夕食はしゃも鍋、しゃも弁当のおみやげも! 常陸大子にある「玉屋旅館」宿泊記

宿泊記
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9月は初旬に北海道に行くこともあり、旅行予算が少ないな……なら近場に行こう!ということで探したのが茨城県の常陸大子にある「玉屋旅館」という宿です。ここはしゃも弁当という駅弁を作っている宿で、宿泊よりもランチのお弁当の方が有名な感じもあります。

常陸大子駅からほど近い「玉屋旅館」に宿泊

水郡線でも茨城県の端っこに位置する常陸大子駅。駅舎は比較的立派で有人駅となっており、みどりの窓口も設置されています。今日泊まるのは、そんなのどかな駅からほど近くにある旅館です。

駅の前には以前水郡線で走っていたC12187という蒸気機関車が展示されています。

駅前通りはこの頃としては珍しく、多くの個人店舗が営業する商店街となっています。逆によく見るチェーン店などは見あたらず、商店街を超えた先にセブンイレブンがあるくらい。一応スーパーマーケットはありますが、何か調達しておきたいならあらかじめ用意しておいた方が無難です。

本日の宿泊先はこちら。玉屋旅館という旅館で、お弁当の「しゃも弁当」が有名なお店らしい。一応温泉旅館みたいです。

こんにちは~~と入ってインターフォンを鳴らすと宿の人が出てきました。予約してるんですけどと話すと部屋に案内してくれるようです。

和室の広々としたお部屋

案内された部屋がこちら。和室の部屋で、エアコンなどは完備されていますが冷蔵庫は無さそうです。そしてテーブルに料理のメニューが置いてあるのは、ランチタイムには食事の客席で使っているからなようです(なのでお茶と共に唐辛子が)。

部屋にはコンセントがありますが、ちょっと緩め。OAタップなどを用意した方が良いかもしれません。

浴衣とタオル。こういう旅館だと定番ですよね。

部屋の鍵は中からは掛けられても、外からは掛けられない仕組み。早々盗るような人は居ないとは思いますが、外出するときなどは気になりますね。

館内を散策

一通り荷物などを置いて館内を散策してきました。

まずはお手洗い。洋式と和式のトイレの他、右手に男子小便器があります。

反対側には洗面所。泡石鹸なども用意されていて手洗いに困ることはありません。ドライヤーが置いてあったけど絶対乾かない気がするので、ドライヤー持参をおすすめ。

廊下はこんな感じ。1階で料理を作っているので、料理の香りが漂います。っと右上にある無線アクセスポイントが気になる……。

職業病なのか、設置されている無線アクセスポイントって気になります。PoE給電されている(ってことは館内にインジェクターかPoEのスイッチがありそう)のはCiscoが販売しているクラウド管理が可能な無線アクセスポイント「MR42」っぽいですね。

しかしこの建物の規模感的に、MR42じゃなくてMR33とかで十分じゃないの?という感じは否めません。そして回線はアルテリアネットワークスなようなので、このサービスを導入しているのかな?

夕食はシャモ鍋がメインのボリューム満点なラインナップ

夕食の準備ができました~と言われたので向かってみると、品数豊富な夕食が待っていました。これ、食べきれるかな?

前菜としてえだまめの他に中華でありそうなラインナップ。大福はデザートだと思いつつ、早々に食べてしまった。

お刺身と鮎の塩焼き。大きさとしては小ぶりでしたが美味しい鮎でした。

そしてメインディッシュのシャモ鍋!シャモの肉の他、野菜がたっぷり入った鍋です。

シャモの肉は肉質がしっかりしていて食べ応えがあります。結構な量ではありましたが、美味しくいただきました。ごちそうさまです(でも食後にお腹いっぱいでしばらく動けなかった)。

食後に部屋に戻ると布団がセッティングされていました。こういうのって良いですよね。

お風呂は温泉らしい

ここのお風呂は温泉らしい。温泉成分表を見ると「ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉」と記載があり、「美人をつくる湯」として有名らしい。入ったら女の子になれるのかな(なるわけがない)。

お風呂はこんな感じ。お湯が出てるのかな?と思ったけど出てる感じは無くて、温泉のお湯が湯船に貯まっている状況でした。ちょっと温泉感はあんまり感じなくて残念だったけど、お湯自体は若干のとろみがあるアルカリ性の温泉を感じられました。刺激は少なめなのでやさしいお湯です。

シャワーは1つだけなので、複数人で入るというよりは交代交代で入る形が取られていました。ちょっと大きめな家庭のお風呂という雰囲気を感じます。

玉屋旅館の朝食はシンプルな和定食

むにゃむにゃ寝ていたら朝食の時間。朝食は部屋食でした。ラインナップとしては焼き鮭に納豆、卵に焼きのりと、ごくごく一般的な和定食という雰囲気です。ごちそうさまでした。

そして帰り際にいただいたのがお弁当。今回は名物のしゃも弁当が付いてくるプランを予約したので、実質的に夜・朝・昼の3食付き!さすがに昨晩の夕食に+αされても食べきれないので、お弁当がいただけるのは嬉しい。

しかし水郡線の発車時刻が9時23分の次が11時過ぎ!本数が少ないのは残念です。

友部駅で玉屋旅館の駅弁「奥久慈しゃも弁当」を食べてみた

心地よい風とすがすがしい天気の友部駅。ちょうどお昼時なので、旅館で頂いたお弁当を食べることに。

駅の北口を降りると良い感じのベンチとテーブル。少し前の気温ならこんな場所で食べる気にもなりませんが、今日の気温ならとお弁当を取りだして開封。

紙を取ると黒い紅葉柄のお弁当箱が登場。紙に書かれた原材料を見ると茨城県産のお米に奥久慈しゃも100%を使ったお弁当と記載がありました。これこそ地産地消ですね。

オープン……どーん!お弁当の中には笹切りにしたごぼうと、たっぷりの甘く煮込まれた奥久慈しゃも肉が載せられています。そしてその下には炒り卵が乗っており、想像以上にボリューミーなお弁当です。付け合わせにおしんこもあるので、口直しにもぴったりです。

しゃも肉というか地鶏のお肉は、ブロイラーのようにやわらかいというよりはしっかりとした弾力が味わえるのが特徴です。しっかりと肉の味を嚙み締めつついただける美味しいお弁当で、タレのかかったご飯を炒り卵と共に食べるのもまた格別です。ごちそうさまでした。

しゃもを満喫できるおいしい旅館

今まで水郡線で通ったことはあっても泊ったことがなかった常陸大子。列車の本数は少なめだけど、駅から近くて鉄道旅で来るにも便利な旅館です。部屋はちょっと古さを感じるのは確かですが、有名なしゃもを満喫できる宿。

夕食、朝食に加えて昼食のお弁当までもらってお腹も大満足でした。美味しい地鶏を食べたい!という人にはお勧めできる静かな旅館でした。

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