にぎたつ会館・宿泊記|2食付きで1万円以下で泊まれる、道後温泉にあるリーズナブルな温泉宿

宿泊記
本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。なお本記載は景品表示法改正に伴うASPからの要請に基づく表記であり、依頼された記事などは別途記載を実施しています。

愛媛県の有名な温泉地である道後温泉。なかなかお値段が高い宿が多い印象の温泉地ですが、中でも比較的リーズナブルな温泉宿「にぎたつ会館」に宿泊してきました。

「温泉旅館」というよりは温泉付きのビジネスホテルという雰囲気のが正しいかもしれませんが、安く道後温泉を楽しみたいならおすすめなホテルです。

道後温泉にある「にぎたつ会館」

松山市にある道後温泉。メインの入口はここなのですが、にぎたつ会館へはここからではなく右手に進みます。坂道などもあるので、重い荷物を持ってるとちょっと大変かもしれません。

すぐ横には伊佐爾波神社という大きな神社もあります。

ちょっと階段が長いですが、本殿は国の重要文化財にもなる建物です。体力のある人は宿泊ついでに参拝していくとご利益を受けられるかもしれません。

伊佐爾波神社を過ぎて左手の坂を上るとにぎたつ会館に到着。ここは公立学校共済組合の宿泊所となっていますが、組合員の一般の人でも宿泊することが可能です。今回は徒歩で来ましたが、車を止められる駐車場も用意されています。

場所としては道後温泉駅から徒歩5分ほど。路面電車や空港からのバスも来ているため、アクセスしやすい立地になっています。

ロビーは広々としています。ここでは日帰りランチなども行っている関係からか、ゆったりと話せるようなスペースも用意されています。食後や入浴後でもゆっくりと過ごすことができるようになっていました。

部屋は洋室のシングルルーム

部屋は洋室のシングルルーム。ベッドとソファが用意されており、比較的広々としたスペースに感じます。

部屋のドアはオートロック式じゃありませんでした。そのため入った時の施錠と、出るときの施錠を忘れないようにしましょう。その代わりに出ると電気が切れてるようなことはありません。

ベッドの枕元にはエアコンのスイッチの他、コンセントや照明のスイッチがまとめられています。寝るときに照明のスイッチを消すのに起き上がる……のは少し面倒くささを感じるので、こうやって枕元にまとまっているのは好印象です。

テーブルは奥行きが狭めです。加湿器やケトルなどの備品が多く設置されている関係で、テーブルとして使用できるスペースが小さくなっているのはちょっと気になります。

コンセントはカーテンの裏手に2つ用意されていました。必要十分な数量だと思います。

冷蔵庫は空っぽ。製氷コーナーもあってよく冷える冷蔵庫です。

バス・トイレは一体型。ここは大浴場があるので使用する人は少ないと思いますが、一般的なサイズのバスタブです。なおトイレはウォシュレット付きでした。

タオルはフェイスタオルと手拭きのタオル、それにバスタオルと3枚用意されています。風呂上がりだとフェイスタオルが濡れちゃうのでもう一枚あるのは嬉しい。

窓からは道後公園と遠くの山々が見ることができます。あまり高い建物も無いので、建物の高さの割には眺望を楽しめました。でも難点は夜に虫がめちゃくちゃやってくることでしょうか……。カーテンを閉めておかないと虫がぶんぶん飛んできます。

道後温泉の引き湯が流れる大浴場

ここは道後温泉にあるということもあり、大浴場はもちろん天然温泉。道後温泉からの引き湯が豊富に流れています……が、成分表を見ると循環しているらしい。

男湯「坊ちゃんの湯」と女湯「マドンナの湯」が日替わり(チェックアウト後に変わるので、夜と朝で入り比べることはできない)となっていて、今日は建物の中央にあるお風呂が坊ちゃんの湯でした。

温泉の泉温は個人的にはぬるめと感じる温度。一般的には適温と感じる人が多いのではないでしょうか。塩素消毒がされているようですが、大きな臭いなどは感じられません。泉質は若干のとろみがあるアルカリ性で、手触りもやさしい温泉です。

夕食は値段の割に品数豊富なラインナップ

今回の宿泊プランは値段が8,800円だから「88プラン」として提供されている、2食付きの平日限定格安プランです。格安プランとは言ってもちゃんとコース料理が提供されるようですが、どんなメニューが出てくるのか楽しみです。

食事会場は2階。宿泊者の夕・朝食の他、日帰り入浴のランチもここで実施されているようです。ランチは1,400円程度で入浴料込みと比較的リーズナブルな金額設定でした。

お品書きが置いてありました。こういう会席料理って後からどんな料理だか忘れてしまうことが多いので、こうやってどういう料理なのかが書いてあると嬉しいです。全8品ということで、結構豪華なラインナップです。

ドリンクメニューも用意されています。でもホットコーヒーと食後のコーヒーの価格差が謎です。何が違うのでしょうか。なんか全体的にソフトドリンクの値段が高いなという印象です。アルコールはこんなもんなのかもしれませんが……。

今日の料理はこんなラインナップでした。宿泊価格から考えるとなかなか豪勢な夕食です。

お刺身は3点盛り。盛り付けもきれいで見た目でも楽しめます。

お鍋は愛媛の豚肉を使用した瀬戸内らしいレモン鍋。酸味もあってさっぱり食べられるお鍋で、鍋にレモンも良いなって思える美味しさです。

釜めしは愛媛らしく鯛めし。炊きあがるまでに20分くらい掛かりますが、他の物を食べていたらちょうどいいタイミングで炊き上がりました。

ご飯の量はお茶碗に2杯くらいと適量。そして炊き上げるころにお吸い物も運ばれてきたのですが、会席料理のシメにもちょうどいい落ち着いた味でした。

最後にデザート。杏仁豆腐とスイカという組み合わせでしたが、杏仁豆腐が好きな私にとっては嬉しいデザート。宿泊料金にしては量も多くて満足できる夕食でごちそうさまでした。

朝食は鯛茶漬けもあるバイキング

朝食はバイキング。サバの塩焼きや焼きそばにスクランブルエッグなど、朝食バイキングで見かけるようなメニューが並んでいます。

サラダなどもありました。他には愛媛らしくじゃこ天も。

温泉たまごに明太子などのご飯のお供。辛子明太子があればいくらでもご飯が食べられそうです。デザートにはフルーツの他、杏仁豆腐やグラノーラがありました。

食パンやロールパンの他、納豆と漬物が並んでいます。

みそ汁と愛媛名物の鯛茶漬け。鯛めしに鯛茶漬けと、愛媛県ってホントに鯛尽くしな感じがします。

最後にドリンクコーナーです。コーヒーやお茶の他、愛媛と言えばみんな知ってるポンジュースもあります。ポンジュースと牛乳を混ぜてミックスジュースにして飲んでも美味しそうです。

持ってきたバイキングメニューです。トレーにはあらかじめれもん海苔が乗っていたのですが、食べると酸っぱくて美味しい。バイキングの品数自体はそこそこあったのですが、唐揚げが衣ばっかり(なんか業務スーパーで一番安い冷凍から揚げを食べてるような……。)だったのがちょっと残念。

昨日の夕食が美味しかったので結構期待していたのですが、総菜系がいまひとつだったのがちょっと気になりました。この価格であんまり文句を言うもんじゃないかもだけどね。ごちそうさまでした。

道後温泉の中でリーズナブルに過ごせる温泉宿

この頃は観光客が戻ってきたこともあり、どうも金額が上がってきたような気がする道後温泉。そんな中でも2食付きで1万円以下とリーズナブルに温泉を楽しめるホテルでした。部屋としては一般的なビジネスホテルのような感じなので「温泉旅館」という雰囲気はあまり感じられないかもしれないですが、安く済ませたいけど温泉は楽しみたいという人にはちょうど良い宿ではないかと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました