おはようございます。そろそろ夏も終盤になってきてほしいこの頃ですが、まだまだ太陽は元気。そんな暑さの中向かうのは、福島県の飯坂温泉。以前行ったことはあるのですが、宿泊するのは今回が初めてです。
新幹線で行けば飯坂温泉までは2時間もあれば到着できるのですが、今月は6月の大きな出費に対応する月間ということもあって青春18きっぷでの移動です。というか福島くらい18きっぷで十分……。
スムーズな乗継で福島の飯坂温泉へ
青春18きっぷで福島に行くとなると、宇都宮・黒磯・新白河・郡山と4回の乗り換えが必要となります。埼玉県内からの所要時間は5時間程度と、青春18きっぷの初心者(?)にも難なく行ける距離感かなと感じます(最初は2時間くらいで勘弁した方が良いとは思うけど)
久喜から宇都宮まで:東北本線
本日は久喜からスタート。大宮駅や栗橋駅からでも良いのですが、始発でない場合に北に向かうのであれば久喜から行くのが無難な選択です(日光線のメイン駅が南栗橋じゃなくて栗橋ならなぁ)。
列車番号 | 1524E |
種別 | 普通 |
路線名称 | 久喜→宇都宮:東北本線 |
運行区間 | 熱海→宇都宮 |
乗車区間 | 久喜→宇都宮 |
発着時刻 | 8時03分→8時59分 |
宇都宮駅までの所要時間は56分と1時間掛からない時間で到着します。これくらいだとグリーン車使うのも勿体ないなと思ってしまうので、ボックスシートを確保して宇都宮まで向かいます。今は400ポイントで交換できるとはいえ、2時間くらい乗らないとグリーン車に乗るのは抵抗があります(?)
乗車する列車は椅子が固いことで有名なE231系がやってきました。10両側も5両側もE231系なので、諦めて乗車することにしますが、旅のスタートだし1時間も乗車しないから大丈夫でしょう。これで熱海までの2時間半とかだと結構厳しいものがあります。
宇都宮から黒磯まで:東北本線
宇都宮駅に到着すると、向かい側のホームに国鉄特急色に変更されたE653系列車が止まっていました。特急というようですが、一体どこに行く列車なのでしょう。
駅の発車案内を見ると行き先が判明。この列車は「夏のいばらきフラワー号」という臨時特急で行き先は石岡らしい。ということは小山まで行ってから水戸線に入り、友部から常磐線に向かうというルートっぽいですね。
気を取り直して乗り換え。宇都宮からは黒磯行きに乗り換えて終点まで乗車します。以前は都心から直通の黒磯行きが設定されていましたが、ダイヤ改正で廃止となりローカル区間に転落。3両編成のE131系が行ったり来たりするだけの区間となりました。
列車番号 | 641M |
種別 | 普通 |
路線名称 | 宇都宮→黒磯:東北本線 |
運行区間 | 宇都宮→黒磯 |
乗車区間 | 宇都宮→黒磯 |
発着時刻 | 9時12分→10時04分 |
乗車時間はまたも52分と1時間掛からない位です。東北本線で北上していくと、宇都宮までも黒磯までも、その先も微妙な時間で乗り換えるばっかり。東海道本線の静岡区間みたいに乗ったらしばらく降りることが無い方が、ゆったり休むには都合が良いんだけどね。
乗車するのは205系からバトンタッチされたE131系。4両から3両に編成数が削減されてしまったので、混雑も以前より多くなった印象を感じます。ゆっくり写真撮ってたら席も無くなるし、これで黒磯まで立ちっぱなし!?と思ったけども岡安駅で降りそうな人の前に立って無事に着席。
黒磯から新白河まで:東北本線
黒磯駅に到着。ここまでは宇都宮線という愛称が設定されていますが、この先は名実ともに東北本線と呼ばれる区間です。昔の在来線特急全盛期は交通の要所として重要な役割を担っていた駅ですが、今となっては3両と5両の区間運転の列車しかやってきません。
黒磯駅の名物と言えば、改札前に並べられてたサボたち。これは国鉄時代なのでしょうか、昔の東北本線を走っていた区間がわかるように展示されています。以前は大宮始発の黒磯行きなんて列車もあったんですね。
列車番号 | 4131M |
種別 | 普通 |
路線名称 | 黒磯→新白河:東北本線 |
運行区間 | 黒磯→新白河 |
乗車区間 | 黒磯→新白河 |
発着時刻 | 10時22分→10時45分 |
黒磯から新白河までは、交直切り替えのためだけの区間といったところ。途中駅での乗降が多くないからなのか、「ワンマン運転、運賃清算も行わないからちゃんときっぷ買ってね」という何とも投げやりな区間です。とはいっても今どき乗っているのは大半が青春18きっぷのユーザーでしょう。
走っているのは、水戸から持ってきた感じがするE531系の5両編成。この区間は1編成が行ったり来たりしているだけなのですが、それでも十分賄えるほどの本数の少なさが注意点だったり。まあ1時間に1本程度の設定はあるのでマシかもしれませんけどね。
新白河から郡山まで:東北本線
新白河駅に到着。この駅では非常に長い時間を待たされることもあるのですが、今日は次の列車にそのまま乗り換えて発車していくというスムーズな乗り換えです。毎回こんな感じに乗り換えが楽なら良いんですが、本数の差があるのでどうしても空き時間が発生する列車があるのが残念。
列車番号 | 2131M |
種別 | 普通 |
路線名称 | 新白河→郡山:東北本線 |
運行区間 | 新白河→郡山 |
乗車区間 | 新白河→郡山 |
発着時刻 | 10時51分→11時31分 |
新白河から郡山までの所要時間は40分。やっぱり30分~1時間程度の短い時間でコロコロ乗り換えさせられ、仙台に行くのに常磐線と比べると乗り換え回数が結構違います(常磐線は本数が少ないから行きにくいという問題はあるけど)。
理想の乗り換えとしては黒磯から福島行きみたいな列車があると良いんですが、もう未来永劫そんな列車は出現しないのでしょう……。
列車は701系。ここだとE721系と遭遇することが多いのですが今日はオールロングシートが特徴の701系がやってきました。車内にゴミ箱があるのは嬉しいのですが、やっぱりボックスシートの方が景色が見られるから良いんだよなぁ。
郡山から福島まで:東北本線
郡山に到着。新白河まではあんまり感じずに「今日、涼しい?」と思っていたけど郡山で撤回。駅で列車から降りた瞬間に感じるムワっとした熱気にノックアウトしそうになりました。2週間くらい前に42℃とかいう意味不明な気温になっただけはありますね。
列車番号 | 1135M |
種別 | 普通 |
路線名称 | 郡山→福島:東北本線 |
運行区間 | 郡山→福島 |
乗車区間 | 郡山→福島 |
発着時刻 | 11時41分→12時27分 |
郡山駅では結構待ち時間があることが多いのですが、今回はまたもやスムーズな乗り換え。暑いので待ち時間が短いのは嬉しいのですが、あまりにも無いと買い出しができないのが厳しい。今日は宿泊する伊東園ホテルズの受付開始が13時半ということで早々に向かっているのですが、飯坂温泉まで何も買える時間もなさそうです(なぜ急ぐかというと、カラオケや貸切温泉の予約をしたいんです)。
車両はE721系。郡山からも多くの乗客が乗ってきましたが、座席数の多いE721系だったので無事に着席して福島駅へと向かいます。こう考えると先に701系だったのはラッキーだったのかも(関係ないけど「ラッキー」と打ち込んで予測変換で「ラッキーピエロ」が出てきて函館に行きたくなった)。
福島から飯坂温泉まで:福島交通・飯坂線
福島駅に到着。ここからは福島交通飯坂線へと乗り換えるのですが、乗り換えまでの道のりがちょっと遠い。まずは出口ではなく1番線ホームへと向かいます。
1番線の仙台寄りに進むと、福島交通飯坂線と阿武隈急行線の案内が並びます。そして屋根のない場所を進んで乗り換え改札へと到着。青春18きっぷを提示して一旦改札を出て、飯坂線のきっぷを購入して再度入場します。
ホームに入ると左は阿武隈急行線、右は福島交通飯坂線と案内がされています。大きく書いてあるので間違えることは少ないと思いますが、列車が居るから急がないと!と間違えて違う列車に乗るような事件は起きてそうな気がします。
種別 | 普通 |
路線名称 | 福島→飯坂温泉:福島交通飯坂線 |
運行区間 | 福島→飯坂温泉 |
乗車区間 | 福島→飯坂温泉 |
発着時刻 | 12時35分→12時58分 |
全長9.2kmの区間を23分で結び、運賃は370円です。地方路線なので運賃は比較的高いですが、めちゃくちゃ高いと思うほどでもないかなという感じ。やっぱり温泉地まで鉄路が通っているのは、地図的にも行きやすさを感じます。バスだと地図に乗らないからわかりにくい。
飯坂線なので「いい電」という愛称がつけられています。距離が短いということもあるかもしれませんが、地方私鉄にしては保線も良くてあんまり揺れは感じませんでした。
車内には飯坂温泉の暖簾も掛けられていて、到着前から温泉に行くという雰囲気満載の車内です。
そして飯坂温泉駅に着くと……駅構内のベンチが迷惑行為のために閉鎖されていました。なんとまあ治安がよろしくないこと。
飯坂温泉駅から宿泊先の宿へお散歩
飯坂温泉駅は温泉地にあった雰囲気。以前はコンクリート造りの殺風景な駅だったようですが、平成22年に改装して良い雰囲気の駅舎になりました。
飯坂温泉駅を出るとめちゃくちゃな暑さ。日差しが痛いほどに突き刺さってくるので、日傘を忘れたことをめちゃくちゃ後悔しています。
飯坂温泉にも温泉むすめがいて飯坂真尋ちゃんと呼ぶらしい。こういう絵を描けるようになりたいなぁ。
JCBのセブンイレブンキャンペーンのためにセブンイレブンに寄り道してきました。でも食べたいカレーが見当たらなくて残念。夜に飲むための飲み物を調達して宿へと向かいましょう。
伊東園ホテルズの宿「飯坂叶や」に宿泊
本日宿泊する宿は、飯坂温泉駅から徒歩15分ほどの場所にある伊東園ホテルズの宿「飯坂叶や」です。土曜日に1名で宿泊できない伊東園ホテルズの宿もあるのですが、ここは1名でも宿泊可能なのでうれしい。お値段はいつもの伊東園プライスなので助かり