本州最北端の伊東園ホテルズの宿、福島県の飯坂温泉にある「飯坂叶や」宿泊記

宿泊記
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関東を中心に廃業したホテルを買収して運営している伊東園ホテルズ。今回は本州では最北端にある宿「飯坂叶や」に宿泊してきました。食事などは他の伊東園ホテルズと変わらないのと、温泉自体が単純温泉であまり温泉感を感じられなかったのですが、部屋は綺麗で広々で満足できる宿でした。

埼玉から東北本線を5時間北上して福島へ|18きっぷで行く飯坂温泉旅行:1日目
朝起きて飯坂温泉に直行してホテルに泊まるだけの1日

宿泊したときの旅行記は上のリンクからどうぞ。青春18きっぷでも行きやすい距離感だと思うので、青春18きっぷで福島に来つつ宿泊するというのも良いかもしれません。

伊東園ホテルズの宿「飯坂叶や」に宿泊

本日宿泊する宿は、飯坂温泉駅から徒歩15分ほどの場所にある伊東園ホテルズの宿「飯坂叶や」です。土曜日に1名で宿泊できない伊東園ホテルズの宿もあるのですが、ここは1名でも宿泊可能なのでうれしい。お値段はいつもの伊東園プライスなので助かります。

このホテルはもともと「朝ねぼうの宿 叶や」という宿だったようですが、2009年に倒産してしまって伊東園ホテルズが買収して運営していて、本州にある伊東園ホテルズでは一番北にあるホテルです(北海道を含めると函館の湯の川観光ホテル祥苑が一番北にある)。

ロビーには売店や広々とした待合スペース

ゆったりと休めるソファー

ここのチェックイン時間は15時なのですが、宿泊の手続きは13時半から行われています。個室カラオケや貸切温泉の予約も同じ時間からなので、早々にやって来たけどもガラーン。早すぎました。

広々とした売店もあります。あんまり買うことは無いのですが、こういう売店を覗くのは結構楽しい。

ロビーの隅には製氷機が用意されていました。有料なのが残念です。やっぱり一柳閣本館みたいに無料なホテルのがうれしいなぁ……。

伊東園ホテルズで恒例の浴衣コーナー。色々なデザインの浴衣がある宿もありますが、ここは1つのデザインしかないみたいですね。

卓球やカラオケなどの無料娯楽

伊東園ホテルズでは館内の娯楽を無料で楽しめます。何があるのかは宿によって異なるのですが、ここにあるのは卓球とカラオケのみでちょっと貧相な感じもします。

こちらが卓球場。なんか部屋に卓球台がポツンと置かれただけという……。

続いて共用カラオケ。個室カラオケは予約が必要ですが、共用カラオケは予約不要で使用できます。コロナ禍では利用中止になっていましたが、今では利用再開となっていました。

こちらは個室カラオケ。部屋に入る時間までの間も空いているってことなので、早々にカラオケで歌うことに。どうせ待つだけの時間ならカラオケでもして時間潰してたほうがいいしね。

館内には自動販売機も設置されてる

館内には各階にアイスだったりソフトドリンク、アルコールの自動販売機が設定されています。近くのコンビニは歩いて10分ほどかかるので、館内で調達できるのは嬉しいです。

部屋は8畳で最上階の部屋に

今回は特に部屋の指定はしていないのですが、受付で聞くと7階の最上階になったようです。結構部屋ガチャという感じがするので、良い感じの部屋に当たったので良かったです。

部屋に入るとドアが3つ。左側はバス・トイレで、右側は押し入れということで客先は正面のドアなようです。

部屋はこんな感じで、8畳で1人で泊まるには広々とした客室。畳も張り替えられてて清潔感も漂います。あらかじめ布団が敷かれているのは伊東園スタイルですね。でも残念なのはコンセントが1つしか見当たらなかったこと。こういう時に限ってOAタップを忘れてきてしまったし。

テレビと空気清浄機の他、金庫が置いてあります。金庫って使ったことないんだよなぁ。

テーブルの上にはお茶請けのお菓子。じゃり豆とやわらか梅、それにあいづ桜という福島のお菓子が用意されていました。いつもの羊羹は無いようですね。

クローゼットの中にはタオルと帯。大浴場に行くときはタオルを忘れずに持っていきましょう。

窓際には和室でおなじみの広縁があり、椅子のクオリティも良さげ。でも1人なので話す相手も居ないのが残念だなぁ。

窓を開けると飯坂温泉の景色が眺められます。でも刺さるような日差しが痛くてふすまは開けられません。ちょっと暑すぎじゃないですかね。

冷蔵庫は冷凍庫が大きくついているタイプ。製氷機は有料だけど、ここに水でも入れたコップでも入れておけば代わりになりそうです。

バスとトイレは部屋に備え付き

バスやトイレは部屋に備え付けられています。洗面器は広めなのとコンセントもあるので、ドライヤーなども使いやすそうな雰囲気です。

大浴場があるから使うことはないバスと、ウォシュレット付きのトイレです。

隣や廊下からの音漏れが気になる

宿泊していたのはエレベーターの近くなのですが、隣の部屋から子供の声が聞こえてきたり、エレベーターホールからの声が響いたりというのが気になりました。隣の音が聞こえてるってことは、こっちの音も聞こえてる可能性もあるし……。

別注のサーロインステーキを頼んで豪華な夕食

夕食の時間は3部制で、混みそうなので17時20分からにしました。夕食会場はこんな感じの広さで、狭くはないけども広くはないという感じの会場。最初は行列になっていましたが、しばらくするとガラーンというのが伊東園のいつもの感じ。そんなに焦らなくても補充はされるのでゆっくりめぐる方が良いと思います。

それではバイキングメニューの紹介。まずはたこ焼きに手羽先の香味焼き、麻婆豆腐に鶏の唐揚げです。手羽先は食べにくいからあんまり好きじゃないんだよなぁ。

焼き魚とだいこんの海老あんかけと茶わん蒸し。大根の煮物っていくらでも食べられちゃいそう。

チャーハンと八宝菜。この辺はどこの伊東園ホテルズでも見かける定番商品です。

ポークシチューと牛サイコロステーキ。サイコロステーキは成形肉ではあるけども、バイキングメニューの中では美味しいので好きな部類です。

サラダとフルーツコーナー。ブロッコリーにレタス、オニオンとコーンなどがありました。フルーツにライチとパイナップルというのは良く見かけます。

バイキングの中でも目玉となっているお刺身コーナー。ここ最近泊まったホテルでは三点盛りになってて好きなものだけを取れなかったんですが、ここでは好きな刺身だけを好きなだけ取れる船盛りスタイル。とはいえ味は何とも……。

こちらも人気なお寿司コーナー。エビとイカ、サーモンがあったのですが、これご飯の比率が多いのであんまり食べ過ぎると他の料理が食べられなくなります。クオリティは100円寿司のが美味しいかな?というレベルなので、たくさん取り過ぎないように。

枝豆になめことキュウリのみぞれ和えとキムチ、キャベツの塩昆布和えなどのお酒のおつまみに合いそうなメニューです。この中だとなめことキュウリのみぞれ和えが好き。

エビチリにエビフライ、キスとオクラの天ぷらです。なんだかエビ料理が多いような……。

夏らしく冷やし中華と冷やしそばに冷やしパスタと冷やし麺が多く並びます。横にあるのはローストポークなのですが、横のソースだけじゃなくてわさび醤油とかで食べても美味しいと思います。

白米とカレー、みそ汁と一緒に並ぶのはこんにゃく田楽。なぜ……?

キッズコーナーにあったのはフライドポテトにチキンナゲット、エビドリア。やっぱりエビ料理がたくさんある。

デザートコーナーです。シューアイスにプリン、カットケーキと共に定番のミルクバーが用意されています。

最後にソフトドリンクとアルコールドリンクバー。ソフトドリンクは変わり映えないですが、アルコールの量がちょっと少な目に感じます(私は飲まないのでどうでも良いんですが)。

それでは食べていきましょう。まずはバイキングではなく別注で頼んでいた福島牛のサーロインステーキです。本来は2,600円位の追加料金なのですが、今回はクーポンの価格調整&なぜかセールで安くなってたという理由で注文したので大した差額ではありません。

お肉は専用の焼き台で焼いていきます。脂が乗ってて美味しそう……。伊東園ホテルズって別注料理はクオリティ良いので結構おすすめできます。でも別注料理頼んだらバイキングが食べられなくなるんじゃって?どうせお腹いっぱい食べようとは毎回思えないので良いんです。

付属のタレか塩、わさびを付けていただきます。お肉は柔らかくて美味しくて満足。どうせ元の金額は安いし、色々別注料理頼んで会席料理みたいにしてしまうのも良いのかもしれません。

別注料理を食べ終わったので、バイキングメニューへと移っていきます。大体見たことあるメニューが並び、味としても特段めちゃくちゃ美味しい!ということも無く無難な感じ。逆に食べ過ぎなくていいと最近は感じています。

二回目です。カツオの刺身を持ってきたのは良いものの、何とも言えない生臭さがあったのが残念。やっぱりあんまり刺身に期待しても仕方ないのですが、毎回たくさん持ってきてしまうんですよね。サイコロステーキは久しぶりに食べたけど美味しかった。あとはカキフライがあれば良かったなぁ。

〆にミルクバー。このミルクバーは美味しいので毎回2本くらいは食べてくるのが恒例になっています。ごちそうさまでした。

食後は温泉でゆったり

ご飯を食べてブログを書いたら温泉へ。飯坂温泉は熱めの源泉が楽しめる温泉ですが、伊東園ホテルズでは加水している関係で熱さはあんまり感じません。加水・循環・塩素消毒で元々の泉質も単純温泉ということもあって、あんまり温泉感が楽しめないのは残念。

大浴場の前には牛乳の自販機と給水機。湯上りに牛乳を飲みたくはなりますが、朝に入れば朝食で牛乳が飲めます(笑)

画像:伊東園ホテルズより

大浴場は男女別で入れ替えは無し。露天風呂は無く内風呂だけとなっています。浴槽は広くて良いのですが、やっぱり温泉感が薄いのが残念です。

男女湯の真ん中にあるのが貸切温泉。無料で40分間貸切ることが可能です。

画像:伊東園ホテルズより

貸切温泉は2~3名くらいで入れるかなという広さ。露天風呂ではないのでシャンプーやボディーソープあ置いてあるほか、窓を開ければ半露天風呂のように楽しむこともできました。

特に代わり映えの無い伊東園メニュー、飯坂叶やの朝食

伊東園ホテルズの朝食は何度も泊ってるとわかるけども変わり映えはしません。なので大体何が出るのかわかりつつも朝食会場に向かいます。開始から10分後位に行けばスムーズに回収できそうということでゆったり向かいます(時間が短くなるけどそんなに食べたいものがある予感はしない)。

まずは焼きそばと白身魚のフライ、それにフライドポテトとあらびきウインナーが並びます。焼きそばはもう少し具材が入ってても良いんじゃないかなと感じてしまう。

ししゃもとさばの塩焼きです。ししゃもは子持ちではないのはいつも通り。

餡かけ肉団子とスクランブルエッグ。これってスクランブルエッグのたれみたいに肉団子を使えばいいのかな?

冷奴とポーク焼売。12個入りで100円位で売ってそうな焼売の味がします。

筑前煮やオクラ、きんぴらごぼうやなめこなどのご飯のお供が並ぶコーナー。伊東園の朝食で一番食べたい(?)のがここのオクラとなめ茸だったり(単純にオクラが好きなだけ)。

厚焼玉子にボロニアソーセージ、温泉たまごと焼きのりに納豆です。

切り干し大根やひじき煮、茄子のポン酢和えとピリ辛こんにゃく。茄子のポン酢和えは好き。

サラダコーナー。夜はポテトサラダだったのがマカロニサラダに変わっているのは他と同じですね。そして牛乳がサラダコーナーに鎮座してました。

横にはフルーツポンチとヨーグルト。ヨーグルトにはブルーベリーなどのソースが用意されています。

白米におかゆとみそ汁、うどんが並んでいます。

パンコーナーは胚芽ロールと食パン。食パンの上にハムとか乗せて焼いたら美味しいかもしれない。

パンコーナーの横にはコーンスープとコーンフレークが置いてありました。

最後にドリンクバー。アルコールは飲めませんが、ソフトドリンクは朝も飲み放題です。

バイキング会場から持ってきた料理たち。あんまり食べたい!というものが無くてマスを埋めるために色々持ってきたような感じになってしまいました。もう何度も来てることもあって飽きてきた感じも否めません。

オクラとなめ茸、きんぴらごぼうを乗せたのっけ丼。朝食で一番美味しいと思うのがこれっていうのも何とも言えませんが、2食付きで8,500円の宿であれこれ言っても仕方ない。ごちそうさまでした。

帰りは駅まで送迎してくれるのでらくらく

帰りは9時45分と11時に宿から送迎を行ってくれます。春や秋なら散歩していくのも良いのですが、夏場は送迎してくれるだけでかなり疲れが抑えられます。お世話になりました。

あんまり温泉感を感じられないのが残念

飯坂温泉自体が高温の源泉ではあるものの、弱アルカリ性の単純温泉ということであんまり温泉の成分は強く無い温泉地です。飯坂温泉には源泉かけ流しで高温の温泉を楽しめる場所もあり、そこでは特色を存分に味わえます。しかし伊東園ホテルズだと適温にしがちなこともあって特色も薄れてしまっていたのが残念でした。

新潟県産コシヒカリが美味しい!大湯温泉にある伊東園ホテルズの宿「ホテル湯元」宿泊記
伊東園ホテルズでも新潟県産のコシヒカリは美味しいです。

同じ伊東園でも、新潟県にあるホテル湯元では源泉かけ流し(じゃないときもあるけど)で熱い温泉を楽しめることを考えると、ちょっと残念かなと。近場ならまだしも飯坂温泉まできてまた泊まりたいかと言われるとちょっと微妙かもしれない、そんな宿でした。

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