塩狩ヒュッテの宿泊記-静かな森の中にある野菜が美味しいユースホステル 塩狩駅からすぐの場所にある宿

宿泊記
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稚内から新千歳空港方面に向かう旅行にて真ん中あたりに泊まりたい……!と思って探して見つけたのが塩狩ヒュッテ。宗谷本線の塩狩駅からもほど近い宿で、静かな森の中でゆっくりと、そして宗谷本線の列車も楽しむことができるユースホステルです。

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鉄路も消え、バス路線も消えていく悲しい天北線です。

宿泊したときには廃線となった天北線を見て回っていました。いつの日か「稚内に列車で行けるころがあったんだ」になってしまうようなこともあるのかな……。

塩狩駅の隣にある「塩狩ヒュッテ」に宿泊

本日の宿は旭川からちょっと上、和寒町の塩狩峠にある「塩狩ヒュッテ」というユースホステルです。静かな雰囲気が良さそうだなと思って宿泊先に決めました。

2段ベッドで好きな位置で寝られるお部屋

お部屋はこんな感じ。部屋によっても異なるようですが、今回は2段ベッドの部屋でした。兄弟とか居ないのでこういうベッドって新鮮ですね。上段は窓から外を眺めながら、下段は静かに眠ることができます。

部屋にはエアコンの設置もある他、空気清浄機なども設置。こういうユースホステルにしては部屋もきれいだし、設備も整っていて過ごしやすい空間に感じました。なおトイレやバス、冷蔵庫は共用設備となっています。

共用設備のバスはこんな感じ。一般的な家庭のお風呂という感じでしたが、お湯がすぐに出てきてくれたのは嬉しかった。冬場とかは早く出ないと凍えちゃいますからね。

野菜ソムリエのオーナーが作る野菜メインの夕食

ここのオーナーは野菜ソムリエの資格を持っており、夕食で出される料理も野菜がメインのカラフルな見た目。とっても美味しそうです。

丸いプレートにはステーキに茄子、オクラやトマトを乗せた豆腐、サラダととうきび。オーブンで焼いたと思われるプレートには、ベーコンの他にパプリカやズッキーニが乗っていました。どれも味が濃すぎるとかも無くて野菜の美味しさもたっぷり感じられます。

そしてご飯は北海道産のゆめぴりか。ごはんだけでも1杯食べられちゃうので食べ過ぎには注意です。ごちそうさまでした。

宿の近くにある宗谷本線の塩狩駅

ここ塩狩峠はノンフィクション小説「塩狩峠」の舞台にもなった場所。明治42年に連結が外れて暴走した客車を止めるために当時鉄道員だった長野政雄さんが自らの体を犠牲にして止めたという悲しい事故があった場所でした。

そんな舞台にもなった塩狩駅。利用客が実質的に塩狩ヒュッテに来るお客さんくらいしかいない現状なこともあり、2021年から和寒町の負担による維持管理へと変わっています。

駅の維持費は年間200万円以上。以前は塩狩温泉に来る旅客で賑わったこともあるようですが、今となっては1日1名が使うか否かという状況です。現在はふるさと納税などでも維持費を確保しているようなので、気になる人は和寒町のホームページから各サイトに行ってみてください。

……っとやってきたのは旭川行きの普通列車。旭川からも近いし、次回は鉄路で来て見たいですね。

駅を探索して宿へ帰還。来た時よりも暗くなり星空も楽しめました。

翌朝は旭川から出る稚内行きをお見送り

早朝に起きて塩狩駅へ。鳥の鳴き声を聞きながら7時前という時間に塩狩駅にやってきたのはとある列車を見送るため。

やってきたのはキハ54系。この列車は1日1本だけ運行されている、旭川発稚内行きの普通列車。朝6時に旭川を出発して12時過ぎに稚内へと到着する長距離&長時間運行の列車です。

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この列車には2021年3月に乗車。当時は雪が降る極寒の季節でしたね。旭川で乗っていた人のほとんどが稚内まで乗車していた記憶です。

塩狩駅では旭川行きの列車と待ち合わせ。朝ということもあってこの区間としては長めの3両編成での運行となっていました。

稚内行きの列車と旭川行きの列車が塩狩駅ですれ違って良い雰囲気です。

塩狩温泉の跡地を見に行ってきた

今回宿泊している塩狩ヒュッテは2013年に開業した比較的新しいユースホステルですが、ここには以前温泉ホテルとユースホステルが別にありました。

塩狩温泉という温泉だったようですが、廃業して老朽化していたこともあって建物は既に解体済み。今では温泉があったという立て看板のみが残され、当時の面影は残っていません。

周囲にはいくつかの池がありますが、そのうちの1つには小さな橋が掛けられていました。これは当時の唯一の遺構かもしれません。

野菜が多めでシンプルな朝食

列車と塩狩温泉跡を見てきたら朝食の時間。夕食と同じく1階の食堂でいただきます。

食堂からはこの距離感で列車を見ることができます。部屋に居ても通ると大きな音が鳴り響くので、私としては天国のような空間です。

朝食は魚や卵の他、野菜とスイカなどの乗ったプレートと納豆。朝食らしいシンプルなメニューでした。やっぱりご飯が美味しいから箸が進みます。ごちそうさまでした。

朝食を終えたらひと休憩(というかパソコンに向かってブログの執筆だけど)をしてから出発。お世話になりました。

列車旅でも車でも訪れやすい、ゆったり過ごせるユースホステル

旭川駅からほど近い(?)塩狩駅最寄りの宿。宗谷本線の本数は少ないのですが、名寄までであれば比較的本数も有るので、列車旅で旭川よりも静かな場所で……!という時にはちょうどいい位置にある宿だと思います。

食事も優しい野菜中心のメニューでお米も美味しいゆめぴりか。綺麗なホテルも良いけども、こういう落ち着いたユースホステルに泊まるというのも北海道旅行の楽しみの一つに宿泊してみては。

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