おはようございます。旅行中って1日が長く感じるのですが、いつの間にか旅行最終日。帰りたくないよ~!!!と感じてしまう最終日ですが、仕事もあるので帰らないとなりません。
今日は和寒町から美瑛を経由して新千歳空港へと戻っていきます。レンタカーの返却時間は17時なので、間に合うように時間調整しながら戻っていきたいと思います。
旭川から出る稚内行きをお見送り
早朝に起きて塩狩駅へ。7時前という時間に塩狩駅にやってきたのはとある列車を見送るため。
やってきたのはキハ54系。この列車は1日1本だけ運行されている、旭川発稚内行きの普通列車。朝6時に旭川を出発して12時過ぎに稚内へと到着する長距離&長時間運行の列車です。
この列車には2021年3月に乗車。当時は雪が降る極寒の季節でしたね。旭川で乗っていた人のほとんどが稚内まで乗車していた記憶です。
塩狩駅では旭川行きの列車と待ち合わせ。朝ということもあってこの区間としては長めの3両編成での運行となっていました。
稚内行きの列車と旭川行きの列車が塩狩駅ですれ違って良い雰囲気です。
塩狩温泉の跡地を見に行ってきた
今回宿泊している塩狩ヒュッテは2013年に開業した比較的新しいユースホステルですが、ここには以前温泉ホテルとユースホステルが別にありました。
塩狩温泉という温泉だったようですが、廃業して老朽化していたこともあって建物は既に解体済み。今では温泉があったという立て看板のみが残され、当時の面影は残っていません。
周囲にはいくつかの池がありますが、そのうちの1つには小さな橋が掛けられていました。これは当時の唯一の遺構かもしれません。
野菜が多めでシンプルな朝食
列車と塩狩温泉跡を見てきたら朝食の時間。夕食と同じく1階の食堂でいただきます。
食堂からはこの距離感で列車を見ることができます。部屋に居ても通ると大きな音が鳴り響くので、私としては天国のような空間です。
朝食は魚や卵の他、野菜とスイカなどの乗ったプレートと納豆。朝食らしいシンプルなメニューでした。やっぱりご飯が美味しいから箸が進みます。ごちそうさまでした。
朝食を終えたらひと休憩(というかパソコンに向かってブログの執筆だけど)をしてから出発。お世話になりました。
宿の入口には塩狩駅を残そうというパンフレットが置いてあります。ちょっとでも助けになれば?と塩狩駅のグッズを購入。ストラップだと付けやすいですよね。
美瑛に向かって車を走らせる
今日の目的地は美瑛。あんまりゆったり観光する時間は無さそうですが、前回は徒歩で今回は車なので、遠くにある青い池とかも見てきたいと考えています。
まず車を走らせてやってきたのは西聖和駅。前回来た時に下車して歩き出した駅でもあります。以前は周囲が雪に埋もれていたので、同じ場所でも随分と雰囲気が違います。
前回歩いたルートを巡りつつ、少し横道にそれてみると美瑛らしい丘が一望できました。今は農作物の収穫時期ということで、緑色の部分と茶色の部分というコントラストを楽しむこともできます。
ふと地面を見るとじゃがいも。おそらく収穫したのが落ちてしまったのでしょう……。
セブンスターに使われたから「セブンスターの木」
最初にやってきたのはセブンスターの木。タバコの「セブンスター」のパッケージに使用された木だからそういう名前が付きました。有名な気ではありますが、ただの木と言えば木。
こちらが2021年3月に来た時の写真。同じ場所でも夏と冬では大きく雰囲気が違います。
この辺りは「パッチワークの路」とも呼ばれており、個人的にはこの木が並んだ光景の方が美瑛っぽいなと感じます。そういえば観光客も多く来ていたのですが、日本人よりも韓国人の方が多かったような……。
新旧あるマイルドセブンの丘
続いてやってきたのはマイルドセブンの木。美瑛にはマイルドセブンで使用されたということで2つのマイルドセブンを何に持つ場所がありますが、有名なのは木が並んでいる方でしょうか。
この木もマイルドセブンの木と呼ばれており、マイルドセブンのパッケージに使用されたことがあります。今となってはマイルドセブンというブランド自体がメビウスとなって無くなってしまいましたけどね。
マイルドセブンの木から少し先に行った場所にあるのが、マイルドセブンの丘。こっちのほうが写真などでもシルエットとなって有名な場所だと思います。しかし木の本数が少なくなってしまったこともあり、以前よりも雰囲気は失われてしまったのだとか。
これは前回訪問時の写真。行って思ったんですが、雪の中から木がちらほら生えているという光景の方が幻想的な雰囲気に感じます。
スカイラインのCMで使われた「ケンとメリーの木」
ポツンと佇む大きなポプラの木。この木は日産のスカイラインのCMで使用された木で、当時のCMに出ていた人の名前を取って「ケンとメリーの木」と名付けられています。
木自体は1923年に植えられたもので、ちょうど2023年で100歳にもなる木です。ポプラの寿命は100年ほどと言われているので、いつ廃木になってしまうかわからないという状態。強風などで倒れてしまわないことを祈ります。
そんなケンとメリーの木を横目に見ると、広々とした丘の景色が広がり、大きく深呼吸したくなりますね。
駐車料金500円も取られる青い池
お次は美瑛の端の方にある青い池。湖面が青いことから幻想的……!として有名な場所なので向かってみることに。
広々とした駐車場があるのですが、1回500円もする。1人で来るとちょっと痛い額です。
こちらがその青い池。なんだか木々が枯れているのを見ると、神秘的ではあるけど「死の池」というような雰囲気も感じられる場所です。
ちなみに青く見えるのは上流の温泉成分と川の水が合わさってコロイド状が発生しているからとか。良くわからないけど。
青い池の源流となる白ひげの滝
先程の青い池は池だけが青いのではなく、上流から流れてきた川が貯まった場所。ということで青い水が生み出されている白ひげの滝へとやってきました。
こちらは駐車場も無料で見学も無料なので、単に青い水を観たいのならこちらにくれば費用はかかりません。というか青い池は混み過ぎなので、こっちのがゆったり見られます。
滝の反対側を眺めると、コバルトブルーの水が下流に向かって流れていく光景を見ることができます。これってどこかで川岸には降りられないんですかね?
逆を見ると遠くに山々を見ることができます。この景色も季節によって違う顔を見せてくれそうです。
熱いお湯が楽しめる白金温泉
白ひげの湯を見たら、せっかく温泉地だからと温泉に入ってくることに。いろいろ日帰り温泉施設はありますが、美瑛町が運営している保養センターなら300円で入れるということでやってきました。
やってるのか心配な雰囲気でしたが、問題なくやっているようです。ちょっと入りにくい雰囲気かも。
館内は休憩所などもありますが、温泉は共同浴場という雰囲気。タオルや石鹸などはないため、必要ならば持参しましょう。