念願の軍艦島上陸を達成!九州北部を鉄路で巡る旅:1日目

2023年の旅行記
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今月の初めには北海道に行ったのですが、今回は真逆方面となる九州に行ってきます。今回の目的は開業した九州新幹線に乗車することと、長崎の軍艦島に大分のハーモニーランドへ訪問です。

台風3号の影響も心配されましたが、今回の行程中は天気は良さそうで何より。さすがに北海道の二の舞のような天気は勘弁してほしいしね……。

朝7時10分!の飛行機で長崎空港へ

一体なんでこんな早い時間にしたんだと自分でも思っているのですが、今日の飛行機は羽田空港を7時10分に出航。始発なら間に合うのですが、乗り遅れ=すべてが終わりというタイトな計画になってしまいました。

そもそもなんでこんな時間にしたかって?航空券がそこしか空いて無かったのと、早く行った方が現地で長く過ごせるじゃんという軽率な考えです。

押上から泉岳寺まで:都営浅草線

無事に4時という起床試験にも合格、始発列車に乗車して押上駅までやってきました。土休日は京急経由が遅くなってしまったのですが、平日は変わらず6時34分着なので京急経由で向かいます。

10分後に直通の羽田空港行きが出ていますが、それに乗ってしまうと到着時間がかなり遅くなってしまいます。時間に余裕があれば乗り換えなしで楽ですが、急ぎの旅なので先行する西馬込行きに乗車して泉岳寺で乗り換えます。

列車番号586K
種別普通
路線名称押上→泉岳寺:都営浅草線
運行区間京成高砂→西馬込
乗車区間押上→泉岳寺
発着時刻5時51分→6時15分
列車運行情報

乗車時間は24分。地下鉄内は各駅停車で駅間も短いということで、都心部の通過には時間が掛かります。羽田空港ってモノレールも浜松町という微妙な駅になっているし、どうも速達性に欠けるんですよね。

車両は京成の3800系。少し前の京成車両って下の方に種別が書いてあるのが特色ですよね。

泉岳寺から羽田空港まで:京急本線、空港線

種別快特
路線名称泉岳寺→京急蒲田:京急本線
京急蒲田→羽田空港:京急空港線
運行区間泉岳寺→羽田空港
乗車区間泉岳寺→羽田空港
発着時刻6時16分→6時34分
列車運行情報

泉岳寺に到着。毎回のことですがドアが空いた直後に発車ブザーが鳴り響くほどの忙しない乗り換え。ついでに言うとどっちのホームのブザーかもわからないんですよね。

羽田空港までの所要時間は18分。地下鉄線内の遅さに比べると京急線内の早さを感じます。でも毎回思うのは品川まで都営浅草線ならな……。

ANA側ということで前の方にスタンバイ。京急1000形ですが、やはり世代まではわかりません。そんなに見てわかるほど詳しくはないので。

羽田空港のパワーラウンジで飲み物を飲んできた

羽田空港に着いたのは6時34分。保安検査はスムーズに通って制限エリアには6時43分にはたどり着きました。搭乗時間まで17分あるので、ラウンジに行きましょう(?)

場所はわかってるので直行。とりあえず飲み物だけ飲んで早々に退散する感じで、のんびりの欠片もありません。

ドリンクはリアルゴールドとアイスコーヒー。どちらもソラシドエアの機内ドリンクとしては提供がないものです。ホットコーヒーならあるんだけどね。

羽田空港から長崎空港まで:SNA31便

ラウンジから搭乗口へ。締め切り数分前という時間でしたが、LCCと違って10分前に行けば良いというのは気が楽です。

なんか最近バス移動ばっかりでげんなりですが、今回もバスラウンジでした。駐機場に止められた飛行機までバスで移動します。

それでは搭乗。昨晩は雨模様だった関東地方ですが、今日は天気も回復して晴れ間が広がっています。九州も同じく晴れ模様のようなので、今回は天候に恵まれた旅行になりそうです。

羽田空港を離陸すると都心臨海部を上空から眺められます。奥までずっと平地が広がる光景を見ると、関東平野って広いなぁとあらためて感じさせられます。

今どの辺だろう……?と下を見ていると、真下に東京スカイツリーがありました。いつも見上げてばっかりのスカイツリーなので、こうして上空から見るのは新鮮です。ヘリコプターなどで至近距離だと、もっと迫力満点なんでしょうね。

機内ではアゴユズスープを堪能。ソラシドエアに搭乗したなら、ぜひ飲んでおきたい美味しいスープです。

長崎空港のラウンジ「アザレア」で小休憩

無事に長崎空港に着陸。ふとみると2023年4月から宿泊税が導入されたというポスターが貼ってありました。100円位は良いんですけど、オンライン決済しているのに現地でこれだけ請求されるのがめちゃくちゃ面倒に思ってます。

そうしてやってきたのは、ビジネスラウンジ「アザレア」です。要はクレジットカードラウンジで、ゴールドカードと搭乗券などの搭乗証明があれば無料で利用できます。今回は九州だしとJQエポスゴールドで入場しました。

ここのラウンジは1枚のカードに付き2時間の時間制限があります。でもこれ公式に2枚持ってれば4時間滞在してもOKとの記載があるけど、4時間も居る人居るの?

このラウンジでは、ドリンクバーや冷蔵庫にソフトドリンクが用意されています。牛乳やトマトジュースなどもあり、ラインナップはカードラウンジの中でも結構豊富。特にレモンスカッシュがあるのが個人的なお気に入りです。

さっそくレモンスカッシュを持ってきました。でもこうしてラウンジで休憩していると、だれかと一緒にラウンジで休憩したいなと若干寂しくなることも。まあ誘えばいいだけなのですが……。

長崎市内でランチ

今日の予定は昼過ぎからの軍艦島上陸。集合場所は中華街からも近い場所なので、中華街でランチでも食べてみようかなと思います。平日ランチなら良いメニューもありそうだし。

長崎空港から新地中華街まで:長崎バス

ラウンジで色々とやることを済ませ、空港から市街地を結ぶバス乗り場にやってきました。今回は新地中華街へ行くということで、経由する長崎バスの市街地直行便に乗車。本数は結構多いので、空港内でゆったり休憩していても凄い待たされることは少ないと思います。

なお長崎市内行きのバスは長崎県営バスも運行していますが、こちらは高速道路を経由しないので所要時間が長め。でもその分混雑率は低いので、時間があるならゆったり行くのもありかもしれません。

また、バスの乗車には現金の他交通系ICカードが利用可能ですが、車内でのチャージはできません。市内までの運賃1,200円の残高が無い場合は、事前に乗車券を購入しておきましょう。

長崎空港から大村を結ぶ橋。若干の雲はありますが、青空が広がり風も穏やか。軍艦島への上陸も期待できそうですね。

長崎新地中華街の「老李」というお店でランチ

バスで中華街に降りてお昼ごはんに決めていたお店「老李」に向かいます。横浜みたいな規模を想定していたら、思ったよりもこじんまりしてるんですね。

こちらが老李というお店。長崎県内に何店舗かあるチェーン店みたいです。ちなみに東京日本橋にも店舗があるとか。

人気店のようなのでオープン直後に来店。さすがに誰も居ませんでしたが、12時になるにつれて続々と来店が増え、いつのまにかお客さんは大勢。土日とかなら待ちになるかもしれません。

メニューの最初にあったのは平日限定ランチの麻婆豆腐定食。これも辛そうで美味しそう。

他にもちゃんぽんや飲茶セットなどもありましたが、悩んだ末に今回は元々予定していた麻辣ちゃんぽんを注文。1,090円でした。

こちらがその麻辣ちゃんぽん。ちゃんぽんスープに麻辣が加えられ、上には辛味噌も乗せられた刺激の強いちゃんぽんです。

具材は海鮮の他にも野菜がたっぷり。ちょっと高いかな?と思ったのですが、価格に見合ったボリュームに思えました。でも残念だったのは辛さがもうひとつなことかな……。ごちそうさまでした。

「軍艦島上陸クルーズ」で軍艦島へ

今日の長崎滞在の大きな目的が軍艦島。天候などに左右されることもあり、天候の安定を見て予約しました。波も高くないし期待できそうです。

軍艦島上陸が可能なツアーは長崎に何個かあるのですが、今回はその中で「軍艦島上陸クルーズ」という上陸ツアーを選びました。理由は単純に安かったからというのと、受付時間が13時半で都合が良かったんですよね。

軍艦島コンシェルジュ5,000円〜
やまさ海運3,360円〜
※早割
シーマン商会3,600円〜
馬場広徳24,000円
※4人まで
価格リスト

軍艦島に上陸できる他のツアーはこんな感じのお値段です。今回の軍艦島クルーズは3,600円だったのですが、じゃらんの梅雨限定プランで3,500円に、クーポン適用して実質3,000円と最安値価格で乗ることができました。

なお上陸に際して別途310円の上陸料が発生しますが、これは現地での精算となります。

上陸券は到着までなくさないようにと

ゆめタウンの近くにあるこじんまりした建物が受付。中で誓約書と参加証などを受け取って船へ。

船はこちらのブラックダイヤモンドという黒塗りの船。なんだか高級感がありますね。定員は250名ほどと見た目によらずたくさん乗れます。

乗船前には軍艦島のパンフレットがもらえます。このパンフレットは軍艦島の見取り図などが書いてあるので、実物と比べながら見るのに助かります。

高島にトイレと資料館見学のために寄り道

軍艦島に行く前に、手前にある高島に寄り道です。ここではトイレ休憩の他、軍艦島と高島の資料館の見学が行えます。

資料館の入口にあるのは軍艦島の模型。今では崩れてしまったような建物も残っている模型なので、正確には今ではなく現役当時の模型です。

高島と端島(軍艦島)を開発したのは三菱。端島の領海を購入して、自社で埋め立てたというからスケールが大きすぎます。でも結構旧財閥ってもっと古い時代からして繁栄していのかと思っていたのですが、三菱って明治になってからできたのは今更知りました。

炭鉱での作業は危険と隣り合わせ。そんな中でもできる限りの安全対策を行っており、ヘルメットや救命具の展示がされている他、測量器具など高島で使用されてきた品々が多く展示されています。

端島には端島神社という神社があったのですが、そこで実施されていたお祭りのお神輿が展示されています。なお現在神社は本殿がかろうじて残っているような状態です。

資料館の隣にある広場では、三菱の創始者である岩崎弥太郎氏の銅像が建てられています。指をさすポーズを取っていますが、その指の先は何を指しているのでしょうか。

銅像の裏にはねこちゃんが日なたを避けて休んでいました。もしかして三菱の従業猫だったりするんですかね(?)

軍艦島を海上から見学

高島でガイドの人が話していたのは、軍艦島に上陸する前に会場からぐるっとまわるということ。反時計回りにまわるようなので、軍艦島が良く見える左側に席を確保しておきました。

それでは高島を出港。いよいよ目的地である軍艦島へと船は進んで行きます。

高島と軍艦島の間にある島は中の島。当初は炭鉱として開発しようとしたようですが振るわず、端島の人の火葬場だったり桜の花見を行うような場所として利用されていたようです。

そうしていよいよ軍艦島が近づいてきました。ちょっとモヤが掛かってしまっているのが残念ですが、こうして目前に見ると異様な光景という以外に言葉が見つかりません。

軍艦というよりも、周囲がコンクリートで固められているのでまるで要塞のような雰囲気も感じられます。建物にはカラーが無く、鉄筋コンクリートそのものなモノトーン。左側の建物が小中学校で、その横が社宅。手前の少し低い建物は病院と隔離病棟だった建物です。

中央付近に見える細長い3つの建物。これは社宅の他に公衆浴場や購買会があった場所のようです。

こうして軍艦島を外から見ていると、意外と建物として残っているのが多いなという印象です。話によると見学ルートは結構崩れたものが多いものの、外側はかなり残っている場所が多いとのこと。

右側手前の建物は、映画館だった場所。そして右側の開いている部分がこれから向かう見学通路となっている場所です。ちなみに中央上部にあるのは灯台で、軍艦島から人が去った後に作られたもののようです。

上陸前に一旦島から離れて、あるスポットへ。それはこの島が「軍艦島」と呼ばれる由縁ともなった光景が見られる場所。軍艦島からしたら裏手の沖合になるのですが、ここから見ると確かに軍艦に見えなくもありません。このまま動いて行ったら怖いですけどね。

軍艦島に上陸して島内見学をしてきた

海上からの見学も終わり、いよいよ軍艦島へと上陸の時間になりました。今回は無事に上陸ができましたが、6月時点での上陸率は60%ほどらしく運が悪いと上陸できない可能性があります。

上陸するためにはこのなんか怖い橋を渡ります。この橋は3代目ということで、過去の橋は並で破壊されてしまったみたいです。

この崩れている場所、経年劣化による破壊ではなく、ここ最近の波で壊されてしまったようです。防波堤なのに防波堤が壊されるほどの波が来る場所に大勢が住んでいたのも驚き。

見学通路から外れた場所にあるトンネル。今は立ち入り禁止となっていますが、当時はこのトンネルを通って反対側に行っていたようです。奥にある謎の落書き……?がなんか怖い雰囲気です。

軍艦島に上陸するとコンクリートの瓦礫と廃墟に草がぼうぼう。でも元々この島に緑は無く、鳥が運んできた種などからここまで育ったみたいです。植物の生命力はすごいですね。

最初の広場に軍艦島の全体写真が載っています。こうみると広々とした島ですが、入れる部分はたった200mの区間だけ。

先に進むと崩壊が進んだ建物があります。この場所は総合事務所と1000m地下まで行く坑道への入口です。軍艦島が炭鉱島ということを考えると、島の一番の中枢部がここだったのかもしれませんね。

右手の建物に残される階段。この階段を上って炭鉱の現場に向かっていました。でもこの階段は上っていったけど下ってこられなかった人も結構いたようです。要するに事故で命をなくした人がそれほど多かったということですね。

そしてここで気にしたいのは階段が黒くなっていること。これは炭鉱夫が仕事から戻って来るときに、靴の裏に付いた石炭が階段にこびりついたもの。長年経ってもここだけが当時の記憶を残しています。

先に進んで行きます。この瓦礫の山も以前は工場があったようなのですが、今となっては何があったのかすらわからないような状態になっていて、時の流れは残酷です。

ここが見学通路の終点。奥に見えるのは30号棟と呼ばれる、日本最初の鉄筋コンクリート建築の建物。東京とかではなく、長崎県の小島が当時は最先端のような場所でした。しかし今では崩壊が進み、この情景を見られるのも今日までか、明日までかという予断を許さない状況です。

中央部分が崩れていますが、2022年にもこの場所で崩壊が起きて話題になっていたように、刻一刻と崩壊が進む軍艦島。人が消えた島を目前で見られるというのは貴重な体験でした。

しかし正直なところを言うと、テレビや特集などで見かける軍艦島という場所はほぼ見られません。見学可能なのは極々わずかな場所となっており、目の前なのに見に行けないというモヤモヤも残ってしまうのも事実です。なおグーグルマップのストリートビューであれば、内部まで散策が可能です。

見学時間も終えて軍艦島から出発。次に来るときにはどうなっているのか、そもそも島に上陸できる状況なのかもわかりません。もし長崎に旅行に来る機会があれば、ぜひ行ってほしい記憶の場所です。

長崎市内にある「エスペリアホテル長崎」に宿泊

今日の宿泊先は、長崎市内にあるエスペリアホテル長崎。長崎駅から徒歩10分ほどの距離で、中華街と駅との間くらいの場所に立地しています。周囲には東横インやアパホテルもあり、ホテル激戦区という感じです。

なお近くにはコンビニの他、ゆめタウンというショッピングモールもあり、夕食などの買い出しにも困らないと思います。

ロビーには電子レンジが用意されています。製氷機はここじゃなくて2階に用意されているようです。右奥のスペースは朝食会場になっています。

アメニティは部屋に用意されておらず、フロント前に一通り揃っています。歯ブラシとかは一通り持ってきているので、インスタントコーヒーだけもらって部屋に向かいましょう。

客室はシングルルーム

今回の宿泊はシングルルーム。シングルとはいえダブルサイズのベッドが用意されていました。手を広げてもゆったりできる大きさのベッドなので、ゆったり眠れそうです。

ベッドの裏にはスマホなどを置けそうな台があり、充電用のコンセントがスイッチの上辺りに用意されています。寝ながらスマホをいじりたいような人でも安心ですね。

テーブルは広々としていて、作業などをするのも問題なさそうな広さがあります。サービスでミネラルウォーターが提供されていました。また、今の時期には用事は無いですが、奥に加湿器も設置されています。

テーブルには2つのコンセントの他、LANのポートが用意されています。まあ無線LANも提供されていますが、私は私用のネット回線を用意しているのでホテルの回線を使ったことはありません。あんまり早い印象無いんですよね。

テーブルの下には冷蔵庫とケトル、コップが揃っています。冷蔵庫のスイッチがオンオフわかりにくいのが気になる。

洗面台はバスとは別に用意されています。上にはエアコンのスイッチがありますが、なんかここだけ古いままのような……黄ばんでるし。

バス・トイレは別々の珍しい仕様

ビジネスホテルって浴槽のある部屋とトイレがまとまっているような場所が多いのですが、ここは一般の家庭のようにバスルームとトイレが分かれています。なので浴槽にたっぷりお湯を貯めながらシャワーを浴びることができます。

部屋に用意されているタオルや館内着。これはよくありますが、ここでは入浴剤のバブが入っていました。せっかくだし入浴剤入れてゆったりお風呂に浸かりたいと思います。

トイレは別の部屋にあります。なかななビジネスホテルでは見ない構成ですが、狭いユニットバスよりも広々としたバスルームの方が気分は上がりますね。

夕食はゆめタウンで買い出し

夕食は近くにあるゆめタウンでお刺身を買ってきました。なんか元値が800円で半額でも400円というのが若干高く感じますが、長崎県のお魚を食べたいと思っていたので買ってきちゃいました。スーパーの刺身でも臭みとかは無くて美味しいですね。

あとは適当にパンを購入して軽めの夕食に。明日の朝食がバイキングなので、そこで食べようという目論見です。

明日は大分に抜けてハーモニーランドへ

明日は朝から新幹線と特急を経由して博多に向かい、昼食を取ってから大分県にあるハーモニーランドというサンリオのテーマパークに行く計画です。今までピューロランドには何度も行っていますが、ハーモニーランドは初めてなので楽しみ。

屋外型のテーマパークということで、あまり暑くなければ良いな……。

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