嬉野温泉に泊まることになって見つけたのが「一休荘」という旅館。値段も手ごろで天然温泉と美味しい食事が楽しめるということで宿泊。
夕食には佐賀産の牛肉に朝食は嬉野温泉の温泉ゆどうふが楽しめるなど、豪華なホテルではないですが、静かに過ごせる温泉旅館です。宿泊時の旅行記は以下からどうぞ。
嬉野温泉の中心部にある温泉旅館「一休荘」に宿泊
嬉野温泉のバスターミナル前にある温泉旅館「一休荘」が本日の宿泊先。嬉野温泉の中でもリーズナブルに宿泊できる宿で、一番料理が良いプランでも1泊1万3千円ほどでした。
入口。落ち着いた雰囲気で好きです。
ガラガラ……と開けると宿のスタッフが出てきました。宿帳を書いて嬉野温泉へGO!GO!の申請書を渡して記載してもらいます。書いてもらわないと助成金もらえないので忘れないようにと。
トイレ付きの和室に宿泊
お部屋。7.5畳ほどの広さで、ゆったり過ごせる座り心地の良い椅子も。
エアコンも完備されているので、夏でも冬でも快適に過ごすことができます。
テレビと冷蔵庫、ファンヒーターがあります。こういう宿だと冷蔵庫が無いことも多いので、部屋に備え付けられているのは嬉しい。
棚を開けると浴衣や電源の延長タップがありました。
浴衣が入っているかごには、バスタオルとフェイスタオル。フェイスタオルは使う用とお土産用なのかな?
お茶は名産の嬉野茶が提供されています。独特な丸い形の茶葉が特徴です。
さっそく淹れてみました。ちょっと色が薄めかな?と思ったんですが、味と香りはしっかり感じられます。あんまり苦みや渋みが強くない飲みやすいお茶でした。
お茶請けのお菓子は九州らしい黒棒。これ美味しくて好きなんですよね。
窓を開けると一休荘の看板。目の前にはバスターミナルもあるので、バスに乗ってきても来やすそうな立地です。
洗面所とトイレ。この旅館では共用となる部屋と備え付けの部屋の2種類があるので、部屋にトイレが無いと困るという人は予約時にチェックしておきましょう。
館内には無料で読めるマンガなども
館内の散策。まずは共用のトイレと洗面台です。
洗濯機が置いてあるけど、これ宿泊者が使えるのか従業員専用なのかどっちなんだろう。また、ごみ箱は部屋にも置いてありましたが共用スペースにも設置。
たくさんのマンガが並んでいて、暇な時間にマンガを読んで過ごすこともできます。
通路には壁掛け時計もあってレトロな雰囲気。綺麗なホテルも良いけど、こういう旅館って心が落ち着きます。
温泉は貸切でゆっくり入れる
一休荘のお風呂は天然温泉。美肌の湯とも呼ばれるとろみを感じるアルカリ性の温泉に入ることができます。タイル風呂と岩風呂があり、鍵を閉めて貸し切りで入るスタイル。そのため家族全員で同じお風呂に入るなんてこともできます。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性 弱アルカリ 高温泉)。弱アルカリ性なので、お肌にも優しく刺激の低い温泉です。なお源泉温度が高いことから加水はしているようですが、蛇口から源泉が出せるのでほぼかけ流しという感じでした。
こちらがタイル風呂。ちょっと狭めな銭湯のお風呂という雰囲気です。湯船についているのは源泉の蛇口。
そしてこちらが岩風呂。温泉という雰囲気はこちらの方が味わえるんじゃないでしょうか。お湯の温度は源泉を入れるなりして調整可能。でもあんまり水で埋めると温泉成分が薄くなるので控えたいところ。良いお湯でした。
佐賀牛の焼肉も楽しめるボリュームたっぷりな夕食
お待ちかねの夕食の時間。夕食は部屋食で頂くことができるので、周囲の目を気にせずにゆったりとマイペースで食べることができます。やっぱり部屋食の方が落ち着いて食べられるのが嬉しいですよね。
ラインナップはお刺身に野菜の煮物、カレイの煮付けや和え物に酢の物など品数豊富。そして美味しそうなお肉もあります。
別のお盆にはごはんとお吸い物、デザートとして柿とイチゴ、みかんが用意されていました。ご飯はおひつにたっぷり入ってて食べきれるかな(食べきらなくちゃならないわけではないのだけど)。
美味しそうなお肉は地元佐賀県産の牛肉。どうやって食べるのかというと……。
こんな感じにその場でバターと共に焼いていただきます。油が跳ねそうなので、並べて蓋をして蒸し焼きにして食べることにしました。
焼けたお肉をタレか藻塩に付けてご飯の上に。1枚で1杯食べきっちゃいそうな美味しさです。あまり油もしつこくないのも食べやすい。
お刺身は白身魚中心に三点盛り。新鮮でおいしいお刺身です。
さつま揚げや野菜の煮物。にんじんもやわらかいし、味もしっかりしみ込んでいて理想的な煮物でした。こんな感じのを作りたいと思うんだけど、いつも味染みが微妙になってしまう。ご飯も全部食べきってごちそうさまでした。お腹いっぱいです。
朝食では名物の「温泉ゆどうふ」が食べられる
昨晩食べ過ぎちゃったけど、一晩寝れば少しはお腹が空くもの。朝食を食べてきました。ハムエッグといった洋食メニューもありますが、全体的には和定食という雰囲気です。
朝食のメインは嬉野温泉名物の「温泉ゆどうふ」です。グツグツ煮込んでお湯が白濁したら食べごろらしい。
薬味を付けていただきます。あつあつふわとろな湯豆腐に薬味が合わさっていくらでも食べられそうな美味しさです。普通に湯豆腐を作ってもこうはならないので、温泉で茹でることでふわふわとろける湯豆腐ができるんでしょうね。
ハムエッグ。たまごを生で食べても良いし、目玉焼きにしても良いらしい。でもハムと焼き皿がスタンバイされている状況なので、ここは目玉焼きを作って食べるのがセオリーでしょうね。半熟の目玉焼きを楽しめます。
食後はコーヒーとチョコレートでほっと一息。ごちそうさまでした。
温泉に食事と嬉野温泉を満喫できる旅館
必要なものは揃った客室に、他人の目を気にせず入れる温泉。夕食は部屋食でマイペースにのんびり、朝食には嬉野温泉名物である「温泉湯豆腐」を楽しめるなど、食事も温泉も満喫できる旅館でした。
大きなホテルも良いけれど、人情味あふれる小さな宿というのがやはり好き。嬉野温泉に泊まろうと考えている人はぜひ候補に入れてみてください。
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