D
- 水戸→常陸大子:水郡線
- 快速【奥久慈清流風っこ3号】
- 水戸→常陸大子
- 水戸→常陸大子
- 8時45分→11時13分
ホームでは駅員さんがお見送り。奥にもギャラリーがたくさん居ましたね。まあ3年ぶりの観光列車ということもあるのでしょう。
途中停車駅は上菅谷、常陸大宮、袋田、常陸大子となっていますが、途中常陸大宮で40分程度停車します。
トロッコ列車なので余計な窓もなく景色の写真も良く撮れますが、虫や葉っぱも飛んでくる()
座席埋まってたはずなのですが、人が来なくてボックスシートを独占状態。のんびりできて良かったですが、予約して乗らないでほっとくのは乗りたい人が困るのでちゃんとキャンセルしておいて……。
今回指定席はえきねっとで取ったのですが、えきねっとが新しくなって530円の指定席では2ポイントしかくれなくなっちゃいました残念。
常陸大宮駅で40分程度の待ち時間
途中常陸大宮駅で40分程度の待ち時間があったので散策してくることに。とはいえ地図を見てもなぁんにもないような感じだったのですが(コンビニすらない)
近くの歩道橋から撮影してみました。水郡線にキハ40が居るってのも面白いですね。しかも緑とかなかなかレア(?)
散策してたらねこちゃんを発見。アーカワイイネネコチャン!
えっ。盗撮は禁止?えっとあのスミマセン
ネコ①「入りたいにゃ」ネコ②「お前誰にゃ」
ネコ①「チョロいな」ネコ②「やられたにゃ……」
最後にゴロゴロにゃんこ。かわいいねこちゃんでした。
ではそろそろ出発時間。列車に戻りましょう。
普段をよく知らないのですが、何だか水量が多い気がします。あとは橋に木の枝とかたくさん引っ掛かってるのは大雨の時のでしょうか。以前水郡線も被災しているのであんまり降りすぎはやめてほしいですよね。
常陸大子駅に到着してお昼ごはんへ
常陸大子駅に到着しました。ここで折り返しの風っこを待つことに。
住民は大歓迎ですぞ!みたいな感じのお出迎えです。とはいってもこの駅、強いて何があるってわけでもないんですが……。
とはいっても、3時間ほど暇になるので散策してくることに。川の中に入って釣りをしてる人がたくさん。何が釣れるんですかね?鮎とかかな。
歩いていくとコンビニの先に道の駅があり、何だか売りっぽいシャモと、新茶ソフトを食べてきました。シャモは歯応え合って美味しかった。ソフトも抹茶感あって好き。抹茶ソフト好きなんですよね。
ふと見ると緊急事態宣言だから休業中って看板を見かけたのですが、今の状況だと「制限解除が来るの?」という感覚です。いや来てくれないと困るけど。
復路の風っこに乗って水戸に戻る
ぶらぶらして常陸大子駅に戻ってきました。ちょっと蒸し暑いけどまあ辛いほどでもないのでギリギリセーフ感。
駅前にはC12機関車が展示されていました。屋外展示ですが綺麗なので整備がちゃんと行われているようですね。
常陸大子駅のホームにはこのような歴史のありそうな看板が残ってました。こういうふとした歴史遺産って大好きなんですよ。
ちなみに逆側にも水戸方面の看板が設置されていました。これ何年前のものなんでしょうね。
他にもいつの?と思うリコーの広告。まあ内容的にはあんまり問題なさそうではありますが……。
留置されている風っこのキハ40とキハE130たち。風っこの緑と背景の森が良い感じのグラデーション出してます。
常陸大子から水戸まで:水郡線
それでは入線してきましたので乗っていきたいと思います。行きより暑くなってきているので若干心配なところ。
ちょうど写真が撮れたので内部を一望する写真を撮ってきました。こんな感じに小さなテーブルとボックスシートというスタイル。平常時なら飲み物とか片手にお話とかすれば盛り上がりそうなんですけどね……はぁ。
- 9826D
- 常陸大子→水戸:水郡線
- 快速【奥久慈清流風っこ4号】
- 常陸大子→水戸
- 常陸大子→水戸
- 14時01分→16時07分
トロッコ列車ということでのんびり走ったり止まってる関係で、通常の普通列車よりも40分ほど多く掛かります。とはいえ急ぐ列車ではないので問題ないんですけどね。
おかげでゆっくりと車窓を楽しめるのがトロッコ列車の楽しさです。
セブンイレブンで新商品の甘夏オレを発見したので買ってみました。ほんのり甘夏の味がして美味しいからリピートしよこれ。
空が青空ではないのが残念ですが、涼しそうで良いですね。こういう川で泳ぎたい感じも有ります
行くときは常陸太田駅で待ち時間が有りましたが、帰りは上菅谷駅で待ち時間です。といっても長い時間は無いので、駅構内で写真撮影位しかすることはありませんでしたが……。
そういえば写真撮っていたらレンズキャップを落としてしまった人が居たのですが、無事に見つかったのでしょうか?
上菅谷からは水戸はすぐそこです。段々と都会になっていくのは地方ローカル線に乗っていると良くある光景です(端と端は都会)
そうして往復した風っこの旅も終了。最後に回送になるまでお見送りしてきました。
水戸から柏まで:常磐線
水戸駅に戻ってきたので、早めに帰宅することにしましょう。納豆とか見てきたけど想像より高かったので今回はパスすることに。
行先票をみると「仙台」の文字が。やっぱり常磐線で仙台の文字を見るのは良いですよね。また乗りに行こうかな(新幹線では行く気がしないけど常磐特急経由なら)
- 444M
- 水戸→柏:常磐線
- 普通(快速)
- 勝田