9時間かけて鳴子温泉に行って来た-秋の乗り放題パスで東北乗り鉄の旅:1日目

2023年の旅行記
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暑い暑いと感じていたら一気に涼しくなったこの頃。いよいよ10月となって今年も終わりが見え始めてみます。個人的にも転職活動やら一人暮らししたいななどと動いているのですが、それはそれとして秋の乗り放題パスで旅行に行ってきます。

今回の目的は鳴子温泉に行くことと、仙台に東北本線・常磐線で往復すること。片道9時間という過酷な行程で、移動で1日が終わるという不効率な感じは否めませんが、行くのが目的だからまあいいでしょう……。

仙台まで東北本線を北上していく

先に仙台まで東北本線と常磐線を往復すると書きましたが、往路は東北本線で向かいます。どっちが先でも良いのですが、到着時間などの兼ね合いで東北本線経由を選びました。先日は福島まで行きましたが、今日は福島は中間地点という雰囲気。

埼玉から東北本線を5時間北上して福島へ|18きっぷで行く飯坂温泉旅行:1日目
朝起きて飯坂温泉に直行してホテルに泊まるだけの1日

福島に行ったときは飯坂温泉でしたね。飯坂温泉では伊東園ホテルズだったのが、今回は大江戸温泉物語になるので少しグレードアップといった感じ。大江戸温泉物語のバイキングは期待できます。

今回の旅行で使用するのは「秋の乗り放題パス」という企画乗車券。雰囲気としては青春18きっぷの秋バージョンなのですが、自動改札が利用可能だったり3日連続でしか使えないなどの違いがあります(そして1日あたりの単価も高い)。

大宮から宇都宮まで-東北本線

東北本線経由の始発となれば大宮からの出発が定番。上野からの始発列車に乗って宇都宮までの乗車です。

列車番号521M
種別普通
路線名称大宮→宇都宮:東北本線
運行区間上野→宇都宮
乗車区間大宮→宇都宮
発着時刻5時36分→6時53分
列車運行情報

乗車時間は1時間20分ほど。朝4時起きということもあって完全に眠いので、貴重な睡眠時間として速攻おやすみなさい。絶対次に乗り遅れたらNGというわけでもないので、気楽に寝られます……。

車両は椅子が固いことで評判が悪いE231系。短距離乗車なら良いのですが、あんまり長距離乗車はしたくない車両です。グリーン車なら少しはマシだけども、1時間20分に課金するのもなぁ。

宇都宮から黒磯まで-東北本線

画像は以前の旅行記から拝借……

気づいたら雀宮駅、そしてもうひと眠りしたら宇都宮駅に到着していました。LRT開業などもあってここ最近何度も訪れている宇都宮駅ですが、今日は素通りする時間しかありません(それもあって前回の旅行でLRTに乗車してきた)。

列車番号631M
種別普通
路線名称宇都宮→黒磯:東北本線
運行区間宇都宮→黒磯
乗車区間宇都宮→黒磯
発着時刻6時57分→7時49分
列車運行情報

この先は一気に両数が減る黒磯行き。以前は4両編成だったのが3両になってしまったことで、混雑が増長したと不評です。とはいえ普段から6両も要らないのも事実なのが悩ましい区間。乗車時間は約1時間なのですが、まだ7時間近くあると思うと先が遠く感じます。

車両はE131系。両数が減っているのは着席チャンスが減って嫌なのですが、車両的には205系より好き。LCDがあるのでどこの駅に居るかもわかりやすいし。

黒磯から新白河まで-東北本線

黒磯駅に到着して跨線橋を超えて乗り換えます。いつも思うのだけど、3両から5両の乗り換えなのにそんなに大急ぎで行く必要性はどこにあるのか。急がなくたって座席は待っています。

黒磯駅。隣の那須塩原駅が新幹線停車駅なのに対して、こちらは普通列車の乗換駅でしかありません。完全に地位が逆転された形の2駅です。

列車番号4127M
種別普通
路線名称黒磯→新白河:東北本線
運行区間黒磯→新白河
乗車区間黒磯→新白河
発着時刻7時54分→8時18分
列車運行情報

新白河までは20分ほどの乗車。こんな短い時間で乗り換えさせられるのが面倒なのはとても感じるのですが、この区間が交直切り替え&通しの客が少ないという理由が連なり完全分断されてしまっています(以前は乗り換えなかったのに)。

車両は交直対応のE531系。5両編成のワンマン列車が行ったり来たりしてるだけの区間なので、いつ来ても居る車両は同じです。

左手に東北新幹線を眺めながらの出発。おそらく6時過ぎに大宮を出た新幹線は、とっくに仙台駅に到着している頃でしょう。

新白河から郡山まで-東北本線

新白河に到着。ここより先は仙台支社の車両が乗り入れてくるので、この先から東北という印象が強いです。でも管轄の境としては白河駅だったかな?

新白河駅前にある東横イン。実は全国300店舗くらいあるなかで唯一「村」に存在する東横インだったりします。駅前だけ見てると「村」とはとても思えないんだけどね。

列車番号2127M
種別普通
路線名称新白河→郡山:東北本線
運行区間新白河→郡山
乗車区間新白河→郡山
発着時刻8時42分→9時23分
列車運行情報

乗車時間はおよそ40分。青春18きっぷの旅行ではなが~~~い普通列車に乗ることが多い印象ですが、東北本線で行くとどうにも細切れになっていて乗り換えが面倒です。そう考えると常磐線経由は乗り換えが少なくて楽なんですよね。

車両はE721系。ボックスシートがメインとなった車両構成になっており、首都圏の車両に比べて窮屈じゃないので座りやすい車両です。そして窓側にドリンク置き場があるのは中々珍しいなとも思う。

郡山から福島まで-東北本線

郡山駅に到着。列車は既に来ているのですが、少し時間があるのでトイレ休憩にしましょう。

一旦改札を出ようと歩いていると、1番線のごみ箱が復活しているのを発見。2022年3月に来た時には「安全の確保及び衛生上等の観点から」という言い訳理由で封鎖され、撤去予告がされていました。それがそんなこと言ったっけ?と言わんばかりに普通に開放。何か方針の変更があったのかもしれません。

仙台支社と言えば多賀城駅でも同様の記載があったことを覚えているので、どうなっているのか見に行ってみようかな。

列車番号1131M
種別普通
路線名称郡山→福島:東北本線
運行区間郡山→福島
乗車区間郡山→福島
発着時刻9時46分→10時32分
列車運行情報

郡山から福島までは在来線で46分、新幹線で13分という速度の差を見せつけられる区間です。普通乗車券ならば特定特急券で安価に乗車可能なので、新幹線ワープをするにもピッタリな場所。でも秋の乗り放題パスでは乗車券+特急券の購入が必要なので、さすがに出費が大きい。

車両はE721系。先ほどの新白河~郡山よりも混雑しており、立ち客も見られるほどです。

福島から白石まで-東北本線

福島に到着。ここまで自宅を出てから5時間近く経過していますが、目的の鳴子温泉まではまだまだ遠い……。仙台まで行けば休憩タイムなので、そこまで頑張っていきたいと思います。

列車番号1175M
種別普通
路線名称福島→白石:東北本線
運行区間福島→白石
乗車区間福島→白石
発着時刻10時40分→11時14分
列車運行情報

福島から仙台まで行けたはずなのに、途中の白石で分断されてしまって早数年。以前は快速とかもあったのにサービスレベルの低下が著しく感じる区間です。とはいえ仙台エリアの遅延が福島まで影響しなくなったのは良いんだけども。

車両はE721系が続きます。なんか701系ばっかり当たるときとE721系ばっかり当たるときがあるんですが、時間帯によって偏りがあるんでしょうか。

白石から仙台まで-東北本線

白石駅に到着。ここでは対面で仙台方面へと乗り換えができます。対面なので手間は少ないのですが、やっぱり乗り換えが発生するというのは面倒だなと感じます。若干遅延して到着したこともあって乗り換え時間もわずかでバタバタ。

列車番号441M
種別普通
路線名称白石→仙台:東北本線
運行区間白石→仙台
乗車区間白石→仙台
発着時刻11時18分→12時07分
列車運行情報

白石駅って遅延してても列車案内が先の時間になってしまう印象が多く、まだ18分発が発車していないのに案内は55分。一瞬ドキッとするので、発車してないなら先発の時間を表示しておいてほしいと感じる。乗車時間は50分ほどで、ちょうどお昼ごろに仙台に到着しそうです。

車両はE721系。乗り換えがバタバタだったので先頭は取れませんでしたが、ここまでも散々撮影してきたので良いかな。そして福島では雨が降っていた空ですが、宮城県に来たら晴れ間が広がってきて一安心。

仙台で休憩して鳴子温泉へ

仙台駅に到着。ちょっと肌寒さも感じる気温で長袖で来てよかった。強いて言えば羽織るものも有っても良かったかもしれない。

仙台駅に来たら、さいちのおはぎコーナーに直行……でもまあ売り切れてますよね。10時半くらいに行かないと間に合わない印象なので、昼過ぎで残ってるわけがない。残念。

ドン・キホーテに行っても目ぼしいものも無く、仙台駅に戻ってくると三陸のイベントで抽選会をやっていました。一等は2-3,000円ほどの特産品とのことですが、目の前で当選者が……。これってハズレ確定ですよね??と思いながら抽選すると、案の定参加賞のようなものでした。アナログ式のガラガラなら可能性があるけど、デジタル式だとほぼハズレ確定だよなぁ。

仙台から小牛田まで-東北本線

三陸のパンフレットを手に持ちながらホームへ。仙台駅で充電しようと思っていたけども時間が無くて出来なかったから、一応モバイルバッテリーはあるけど充電が心配です。まあ15時くらいまでならモバイルバッテリーでもパソコン&スマホの充電は確保できると信じたい。

列車番号2537M
種別普通
路線名称仙台→小牛田:東北本線
運行区間仙台→小牛田
乗車区間仙台→小牛田
発着時刻12時45分→13時30分
列車運行情報

小牛田までの乗車時間は45分ほど。この乗車で大宮からの長々とした東北本線の乗車は最後となり、小牛田からは陸羽東線へと乗り換えになります。でも小牛田まで在来線で来たのもいつぶりだろうか。

列車は最後までE721系の運用でした。陸羽東線はキハ110系だったはずなので、もうロングシートには座らずに目的地の鳴子温泉に行けることに。車内はかなり混雑していたのですが、短距離利用が多いのか座らないで立つ人が多く、案外座席は確保できました。

小牛田から鳴子温泉まで-陸羽東線

小牛田駅に到着。ここまで来ると長かった行程もラストスパートといったところです。特に輸送障害にも遭わず、定刻通りにここまで来られて何より。小牛田からは陸羽東線に乗り換えて、目的地である鳴子温泉へと向かいます。

列車番号1731D
種別普通
路線名称小牛田→鳴子温泉:陸羽東線
運行区間小牛田→鳴子温泉
乗車区間小牛田→鳴子温泉
発着時刻13時48分→15時05分
列車運行情報

陸羽東線は、新幹線停車駅である古川と鳴子温泉止まりが多く、終点の新庄まで行く列車は少な目。それでも1日8本は新庄まで行くことを考えると「まだマシ」であるのも事実です。でも早朝は本数が少なく、6時18分の次が9時8分まで新庄に行ける列車はありません。

鳴子温泉までの乗車時間はおよそ1時間15分。なんというか、鳴子温泉のおかげで持っている路線という気がしてなりません。

車両はキハ110系の2両編成。2列+1列のボックスシートが並ぶ車内です。気動車ではありますが、キハ40のように重苦しい感じは無くて軽快に走ってくれる車両です。

陸羽東線の車窓にはのどかな田園風景が広がります。鳴子温泉までの風光明媚というよりは田舎の光景というような感じなので、あんまり観光路線になるかと言われると微妙かもしれない。

終点の鳴子温泉駅に到着。列車を降りると硫化水素の匂いが漂い、温泉地に着いた~~!という雰囲気を存分に味わうことができる駅です。

鳴子温泉駅はもともと「鳴子駅」という名前だったのですが、平成9年に改称された経緯があります。そのため、道の案内などでは旧名称のままになっている所もあります。ちなみに「鳴子駅」時代の読み方は「なるこ」ではなく「なるご」で、地名と異なっていたみたい。

大江戸温泉物語「幸雲閣」に宿泊

今日の宿泊先は、鳴子温泉にある大江戸温泉物語の宿「幸雲閣」です。駅から少し離れているので無料の送迎バスも用意されているので、電話して送迎バスを待ちつつ散策。

鳴子温泉駅の前には足湯があったり、こけしをモチーフにしたキャラクターの「なる子ちゃん」がお出迎え。足湯は白濁した硫黄泉で、鳴子温泉で有名な滝の湯と同じ泉質っぽいですね。

鳴子温泉には同じ大江戸温泉物語の宿として「ますや」があるのですが、違いとしては駅からの立地(ますやは徒歩5分)と夕食のフェア内容が変わるくらい。どちらかに泊まれば双方の温泉には自由に入れる他、滝の湯の無料券が付いてくるのも同じです。そして値段も大して変わらないので、好きな方に泊まると良いと思います。

送迎バスは普通のハイエースでした。呼べば10分経たずにやってくるので、冬の寒い時期でもそんなに寒い思いをしなくても良さそう。

送迎車に揺られて数分で到着。高さ的には5階建て+温泉部分が6階という建物の作りのようです。鬼怒川温泉や塩原温泉などの関東近郊の宿に比べると規模感は小さ目ですね。

ロビーは広々。ゆったりと休めるソファも用意されていました。

中庭がありました。まだ早いようで青々としていますが、紅葉の時期であればこの中庭もきれいな紅葉が楽しめそうです。

自由に選べる浴衣コーナーと、歯ブラシなどの部屋に設置していないアメニティが用意されています。アメニティは使うものと使わないものがあるし、必要な分だけ取る方式のが私は好きです。

無料で使える製氷機。冷蔵庫があれば冷えた飲み物自体は飲めるんですが、やっぱり製氷機があった方がキンキンに冷えたお茶とかを飲めるから嬉しい。あとは水筒に入れておけるのも良いんですよね。

アイスやお菓子、ドリンクの自販機が並んでいます。徒歩圏内にコンビニが2軒ありますが、建物から出ないで適当なものを買えるのはありがたい(と言っても私は大抵買わないのですが)。

お土産コーナー。時間によってタイムセールを行っているみたいですが、そもそもこういうお土産って人に渡す予定が無ければ買うことも無いんですよね。

高設定のスロットがズラッと並ぶゲームコーナー

奥にはゲームコーナーもありました。あるあるな古い太鼓の達人の他……

クレーンゲームなどの景品が取れるゲームが色々。あんまりやる気があるようには見えませんね。

そんな中でやる気を見出しているのがスロットコーナー。パチンコ屋では無いような高設定になっているようで、当選確率が高いというのを推しまくったマシンが6台も並んでいます。

部屋は温泉旅館らしくないシングルルーム

3台ある中で、1台だけやけに古いのが謎なエレベーターに乗って部屋のある5階へ。館内図を見た限りでは一番狭いお部屋のようです。

お部屋はこんな感じ。温泉旅館というよりもビジネスホテルというようなシングルルームです。まあ寝て過ごせればいいし、大江戸温泉物語はお茶請けも無いしな。

雰囲気はビジネスホテルなのですが、コンセントの数は古い温泉旅館という感じ。1つしかないコンセントを延長タップで伸ばしているだけという状況で、それでも使えるコンセントは1個だけしかありませんでした。

他の設備としてはテレビと冷蔵庫。そしてここにも使えそうなコンセントが無い……。

冷蔵庫は大きなペットボトルも入る大容量サイズ。旅行中は大きなペットボトルを持ち込みがちなので、ちゃんと入るサイズが用意されているのは嬉しい。

温泉に入るので使う予定はないけども、バスもあります。トイレはウォシュレットも使える一般的なタイプなので、トイレに困ることは無いと思います。

棚を開けるとドライヤーに浴衣の帯、タオルなどが用意されています。

他のアメニティに関してはロビーで提供されているものを持ってくる必要があるので、使いたい人は事前に持ってこないと取りに行く羽目になります。

黒湯と白湯の二種類が楽しめる大浴場

鳴子温泉といえば温泉の泉質が良いことでも有名ですが、ここ幸雲閣では「黒湯」と「白湯」という二種類の温泉を楽しむことができます。近くなのに全然違う泉質の温泉が湧き出ているというのも不思議ですよね。

内湯(画像:大江戸温泉物語・幸雲閣のホームページより)

まずは内湯。ここでは黒湯と呼ばれる黒いお湯を楽しむことができます。泉質は「ナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)」となっていて、温泉の成分によって色が黒く見えるのが特徴です。

露天風呂(画像:大江戸温泉物語・幸雲閣のホームページより)

露天風呂からは近くを流れる江合川を眺めることもできます。泉温が比較的熱めで私は好みなのですが、入ろうとした人が「熱っ!」と退散していったので、万人向けじゃないのかも。

別館の白湯(画像:大江戸温泉物語・幸雲閣のホームページより)

続いては別館にある白湯。別館に行くには一旦屋外に出ないとならないので、冬の雪が積もるシーズンなどは行くだけで結構大変かもしれない。一応長靴なども用意されていました。こちらの泉質は「ナトリウム―炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉 (低張性弱アルカリ性高温泉)」ということで、塩化物泉の成分が入っています。

塩化物泉は保温効果があるので、黒湯から白湯という順番で入るとポッカポカが長続きするはずです。そしてこの温泉は清掃時以外は加水・循環・消毒なしの源泉かけ流しだそう。大江戸温泉物語にもこういう温泉があるんですね。

どちらの温泉も、以前ニュー塩原に行ったときに感じた「塩素臭い!」という感じはなく、純粋な温泉を楽しめるようになっています。やっぱり元の施設の構成を再利用してるだけなのかなぁ。

系列ホテル「ますや」の温泉にも入れる

幸雲閣だけでも温泉を満喫できますが、宿泊の特典として系列ホテル「ますや」の温泉にも入ることができます。送迎バスなどは無いので歩いて行くことになりますが、湯上りの散歩という感じにはちょうどいい距離感です。

道中には廃業して廃墟となったホテルやら、商店街などがあります。でも3連休というのに商店街に人は居ないし、みんなホテルから出てこないのかもしれない。

そうしてますやに到着。幸雲閣に比べると高さも高く、高級感のただよう旅館です。

フロントで幸雲閣に泊まってます~!と言うだけで通されるというこれでいいの?という仕組みで温泉のある8階へと向かいます。

8階からは鳴子温泉をいちぼ……ってホテルしか見えません。

入口には自動販売機の他に給水機があります。入浴時には発汗が多くて水分不足になりがちなので、何杯かの水分は摂っておくのをおすすめ。

この時間は「天翔」が男湯。夜と朝で入れ替え制となっていて、朝にはこちらが女湯になるようです。

ますやの温泉はなんといっても屋上の展望露天風呂がイチオシ。自然豊かな鳴子温泉峡を温泉に入りながらゆっくり眺めることができます。でも問題は展望がある「天馬」が夕方~夜の時間は女風呂になっているということ。入りたいなら翌朝に行く必要があります。

内湯も天馬のほうが広さも景色も良いという状況なので、行くならやっぱり翌朝が良いのかもしれません。泉質も幸雲閣とは異なるので、温泉好きなら是非とも両方巡って違う泉質を楽しんでみてください。

鳴子温泉最古の共同浴場「滝の湯」に無料で入れる

もう一つ入れる温泉がここ。鳴子温泉で一番の歴史を持つ共同浴場「滝の湯」です。

そもそも入浴料が200円と安価な温泉ですが、幸雲閣に泊まっている人はフロントに言えば無料の入浴券をもらうことができます。

これが無料券。無いと当然ながら料金の支払いが必要となるので、ちゃんともらってくることを忘れないように。

画像:滝の湯公式サイトより

ここの温泉はますやのぬる~~~いお湯に比べると熱め。個人的にはここの温泉の方が、酸性硫黄泉&高温で効く~~~!という感じで好き。なのでますやで体を洗ってからここに来るみたいな流れの方が良いと思います。

夕食バイキングはかに食べ放題付きのバイキング

かに食べ放題!
画像:大江戸温泉物語・幸雲閣のホームページより

大江戸温泉物語の夕食はバイキング。ちょうどかに食べ放題を実施しており、ずわい蟹の脚と爪が好きなだけ食べられます。しかし過去の経験上、かにをゆっくり食べているとお腹いっぱいになるのであんまりおすすめできません……。

季節のフェアメニュー
画像:大江戸温泉物語・幸雲閣のホームページより

かに食べ放題の他には、サーロインステーキや秋鮭ときのこの石狩鍋などの秋のグルメフェアを実施中。どれも美味しそうで食べる前からよだれが出てきそうです。伊東園ホテルズとは違って、大江戸温泉物語の食事はしっかり美味しく楽しめるのが良いんですよね。

から揚げに三角チーズ揚げ、たこ焼きとイカリングです。

ハンバーグと鶏ももの青椒ソース。ハンバーグとかよりもこういうそのままの肉の方が私は好き。

ムール貝のアヒージョ風とローストポークです。アヒージョというのはオリーブオイルとニンニクで煮込んだ料理のこと。

とんかつ。すぐ裏で揚げられた揚げたてを食べることができます。

サーロインステーキ。とはいっても成形肉ではありますが、色々なソースと共に食べることができます。

黒豚の酢豚にチャーハン、麻婆豆腐です。酢豚はお肉もしっかり食感があって美味しかった。麻婆豆腐は辛そうに見えるけど全然辛くなかったです。

シーフードピザにドリアとポテト。なんだか脂っぽいものが多いラインナップです。

ライブキッチンによる醬油ラーメン&豆乳担担麺を作ってくれるコーナー。付け合わせは自由に盛り付けられます。

大々的に出ていたかにの食べ放題がこちら。ズワイガニの爪か足が食べ放題になっているのですが、ズワイガニは食べにくいのであんまり欲張ってたくさん持ってくると食べるのに苦労します。

サラダコーナー。以前の鬼怒川御苑のように創作があるわけではなく、普通のサラダバーという感じでした。

茶わん蒸しと五目御飯。どちらも具材が少なくて残念。

ご飯は宮城県産ひとめぼれ。チキンカレーとみそ汁もあります。

秋鮭の石狩鍋。これは秋のフェアメニューとして用意されているものですね。

お刺身コーナー。キハダまぐろに白身魚のカルパッチョ、かつおのたたきなどが並びます。謎のはらもという魚は、まぐろのお腹の部分らしい。伊東園ホテルズのお刺身よりはクオリティは良いけど、まあ食べ放題の刺身なのでこんなもんでしょう(こう考えると北海道のホテルの刺身クオリティ高すぎる)。

お寿司コーナーなんですが、稲荷にたまごにみょうが、カニカマとまぐろのほほ肉という何とも微妙なラインナップ。お寿司に変わりはないけどさ……。

お寿司の隣には漬物や煮浸しに枝豆など。お酒のつまみですね。

鍋をもっていって自分で作るというしゃぶしゃぶコーナー。お肉や野菜を出汁か豆乳鍋で頂くことができます。

デザートコーナーです。プリンにフルーツの他、白玉だんごなどの和風デザートも並びます。

創作デザートにワッフルなど。あまり甘ったるくないのが良かったです。そしてたくさんのアイスクリームの中にはチョコミントもあって嬉しい。

最後にドリンクコーナー。コーンスープに始まり青汁、ソフトクリーム(なぜここに)とコーヒーに紅茶。

その他はジュースのドリンクバーにお茶のサーバーが並びます。なお大江戸温泉物語ではアルコールは別料金なので、単品か飲み放題を注文する必要があるのは注意しましょう。

なおバイキングメニューが食べられない乳幼児向けには、ベビーフードも用意されています。

1巡目で持ってきたラインナップ。なんか油物ばっかりになってしまった印象ですが、こういうのは先に食べておかないと食べられなくなっちゃうんですよね。全体的な味はファミレスほどかなという感じ。

2巡目はカニに担担麺、豆乳鍋にほたてわさびを持ってきました。カニはズワイガニなのであまり味は濃くないこともあり、いっそのことご飯とかにまとめて乗せたほうが美味しいのかも。

担担麺はバイキングとしては難題な定量が渡されるアイテム。結構量が多めでお腹に貯まってしまうので、半玉くらいで作ってくれると助かるなぁ……。味は濃厚で美味しく、他に食べたいのが無ければおかわりしたくなる。

豆乳鍋はお肉も柔らかくてスープも美味しいので、これこそ〆のうどんとかがあると良かったかも。

3巡目(食べ過ぎ)は中華を中心にしてデザートも持ってきました。チャーハンをよく見たらカニが入っていたのですが、食べ放題のかにが入っているのかも。そして結局食べ過ぎてデザートが別腹にもならずにおなかいっぱいくるしい……。ごちそうさまでした。

全体的なクオリティは伊東園ホテルズよりも上な大江戸温泉物語のバイキングですが、逆に食べ過ぎて苦しい思いをしてしまうのは欠点(?)かもしれません。美味しくて食べたいのがあり過ぎるのも問題ですね(?)

明日は仙山線経由で仙台へもどる

明日は鳴子温泉から新庄へ行き、そこから奥羽本線を経由して仙山線経由で仙台に戻るという行程です。以前仙山線の沿線にある「山寺」という場所に行ってみたいなと思ったので、今回は寄り道する前提でスケジュール調整をしてみました。

あとは愛子駅から車で10分ほどの場所にある「主婦の店さいち」というスーパーマーケットに行くのも目的の一つ。今日買えなかったおはぎを入手できればよいのですが、行けるのが夕方なのであるのかは運次第かもね。

山寺の1000段の石段を登ったあとの景色は最高だった-秋の乗り放題パスで東北乗り鉄の旅:2日目
前から行きたいと思っていた山寺に登れてよかった~~!でもおはぎはざんねん。

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